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猫の自動給餌器おすすめ10選【獣医師が選び方のポイントを解説】

2020-07-01

猫ねこさん

猫の自動給餌器おすすめ10選【獣医師が教える選び方のポイント解説付】

猫ねこさん
自動給餌器ってとっても便利なアイテムですけど、種類も価格もさまざま。何を選べばいいのか分からない・・・という方のために選び方のコツを解説しますよぉ。

飼い主さんが外出している時でも猫にごはんを与えられる自動給餌器。

でも、自動給餌器とひとくちにいっても、種類がありすぎてどう選べば良いか分からないという飼い主さんもきっと多いはず…!

そこで今回は、獣医師・平松育子先生監修のもと、猫用自動給餌器の選び方4つのポイントとおすすめモデルをご紹介します。

イチオシはカリカリマシーンSP!出先でもアプリで操作できるから安心ですっ!
クロベエ

猫用自動給餌器とは

自動給餌器

出典:Amazon

飼い主さんが留守中や旅行のときでも、猫にごはんをあげられる便利アイテム「自動給餌器」。

あらかじめセットしておけば、決まった時間にごはんを食べさせることができるので、仕事などで留守がちな方には特に重宝する猫グッズです。

災害時に役立つ

とはいえ、「うちはそこまで留守にする時間も長くないし、わざわざ買う必要はないかも・・・」と思う飼い主さんもいるかもしれません。

こちらは、猫ねこ部のTwitterユーザーさんを対象にした自動給餌器のアンケート結果です。

<対象期間:2020年6月23日~28日 対象人数:119人>

自動給餌器アンケートグラフ

現在使っている14人(11.8%)
買ったけど使っていない19人(16%)
今後買いたいと思っている32人(26.9%)
買う予定はない54人(45.4%)

「今後買いたいと思っている」と関心を持っている方が全体の約4分の1でしたが、「今後買う予定はない」と答えた人が全体の約半数を占める結果となりました。

しかし自然災害の続く昨今、いつ大地震がやってくるとも分かりません。もし、外出先で被災した場合、公共交通機関が止まり数日家に帰れなくなってしまう可能性もあります。

現時点では必要性を感じていない方も多いかもしれませんが、自動給餌器を普段から使っておけば、そんな災害時にも役立ちます。

関連記事:今すぐにできる「住まいの備え」~災害時に大切な猫を守るために~

外泊時にも便利

また、普段飼い主さんが家にいるというお家でも、自動給餌器があれば旅行や帰省などの外泊時に重宝します。

ペットホテルに預ける方法もありますが、環境の変化に敏感な猫は、ストレスを感じ体調を崩してしまうことも少なくありません。

自動給餌器のなかにはお家にいる猫の様子を外出先から確認できるカメラ付きのものもありますので、そういったモデルを選べば飼い主さんも安心でしょう。

猫ねこさん
機械でごはんをあげるってことに抵抗がある人もいるかもしれませんが、普段から使っていると緊急時にも役立つんですねぇ。
台風とか地震とか多いですもんねっ。ごはんがなかったら僕生きてけませんっ><
クロベエ

猫用おすすめ自動給餌器

ではさっそく、Amazonや楽天などの通販サイトで人気の猫用自動給餌器をフードストッカータイプ、トレイタイプに分けてご紹介していきます。

選び方のポイントをまず見たい方はこちらをチェックしてみてくださいね!

※価格は購入する時期やショップによって変わる可能性があります。

フードストッカータイプ

カリカリマシーンSP

カリカリマシーンSP

  • メインの操作はスマホアプリから
  • 食べている様子が確認できるカメラ機能付き
  • 外出先でも設定した時間外に手動で給餌可能
  • 大好きな飼い主さんの声でごはんをお知らせ
  • 上蓋開け&転倒対策にロックボタン搭載
価格16,980円(税込)
タイプフードストッカー
対応フードドライフードのみ
本体サイズ高さ38cm x 幅24.5cm x 奥行30cm
重量2.1kg
ストッカー容量4.3L
給餌設定(量/回数)10~100g/0~4回
給電方式AC電源+電池(単一×3)
ストッカーの水洗い
便利機能
タイマー機能、スマホ機能(複数台同時接続可能)、カメラ機能、マイク・スピーカー機能


