- 今回ご紹介するのは練馬・大泉学園にある「カフェモフリー」の看板猫なつ先生。店主の阿部さんとなつ先生との出会いや、”猫×本×音楽”をコンセプトにしたお店の魅力までたっぷりとご紹介しますよぉ。
”猫×本×音楽”をコンセプトにした練馬・大泉学園の「cafe Mo.free(カフェモフリー)」。
店主の好きなものを集めたこのお店は、猫好き、本好き、音楽好きのたくさんの人々が訪れる人気店。
今回はそんなカフェモフリーの看板猫”なつ先生”を突撃取材。
なつ先生が愛して止まない店主の阿部さんに、なつ先生との出会いや暮らしのエピソード、お店のこだわりに至るまでたっぷりとお話を伺ってきました!
看板猫なつ先生
今回ご紹介するのは、練馬・大泉学園にある「カフェモフリー」の看板猫「なつ先生」。
さっそく、なつ先生にご挨拶を。。。
なつ先生どこ。笑
▲なにか?
ちょっと先生というより番長感が出すぎてしまったので、改めて・・・。
▲飯にするか。
今度はかわいいなつ先生をさしおいて、お隣の柳刃組長が際立ちすぎてしまうという大失態^^
仕切り直してもう一度。
こちらが、カフェモフリーの看板猫、三毛の「なつ先生」。
このピンとそろえた手!この至福の表情!
きょとん顔の破壊力も半端ない。
現在、8歳の女の子。人間でいえばやや中年にさしかかっているけれど、その動きは年齢を感じさせないほど俊敏だそうで。
「20代に間違われる50代(笑)」そう話すのは、カフェモフリー店主でなつ先生が溺愛するご主人さま阿部さん。
▲姿勢の良すぎるなつ先生w
まさに相思相愛。阿部さんの膝の上では安心しきってフワフワのお腹もオープンに。
そんななつ先生と阿部さんはどんなふうに出会ったのだろうか?
お互いに警戒しまくりの初対面
▲#全日本猫伸ばし協会に参加しましょう、ぜひ。
なつ先生と阿部さんとの出会いは今から約7年前。ある保護団体の譲渡会だったという。
もともと動物好きだったという阿部さん。「いつか猫を飼いたい・・・」そんな想いをずっと胸に抱いていたそう。
ペット可の物件に引っ越してきたのをきっかけに、その想いは大きく膨らんだ。けれど、今まで猫を飼ったことがなかった阿部さんは、果たして一人暮らしで猫を飼っていけるのか、、、そんな不安も心の片隅にあったという。
飼うかどうかは別としてまずは話を聞きに。。。そう思って譲渡会に参加したのだとか。
「譲渡会の時、この子はいなかったんです。でも、自分自身これまで猫を飼ったことがなくて、ということを団体の方に相談したら、この子だったら大丈夫なんじゃないかなと後日連れてきてくださって。」
それが阿部さんとなつ先生との最初の出会いだった。
初めて会った時の印象は・・・?
「なんかどっちも警戒してましたね・・・^^」と阿部さん。
最初は探り合いの日々。けれど、徐々に心を開いて。。。今ではこんなに阿部さんにデレデレ。
「猫ってクールで近寄ってこないもの、かまってほしいときだけこっちに来るっていうものだと思っていたんですけど。。。全然そんなことはなく、常にかまってくる、かまってくる(笑)そのへんのギャップが大きかったですね。ほんとによく喋る子で^^」
爪とぎでしっかり爪もといでくれ、トイレもしっかりできるおりこうさん。「最初はいろいろやられちゃうんじゃないかって覚悟して飼い始めたんですけど、全然そんなことはなかったですね。」と阿部さんは優しくなつ先生を撫でる。
ようやく叶った猫との暮らしは、想像以上に楽しく、そして賑やかだった。
最初は「ネコ」って呼んでました(笑)
なつ先生という名前にはいったいどんな由来が??
「最初はネコって呼んでたんです(笑)ただ、病院などに連れていくと名前を呼ばれたりするじゃないですか・・・。」
ということは・・・「阿部ネコちゃん、診察室へどうぞ~」なんてことにもなるわけで^^もし偶然その場に遭遇したら間違いなく二度見するパターン(笑)
そんなややこしさ^^もあり、名前をつけることに。
阿部さんのところにやってきたのが7月28日。夏。だから「なつ」と名付けた。
じゃあ先生というのはどこから?
