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猫のしっぽの動きで気持ちが分かる!15パターンを徹底解説

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猫ねこさん

猫のしっぽの動きで気持ちが分かる!15パターンを徹底解説

猫ねこさん
ワレワレ猫はしっぽを動かすことでいろんな気持ちを表しているんですねぇ。しっぽをよぉく観察してその子の気持ちを汲み取ってあげれば、今よりもっと深~い絆が生まれますよぉ。
猫ねこ部編集室 ディレクター 木原優子
【監修】ペットフード販売士
猫ねこ部編集室 ディレクター

木原優子

猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。

「猫っていったい何考えてるんだろう…??」
猫を初めて飼うときに、上手くなついてくれず困ることも多いですよね。。。

実はしっぽの動きを見れば、猫の「嬉しい」「しょんぼり」「怒ってる」「甘えたいな!」などの気持ちが分かるんです!
言葉が話せなくても言いたいことが汲み取れれば、接し方も変わってきますよね。

今回はそんな猫のしっぽの役割や15パターンの動きで分かる気持ちを徹底解説!

猫のしっぽの構造や長さについても詳しく説明しますので、是非参考にしてください。

猫のしっぽの役割

猫のしっぽは、生きていくうえでとても重要な役割を担っています。

主な役割は以下の4つです。

  • 気持ちを表現する
  • バランスを保つ
  • からだを温める
  • マーキング

気持ちを表現する

猫はしっぽを動かすことで気持ちを表現しています。
そのため、猫のしっぽの動きを見ることで、その時々の猫の感情を汲み取ってあげることができます。
しっぽの動きで分かる猫の気持ちについては、次項で詳しく説明します。

バランスを保つ

猫はしっぽでからだのバランスをとっています。
バランスが崩れそうになると、しっぽを素早く振って骨盤の位置を調整しています。
どんなに不安定な場所であってもバランスを崩すことなく素早く動けるのは、しっぽのこうした働きがあるからです。

からだを温める

猫はしっぽを使ってからだを温めます。

寒さに弱い猫は、寒いと感じたら体を小さく丸め、マフラーのようにしっぽを体に巻きつけて暖をとっています。

マーキング

猫はしっぽをこすりつけることでマーキングを行います。
マーキングとは自分の縄張りをアピールする行為です。

猫にはにおいを発する「臭腺」が体のあちこちにあります。
しっぽにも臭腺があるため、しっぽをこすりつけることでニオイを付けているのです。

しっぽの動きで分かる猫の気持ち

前述のように、猫は「感情表現のツール」としてしっぽを使っています。
ここでは、15パターンの動きについて説明します。

  • 垂直にピーンと立てる
  • 毛を逆立て太くする
  • 山型に持ち上げる
  • 後ろ足の間に挟む
  • ダランと下げている
  • 大きくゆっくり振る
  • 小さく早く振る
  • ブンブンと左右に振る
  • 激しくバタバタと動かす
  • しっぽの先をくねくね動かす
  • 寝ているときに名前を呼ぶとしっぽの先だけ小さく振る
  • 座っているときに縦にしっぽをパタパタと振る
  • しっぽの先だけを前に向けている
  • 抱っこした時にお腹にピッタリつける
  • 抱っこした時にバタバタと動かす
猫ねこさん
しっぽの気持ちをクロベエくんがご紹介しますよぉ~。

