猫ねこ部ではこれまでさまざまな「保護猫」を取材してきましたが、そのたびに飼い主さんから聞こえてきたのは「猫への感謝の想い」。
愛おしそうに我が子を見つめる飼い主さんを見るたび、「あぁ、このお家の子になれて本当によかったね…」と心から思ったものです。
そんな「保護猫」をテーマにした猫本が今SNS上で話題に。
「私を家族にしてくれてありがとうと、ただその猫に伝えたい。」
この帯タイトルを見ただけでも思わず手にとりたくなりますよね♪
読むと一層我が子が愛おしくなる、そんな心温まる猫本を今日はご紹介します。
SNSを中心に共感の声が次々と!
天使の寝姿♪双子のアメカヌちゃん
今回ご紹介するのは、辰巳出版より1月28日に刊行された猫本「猫にひろわれた話」(猫びより編集部編)。
この本の主役は、さまざまな理由で殺処分を免れ保護された猫たちです。
猫たちのお家での様子やエピソードを紹介
母猫に飼育放棄された子猫。
多頭飼育崩壊によって保護された猫。
大けがを負ったため元飼い主に殺処分を望まれた猫。
保護された経緯はさまざまですが、そんな辛い過去があったなんてまるで感じさせないほど、どの猫の表情も穏やか。
飼い主さんから愛情をたっぷり注いでもらっているのが見てとれます。
子猫のあめと先輩猫のイチ&そら
テレビでも紹介されたジオラマ食堂の猫ちゃん
「私達も猫にひろわれた一員です。猫たちに幸せをたくさんもらっています」
「共感と同時に泣いた」
「ニャンコを幸せにするというより、ニャンコが私を幸せにしてくれたんだな」
など、SNSではたくさんの共感の声が寄せられています。
発売に先駆けてSNSで行われた寄付キャンペーンでも多くの賛同を集め、売り上げの一部が「フェリシモわんにゃん基金」に寄付されました。
(https://twitter.com/nekobiyori_jp/status/1481777563177734146)
子猫たちの命をつなぐミルクボランティアも紹介
「この本を通してもっと多くの方に『保護猫』について知っていただきたい」
そう話すのはこの本の編集者さん。
たしかに「保護猫」ということば自体は以前より浸透してきているように思います。
でも「なぜペットショップじゃなくて保健所や保護団体から迎え入れた方がいいの?」と聞かれると、そこまではわからない…という方がまだまだ多いですよね。
可愛い、好き、だけじゃない巨大なペット産業の闇があること。
少しでも多くの人が「知る」きっかけになれば、と私も切に願います。
これ以上不幸な猫が増えないように。
一匹でも多くの猫の小さな命が救われますように。
書籍名 | 『猫にひろわれた話』 |
発売日 | 2022年1月28日(重版決定) |
刊行 | 辰巳出版 |
仕様 | A5版/オールカラー160ページ |
定価 | 1540円(税込) |
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- この記事を書いた人
笠原大輔
猫ねこ部編集室 ライター猫にまつわるあらゆる最新情報をお届けする「最新猫ニュース」記事担当。
猫好きさんが思わず手にとりたくなる猫グッズや、
ついつい足を運んでみたくなる猫イベント情報をお届け。
猫との生活が今よりもっと楽しめるようなお役立ち情報を発信している。