外出先からでもスマホから簡単に遠隔操作
できる自動給餌器。1つのアカウントでなんとスマホ8台まで共有できるので、家族みんなで猫の食事管理ができます。

カメラ機能付きなので、留守番中の猫の様子をリアルタイムでチェックでき、その場で録画や写真に残すことも可能。

あらかじめタイマーでセットしておけば、1日最大4回給餌可能。さらに設定時間外でもスマホから手動で給餌できます。

マイク・スピーカー機能がついているので、給餌のタイミングで飼い主さんの声を聞かせてあげることも。

外出することが多く出先からでも急遽の給餌をしたい方や、設定はすべてスマホで済ませたい方に特におすすめのモデルです。

カリカリマシーン

カリカリマシーン

  • カリカリマシーンSPのアプリなし版
  • 停電時も安心の2WAY給電タイプ
  • 大好きな飼い主さんの声でごはんをお知らせ
  • 上蓋開け&転倒対策にロックボタン搭載
  • フードがなくなると警告音でお知らせ
価格8,970円(税込)
タイプフードストッカー
対応フードドライフードのみ
本体サイズ高さ38cm x 幅24.5cm x 奥行30cm
重量2.1kg
ストッカー容量4.3L
給餌設定(量/回数)10~100g/0~4回
給電方式AC電源+電池(単一×3)
ストッカーの水洗い
便利機能
タイマー機能、マイク・スピーカー機能


上でご紹介したカリカリマシーンSPのスマホ連携・カメラなし版。SPはメイン操作がスマホですが、こちらはすべて本体からの操作となります。

その他の機能はカリカリマシーンSPと同じで、1日最大4回のタイマー給餌、マイク・スピーカー付きで飼い主さんの声をお届け、ストッカーは取り外して水洗い可能など便利機能は一通り揃っています。

停電時は乾電池給電に切り替わる2WAYタイプなのも同様です。

お値段は約半分なので、なるべくコストを抑えたい方にもぴったり。スマホやWi-fi設定などはちょっと面倒、タイマー給餌ができればそれでOKという方はこちらのモデルがおすすめです。

Dopet 自動給餌器 

dopet

  • 3L大容量で15日連続給餌可能
  • 音声録音機能付き
  • 停電時も安心の2WAY給電タイプ
  • イタズラ防止フタ
  • 餌残り量の異常を感知したら給餌を自動停止
価格4,696円(税込)
タイプフードストッカー
対応フードドライフードのみ
本体サイズ高さ36cm x 幅22cm x 奥行28cm
重量1.5kg
ストッカー容量3L
給餌設定(量/回数)5~200g/1~4回
給電方式AC電源+電池(単一×3)
ストッカーの水洗い不可
便利機能
タイマー機能、マイク・スピーカー機能

1日最大4回まで、毎回5~200gの細かな給餌量設定ができるフードストッカータイプ。約3Lの大容量タンクには約2kgのフードが入るので、長期不在時にも便利なモデルです。

さらに10秒程度のオリジナル音声録音もできるので、給餌のタイミングで聞き慣れた飼い主さんの声もお届けできます。

コンセント・電池どちらも使える2WAYタイプなので、停電時でも安心。

ただし、ストッカーの取り外しができない点には注意。スマホやカメラ機能はいらない、細かい給餌量設定をしたい方におすすめのモデルです。

Iseebiz 自動給餌器 

iseebiz

  • 5L大容量で最大連続20日給餌可能
  • 約10秒の音声録音機能付き
  • 停電時も安心の2WAY給電タイプ
  • 赤外線センサーで給餌量を自動調節
価格6,999円(税込)
タイプフードストッカー
対応フードドライフードのみ
本体サイズ高さ36cm x 幅21cm x 奥行35cm
重量2.74kg
ストッカー容量5L
給餌設定(量/回数)5~195g/1~4回
給電方式AC電源+電池(単一×3)
ストッカーの水洗い
便利機能
タイマー機能、マイク・スピーカー機能