垂直にピーンと立てる

しっぽを立てる

しっぽを垂直にピーンと立てているのは、以下のような時です。

  • 嬉しい時
  • 甘えている時
  • ごはんが食べたい時
  • 自分をアピールしたい時

子猫が母猫にかまってもらいたい時によく見られる仕草です。
子猫が飼い主さんのところにしっぽを立ててすり寄ってきたら、たっぷり甘えさせて遊んであげましょう。

毛を逆立て太くする

毛を逆立てて太くする

タヌキのしっぽのように毛が逆立ち太くなるのは、以下のような時です。

  • 驚いた時
  • 怒っている時
  • 恐怖を感じている時
  • 相手を威嚇し、攻撃しようとしている時

好奇心旺盛な子猫は初めて見るものや音に驚きやすく、しっぽを逆立て膨れ上がらせていることが多いかもしれません。

また、喧嘩の時にもしっぽを大きく見せ、自分の方が強いことを相手にアピールします。
強気になっている時には、しっぽだけでなく全身の毛を逆立たせることもあります。

このような仕草を見せた時にはご機嫌ナナメなので、気持ちを落ち着かせるためにもそっと見守るようにしましょう。

山型に持ち上げる

山型に持ち上げる

しっぽを山型に持ち上げるのは、以下のような時です。

  • 攻撃態勢に入る一歩前
  • 緊張した時

毛を逆立てて太くした後持ち上げたら、いつでも準備万端な臨戦態勢に入っているサインです。

後ろ足の間に挟む

後ろ足の間に挟む

しっぽを後ろ足の間に挟むのは、以下のような時です。

  • 恐怖を感じた時
  • 弱気になっていて、相手に服従する時
  • 飼い主さんに怒られて元気がなくなった時
  • 動物病院や新しい場所などで不安感が高まった時

山型に持ち上げる時とは正反対の気持ちを表しています。

猫同士の喧嘩でしっぽを後ろ足に挟むのは「降参!参りました」のサインですので、人間が手出ししないようにしましょう。

また、極度のパニック状態でこうした仕草を見せることもあるため、刺激を与えないことも大切です。

ダランと下げている

ダランと下げている

しっぽをダランと下げているのは、以下のような時です。

  • 叱られたりしょんぼりした時
  • 失敗して落ち込んでいる時
  • 体調を崩している時

狩りや遊びで失敗することの多い子猫期には多く見られます。
状況を見ながら、見守ったり声をかけてなぐさめたりしてあげましょう。

ただし、いつもダランとしている場合は体調が悪い可能性もあります。
いつもと違う様子がないか注意深く観察して、気になる症状があれば動物病院を受診しましょう。

大きくゆっくり振る

大きくゆっくり振る

しっぽを大きくゆっくり振るのは、以下のような時です。

  • 興味があるものを見つけた時
  • 見慣れないものに驚き観察している時
  • リラックスしている時
  • 何も考えていない時

「これは何だ?」と気になってしかたない時によく見られます。
すぐに飛びかかったりはしませんが、やや興奮気味の状態です。

小さく早く振る

小さく早く振る

しっぽを小さく早く振るのは、不機嫌でイライラしている時です。

人間でいう「貧乏ゆすり」のようなものですね。

そのような状態の時には空気を察してそっとしておいてあげましょう。
抱っこしたり話しかけたりすると、かえって機嫌を損ねてしまいかねません。

ブンブンと左右に振る

ブンブンと左右に振る

しっぽをブンブンと左右に振るのは闘争心の表れです。

縄張りのなかで、しっぽをブンブンと左右に振りながら歩くことで自分の強さをアピールしています。

激しくバタバタと動かす

激しくバタバタと動かす

しっぽを激しくバタバタと動かすのは、以下のような時です。

  • イライラして不機嫌な時
  • 怒っている時

しっぽを地面に強く打ち付けたりすることもあり、不機嫌な様子が見てとれます。
八つ当たりで急に噛んだり引っ掻いたりすることもあるため、かまわずそっとしておきましょう。

