- 猫もの雑貨に目がなくて♥という皆さん!今日はそんな方におすすめしたい猫雑貨だらけのお店のご紹介ですよぉ。癒しの空間へどうぞお越しくださいませぇ。
「気づけば家じゅう猫ものだらけ、部屋のあちこちから猫の視線を感じる~^^」という猫もの雑貨らぶ族のみなさま!
お待たせしました!今回は、そんな猫好きさんなら悶絶覚悟な猫雑貨だらけのお店「マルルゾロ」を紹介しますよ。
眺めてるだけで癒やされっぱなし、他にはないこだわりの猫セレクトをお楽しみくださいね!
店名の由来は飼い猫”まるぞう”から
東京・立川市。駅から少し離れた住宅街のなかにある「路地裏猫雑貨マルルゾロ」。
なにやらさっそく猫視線を感じると思ったら・・・
いました!黒いマスクをした看板猫さまが^^
「昔飼ってた猫の名前が”まるぞう”だったんです。ゾロのマスクをしてるまるぞうってことでマルルゾロに。。。」こう話してくださったのは店長の飯田さん。
「最初はみんなにえ?って言われたんですけど、だんだん定着してきて。まるぞろさん、まるるさんとか呼ばれることも^^」
まるるさん!(笑)一気に可愛いキャラに^^
そんなまるるさん(さっそく)の扉をいざオープン!
もうどこを見ても店内猫猫猫!いたるところから猫さま方の熱視線が^^
こんなお上品なフワっと猫さまもいれば。。。
器の中から手繋ぎ猫さまたちがこんにちわ。
小顔で手足長め、スタイル良過ぎな猫さまはお腹で時を刻んでおります^^
ふと横を見ると、困り顔なぶさかわ猫さまとも目が合ったり。
まだまだいらっしゃいます!
なぜか体育座りーーー(笑)これはたまらなく可愛い!!
そして隣には祈りを捧げるお方が。(五郎丸猫と勝手に呼ばせていただきます^^)
招き猫マニアの方必見!張り子の招き猫さまも。癒やされますね~。
猫さまの表情もそれぞれ違っていて、ついつい宝探しのような感覚で長居しちゃいたくなる、猫好き、雑貨好きの方ならもうずーっとにやけっぱなしな空間です。
吉祥寺のハモニカ横丁からスタート
そんな「マルルゾロ」は今年で6年目。立川の店舗はまだ9月にオープンしたばかりと新しく、6月までは吉祥寺で営業していたそう。
こちらが創業時のお店。場所は、レトロでディープな雰囲気についついフラッと立ち寄りたくなるハモニカ横丁。お店は一坪ほどのスペースだったとか。
「偶然だったんです、本当に。以前吉祥寺に住んでいたこともあって吉祥寺には愛着があったんですね。たまたま不動産屋さんで物件を見つけて。早速話を聞くと、”沖縄市場”っていう沖縄の物を販売している方が、ちょうど今のお店を貸そうと思っていたところだったとかで。」
マルルゾロを開くまでは吉祥寺アトレでパートの仕事をしていたという飯田さん。でもいつか自分のお店を開きたいという夢を持っていたそう。
「その時45歳だったんですけど・・・もうやんなきゃって思って。体も動かなくなるだろうし、グズグズしてたらいつまでたってもできないなと。自分を無理やり奮い立たせて始めたような感じですね。」
昔から生粋の猫好きだった飯田さんは、気づけば手に取るのは猫ものばかりだったとか。本当は動物雑貨をやりたかったそうですが、スペースの都合上、猫に特化したお店にしようと決めたのだそう。
猫好きの人に贈りたいプレゼント
飯田さんが全てセレクトしているというマルルゾロの商品。
「作家さんのものが中心ですね。ワンちゃん好きな方に比べると、猫好きな方は意外と猫雑貨も好きな方が多くて。猫雑貨の方が多いっていうのもあるかもしれないんですが。そんな猫好きな方に喜ばれるような、ちょっと変わったもの・珍しいものを集めています。」
「今はminneやCreemaなどがあるので、作家さんも見つけやすくなりましたけど、昔はそういうのもなかったので…。デザインフェスタなどの手作り市に通ったりして、作家さんを見つけてはひとりひとりとやりとりして集めていきました。大量に作れないという方でもお願いして少しでもいいからって。。。」
という訳で、飯田さんにおすすめの品々をご紹介いただきました。
お祝いごとによく選ばれるというのがこちら。 モミジと猫。季節感を感じる素敵な作品ですね。
使用しているのは職人さんの手で一つ一つ丁寧に作り上げた「江戸被せ硝子」。
その表面に、細かな砂を吹き付けて削り絵柄を出す「サンドブラスト技法」を取り入れることで、奥行きや重なり、立体感が生まれるのだとか。猫を愛でながら秋の夜長に晩酌を楽しむ…最高に贅沢な時間です^^
