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成猫期の猫の食事|1~6才成猫向けキャットフード

2018-05-14

猫ねこさん

成猫期の猫の食事|1~6才成猫向けキャットフード

猫ねこさん
子猫用フードは高カロリーのものが多いので、おとなになってもそのまま食べ続けてると太りやすくなるんですねぇ。なので1歳くらいを目安に成猫用フードに切り替えを。切り替えるときは徐々に進めていくのがポイントですよぉ。
猫ねこ部編集室 ディレクター 木原優子
【監修】ペットフード販売士
猫ねこ部編集室 ディレクター

木原優子

猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。

生後1年を過ぎたら、猫の世界ではもう立派なおとな。成長もゆるやかになり体格も安定してきます。

そこで気になるのが食事のこと。

「成猫になったらフードは変えなきゃダメ?」
「食事の回数や量は?」
「どんなフード選べばいいの?」

などなど、今回はこれら成猫の食事に関する疑問を大解剖。成猫用フードの選び方やおすすめフードをはじめ、成猫用フードに切り替える時期、1日の給餌量と回数の目安などについても詳しく説明します。

成猫用キャットフードに切り替える時期は?

猫の成長は大きく分けると以下の3つの時期に分けられます。(一部大型種は除く)

  • 子猫期・・・~1歳
  • 成猫期・・・1歳~6歳
  • 高齢猫期・・・7歳以上

成猫用キャットフードへの切り替えを検討するのは、生後10か月くらいから。切り替える際は、子猫用に少しずつ成猫用を混ぜ、成猫用の割合を徐々に増やしていくのがポイントです。徐々に慣らしていき、1歳を目安に成猫用に完全切り替えできるよう準備を進めていきましょう。

ただし、猫の種類によっては成長の速さが違うため、必ずしも1歳を目安に切り替えなければならないわけではありません。例えば、メインク―ンやラグドールなどの大型種は成長が遅く、2~3歳くらいまで成長を続けます。このような猫の場合は、「体重の増えがゆるやかになった」「運動量が減った」などを目安に、成猫用に切り替えるようにしましょう。

生後1歳までの子猫期は、成猫期の3倍のエネルギーや栄養が必要です。それに比べ、1歳~6歳の成猫期はそれほど多くのエネルギーを必要としません。

高カロリーで栄養価の高い子猫用キャットフードを成猫にあげ続けると、肥満になる可能性もありますので、適切な時期に年齢にあったフードへ切り替えることが大切です。

成猫用キャットフード選び方3つのポイント

では、成猫用キャットフード選びのポイントについて見ていきましょう。

子猫用や高齢猫用と違い、成猫用だけに特化したポイントはないのですが、猫の健康を考えるのであれば以下のようなキャットフードを選ぶことをおすすめします。

  • 栄養バランスが良いものを選ぶ
  • 動物性たんぱく質がメインかつ良質な素材を使用しているものを選ぶ
  • 無添加もしくは天然由来の添加物配合のものを選ぶ

栄養バランスが良いものを選ぶ

まず確認したいのがフードの栄養バランスです。キャットフードのパッケージには以下のような成分表が記載されています。

ここで注目したいのが猫の健康維持に欠かせない栄養素「たんぱく質」と「脂質」です。たんぱく質は26%以上、脂質は9%以上をクリアしているものを選びましょう。

この基準は、AAFCO(米国飼料検査官協会)で定められているもので、「栄養バランス的に安心して与えることができる最低基準」とされています。

また、猫の健康に悪影響を及ぼすとも言われている炭水化物量に関しても注意が必要です。含有量が40%を超えないものを選びましょう。

40%以上の炭水化物は、消化機能の低下(下痢、嘔吐、鼓腸等)や高血糖を引き起こすと報告(Meyer&Kienzle1991)されています。

引用:猫のための最適な食餌/三鷹獣医科グループ

動物性たんぱく質が豊富かつ良質な素材を使用しているものを選ぶ

猫は元々肉食動物のため、肉や魚などの動物性たんぱくが大切なエネルギー源となります。

猫にとって必要な栄養素をバランスよくとるためには、原材料に肉や魚などを多く使用しているキャットフードを選ぶことが大切です。キャットフードのパッケージには、原材料が内容量の多い順にすべて記載されているため、肉や魚などが最初に記載されているものを選びましょう。

また、重要なのは肉や魚などの動物性食材が主原料であり、それが「良質な」たんぱく質であることです。

肉副産物・家禽ミール・ミートミールには粗悪な材料が入っている可能性がゼロではないため、なるべく肉や魚がどういったものか明記されている(鶏肉、サーモン、チキンミールなど)フードを選びましょう。

無添加もしくは天然由来の添加物配合のものを選ぶ

キャットフードにはさまざまな添加物が含まれており、なかには猫の体によくないものもあります。人工的に作られたBHA・BHTなどの酸化防止剤や着色料は、発がん性などの危険性が指摘されています。

もちろん、毎日食べ続けても健康に影響のない量で基準値が設定されてはいますが、なるべく無添加のもの、もしくは天然由来の添加物が使われているキャットフードを選んだ方が安心です。