しっぽの先をくねくね動かす

尻尾の先をくねくね動かす

しっぽの先をくねくね動かすのは、以下のような時です。

  • 獲物を捕らえるために集中している時
  • 考え事をしている時

獲物を見つけてどう仕留めようか考えている時、次の行動を考えている時に見られます。
このような時は、集中力を削がないようそっとしておきましょう。

寝ているときに名前を呼ぶとしっぽの先だけ小さく振る

寝ているときにしっぽの先だけ動かす

寝ているときに名前を呼ぶとしっぽの先だけ小さく振るのは、いわゆる愛想返事です。

完全に寝ていないけれど起きるのは面倒なので、しっぽで「ハイハイ」と答えているのです。

座っているときに縦にしっぽをパタパタと振る

座っているときにパタパタ振る

座っているときに縦にしっぽをパタパタと振るのは、以下のような時です。

  • これから何をするか考えている時
  • 子猫をあやす時

次の行動を考えている時に上下にしっぽをパタパタと振ります。
このような仕草が見られたら、邪魔せずそっとしておきましょう。

しっぽの先だけを前に向けている

しっぽを絡ませる

しっぽの先だけを前に向けているときは挨拶の意味です。

猫同士はしっぽを立てて絡ませて挨拶をします。
飼い主さんの足にしっぽを絡ませてきたときは、挨拶をしてくれていると思ってくださいね。

抱っこした時にお腹にピッタリつける

抱っこしたときにお腹にピッタリつける

抱っこした時にしっぽをお腹にピッタリつけるのは、怖がっている時です。

お腹は動物にとって一番の弱点ですので、それを隠しているのは防御姿勢をとっているという意味です。

抱っこした時にバタバタと動かす

抱っこしたときにバタバタと動かす

抱っこした時にバタバタと動かすのは、嫌がっている時です。

基本的に猫は抱っこが苦手なので、バタバタと動かすことが多いです。

逆にゆっくりとしっぽを振っている場合は、安心していて嬉しい時です。

猫ねこさん
ワレワレ猫はしっぽを動かすことでいろんな気持ちを表現しているんですねぇ。クロベエくんはよく毛を逆立てて太くしてますよねぇ。。。ンフフ。
えぇっ!!そうですかねっ。あ、、、でもボク部屋のなかを探検するの大好きで、、、いろいろあさりすぎておっきな音がするたびにビクってしてるかも(´゚д゚`)
クロベエ

猫のしっぽの構造

猫のしっぽは以下の3つから成り立っています。

  • 尾椎(びつい)
  • 筋肉
  • 尾骨神経(びこつしんけい)

猫のしっぽが先端まで自由自在に動くのは、これらの働きによるものです。
以下、それぞれの機能について説明します。

尾椎(びつい)

尾椎とはしっぽを支える骨のことで、先にいくほど細くなります。

一般的な猫の尾椎の数は18~23個ですが、しっぽの短い猫種「マンクス」は4個しかないなど個体差もあります。
それぞれの尾椎の間隔が広いため、しなやかに曲げることができます。

筋肉

尾椎の周囲にあるのが筋肉です。
しっぽを前後左右に動かしている4本の筋肉と、細かい動きをする時に使う8個の筋肉から構成されています。

以下の4つが前後左右に動かす時に使う筋肉です。

  • 内背側仙尾筋(ないはいそくせんびきん):上や斜めに上げる
  • 外腹側仙尾筋(がいふくそくせんびきん):下や斜めに下げる
  • 尾横突間筋(びおうとつかんきん):横に曲げる
  • 直腸尾筋(ちょくちょうびきん):下に巻き込む

猫がしっぽをくねくね曲げられるのは、尾横突間筋の働きによるもの。
また、喧嘩に負けたオス猫がしっぽを下に巻き込むのは、直腸尾筋が作用しているからなのです。

尾骨神経(びこつしんけい)

尾椎や筋肉の動きを司っているのが尾骨神経です。
第1~第8までの尾骨の横から出てしっぽ全体に分布しています。

尾骨神経は、以下の3つの重要な神経ともつながっています。

  • 骨盤神経
  • 陰部神経
  • 下腹神経

しっぽを強く引っ張るなどして尾骨神経が損傷してしまうと、他の神経にも影響を与えてしまい、排尿・排便障害や歩行困難などを引き起こす危険性があります。
軽い気持ちで、絶対に引っ張ったり踏んづけたりしないようにしてくださいね。

猫ねこさん
しっぽをときどきかるーい気持ちで引っ張ったりする人がいますが、歩けなくなったりすることもあるから絶対にやっちゃダメですよぉ!
ちっちゃい子とか容赦なかったりしますもんねっ。ぼくも一回引っ張られそうになって全力で逃げました。。。(´;ω;`)
クロベエ