続いては古くから伝わる日本の伝統工芸”張り子”の招き猫。いろんなバージョンがあるんですが、なかでも目を引いたのはフラにゃーる^^
このゆる~い表情がまたたまりませんよね。誰かのお家に置いてあったら、絶対ツッコミたくなる(笑)見てるだけで本当に和む作品です。
こちらはオーダーできる木彫りの猫さま。愛猫のお写真を元にリアルに再現してもらえるんだとか。
木ならではの温かみが感じられてお部屋のインテリアにもなじみそうですよね。もう亡くなってしまった猫さんの形見としてオーダーされる方も。
そしてこちらは人気商品、ステンドグラスの猫さまアクセサリー。横分けさん、真ん中分けさんがツボです♥
こちらは”猫ヒゲ集める派さん”にオススメのねこヒゲスタンド。お顔周りにある小さな穴に大切な猫さまの抜け落ちたヒゲをさして飾れるんです。
1本の穴に10本くらいはさせるそうなんですが、この見た目の愛らしさに次々コレクションしていかれる方もいるそうですよ。
常連さんは40代50代の男性一人客~吉祥寺
▲吉祥寺ハモニカ横丁時代のPOP。※ねこのツメでやぶれます(笑)
「当時は40代50代の一人で来られる男性の常連さんが意外と多かったですね。吉祥寺の街散策されてる方とか、ネットで見て来られた方とか、プレゼントを探してる方とか、、、。夕方なんかはほぼ男性客のときも^^」
こちらはそんな男性のお客さんにも喜ばれそうな革作家さんの作るパスケース。猫の柄はなんと帯生地!和柄に革なんて渋い♥
同じシリーズでキーホルダーやティッシュケース、カードケースも。用途に合わせた絵柄になってるのも面白い♥ダッシュしてる猫さんを見たら、朝の殺伐とした通勤時間もほっこり和みそうです^^
2019年9月移転~ハモニカ横丁の縁
ハモニカ横丁で4年。その後”裏吉”と呼ばれる五日市街道散近くのお店へ移転したマルルゾロ。以前より少し広い4坪ほどのスペースだったこともあり、動物画家さんに猫の似顔絵を描いてもらうイベント、にゃんこ帽子のオーダー会、猫のタロットカード占いなどなど、ハモニカ横丁時代にはできなかったイベントも行っていたそう。
「でもやっぱり駅からちょっと離れると客足が減ってしまって…。どうしようかな…と思っていた時に、ハモニカ横丁のお仲間・立川で”まるマル石けん工房”を運営するマルベリー株式会社社長さんから声をかけられたんです。うちの店頭でお店をやらない?って。」
こうして今年6月に吉祥寺のお店を閉め、いざ立川へ。
2019年6月16日(日)マルルゾロ閉店いたしました。
— 猫雑貨&Cafe マルルゾロ (@maruruzoro) June 16, 2019
吉祥寺での6年間のご愛顧、感謝感激!言葉につくせません!
マルルゾロは立川に移りますが、また遊びに来ていただけたら幸いです。どうもありがとうございました。
差し入れいっぱいありがとうございます〜!食べてしまって撮れてないのもありますが… pic.twitter.com/SIMF6qPfZM
店頭は自由に改装していいよ~と言われたそうで、飯田さんの夢でもあったカフェを併設することに。夏の間はずっとペンキ塗り、カウンターづくりに奔走したとか。
新しいお店は、同じくハモニカ横丁朝市のお仲間・菓子工房カルンさんのシフォンケーキと珈琲を楽しめる素敵な空間に。
さらにさらに、、、こちらもハモニカ横丁の縁。有名占い処「月の扉」で鑑定していらした占い師、和泉まゆ先生の占いイベントも毎月行うことに。
毎月第4火曜日が占いデーなのですが、ちょうど取材日が和泉先生のいらっしゃる日とあたりまして。。。ちゃっかり占ってもらっちゃいました^^
▲マルルゾロとの橋渡しをしてくれたという猫さまのタロットカード
ちなみに私の占い結果なんてまったくどーでもいいと思いますが、、、(笑)とはいっても大切な大切な猫ねこ部に関わる仕事運だけご紹介。
2020年、、、どうやら最高潮に向かう運勢らしいです!いろんなお仕事が向こうからやってくる、10月に大きなターニングポイントになるビジネスチャンスがあるとか。新しい自分に生まれ変わる「第二幕」スタートの年だそう。人生の大波を恐らく何度も見過ごしてきた40数年w来年こそ^^
2020年も何卒猫ねこ部をよろしくお願いします(._.)
