- 飼い猫との幸せエピソードをお届けする”なないろ猫物語”。今回ご紹介するのはキジ白の男の子「モコ」くん。わんぱくだけど甘えん坊で寂しがり屋なモコくんとの出会いや幸せエピソードを飼い主さんに伺いましたよぉ。
壁と壁の間で鳴き続けていた子猫を救出
紙袋の中からひょっこり♡まんまるなお目目で見上げているのはキジ白男子、モコくん。
「夫と『コ』がつく名前が可愛いよねと相談していて…夫が提案した『モコ!』がこの子のお顔にぴったりだなと思い、モコになりました^^」そう話すのは飼い主のみきてぃ(@kiku_moko)さん。
そんなモコくんと飼い主さんとの出会いは今から約半年前のこと。
ある日、勤務先で猫の鳴き声がすることに気づいた飼い主さん。どこから聞こえてくるのだろうとあたりを捜索したところ、飼い主さんの会社の壁と隣の会社の壁の間に子猫の姿を発見したという。必死に鳴き続ける子猫を救い出そうと、社員一丸となって助け出したそう。
でも、ようやく救い出したその子猫を周囲は保健所に連れて行こうとして。。。「こんな可愛い子をそんなところには連れていけない」そう思った飼い主さんは、自ら引き取ることにしたのだとか。
こうして、モコくんと飼い主さん夫婦との暮らしが始まった。
わんぱくだけど甘えん坊&寂しんぼさん
そんなモコくんは可愛らしい見た目とは裏腹に、とってもわんぱくで運動能力抜群!テレビからカーテンレールに飛び乗ったり、ときにはスパイダーマンのように壁を這い上がることも^
でも、実はすごく甘えん坊で寂しがりやな一面もあるそうで。。。飼い主さん夫婦が出かけるのを察知すると、甘えたような鳴き声でやさしーく甘噛みしてくるのだそう♡
トイレやお風呂に入っただけでも、ドアの前でずっと鳴き続けドアやノブにアタックしてくるほどなんだとか^^
そんなモコくんの小さい頃からの日課は、眠りにつく前必ず飼い主さんの顔を見ること。飼い主さんが笑うと安心したようにスーッと目を閉じるのだという。
「ケージで寝ていた頃、寝る時間になると私が目の前に寝転がって目を合わせるようにしていたんです。そうすると、モコはお腹をゴロンと見せて、何度も寝落ちしそうになりながらも(笑)私がそばにいるか確認しながら眠りについていましたね。」
しばらく離れると愛おしさが増して
いつもモコくんに早く会いたい一心で、仕事から急いで帰るという飼い主さん。モコくんは、そんな飼い主さんを「待ってたよ!」と言わんばかりに玄関でたくさん鳴いてお出迎え。膝に乗ったり、鼻チューしたり、手に激しくスリスリしてきたり、、、モコくんも飼い主さんに会いたくて待ちきれない様子なのだという。
「お互いにやっと会えたね~って言い合ってギュッと触れ合うとき、とても幸せを感じます。」と飼い主さんは話す。
ひとり壁の隙間で鳴いていた時は、どんなに寂しくて心細かったことだろう。たっぷりの愛情で寄り添ってくれるママとパパに出会えて本当によかったね、モコくん。
きみのママは「モコの人生がとっても幸せなものになるように」といつも考えてくれているからもう大丈夫だよ!
穏やかで温かいモコくんとの暮らしがいつまでも続いていくことを心から願っています!
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。