猫のしっぽの長さ

猫のしっぽの平均的な長さは約25~30cmですが、猫種によっても大きく異なります。

ここでは、しっぽの短い猫種・長い猫種についてそれぞれ説明します。

しっぽが短い猫種

代表的な猫種は以下の通りです。

  • ジャパニーズボブテイル
  • アメリカンボブテイル
  • クリルアイランドボブテイル
  • マンクス
  • キムリック

ジャパニーズボブテイル

日本原産で、ポンポン型の短いしっぽとかわいらしい丸顔が特徴。

順応性が高く、他の猫や動物とも仲良くできる社交性も備えているため、飼いやすい猫としても知られています。

アメリカンボブテイル

ワイルドな見た目ですが「ゴールデンレトリバーのような性格」と言われるほど優しい癒し系です。

好奇心が強くハンティング能力も高いため、室内でも活発に動き回ります。

クリルアイランドボブテイル

千島列島(ロシア名:クリルアイランド)原産の猫で、別名クリリアンボブテイルとも呼ばれます。

オオカミのような集団生活で厳しい寒さを生き抜いてきたことから、社交的で子どもや他の動物とも仲良くでき、犬のようなコミュニケーションもとることができます。

マンクス

イギリスのマン島原産の猫で、日本ではほとんど手に入らない希少な猫です。
ウサギのようにぴょんぴょん跳ねて歩くことから「ラビットキャット」とも呼ばれます。
引っ込み思案で家族以外には懐きにくいところがありますが、心を開いた相手には忠実に懐きます。

しっぽがない猫種とも言われていますが、完全にない猫は全体の数割で、長さや形によっては以下の4種類に分けられます。

  • ランピー:完全にしっぽがない
  • ランピーライザー:尾骨の1~2節程度が残っている
  • スタンピー:ごく短いしっぽが折れたりねじ曲がったりしている
  • ロンギー:ボブテイルよりやや短い

キムリック

しっぽのない猫マンクスの長毛種です。
長毛種が生まれる割合は約25%で、世界的にも非常に頭数の少ない珍しい猫です。
マンクスと同じく、引っ込み思案で家族以外には懐きにくいところがありますが、心を開いた相手には忠実に懐きます。

しっぽが長い猫種

代表的な猫種は以下の通りです。

  • ノルウェージャンフォレストキャット
  • ベンガル
  • シャム
  • アビシニアン

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェー生まれの大型の長毛種で、思わず触りたくなるモフモフな被毛が特徴。

優しく穏やかでフレンドリーな性格です。

ベンガル

まるでヒョウのようなワイルドな見た目ですが、性格は温和でとてもフレンドリー。

猫には珍しく水を怖がらないため、シャンプーも嫌がらずにさせてくれます。

シャム

タイの貴族に飼われていたことから高貴で優雅な印象です。

警戒心は強いですが、一度心を開けばとても甘えん坊な面も。活発で運動量の多い猫としても有名です。

アビシニアン

「バレエキャット」とも呼ばれる優雅な見た目とは裏腹に、好奇心旺盛でいたずら好き、甘えん坊な性格です。

猫ねこさん
猫のしっぽは形も長さもさまざま。猫の種類によっても違ってくるんですねぇ。
しっぽがまったくない子がいるなんて知りませんでしたっ。一度でいいからお目にかかりたい~(・∀・)
クロベエ

よくある質問

ここでは、猫のしっぽに関するよくある質問をまとめています。

しっぽをプルプルと震わせるのはどんな時?病気ではない?

しっぽをプルプルと震わせるのは、以下のような時です。
感情が高ぶったときに起こる神経反応ですので、元気があれば病気の心配はないでしょう。
ただし、しっぽ以外の場所も震えていて長引くようであれば、体調不良の可能性もありますので獣医に相談しましょう。

【しっぽを立てて震わせる】

  • 甘えたい時
  • 遊んでほしい時
  • 嬉しくて幸せな時
  • ごはんやおやつが欲しい時


【伸びをしながら小刻みに震わせる】

  • 気持ちよく目覚めた時


【目を見開きゆっくりと震わせる】

  • 興味深いことがある時
  • 獲物を見つけ飛びかかるタイミングを見計らっている時


【不機嫌な表情で左右に震わせる】

  • ご機嫌ナナメの時


【しっぽを立てて付け根付近を震わせる】

  • マーキングをする時
しっぽの付け根を触るとお尻を上げるのはなぜ?触るときの注意点は?

しっぽの付け根を触るとお尻を上げる理由は以下の3つです。

  • 刺激を受けて気持ちいい
  • くすぐったい
  • 交尾でメス猫が得る刺激と似ている

付け根を触ると喜ぶ猫は多いですが、なかには触られるのが嫌いな猫もいます。
また喜ぶからといって、何度もしつこく触られるとストレスに感じることもあるため注意が必要です。

しっぽを引っ張るのはダメ?