猫ねこさん
あんなに小さかったクロベエくんがもうおとなになるなんて感慨深いですよぉ。成猫用フードも子猫用と同じく、お肉やお魚メインのものを選んでくださいねぇ。
穀物も多くは必要ないんでしたよねっ。添加物がもりだくさんのフードだけは避けたいですっ!
クロベエ

成猫用おすすめキャットフード

ファインペッツ

  • 原材料の85%に良質な肉類を使用
  • 原材料は人間が食べることができるレベルの原材料だけ
  • 初回購入1,100円!1.5kgをお試し価格で購入できる
価格3,772円(税込)/1.5kg(1kgあたり約2,515円初回購入1,100円(税込)
原産国オランダ
第一原料アヒル肉
主な成分たんぱく質:32.00%以上 脂質:21.00%以上 粗繊維:5.00%以下 420kcal/100g

原材料の85%に良質な肉類を使ったプレミアムフード。フランス産アヒル肉とオランダ産ニシンなど栄養価の高い原材料を使っているので、成長期の子猫にも◎。

原材料は「人間が食べることができるレベル」のものだけという徹底ぶりにも注目。遺伝子組み換え作物、放射性物質汚染作物、重金属類や残留農薬の入った素材、肉類の副産物、化学添加物など、不安材料となるものは一切使っていません。

さらに、1.5kgのフードを初回1,100円(税込)で購入できるので、「食べてくれるか不安…」という場合でも気軽にお試しできますよ。

ジャガー

ジャガー

  • 人間でも食べられる安心素材を使用!肉と魚の豊富な栄養が取れる
  • 動物性たんぱく質80%以上!グレインフリーで猫の体に優しい
  • レバー、タウリン、ベリー系など品質の良い多岐にわたる素材
価格4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円
原産国イギリス
第一原料肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉)
主な成分たんぱく質:37%以上 脂質:14.88%以上 粗繊維:5.25%以下 エネルギー:387.5kcal/100g

原材料の約80%に上質な肉と魚を使った高たんぱくフード。肉と魚両方の栄養が摂れるので栄養バランスも◎そのぶん価格が高いのが難点ですが、素材・栄養バランスともに猫の食性にあった理想的フードと言えます。

穀物不使用なので、少量でもエネルギーに変えやすいのが嬉しいポイント。食レポでも愛猫2匹ともに凄い食いつきっぷり!フードを残しがちだった子がガツガツと食べてくれる姿に、飼い主としても嬉しさを感じるフードでした。

カナガンキャットフードチキン

  • 正真正銘のグレインフリー!豆類不使用で大豆アレルギーの猫でも安心
  • 肉類だけで原材料の60%以上!高たんぱくで消化しやすい
  • 全体的な成分バランスが良く子猫に必要な栄養素がしっかりとれる
価格4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円)
原産国イギリス
第一原料乾燥チキン
主な成分たんぱく質:34%以上 脂質:16.7%以上 粗繊維:3.25%以下 405kcal/100g

本来穀物を多く必要としない猫の食性にあわせて作られた、イギリス産プレミアムフード。原材料の60%以上に動物性食材を使った高たんぱく・高脂質・低炭水化物フードなので、猫の食性にもあっています。

また、他のグレインフリーにない特徴として豆類も一切不使用。動物性たんぱく質が多く含まれているぶん、少量でも猫の体にしっかり吸収されやすくなります。喉を鳴らしながら食べてくれた食レポの様子も、是非ご覧ください。

カナガンキャットフードサーモン

  • 正真正銘のグレインフリー!豆類も一切不使用で大豆アレルギーの猫でも安心
  • 消化の良い生サーモン、乾燥サーモンなど魚が原材料の60%以上
  • 子猫からシニア猫まで全年齢の猫に対応
価格4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円)
原産国イギリス
第一原料生サーモン
主な成分たんぱく質:34%以上 脂質:14.8%以上 粗繊維:3.25%以下 398kcal/100g

魚類だけで60%以上、豆類も完全不使用のイギリス産プレミアムフード。脂質は14.8%と適度に含まれているので、猫の過食も防ぎます。高タンパクながら炭水化物を抑えたレシピは、体重増加の気になる猫にも嬉しいですね。

食レポでは、普段あまり新しいフードに興味を示さない子が、長い間美味しそうに食べてくれました!魚が好きな子には特におすすめのフードです!