和泉先生、本当にありがとうございました!!
No Cat No Life
▲徒然猫屋さん。の猫ちゃん用手編み帽子。作家さんがデザインから制作まで全てお一人で手がけていらっしゃるそう。
店名の由来にもなったまるぞうくんは3年前に亡くなったそう…。飯田さんは現在三匹の猫たちと暮らしているのだとか。
「男の子ひとりであとは女子。6歳の男の子はまぁ甘えん坊で^^三毛の女の子はもう19歳のおばあちゃん。みんな拾ってきた猫ばっかりなんです。」そう言って幸せそうに我が子の写真を見つめる飯田さん。
▲こちらはヒゲケース。コルクの蓋についた猫さんの表情がまたたまらんです^^
「猫はもうずっと昔から人間のそばにいるから。。。なんかもう自然で、いることが当たり前な感じすね。No Cat No Life。もう猫のいない生活は考えられないです。」
お店を訪れたお客さんとは必ず猫ちゃんの話になるという飯田さん。お互いにスマホで我が子の写真を見せ合って、2時間くらい話したりすることもあるとか^^
朝起きればいつも猫がそばに、離れてる時もいつも猫のことを想って、そして毎晩猫と一緒に眠りにつく。飯田さんの時間は、常に猫とともに流れているのです。
保護猫を飼うということ
「まるぞうだけはペットショップで買った猫だったんです。昔はあんまり猫の世界のことを知らなくて。。。でも今はできるだけ外の猫を…と思っています。」
”お金で買うのではなく保護猫を飼おう!”こうした考えをもっと広めていきたいというのが飯田さんの今後の目標です。
「ただ難しい部分もあるんですよね。いざ保護猫を迎えようと思っても、保護団体などの譲渡条件が厳しくて、結局買うしかないじゃない。。。って買ってしまう人もいますし。逃してしまったり虐待したりという人がいるのも確かなので、厳しくせざるを得ないというのは理解できるんですけどね…。」
特に高齢者の場合は、年齢だけで条件に引っかかってしまい、泣く泣く飼うのを諦めてしまう方も少なくないとか。
「お年寄りの方でも安心して猫を飼えるように、万が一のことがあればそのあとちゃんと猫のことを見てあげられる、そういうシステムがあればと思うんです。普段、お家でテレビを見てる時とかにお膝にいてくれたら、それだけでも癒されますよね。私も歳をとってもやっぱり猫と一緒に暮らしたいですし。ちょっとずつでも何かできたら…と思っています。」
人が集まる空間にしたい
猫雑貨の向かい側の棚に並んでいるのは、肌や髪に優しい天然の植物油が主原料の”パックスナチュロン”の商品。
人間に優しく、自然にも優しい。そんなエコブランドのファンも多く、昔ながらの常連さんも多いそう。最近はこうしたお客さん向けにスマホ教室も行っているとか。
「吉祥寺の時のお客さんも電車やバスに乗って来てくださるんです。駐車場もできたので、土日はご夫婦やご家族と一緒に車でいらっしゃる方も多いですね。朝珈琲を必ず飲みに来てくださるお爺さんとか、地元の方も増えました。新しい関係も築けているかなって思います。」
”いろんなことで人が集まる場所にしていきたい”という飯田さん。
「今はお昼も喫茶だけなんですけど、今後はお店を持っていない料理人の方をお呼びして、日替わりのような感じでできたらと思っているんです。今決まっているのは、国立のカフェれらで時々間借りカフェを開いていらっしゃる”空飛ぶおむすび”さん。12月21日にいらっしゃいます。
来年1月31日には、シンガーソングライターのむらなが吟さんにお越しいただいて店内ライブも行います。北海道から沖縄まで47都道府県歩いて日本一周ライブをされた方。とてもソウルフルな歌を歌われる方なんですよ。」
時の流れとともにどんどん進化していくマルルゾロ。猫をこよなく愛する飯田さんの挑戦はこれからも続いていきます。
猫雑貨&Cafe マルルゾロ
住所 | 東京都立川市若葉町4-22-5 マルベリー株式会社 まるマル石けん工房内 |
電話番号 | 042-537-8501 |
営業時間 | 11:00~19:00 |
定休日 | 月・木曜日 |
アクセス | 店舗裏に駐車場有 西武拝島線 東大和市駅徒歩20分 立川駅よりバス 約20分 (立30武蔵野美術大学行/立31若葉町団地行)乗車~若葉町三丁目下車徒歩2分 |
公式サイト | https://www.maruruzoro.com/ |
公式SNS・ブログ | Twitter→@猫雑貨&CafeCafe マルルゾロ Facebook→@路地裏猫雑貨マルルゾロ Instagram→@maruruzoro |
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。