- 「ネコにお昼寝を教えてもらう授業」がほっこり癒されると話題の、イラストレーター・南波タケさんをご紹介しますよぉ。
猫さまをこよなく愛するみなさん。ご自宅のリアル猫さんはもちろんのこと、世の中のあらゆる「猫もの」にセンサーが働いて、ついつい見てしまうという方も多いのでは^^
今回はそんな猫らばーのみなさまに是非ご覧いただきたい、猫イラストのご紹介です。ご紹介するのはTwitterなどSNSでイラストを投稿されている南波タケ(@tooiikara)さん。
猫への優しい気持ちがぎゅっと詰まった作品の数々。ほっと心温まる猫イラストをたっぷりとお楽しみください。
世界一受けたい授業
なんて穏やかな時間・・・と思わず筆者が目をとめてしまったイラスト。それがこちら。
タイトルは「ネコにお昼寝を教えてもらう授業」。2019年4月にSNSに投稿され、現在までに39,000件以上RTされた話題の作品。
座布団でまるまっているネコさんが可愛いのはもちろんなんですが、ついつい気になってしまったのは、生徒たちのあまりにも無防備な寝方^^
先生の真ん前の席とは思えない大胆ブリッジくんがいるかと思えば。
反対側にはどこから突っ込もうか、な二人羽織的お昼寝BOYも。
そしてなかには、マイ枕持参の強者まで^^
にしても、こんな尊い授業があったら、、、筆者も間違いなく寝袋持参であります。
先生が起きるまでという超アバウトな時間割で、ただただ心ゆくまでひたすら寝る・・・これぞ「世界一受けたい授業」。
「長らくの休校に頭と体がついてかない・・・」そんな子も多いのではと思いますが、再開後こんな心休まる授業が現実にあったら…と勝手に妄想、願望が広がりしてニヤけてしまいました^^
こちらは、南波さんがイラストを描き始めて半年くらいで描いた作品。「まだ未熟な状態で多くの人に見てもらうようになったことは嬉しくもあり、少し恥ずかしくもあり」と南波さん。SNSで一躍話題になったことに嬉しさを感じつつも、「もう数年したらスゴく上手くなるから待ってて!」と意気込む気持ちも芽生えたといいます。
猫惹き力に憧れる
続いての作品は、2019年11月に公開されたこちら。
タイトルは「2匹ともお前かよ」。
猫じゃらしに完全勝利した少年の「猫惹き力」。猫じゃらしを持った少年の顔、とっても好きです^^
筆者も、とある猫カフェでこの猫じゃらし少年側の気分を味わったことがあり、まさにその時この少年の顔してました。突然の「フラれた感」・・・。軽快にスルーされ、自分の前だけがら空き状態になったときの切なさときたら^^
今思えば、「猫さまがた、今から全力で私遊びますんで!」な前のめりすぎた気持ちが、猫にドン引きされてしまったのかもしれません(笑)
その「猫惹き力」。今でもずっと憧れております。
ステイホームするしかない状況
さてお次は、2019年9月に公開された作品。
タイトルは「仕事を行きたければ我々を倒してから」。
これはなかなかの強敵。何が大変って、すべての通勤アイテムをワンニャンに確保されちゃっております。「ステイホーム」を全力で促されちゃってます。
こんな可愛い外出止め隊の皆さんが玄関に勢ぞろいした日には、もはや早々に部屋着に着替えるの一択です。そして、1日べったりまったりワンニャンと濃密な時間を楽しむしかありません^^
外出自粛でテレワークに切り替わるなど、毎日の朝風景がガラッと変わったという方も多いかと思いますが、この猫さんの幸せ&お困り「恒例あるある」が見られなくなるのはちょっと寂しいですね。
どう見ても全員犯人
こちらは2019年8月に公開された「この中に犯人がいます」。
明らかに複数犯ですよね(笑)
このどう見てもな犯人な方々と探偵さんの図がなんともシュール。猫さまたちが綺麗に整列して「僕じゃないです感」を出している後ろ姿が個人的に好きです^^
きっとね、悪気があったわけじゃないんです。ただただ、彼らも楽しくなっちゃっただけなんです。好奇心旺盛なだけなんです。だからどうか許してあげてください、探偵さん^^
実家のワンニャン「空」と「たまこ」
優しいタッチの猫イラストの数々、どの猫さまたちもとっても可愛いですよね。
南波さんが猫を描くときのこだわり。それは「目が怖くならないようにしつつ、じっとりした感じを表現するところ」なんだとか。
ご実家にワンちゃん猫ちゃんがいたこともあって、南波さん自身も大の犬猫好き。そんな南波さんの描くご実家のワンニャンがこちら。
クールな性格だというワンちゃんの名前は空(17歳)。南波さんが小学3年生の時から一緒に暮らしているそう。そして、甘えん坊さんな猫ちゃんの名前はたまこ(4歳)。南波さんが20歳の頃に迎えたのだそう。
たまこちゃんがお家にやって来てすぐの頃、おばあさまがたまこちゃんを撫でていたら、暗がりからじっと見つめる空くんの眼差しが・・・。どうやらたまこちゃんに嫉妬してしまった模様。南波さんは今でもその時のことをよく覚えているのだとか。
そんな南波さんにとって猫の「ここが可愛い!」というところはというと、、、「鳴き声が高く、体が柔らかいところ」だそう。南波さんの描く猫のイラストには、どれも南波さんの猫を想う温かな気持ちが感じられます。見ているだけで心がふっと軽くなるような、そんな優しい世界が広がっています。
筆者が個人的に好きなふたつ。「ネコいたら、ネコ見ちゃう」シリーズ。こちらは夏版。
秋版。どの季節でも、どんな場面でも、ネコがそこにいたらつい目で追ってしまう。気づけば近くに行ってしまう。話しかける。猫好きさんには深く深く共感できる作品なのではないでしょうか。
「今後はジャンルを問わず色んなものを描けるようになりたいです。」と話す南波さん。
現在公開されているクラシエのシャンプー「ディアボーテ HIMAWARI」新CM、「ふしぎな雨男シリーズ」のWeb広告イラストレーションも、南波さんが担当しているそう。
猫のイラストはもちろん、他にも心がほっと温まる素敵な作品がたくさん公開されていますので、是非SNSでチェックしてみてくださいね。
取材協力:南波タケさん
イラストレーター
「ディアボーテ HIMAWARI」「ふしぎな雨男シリーズ」Web広告イラストレーション担当
- 公式Twitter→@tooiikara
- 公式Instagram→@minaminami_take
- 公式サイト→→https://minatake.com/
- イラスト本など→https://minatake.booth.pm/
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。