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猫の網戸へのいたずらについて、その理由や対策をご紹介します

2019-09-05

猫ねこさん

猫の網戸へのいたずらについて、その理由や対策をご紹介します

猫ねこさん
みなさんのおうちの猫さんは網戸で遊びますかぁ?わたしも若い頃はよく忍者のように張りついたものですよぉ。あの爪の引っ掛かり具合がたまらないんですよねぇ。

室内の換気時に欠かせない窓の網戸ですが、猫にとっては格好の遊び道具になってしまいがち。

爪を立てるのはもちろん、登る、破る、突進して枠ごと外す!なんてやんちゃっ子も。破かれては虫が侵入してしまいますし、外れたら逃走してしまう可能性もありますよね…。また登った瞬間に外れて大怪我なんてことも…。

そこで今回は、そんな網戸問題でお困りの飼い主さんへ、網戸のいたずらについてご説明します。いたずらをする理由と対策もあわせてご覧くださいね。

よくある猫の網戸へのいたずらは?

猫_網戸

網戸のいたずらあるあるTOP4はこちらです。

  • 爪をひっかけて登る
  • 爪で破ったり噛みちぎって破る
  • 体ごと突っ込んで枠ごと外す
  • 開けて脱走しようとする

爪をひっかけて登る

そもそも猫は登りたがりですが、網戸は爪を引っ掛けやすいので格好のよじ登り場に!例え立派なキャットタワーを設置していても、猫にとってはキャットタワーも網戸も一緒です。どちらも登りたい子は登ります。

登っているうちに網戸が破れ、虫の侵入を許してしまう結果に。

爪で破ったり噛みちぎって破る

なんでも遊び道具にしてしまう子は逞しさもありますが、壊し屋さんも多く…。爪で破ったり噛みちぎったりと豪快に遊んでしまいます

破って誤食する危険もありますし、破れた網戸がどんどん広がり虫の侵入はおろか、外猫さんが「お邪魔します!」する可能性も。

体ごと突っ込んで枠ごと外す

よじ登りはまだ可愛いもので、突進どすこいタイプは体ごと網戸に突っ込んで網戸本体をサッシ枠から外してしまいます。確信犯ではなく、思いっきり飛び乗ったりしているうちに外れるパターンもありますよ。

外れてしまうことで大怪我をする恐れもありますし、逃走してしまう可能性も。また防犯面の危険性も上がってしまいます。

開けて脱走しようとする

開けて脱走しようとする賢い子も。何度か網戸で遊んでいるうちに開けてしまい、「お、これか」と開ける感覚を学習してしまうパターンです。

そもそも網戸は軽い力でも動かせてしまうので、覚えてしまえば猫でも簡単に開けることが可能。そうなると網戸ストッパーやロックが必要です。

猫が網戸にイタズラする理由

猫_網戸

ではなぜ猫は網戸にいたずらをするのか、その理由を説明していきます。主な理由は4つです。

  • ストレスが溜まっている
  • かまってほしい
  • 外に遊びに出たい
  • おもちゃだと思っている

ストレスが溜まっている

運動が足りていないなどでストレスが溜まっている可能性が考えられます。ストレスを発散できずにいると、いたずらもヒートアップすることが。網戸で遊ぶことでストレス発散をしているのでしょう。

かまってほしい

かまってほしいのにかまってもらえない…そんな不満もいたずらの理由になります。

「とにかくかまってほしい!」という子は、いたずらをして注意されること自体を「かまってくれてる^^!」と解釈してしまう場合があります。賢いからこそ、気を引くためにイタズラをしている可能性が。

外に遊びに出たい

網戸はガラス窓と違い、外の匂いや風を直に感じることができます。好奇心いっぱいの猫は外に興味を持つでしょう。いたずらというより、なんとか出られぬものかと逃走を試みている可能性があります。

おもちゃだと思っている

網戸は面白いように爪が引っかかり登りやすいので、「楽しい~」と完全におもちゃ替わりにしているのかもしれません。またちょっと変わった爪とぎと思っているのかも。

えっ網戸って登るものじゃないんですかっ。爪の引っかかり具合が最高なんですよっ。ぼく一番上まで登れちゃいますよ~っ!
クロベエ

猫の網戸対策

猫_網戸

では網戸のいたずら対策をご紹介していきます。

「登る猫」「破る猫」「枠外し&開ける猫」3パターンそれぞれに向けた対策です。

網戸に登る猫向け

網戸に登ってしまう猫にはこの2つがおすすめです。

  • 網戸の前にペットフェンスやペットゲートを置く
  • 窓に両面テープを貼る

網戸の前にペットフェンスやペットゲートを置く

網戸の前にペットフェンスやペットゲートを設置して、猫が網戸自体に触れないようにしてしまいましょう。ペット専用のものも販売されていますし、100円ショップのワイヤーネットを利用してもいいですね。

窓に両面テープを貼る

こちらはいたずら返しともいえる手法。網戸に両面テープを貼っておき、猫が手を付いた時に「わ、ベタベタする。なんかイヤ。」と思わせる作戦です。見た目はいまいちですが、両面テープさえあればすぐに試せるお手軽さがポイント。

ただしちょっとやそっとのベタベタなど気にしない子には向きません。

網戸を破る猫向け

網戸を破ってしまう猫にはこの3つがおすすめ。

    • 爪とぎを置く
    • ペット用網戸(ペットディフェンス)に張り替える
    • 網戸の前にペットフェンスやゲートを置く(上記と同じ)