「よくうちに遊びにきてた友人が、なつのことを『先生!先生!』っていつも呼んでいたんです。」そこから「なつ先生」という名前が生まれたのだそう。
でも、なつ先生自身、実は自分のことを”なつ”という名前だとは認識してないのだとか。
「先生だと思ってます。なつって呼んでも全然反応しないです。」と阿部さんは笑う。
▲なつって誰よ。誰なのよ。
自分のこと人間だと思ってる、たぶん
家にいても店にいてもずっと阿部さんの後をついてまわるなつ先生は、生粋の甘えん坊♡
「ニャーニャー鳴いてうるさいです、とにかく。たぶん、自分のこと、人間だと思ってるんです!」
お店でのなつ先生の様子はというと、、、常に阿部さんを目で追い。
カウンターの中に入ってしまった阿部さんを扉越しで見つめる。
もうこれは少女漫画かと思うほどの一途な恋心^^。
ニャーニャーうるさくて。。。という阿部さんだが、かまってかまってと行く先々にやってくるなつ先生へ向ける目はとても優しい。
▲阿部さんに大好きな腰トントンしてもらって目がほぼなくなってしまったなつ先生^^
こだわりのメニュー
カフェモフリーには、阿部さんの「大好きなもの」が詰まっている。
その一つが本。
「本や絵はもともとすごく好き。旅行に行くと、たいてい旅先の美術館や博物館に足を運びます。時間が取れれば年に1.2回は上野の国立西洋美術館にも行きます、特にイベントがない時でも。」
店内には、漫画や小説、写真集、画集、短編集などさらっと読めるものを中心にさまざまな本が並ぶ。
本好きというのは、阿部さんの書くお店のブログからも伝わってくる。その言葉のチョイスひとつひとつがなんだかすごく心地いい。
「エッセイみたいなものを意識している」と阿部さん。
ただのお店のイベント情報発信ブログじゃなく、読み物としても楽しめるお店ブログはこちら▼▼
もふりごと
https://ameblo.jp/mo-free/
本をお店のコンセプトの一つにしたこともあり、メニュー表にもこだわりが。メニューの料理は全てイラストレーターさんたちが描く”絵”になっているのだ。
「メニューを画集のようにしたいという想いがあって。最初は正直自分で描こうと思っていたんですね。でも紹介してもらったイラストレーターさんに描いてもらったら、もう全然違って(笑)」と阿部さん。
さらっとテーブルに置いてあるけれど、中を開けると展覧会さながら。
▲イラストレーター下島みちこ先生の描くメニュー表にはなつ先生も登場♪
何人かのイラストレーターさんに描いてもらったというメニューを見比べてみるのも面白い。
▲肉球をイメージしているというビーフシチュー。
紙質もまるで本のよう。
「白い紙といってもたくさんあるじゃないですか。品質、厚さ、色、手触りとか。。。めちゃめちゃ選びましたね。印刷屋さんでも心配されたほどです。こんなにお金かけていいんですかと(笑)」
水がこぼれたら、食事で汚れてしまったら、、、そんな心配は度外視でとことんこだわったメニュー。ぜひ店内で手にとってじっくり眺めてほしい。
こだわりのピアノ
カフェモフリー、二つ目のコンセプト。それは「音楽」だ。
中学生の時ピアノに出会い、音楽の楽しさを知った阿部さん。大好きなピアノは今でも続けているという。
店内に置かれているこのピアノは、世界三大ピアノメーカーの一つ”C.BECHSTEIN(ベヒシュタイン)”のもの。
タッチや音の伸び、高音の響き、どれをとっても普通のピアノとは全く違う。唯一無二の音色をもつこのピアノは、音楽に詳しい人なら誰もが一目置く存在だという。
「最初は実家にあったピアノを持ってこようと思ってたんですけど、開業の準備を進めていくなかで、プロの演奏家の方々が協力してくださるという話になって。あのボロボロのピアノじゃなって(笑)たまたま入った輸入ピアノ専門のお店の中で、一番惹かれたんです。お店の雰囲気にもあう色。弾いた感じもすごく柔らかかった。」と阿部さん。
もともとヨーロッパにあったものを買い付けて取り寄せたという特注品のこのピアノ。実は阿部さんが生まれた年に製造されたものなのだとか。そんなところも何か運命的なものを感じてしまう。
▲ときには阿部さんが弾くこともあるそう。なつ先生との連弾が聞きたい^^
お店に来るお客さんのなかには、このピアノにぜひ触れてみたいとやってくる方もいるのだとか。声をかけてもらえれば誰でも弾くことができるそう。
週末を中心に月に6.7回程度開かれている演奏会では、有名なピアニストたちの生演奏を楽しめる。