家族のあたたかさがつくりだす猫カフェmfmf~保護猫ちゃんと5匹のスタッフ猫~

2019-07-08

猫ねこさん

家族のあたたかさがつくりだす猫カフェmfmf~保護猫ちゃんと5匹のスタッフ猫~

猫ねこさん
横浜・関内にある猫カフェmfmf。一度見たら忘れられなくなる個性豊かなスタッフ猫たちと、里親募集中の保護猫たちをご紹介しますよぉ。

今回ご紹介するのは、横浜の関内駅から徒歩1分の場所にある「猫カフェmfmf」
保護猫を新たな里親さんへ繋ぐ活動もされている猫カフェ。

mfmfはモフモフと読むんだとか。店名を聞いただけでモフモフなのか?と妄想が止まらないアラフォーライター女子2人。
おしゃれタウン横浜、猫カフェmfmfさんへ、いざ!

おうちのリビングにいるみたい

内観

店内はまるで家のリビングのようにくつろげる空間。ソファ、マンガ、テレビ…とまったりできちゃう心地よさ。猫たちはそこかしこにビローンとおくつろぎ。

猫カフェmfmfには5匹のスタッフ猫たちと新しい家族を探している保護猫たちがいる。
なんと常駐スタッフ猫ちゃんとモフモフしつつ、気に入った子が居れば里親さんになれるモフモフ満載な猫カフェ!

内観

迎えてくださったのはスタッフ多田さん。明るくハキハキとしていて、どこか猫っぽい、凛としたたたずまい。

mfmf多田さん

なんだか素敵すぎて、アラフォー女子がドキドキしちゃっているところへ、さぁ登場!スタッフ猫さん!

5匹の個性がはじけすぎ!常駐スタッフ猫ご紹介

プロフィール

「猫カフェmfmf」に、この5匹あり。個性と貫禄の有りあまるスタメン勢。そのキャラの立ちっぷりといったら。まずは何はともあれ、ご紹介を。

説明不要の存在感、エキゾチックショートヘアのおはぎくん

おはぎ

もっこりさんかつ、おっとりさん。カリカリーナ(爪とぎソファ)がお気に入り。ベテランオーラたっぷりだけれど意外と3才。

おはぎ

モフモフ界のミス・パーフェクト、ペルシャのミルクちゃん

ミルク

たくさんカメラ目線をくださる気配りやさん…と感心していたところ、キャットタワー下で力尽きておられたというギャップにノックアウト!

ミルク

どーんとビッグなサイベリアンのキングくん

キング

取材時、ずっとこのテーブルでお昼寝。ビッグすぎていろいろはみだしているけれど、自分がビッグなことに気付いていない可能性ありのおちゃめくん。

キング

モッフモフのゴロゴロ人なつっこ系、ミヌエットのアーサーくん

アーサー

おねだり上手の、愛され上手でみんなのアイドル。銀の猫鍋がお気に入りで心も体もオープンに。アーサー開き絶好調。

アーサー

寝顔からも品格あふれちゃう系、スコティッシュフォールドのルイくん

お店で1番攻略が難しいと言われるクールなメンズ。確かに取材中は冷蔵庫の上でずっとおねむ。別の名をルイ王子。

ルイ

スタメン勢、存在の意味

ミルク▲よくカメラ目線をくださるミルク姫

この5匹はいつもお店にいる猫たち。スタッフ猫なんだとか。
「保護猫の方は数が動いてしまうので、環境に慣れている絶対的な存在のこの子たちがいることで、お店のパワーバランスが安定するんです。」と多田さん。

5匹の種類としては、潰れたお鼻が特徴のエキゾチックショートヘア、手入れが必要な長毛種のペルシャ、アレルギーがでにくいといわれるサイベリアン、手足の短い比較的新しい品種のミヌエット、耳が特徴的なスコティッシュフォールドと、バラエティに富んでいる。