    爪とぎを置く

    網戸を破ってしまう猫は、網戸を爪とぎ替わりにしている可能性があるので、爪とぎを網戸前に置いてみましょう。また爪とぎの欲求を満たしてあげるためにも、爪とぎを増やし、網戸前に限らずいくつか設置してみるといいですね。

    関連記事:猫はなぜ爪をとぐの?爪とぎのしつけ方や爪とぎ対策をご紹介

    ペット用網戸(ペットディフェンス)に張り替える

    ぺットディフェンスはペット用に作られた、より強度の強い網戸です。網目部分にポリプロピレンがコーティングされていて破れに強いので、張り替えてみるといいでしょう。ホームセンターやネット通販などで購入できます。

    ペットディフェンス(91cm×1.95m)

    ※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。

    ペットディフェンス

    • ポリエステルに塩ビコーティングした丈夫素材
    • 91cm×2.3m、91cm×3.1mのサイズもあり
    価格2,189円(税込)
    サイズ91cm×1.95m
    材質ポリエステル(ビニールコーティング)

    網戸の枠を外す・網戸を開ける猫向け

    網戸ごと外してしまったり、開けてしまう賢い猫には以下の4つがおすすめです。

    • 網戸の手前にフェンスを設置する
    • 網戸用ストッパーを取り付ける
    • 網戸に触らないようにしつける
    • 網戸のない部屋で過ごさせる

    「網戸ごと外してしまう猫向け」フェンスやゲートを設置する

    登る猫対策と同じく、網戸の手前にフェンスやゲートを設置してしまいましょう。突進どすこいタイプや賢い確信犯タイプは、網戸に近づけない策が一番有効です

    「網戸を開けてしまう猫向け」網戸用ストッパーを取り付ける

    網戸を開けてしまう子はちょっとした防犯用として、またペット用としても販売されている、網戸ストッパーを取り付けるのがおすすめ。ホームセンターなどで手に入り、両面テープで貼るだけなので手軽に設置できます。取り付けたままでも窓の開閉ができるのでとても便利です。

    ちなみにこちらのストッパー、元々網戸に付いている場合もあるので一度ご自宅の網戸をチェックしてみるといいですよ。(防犯にはならないです)

    網戸に触らないようにしつける

    根気がいりますが、網戸に触らないようしつけるという手も。子猫のうちから網戸に触らないよう、爪をたてないよう、時間をかけて理解させましょう

    また子猫時代からストッパーなどで開かないよう仕掛けをしておくと、成猫になっても「ここは開かないものだ」と思いこみ、例えストッパーがなくても開けようとしない子も。

    網戸のない部屋で過ごさせる

    部屋数の都合や家族の都合にもよりますが、いっそ網戸のない部屋で過ごさせるという選択も。猫が網戸にいたずらしないかな?脱走しないかな?と気にかけなくても済みますし、実際に網戸のいたずらによりもたらされる、様々な危険から猫を守ってあげられます。

    猫ねこさん
    以上のような対策をしっかりしていれば、安心して換気ができますねぇ。
    そうですねっ。お外の風がふわ~んと入ってくるのきもちよくて大好きですっ!
    クロベエ

    まとめ

    今回は網戸のいたずらについてお話ししました。以上を参考に、なぜいたずらするのかを理解し、我が子のいたずらの種類によっての対策をしていってくださいね

    • いたずらあるあるその①爪をひっかけて登る
    • いたずらあるあるその②爪で破ったり噛みちぎって破る
    • いたずらあるあるその③体ごと突っ込んで枠ごと外す
    • いたずらあるあるその④開けて脱走しようとする
    • いたずらの理由…ストレス、かまって、外に出たい、おもちゃ替り
    • 登る猫対策…フェンスやゲートを設置、両面テープを貼る
    • 破る猫対策…爪とぎを置く、ペット用網戸に張り替える
    • 外す&開ける猫対策…フェンスやゲートの設置、ストッパー設置、しつける、網戸の部屋へ入れない
    猫ねこ部編集室 ライター ほりえかよこ
    この記事を書いた人
    ほりえかよこ
    猫ねこ部編集室 ライター

    猫のお役立ち、猫との暮らすための記事など「ニャイフスタイル」記事担当。

    猫と暮らすためのヒントや飼い主さんのお悩みに寄り添った記事などを楽しくお届けするほか、キャットインストラクター坂崎清歌さんや猫カフェへの取材も行う。
    主婦の視点を生かし、「猫×ライフスタイル」により共感がわくアイデアづくりを目指している。

    一級建築士 株式会社ネコアイ代表取締役 清水満
    【監修】
    一級建築士 株式会社ネコアイ代表取締役
    清水満

    「ねこ検定」監修者 「ぺット共生マンションの適正化推進ガイドライン」監修者
    愛猫との路上での運命の出会いから、猫と幸せに暮らす住宅の必要性を感じ「猫専門建築士」として従事する。
    「クロワッサン」「週刊朝日」「猫びより」など雑誌掲載多数、NHK「もふもふモフモフ」TBS「サタデープラス」等に出演。
    現在は猫専門の総合コンサルタントとして猫用品開発や猫イベントの企画運営など広く活動している。愛猫は4匹。