5Lのストッカーで最大20日の連続給餌が可能な大容量スタイリッシュモデル。24時間タイマーで1日最大4回まで、5g単位で細かく給餌量を設定できるのも特徴。

コンセント・乾電池どちらも使えるので、万が一の停電時にも便利です。

約10秒の録音機能付きなので、飼い主さんの声を聞きながら安心のごはんタイム。フードストッカーの丸洗いもOKなので、いつでも新鮮なフードを与えられますよ。

コードの噛みちぎり防止に専用のラインカバーも付属。イタズラ好きの猫にも安心して使えますね。

スマホやカメラ機能はなくてもOK、細かな給餌量設定をしたい方におすすめです。

チャオポリス 自動給餌器 カメラ付き 6L

チャオポリス

  • アプリを使って30パターンの設定可能
  • 大容量の6Lサイズ
  • 停電時も安心の2WAY給電タイプ
  • 動きを検知して自動録画できる機能あり
  • 暗視モード搭載で暗闇でも撮影可能
価格14,780円(税込)
タイプフードストッカー
対応フードドライフードのみ
本体サイズ高さ32cm x 幅21.3cm x 奥行21.3cm
重量1.926kg
ストッカー容量6L
給餌設定(量/回数)10~100g(アプリで曜日・餌の量・時間30パターンの設定が可能)
給電方式AC電源+電池(単一×3)※USBケーブル付属、USB-ACアダプターは別売り
ストッカーの水洗い
便利機能
タイマー機能、カメラ機能(暗視モード)、スマホ機能、マイク・スピーカー機能、動体検知機能

ご紹介するなかで一番の大容量。6Lタイプのスマホ連動カメラ付き自動給餌器です。暗視モード搭載カメラなので、暗闇でもしっかり映像を確認できますよ。

1回の給餌量は10g~100gの範囲で設定可能。アプリを使えば曜日・餌量・時間最大30パターンの設定もできる優れもの。ワンタッチで自動給餌のオンオフ切り替えOKなので、食欲に応じ調整できます。

また、動きを検知して自動録画する機能も搭載。動体検知したときに、スマートフォンに通知がくる設定しておけば、イタズラ防止にも。

電源は2WAYタイプですが、付属しているのはUSBケーブルのみなので、USB-ACアダプターは市販のものを別途用意してくださいね。

カメラ機能を重視したい方、スマホアプリで設定したい方、イタズラ好きの猫ちゃんの動きをアプリでチェックしたい方に特におすすめです。

アイリスオーヤマ 自動給餌器 給水器 JQ-350

jq350

  • フードや水が少なくなると自動で給餌給水し定量でストップ
  • 電気を使わないので設置場所を選ばない
  • 給水器は市販のペットボトルを取り付けるだけ
  • パーツが少なくお手入れしやすい、丸洗いOK
価格1,141円(税込)
タイプフードストッカー
対応フードドライフードのみ
本体サイズ高さ35cm x 幅27.5cm x 奥行34.7cm
重量792g
ストッカー容量1.5kgまで
給餌設定(量/回数)なし
給電方式電源なし
ストッカーの水洗い
便利機能
自動給水器付き

ご紹介するなかで唯一の電源なしモデル。フードだけでなく、市販の2Lペットボトルを使って自動給水もできる2WAYタイプ。コードいらずなので設置場所を選ばないのが嬉しいですね。

ストッカーの容量はキャットフード1.5kg分。パーツが少ないのでお手入れも簡単です。

ただし、給餌量の調節やタイマー設定などはなく、食いしん坊の猫だと際限なく食べてしまう可能性もあるので注意が必要です。フードの量が減れば倒れてしまうこともありますので注意してください。

本体の値段も安く電気代もかからないので、とにかくコストを抑えたい方にはおすすめです。

トレイタイプ

WAGWAGオートフィーダー

wagwag

  • 24時間タイマー機能搭載、1日最大4回設定可能
  • 最大5食分セット可能
  • 最大10秒の音声録音機能搭載
  • 取り外し式トレイでいつでもお手入れ簡単
  • ロックボタンでフードカバーのイタズラ対策も万全
価格6,990円(税込)
タイプトレイ
対応フードドライフード、ウェット(保冷剤収納不可)
本体サイズ高さ11.2cm x 幅36cm x 奥行33.5cm
重量1900g
ストッカー容量240ml×5
給電方式AC電源+電池(単二×4)
タイマーデジタル
便利機能
タイマー機能、マイク・スピーカー機能

5食分使える回転トレイタイプ。1日最大4回までタイマー設定可能、マイク・スピーカー機能付きで最大10秒の音声録音ができるので、給餌のタイミングで聞き慣れた飼い主さんの声を届けられます。