しっぽはとても大切な部位ですので、絶対に引っ張ってはいけません。

しっぽには尾骨神経が通っていて、以下の3つの神経とつながっています。

  • 骨盤神経
  • 陰部神経
  • 下腹神経

そのため、軽い気持ちでしっぽを引っ張ると他の神経にも影響を及ぼし、以下のような障害(=猫ふんじゃった症候群)を引き起こす可能性があります。

  • 歩行障害
  • 排尿・排便障害
  • 下半身の障害

こうした障害が出た場合、動物病院で適切な処置を行い治療を行います。
また、排尿・排便障害や麻痺などの障害が残った場合は、飼い主さんが排泄や生活の補助を行う必要があります。

自分のしっぽを追いかけて遊んでいるのはなぜ?

猫が自分のしっぽを追いかけて遊んでいる理由は以下の4つです。

  • おもちゃとして遊んでいる
  • 怪我の痛みやノミ・ダニなどのかゆみがある
  • ストレスを感じている
  • 脳腫瘍などの異常がある
  • 知覚過敏

しっぽに興味を持って追いかけて遊ぶのは自然な行動ですが、長時間にわたってずっと追いかけて自分のしっぽを攻撃している場合は注意が必要です。
怪我や病気、ストレスなどがないか注意深く観察して対処しましょう。

自分のしっぽをぶつけてくるのはなぜ?

自分のしっぽを飼い主さんにぶつけてくるときは、以下のような時です。

  • かまってほしい時
  • お腹が空いた時
  • 怒っている時
  • マーキング

バシバシとしっぽをぶつけられたら、猫の様子をよく観察して気持ちを言いたいことを汲み取ってあげましょう。

しっぽが上がらないときに考えられる病気は?

しっぽが上がらないときに考えられる病気として「馬尾症候群(ばびしょうこうぐん)」があります。

馬尾症候群とは、脊髄の下端からしっぽに向かって伸びている馬尾(ばび)という神経の束に異常がある状態です。

馬尾症候群になると、しっぽが上がらない他に以下のような症状が表れます。

  • しっぽの付け根を触ると痛がる
  • しっぽの感覚がない
  • 排尿・排便障害
  • 後ろ足の動きがおかしい
  • 運動するのを嫌がる

馬尾症候群には以下のような原因が考えられます。

  • 先天性の奇形
  • しっぽの骨折や脱臼
  • 猫ふんじゃった症候群(しっぽ引っ張り外傷)
  • 下部腰椎の椎間板ヘルニア
しっぽが赤いときに考えられる原因は?

しっぽが赤い原因には以下のような皮膚病が考えられます。

  • 皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)(猫カビ)
  • 疥癬(かいせん)
  • アトピー性皮膚炎
  • 蚊刺過敏症(ぶんしかびんしょう)
  • 日光過敏症

猫カビや疥癬などは人に感染する可能性もあるため、早めに獣医に相談することが大切です。

普段の猫よりしっぽが短いけど病気ではない?

しっぽの長さは遺伝子によって決まるものですので、病気なのでは?と心配する必要はありません。

長崎には鍵しっぽの猫が多いって本当?

長崎の鍵しっぽ(先端がねじれている)率は70%以上と、全国でも鍵しっぽ率の高い県として有名です。
長崎に鍵しっぽの猫が集中しているのには以下のような原因が考えられます。

  • 島が多く集団のなかでも自然淘汰されることがなかった
  • 江戸時代の鎖国中、唯一交易を許されていた長崎の出島に、鍵しっぽの遺伝子を持つ猫(ネズミ対策の役割)が船に乗せられ多く入ってきた
昔の日本でしっぽの短い猫が好まれていたのはなぜ?

江戸時代には特にしっぽの短い猫が多かったと言われています。
これは、しっぽの長い猫が歳をとると「猫又」という妖怪になるという伝説があり、当時の人々に恐れられていたからです。

この都市伝説は徐々に風化していき、明治から大正の頃には人々の好みも変化していったようです。

まとめ

猫のしっぽの役割、動きで分かる気持ち、構造、長さについては以下のまとめを参考にしてください。

  • 主な役割は感情表現、バランスを保つ、からだを温める、マーキング
  • しっぽの動きを見ればその時々の気持ちと対処法が分かる
  • しっぽは尾椎、筋肉、尾骨神経の働きにより先端まで自由自在に動く
  • 排尿・排便障害や歩行困難などを引き起こす危険性があるためしっぽを強く引っ張ってはいけない
  • しっぽの長さや形は遺伝子によって決まる
  • 平均的な長さは約25~30cm
猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 エディター

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