2月28日付、香港でのPCR検査において、ペットの犬から低いレベルの新型コロナウイルスの陽性反応がみられた旨の報道がありましたが、公益社団法人東京都獣医師会では「日本のペットにおける新型コロナウイルスの感染は、現時点においては問題とならない」と見解を発表しました。その理由について、以下のような情報が発信されています。(2020.02.28)
※最終更新:2020年3月5日
犬が感染したことを確認したわけではない
現時点のAFCD(漁農自然護理署)の発表によると、犬の鼻と口の粘膜にたまたま付着した新型コロナウイルスを検出した可能性があるとのこと。犬の体内で新型コロナウイルスが増殖したかどうかははっきりと分かっていないようです。
飼い主からペットへ感染する可能性は非常に低い
日本のペット飼育環境では、コウモリなどの野生動物との接触がほとんどありません。よって、ペットに新型コロナウイルスが感染する経路として考えられるのは飼い主からの感染のみですが、その可能性は非常に低いと述べています。
まずは、飼い主さん自身が新型コロナウイルスに感染しないよう、十分に注意することが大切であると注意を呼びかけています。
参考:東京都獣医師会
新型コロナウイルス関連情報
厚生労働省
新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項
経済産業省
農林水産省
文部科学省
新型コロナ感染症による学校休業対策「#学びを止めない未来の教室」
首相官邸
各都道府県の新型コロナウイルスに関するお知らせ・電話相談窓口
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守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。