トレイは簡単に取り外せて丸洗いできるのでお手入れも楽ちん。フードカバーはロックボタン付きなので、イタズラ好きの器用な猫ちゃんでも安心です。

コンセント・乾電池の2WAY対応なので、停電時にも役立ちます。

また、フードの回転中に障害があると自動で回転を停止する保護機能も備えています。回転するトレイに猫が挟まれて怪我をする心配もありません。

給餌時間はできるだけ正確に設定したい、ウェットフードをタイマー給餌したいけどなるべく給餌回数が多いものが欲しい方におすすめです。

PetSafe おするばんフィーダー 2食分

petsafe

  • 2食分をセット可能
  • 2時間単位で最大48時間後までタイマー設定可能
  • 保冷剤収納可
  • トレイ取り外し可能、食器洗い機対応
価格5,280円(税込)
タイプトレイ
対応フードドライ、ウェット(保冷剤収納可)
本体サイズ径32cm
重量1.1kg
ストッカー容量1つのトレーに入るドライフード量:約150g
給電方式電池(単三×1)
タイマー
アナログ
便利機能タイマー機能

2食分を最大48時間後までタイマー管理できるトレイタイプの自動給餌器。1つのトレーには約150gのドライフードが入る仕様。

トレーは取り外して丸洗いできるので、衛生面も安心。下のスペースには、保冷剤を収納することができるので、ウェットフードの傷みも防げます。

ただし、アナログタイマーなので、フタが開く時間にズレが出やすい点に注意してください。

給餌回数は少なめでOK、おおまかなごはん時間が設定できればいいという方にはおすすめです。

PetSafe おするばんフィーダーデジタル2食分 バージョン2

petsafeデジタル

  • 2食分を99時間以内の1時間単位でタイマー設定可能
  • トレイは簡単取り外し、食洗器対応
  • 猫が勝手にフタを開けられないような設計に
  • タイマーセット時はフタが3回開く仕様
価格8,130円(税込)
タイプトレイタイプ
対応フードドライフードのみ
本体サイズ高さ6.5cm x 幅30cm x 奥行21.5cm
重量約640g
ストッカー容量ドライフード約190g×2
給電方式乾電池(単三×4)
タイマーデジタル
便利機能
タイマー機能

上でご紹介したPetSafeのデジタルタイマー版。トレーには2食分のフードをセット可能。1時間単位で約4日後(99時間後)まで好きな時間にフタが開くよう設定できます。

タイマー設定した時間に猫が誤ってフタを閉じてしまったなどのアクシデントを考え、タイマーセット時にはフタが3回開く仕様に。猫ちゃんがごはんを食べ損ねる心配がありません。

フタが簡単に開けられない設計になっているので、イタズラ好きで賢い猫ちゃんでも安心です。

トレイは丸洗いOK、食洗器にも対応。ただし、トレイに入れられるのはドライフードだけなので注意してくださいね。

アバウトではなく設定した時間に給餌したい、フタが簡単に開けられないものが欲しい方におすすめです。

ケッセルジャパン PET DISH 自動給餌器 PD-06BE

petdish

  • 6食分給餌可能
  • スライドスイッチで6・12・24時間のタイマー設定
  • フードカバーは取り外し簡単
  • ウェットフードを入れるときに助かる保冷剤付き
価格5,680円(税込)
タイプトレイ
対応フードドライフード、ウェットフード(保冷剤2個付属)
本体サイズ高さ35cm x 幅27.5cm x 奥行34.7cm
重量792g
ストッカー容量180cc×6食
給電方式乾電池(アルカリ9V)
タイマーアナログ
便利機能タイマー機能

6食分のフードをタイマー給餌できるトレイタイプ。ウェットフードの傷みを防げる保冷剤2個付きです。

タイマーは6・12・24時間の3パターンなので、給餌回数によっては使いづらいと感じる方もいるかもしれないのでご注意を。

なるべく給餌回数の多いものがほしい、時間設定はそれほど細かくなくてもOKという方におすすめです。

わんにゃんぐるめ 自動給餌器 CD-400

わんにゃんグルメ

  • 2食分をタイマーで自動給餌
  • タイマーは48時間まで設定可能
  • 専用フードクーラーでウェットフードの傷みも防げる
  • 本体とタイマー部取り外し可能で、電池交換がワンタッチ
価格5,680円(税込)
タイプトレイ
対応フードドライフード、ウェットフード(専用フードクーラー付き)
本体サイズ高さ8.9cm x 幅27cm x 奥行25cm
重量1.65kg
ストッカー容量約160g×2
給電方式乾電池(単三×1)
タイマーアナログ
便利機能タイマー機能