モグニャン

モグニャン

  • 高たんぱく低脂肪で安全性の高い白身魚をふんだんに使用
  • グレインフリーで猫の体に優しい
  • 子猫からシニア猫まで全年齢の猫に対応
価格4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円
原産国イギリス
第一原料白身魚
主な成分たんぱく質:30.00% 脂質:13.00%以上 粗繊維: 3.50%以下 379kcal / 100g

お魚をふんだんに使ったレシピで人気のイギリス産プレミアムフード。高タンパク低脂肪な白身魚が主原料なので、体重増加が気になる猫にも◎。食物繊維が多く腹持ちの良いサツマイモを使っているのも嬉しい工夫です。

食レポでは、お魚好きの子はもちろん、普段はお肉派の子もとても喜んで食べてくれました!体に優しそうなふんわりと甘い香りが猫の食欲をそそるのかもしれませんね。

ピュリナワン  インドア1歳以上 ターキー&チキン

  • 1kg約870円のお手頃価格なお肉メインフード
  • 主原料に新鮮なターキーを使用
  • チキンミールやフィッシュミール配合でDHAやEPAもしっかり摂れる
価格1,915円(税込)/2.2kg(1kgあたり約870円)
原産国アメリカ
第一原料ターキー
主な成分たんぱく質:40.00% 脂質:13.00%以上 粗繊維:6.00%以下 360kcal / 100g

ご紹介するフードのなかでは断トツのお手頃価格。1kgあたり約870円と低価格ながら新鮮なターキーやチキンミール、フィッシュミールなど動物性食材をたっぷり配合。質よし値段よしなフードを探している人におすすめです。

2.2kgの1ヶ月分フードがワンコインでお試しできるキャンペーンも人気の秘密。しっかり食いつきを確かめてから買えるのは嬉しいですよね。食レポでは、実際の猫さまの食いつきっぷりもご覧頂けますよ!

子猫用キャットフードとの違い

子猫用キャットフードと成猫用キャットフードの違いはカロリーとたんぱく質の量です。

子猫の成長は1歳くらいまで続く(大型種を除く)ため、この時期に体をつくる栄養素「たんぱく質」をたくさんとらなければなりません。そのため、子猫用のキャットフードは成猫用フードに比べたんぱく質が豊富に含まれ、カロリーも高めに作られています。

1日の給餌量と回数の目安

成猫になると、子猫のときよりも必要なエネルギー量が減り、1回に食べられる量も増えるため食事回数が減ります。

成猫の食事回数の目安は1日2~3回ですが、猫の食べ方や体重の変化を見ながら調整してあげると良いでしょう。

以下の表は、成猫に与える1日の給餌量の目安です。あくまで平均的な目安ですので、活動量、食欲なども見ながら調整しましょう。

体重1日の給餌量
~2.5kg~37g
2.5~3.5kg37~48g
3.5~5kg48~63g
5~6.5kg63~76g
6.5~8kg76~89g
8~10kg89~105g

※100gあたり374kcalのキャットフードの場合
※1日あたりのエネルギー要求量(DER)÷フード1gあたりのカロリーで1日の給与量を計算

猫に必要な摂取カロリーは条件によって異なる

成猫に必要な1日のカロリーは猫の年齢や体重、体の状態、飼育環境などによって大きく違うため、一概に体重が○kgだから○kcal必要とは言えません。しかし、1日の給餌量の目安がないと猫にとって必要な栄養が不足してしまう恐れもあるため、各メーカーがフードごとに給餌量の目安を設定しています。

シニア猫用キャットフードに切り替える時期は?

猫が老齢期に入るのは7歳頃からと言われています。シニア猫用キャットフードへの切り替えは7歳くらいを目安に徐々に進めていくと良いでしょう。

シニア猫に成猫用キャットフードを与えても問題はありませんが、年齢にあわせてフードを選んだ方がより健康を維持できるでしょう。

年齢とともに猫の運動量や基礎代謝量は落ち、必要とするカロリー量も少なくなります。そのため、シニア猫用のキャットフードは、成猫用フードよりもカロリーが少なめに作られています。また、シニア猫に必要な栄養素を強化し、衰えてきた消化機能をサポートするなど、シニア猫が健康を保つためのさまざまな工夫が凝らされています。

猫ねこさん
ワタクシも気づけばシニア世代、、、そろそろフードも変えなきゃいけませんねぇ。もともとそんなに運動しない方ですけど、最近はとくにゴロゴロと、、、ンフフ。
えぇっ!先輩がシニア、、、信じられないです。でも、年齢とともに食べる量も変わってきますもんね。ぼくも少食になる日がくるのかなぁ。
クロベエ

まとめ

体格が安定してくる成猫期。運動不足になるといつのまにか体重が増えてしまうこともしばしば…。肥満はさまざまな病気のもととなりますので、定期的に体重を測り、理想体重を維持するよう食事管理をしてあげてくださいね。

  • 1歳を目安に子猫用キャットフードから成猫用キャットフードへ切り替える
  • 切り替えの際は子猫用に少しずつ成猫用を混ぜ徐々に成猫用を増やす
  • 成長速度の遅い猫は体重や運動量の変化を目安に切り替える
  • 成猫に子猫用キャットフードをあげ続けると肥満になる可能性がある
  • 動物性たんぱくが豊富なキャットフードを選ぶ
  • グレインフリー、穀物量が少ないキャットフードを選ぶ
  • 無添加のものが安心
  • 成猫の食事回数は1日2~3回が目安
  • 成猫の1日の給餌量は各フードに記載の目安を参考に猫にあわせて調整する
  • 7歳を目安に成猫用キャットフードからシニア猫用キャットフードに切り替える

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猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。