アーサー▲寝ているようで起きている。ただただボーっとしているアーサーくん。

「この5匹には存在の意味がちゃんとある」と多田さんは言う。
「この子たちがこうして人にべったり慣れてくつろいでいてくれると、全く人慣れをしていないシャーシャーな野良の子たちが入ってきても、この子たちにつられて人慣れをしていくんです。」

入ってきたばかりの頃、シャーシャーっ子はスタッフ猫たちがおやつを貰いにくる様子を部屋のすみからじっと見ているんだそう。そして、最初はおそるおそる…でも少しずつ近寄ってくる。そのうち、スタッフ猫たちがお客さんとおもちゃで遊んでいるの見て、そろり…と入ってくるように。スタッフ猫、お見事。

おはぎ▲あずきじゃないの、おはぎなの。

また、長毛種を飼ってみたいと思っているお客さんがスタッフ猫のことを聞きにきたり、アレルギーだけどどうしても飼いたいという人が「サイベリアンならどうだろう」とキングに会いにきたりもするんだとか。

まさに、そこにいるだけでみんなの役に立つ存在。ただ者ではないスタメン勢。

猫カフェmfmfの想いで繋がる保護猫たち

猫▲反則級の手枕ショット。

この存在感を放ちまくっているスタメン勢とともに暮らしているのが、里親募集中の保護猫たち11匹。(取材時)

福島からやってきた保護猫のひとり、レイちゃん。母猫のネグレクトで保護されたそう。

レイ

「兄弟たちもみんなひどい状態で。栄養不足で、下半身が動かなくなっていた子も…。」でも、それでもいいと言ってくれるあたたかい里親さんのおうちへもらわれていったとか。

白黒ハチワレのはなちゃんは長野から。あるおうちの猫が脱走して、妊娠してしまってできた子のひとりだという。

はな▲長野からきたハチワレ女子、はなちゃん。

10匹以上が生まれ、飼い主さんが「里子に出せなかったら、全員保健所につれていかなくてはならない。たすけて。」とSNSで発信していたのを見つけ声をかけた。
「離乳する頃までは母猫と一緒にいさせてあげて。もし里親さんが見つからなかったら、うちが全員引き取るから。」

このひと声で子猫たちの大切な命が救われた。飼い主さんは、子猫たちが離乳するまでのあいだ、懸命に育て里親探しを続けてくれたとか。こうして最後に猫カフェmfmfが迎えにいったのが、今ここで暮らしている長野の兄弟たち7匹。

そんなお話を聞いていると長野兄弟の1匹、前髪ぱっつんうめちゃんが多田さんに話しかけてきた。

うめ▲お話し上手のうめちゃん。まことちゃんばりの前髪ぱっつん具合。

「みゃぁ?」と多田さんのおひざに手をかけて話しかける。可愛さ爆発。「なんのおはなししてるの?あそぼ?」とでも言ってるのかな。

あの時の投稿を見つけなかったらこんな可愛い姿も見られなかったかもしれない。
レイちゃんの兄弟たちも、あたたかい人たちと繋がらなかったかもしれない。
「助けられる命は助けたい」そういった猫カフェmfmfの想いが繋げた縁。猫もわかっているのかな^^

シーザー▲こちらも長野っ子。フルーツタルトさえ公開処刑してしまうシーザー。

里親探しの難しい地方にもアンテナを張って

猫

全国各地から保護猫を引き取っている猫カフェmfmf。
近隣の動物病院で保護された猫を引き取ることもあれば、なんと沖縄の離島からやってくる子も!