2食分をタイマーで自動給餌できるロングセラー商品。設置場所を選ばない乾電池式の自動給餌器です。

使い方はいたって簡単!トレーに餌を入れタイマーつまみをお好みの時間にあわせるだけ。最大48時間まで設定できます。

特殊冷却剤入りのフードクーラーが標準装備なので、冷蔵庫で冷やしておいたクーラーをセットするだけでフードの傷みを防ぎます。もちろん、トレイは取り外して丸洗いできます。

アナログタイマーなので給餌時間に30分程度の誤差が生じる点には注意してくださいね。

給餌回数は少なくてOK、セット時間の誤差は許容範囲という方におすすめです。

ベストアンサー 自動給餌器

ベストアンサー

  • 最大6回のタイマーで自動給餌
  • 約6秒間の音声録音機能付きで給餌の時間になると自動再生
  • ラクラク分解でお手入れ簡単
  • パーツが少なくお手入れしやすい、丸洗いOK
  • フタロック機能あり
価格3,980円(税込)
タイプトレイ
対応フードドライフードのみ
本体サイズ高さ9cm x 幅32cm x 奥行32cm
重量約1.3kg
ストッカー容量240ml(約150g)×6
給電方式乾電池(単二×4)
タイマーデジタル
便利機能
タイマー機能、マイク・スピーカー機能

最大6回の給餌設定が可能なデジタルタイマー機能付きのトレイタイプ。1日2回3日間に分けて給餌、夜ご飯だけ6日間給餌などライフスタイルにあわせて使えるのが◎。

約6秒の音声録音機能がついているので、設定した時間に飼い主さんの声を届けることができますよ。

フタやトレイは取り外しできるのでお手入れも簡単。フタロック機能もついているので、猫ちゃんに勝手に開けられてしまう心配もありません。

ただし、ドライフード専用なのでご注意ください。

デジタルタイマーの割にはお手頃価格なのも魅力。なるべく給餌回数が多いものが欲しい、声を録音できるものが欲しい方におすすめです。

猫用自動給餌器の選び方4つのポイント

では、さっそく猫用自動給餌器の選び方について見ていきましょう。ポイントは次の4つです。

  • 使う目的で選ぶ
  • お手入れしやすいものを選ぶ
  • 食べやすさで選ぶ
  • 便利機能で選ぶ

使う目的で選ぶ

自動給餌器には、「フードストッカータイプ」と「トレイタイプ」があります。それぞれに特徴がありますので、使う目的にあわせて選ぶようにしましょう。

外出する機会が多い、ドライフードを与えたいなら「フードストッカータイプ」

フードストッカー

出典:Amazon

  • 外出する機会の多い人におすすめ
  • 大容量のストッカーを選べば長期の留守番にも対応
  • 便利機能が揃っているものが多い
  • ドライフードのみの対応
  • 給餌するグラム数を細かく設定できない

外出する機会の多い方には「フードストッカータイプ」がおすすめです。

ストッカーにあらかじめフードを入れてセットしておけば、設定した時間にフードが自動で出てくるタイマー付きのものがほとんどです。

大容量のストッカーを選べば長期の留守時にも対応。しかし入れっぱなしにしておくとフードが劣化することもありますので、その場合はペットフード用乾燥剤を入れておくと良いでしょう。

また、外出先のスマートフォンから食べる様子を確認できたり飼い主さんの声を届けられるなど、便利機能が揃っているものが多いのも特徴。

ただし、ほとんどの製品がドライフードのみの対応となっている点には注意してください。また、給餌するグラム数を細かく設定できないものもありますので、体重管理をきっちりしたい人は給餌量設定を事前によく確認してくださいね。

ウェットフードを与えたい、体重管理をしたいなら「トレイタイプ」

トレイタイプ

出典:Amazon

  • ウェットフードを与えたい方におすすめ
  • 体重管理をしたい方におすすめ
  • 保冷剤をセットできるものならフードの傷みも防げる
  • アナログタイマー式は給餌時間にずれが出やすい
  • フタを開ける猫もいるのでロック機能がついていると安心

普段ウェットフードを与えているなら「トレイタイプ」がおすすめです。(ドライフードのみ対応のものもあるので必ず確認を)

「トレイタイプ」は「フードストッカータイプ」同様タイマー機能を備えたものが多く、設定した時間になると自動でフタが開く仕組みになっています。

1回分の食事はグラム単位で量ってセットできるので、きっちり体重管理をしたい方にも◎。トレイの下段に保冷剤をセットできるタイプなら、フードの傷みも防げます。

ただし、給餌できる回数が少ないものが多いので、長期不在時の給餌には不向きかもしれません。また、タイマーには「アナログタイマー式」と「デジタルタイマー式」がありますが、「アナログタイマー式」の場合給餌時間にずれが出やすい点に注意が必要です。

賢い猫ちゃんの場合、手でトレイのフタを開けて食べてしまうことも。簡単に開かないようなロック機能のついたものを選ぶようにしてくださいね。

お手入れしやすいものを選ぶ

丸洗い

出典:Amazon

  • フードストッカーが取り外せるものを選ぶ
  • 食器部分が簡単に取り外せるものを選ぶ

毎日使うものなので、お手入れのしやすさもしっかりチェックしましょう。

特に確認しておきたいのが、フードストッカーの取り外しができるかどうか。フードストッカーが取り外せず不衛生な状態になってしまうと、フードにカビが生えたりして猫の健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

いつでも新鮮なごはんを食べさせてあげるためにも、細かい部分まで丸洗いできるものをなるべく選びましょう

また、食器部分も簡単に取り外せるかどうか確認を。汚れた食器は雑菌繁殖の元にもなりますので、できれば毎食後、最低でも1日1回は取り外して洗うようにしてくださいね。

食べやすさで選ぶ

「食器の高さがあっていない」「ヒゲが食器に当たる」などちょっとした食事環境の変化でも、猫は敏感に感じ取ってストレスに感じてしまうもの。

毎日猫が使うものなので、猫が食べやすいかどうかも大切なポイントです。

食器の高さ・深さ・サイズをチェック

食べ方

出典:Amazon

食器の位置が低すぎると、ぐっと首を折り曲げる体勢になってしまい猫が食べづらくなります。

猫の体格によっても違ってきますが、床から5~8cmの高さに食器があると理想です。

また、食器の深さが深すぎると、食器の縁にヒゲが当たってしまいストレスで食べなくなることも。

その子の好みにもありますが、3~5cm程度の深さで顔よりもひとまわり大きいサイズだとストレスも少なくなるでしょう。

猫の性格にあわせて

ロボット型

出典:Amazon

特に警戒心の強い猫の場合は、音や光、デザインなどにも注意を。

動作時の音が大きいものやライトの点滅などがあるものは、怖がって近づかなくなることもあります。また、猫型やロボット型など見た目が可愛らしいモデルもありますが、猫によっては警戒してしまうこともあります。

また、給餌のタイミングで聞き慣れた飼い主さんの声を聞かせてあげられるモデルもありますが、猫によっては逆に怖がってしまうケースも。

安心してごはんを食べられるよう、猫の性格にあわせて選ぶようにしましょう。

便利機能で選ぶ

自動給餌器には、カメラ付きやスマホ連動タイプなどさまざまな便利機能がついています。

飼い主さんのライフスタイルによってどんな機能がついていると良いかは違ってきますので、それぞれにあったものを選ぶことが大切です。

毎日決まった時間に食べさせられる「タイマー機能」

タイマー

出典:Amazon

タイマー機能がついていれば、毎日決まった時間にごはんをあげることができます。

欲しがるままに与えずに済むので、猫の健康管理にも役立ちます。

タイマー機能は、「早起き猫さんのごはん催促問題」も解決。「毎朝4時に起こされて寝不足・・・」そんなお家には、自動給餌器があれば大助かりですね。

体重管理に役立つ「給餌調節機能」

給餌量設定

出典:Amazon

自動給餌器のなかには、給餌量や給餌回数を変えられる「給餌調節機能」付きのものも。

食べた分のフードが自動で出てくるタイプだと、食べすぎてしまったり、食べ残しのフードが湿気を吸ってしまうことがあります。

肥満気味でダイエット中の猫には、特に重視したい機能ですね。

外出先から自動給餌器の操作ができる「スマホ機能」

スマホ連携

出典:Amazon

外出先から自動給餌器の遠隔操作をしたい方におすすめなのが「スマホ機能」。

専用アプリをインストールして、自動給餌器を家のWi-Fiにつないでおけば、いつでもどこでもスマホから簡単に操作できます。

「今日はどれくらい食べたかな」と仕事の合間でもサクッと健康チェックできるので、忙しい飼い主さんにもおすすめ。スマホ操作やWi-Fi接続などに抵抗のない方には嬉しい機能ですね。

外出先から猫の様子を確認できる「カメラ機能」

スマホ

「お家で寂しがってないかな」「お留守番ちゃんとできてるかな」外出中でもついつい我が子の様子が気になってしまうもの。

そんな飼い主さんには「カメラ」機能がおすすめ。スマホやタブレットと連携させておけば、外出先でも猫ちゃんの様子が確認できますよ。留守中の猫の様子を撮影することも可能。

災害時などに家に帰れなくなったときにもカメラ機能は重宝。停電しておらず、インターネットの回線が途切れていなければ、離れていても我が子の安否を確認することができますよ。

寂しがり屋や警戒心の強い子に嬉しい「マイク・スピーカー機能」

音声録音機能

出典:Amazon

本体に「マイク・スピーカー機能」がついたものなら、給餌のタイミングで聞き慣れた飼い主さんの声を聞かせてあげることができます。寂しがり屋や警戒心の強い子も、これなら安心してごはんを食べることができますね。

マイク・スピーカー機能には、決まった時間に録音した声を流すタイプ、スマホを通じて声がけできるタイプ、その両方を備えたタイプの3種類が。カメラ機能とあわせて使えば、離れていてもまるでその場でごはんを食べさせてあげているような感覚になれるでしょう。

停電時でも使える「コンセント・乾電池の2WAY機能」

乾電池

自動給餌器には、電池切れを気にせず使える「コンセント式」と、置き場所を選ばない「乾電池式」の2種類があります。

通常時はコンセントにつないで作動、停電時は電源が自動で乾電池に切り替わる「コンセント・乾電池の2WAY機能」モデルなら、災害時でも安心です。

ただし、電池残量はこまめに確認するようにしてくださいね。

猫ねこさん
種類がたくさんありすぎてどれにしようか迷っちゃいますよねぇ。私の場合はウェットフードを食べているので、トレイタイプがよさそうです。。。
フタが自動で開くなんておもしろそうっ。あっ、イタズラしてフタをこじ開けようなんて思ってないですよ、全然^^
クロベエ

実際に自動給餌器を使っている飼い主さんに聞いた!使ってみての感想

ここでは、実際に自動給餌器を使っている飼い主さんに伺った「購入のきっかけや使ってみての感想」をご紹介します。

機能面での不満なし!Amazonのダンボールの上に置いて高さ調整

へちゃほちゃ

まずは、寄り添って仲良くごはんタイムを楽しんでいるへちゃとほちゃ1y(@hchc20190414)さんをご紹介。

キジトラの男の子がほちゃくん、白い美人さんがへちゃちゃん。ともに2019年4月生まれの1歳2か月の猫さまです。

お使いのモデルはSHINMEIの自動給餌器。こちら、1日最大12回までタイマー給餌(1食約8g単位で設定可能)、200万画素の暗視機能付きカメラ機能搭載、外出先から話しかけられるマイク&スピーカー付きなど便利機能満載のお品。

カリカリをふやかさずに食べられるようになった頃、旅行を控えたタイミングで購入したという飼い主さん。

日頃から日中は仕事で12時間以上空けることが多く心配だったそうですが、昼間や夜間に自動で給餌できるのがありがたいと今ではとても重宝しているそう。

「1日に4回ほど時間と量を決めて給餌していますが、それ自体本来必要な量に比べると少なめなので、ねだられたら追加で出しています。(2回食にするタイミングを失いました)」とのこと。

へちゃほちゃ

自動給餌器を購入するにあたって国産のもので良いものがあればといろいろ検討したそうですが、値段とのバランスでこちらのモデルに決めたそうです。

「海外旅行先から操作しようとしたらなぜか接続できなかったんですが、日常的な機能面では不満はありません。」と飼い主さんも大満足の様子。

さらに、床に置くと高さが低いため、Amazonのダンボールの上に置いて高さを調整するなどの工夫も。猫さまたちの食べやすさにもちゃんと気を配っていて素晴らしいですね!

ごはんのときに録音しておいた声を流せて便利!画質にこだわるならペットカメラを

ミモザ

続いては、上のおすすめ自動給餌器でもご紹介したカリカリマシーンSPを使っていらっしゃるという瀬戸内爆音(@setouchinancho)さんちのミモザちゃん。ベンガル×スコティッシュフォールドの4か月の女の子です。

「帰宅時間にムラがあるので、猫を飼うなら自動給餌器は必須」と思っていたという飼い主さん。

ネットでの評判が良い、カメラ付き、万が一災害などで停電になっても電池で稼働する、アプリで色々操作できる、など多機能高評価な点に惹かれこのモデルを選んだそう。

また、お届けの早さも決め手のひとつだったとか。

ミモザ

現在、週に3.4日は自動給餌器を使っているという飼い主さん。
「ごはんの時間を朝8時夜19時と決めているので、その時間に在宅していない場合は必ず使用しています。」

実際にカリカリマシーンSPを使ってみて、「これは役立った!」という点を伺ってみると・・・

「別売りの餌皿があるのでお掃除が楽。カメラ付きなのでごはんを食べている様子が見れる。ごはんが出るときに録音しておいた私の声のボイスを流せる。」との回答が。

毎日使うものなのでやはりお手入れのしやすさは重要ですよね。

逆に「ここが不満!」という点についても伺ってみました。

「大きすぎる。(震災時などを考えると大きくても良いのかもしれませんが)、密閉性が低いのでフードが劣化してしまうのではないかと不安。金額が高い。」などの意見が。

また、飼い主さんは自動給餌器とは別で見守りカメラをつけているそうなのですが、そのカメラと比較すると画質の粗さも気になるとのお話でした。

ちなみに、こちらがカリカリマシーンSPのカメラ画像。

カメラ

そして、こちらが見守りカメラの画像。

カメラ

たしかに画像の粗さは否めないですね・・・。

カメラ機能をそこまで重視しない方であれば十分かとは思いますが、「暗闇でも鮮明に見たい」など画質にこだわる方なら、別のモデルの方が良いかもしれませんね。

早朝のごはん催促もスマホ給餌で解決!

うるばりん

さて、最後はKASUMI(@kasu56pom)さんちのうるばりんくん。まるでモデルさんのように、お行儀よくおすわりしている姿がとっても可愛い3歳のスコティッシュフォールドの男の子です。

お使いのモデルはこちらもカリカリマシーンSP。人気ですね~。

1泊2日の旅行へ行く機会があり購入したという飼い主さん。Amazonでの評価が高かったのが購入の決め手だそうです。

時間設定ができ、給餌のタイミングのアナウンスを録音できるので、毎日使っているとのこと。

「朝5時には猫がごはんをねだってくるので、ちょっと起きるのが辛いときは、スマホから遠隔操作で給餌設定して使っています。とても便利です!」

スマホと聞くと出先をイメージしてしまいますが、家の中でもそういう使い方ができるのは便利ですね。

ただ、現在多頭飼いなのでもう1台買うべきか迷い中とのこと。今は自動給餌器1台ともうひとつお皿を用意して対応しているそうですよ。

多頭飼いだと頭数分用意してあげるのがベストだとは思いますが、置き場所やお値段問題などなど悩ましいですよね。でも、いざというときにあるとやはり安心感が違うのではないかと思います。

まとめ

猫用の自動給餌器はとにかく種類が多く、価格も機能もさまざまです。飼い主さんのライフスタイルや猫ちゃんの性格・好みなどによっても選ぶモデルは変わってくるので、普段の暮らしをイメージしつつ、猫ちゃんにとっても飼い主さんにとっても使いやすいものを選んでくださいね。

  • 自動給餌器があれば災害時や外泊時にも役立つ
  • 目的にあわせて選ぶことが大切
  • お手入れのしやすさもチェックを
  • 猫が食べやすいかも重要
  • 飼い主さんのライフスタイルにあった便利機能をチョイス
猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。

獣医師 平松育子
【監修】獣医師・YICビジネスアート専門学校ペット科講師
平松育子

京都市生まれ
山口大学農学部獣医学科(現 山口大学共同獣医学部)卒業/2006年3月-2023年3月ふくふく動物病院院長を務める/現在は勤務獣医師として自分の可能性にチャレンジ中