沖縄の離島という立地上、里親探しが非常に困難だとか。大手の里親探しのサイトでは空輸での猫の引き渡しを行っていないことが多い。そのため里親希望の人に離島まで直接きてもらわなくてはならない。そうなるとかなりハードルが上がってしまう。

引き取り手の望みが薄い離島の猫たちはさらに過酷な状況に。。。
島の役所の敷地内に建てられたプレハブ小屋の中で、トイレもない、たまに上から水をかけるだけ、そんなケージに猫たちは保護されていたという。

「だったらもう、みんなうちが引き受けて里親を探そう、と。」

現在は、保護猫を助けたいという多くの協力者のおかげで解決に向かっているというが、引き続き猫カフェmfmfは沖縄から猫を保護し続けているという。

地方でのこういった課題は、まだまだ多いという。こうして人知れず地道に活動をしている人たちのおかげで、辛い環境から抜けだせる猫がいる。助かる命がある。

猫

「他では秋田で廃線になった駅に、11匹の猫が捨てられちゃったことがあり、拾った方がそれをSNSで発信されていて。」秋田で個人の人が11匹もの里親を探すのはかなり難しいだろう、そう思って声をかけた。

先ほどの白黒兄弟のように、SNSなどで「どうしても里親みつからない。。。」といったSOSをだしている人を見つけたら、声をかける。
里親募集サイトに関しても。「あ、この募集の仕方は危ないな、とか、誰でもいいから渡しちゃおうというよくないシステムだな」そんなサイトは注意深く見ていく。
猫カフェmfmfの猫に対する想いは深い。
猫に里親が見つかったからといってそこでおしまいではない。猫たちの幸せは人次第。そこがスタート地点なのだ。
猫のその先を見据えて、日々アンテナを張っている。

里親希望のご家族全員と必ず会ってマッチングを

ハチワレ▲仲良しハチワレ兄弟

そんな想いで見守られている猫カフェmfmfで暮らす保護猫たちは、どういった流れで里親さんの元へと卒業していくのだろうか。

「里親を希望する方にはまずお店にきてもらいます。ご家族がいれば全員にきていただいて、必ずお会いするんです。」
家族揃ってでなく、別々の時間になってもいいから、全員と会って意向の確認などをしてマッチングする。

条件としては終生飼育、最後まで飼えること。また避妊去勢を怠った末に生まれてきている子が多いので、避妊去勢をしてもらうことへの同意。そして完全室内飼育や、当たり前のことではあるが、勝手に第三者団体に渡さないこと。

うめ▲このブラインドびよんってひっぱるヒモすき

以上を軸に、ちゃんとペット可の物件に住んでいるかなど細かい部分も確認するという。

例えば、ペット可であっても集合住宅の場合は、鳴き癖がないかが重要。鳴き癖のある子を譲渡してしまうと、戻ってきてしまうことも…。

「ペットロスの方も、いざ譲渡した後にフラッシュバックしてしまってダメだったことが。あと家族は猫を欲しがっているのだけれど、いちばんお世話をするお母さまがペットロスを乗り越えられていなかったり。」そういったことを防ぐためにも家族全員に会うという。

子どものいる家庭でも大丈夫

猫▲左タイツ、中なつ…右…えっと誰だろ

猫が大好きという子供は多いもの。しかし「猫は子どもが嫌い」とはよくいわれることで、子育て世代には気になってしまうところ。

「お子さんがいても大丈夫ですよ^^。猫ちゃん可愛いねとやさしく触ってくれる子なら何才でも。少し危ない触り方をしてしまったり、猫とおもちゃをまだ区別できていない子もいます。でも『猫ちゃんはこうだからね』って話をしたら分かってくれますから。ただ、それを親御さんが注意できない、それを問題と思っていない親御さんに対しては譲渡できないですね。」ごもっとも。

お年寄りへは、20年後の話をしっかりする

ミルク「高齢者へは、猫ちゃん20年生きますと。20年後を考えてお話しさせていただきます。」
息子が猫好きだから、将来私に何かあったら息子がみるわ、と言う人もいるんだとか。しかし、いざその時がきたら状況は分からない。遠方に住んでいるかもしれないし、家庭を持っていて家族が反対するかもしれない。
「そのような場合は息子さんにも一度きていただくんです。」ちゃんと意向を聞いてから決定をだすという。

1匹でも多く、おうちを見つけてあげたい。その気持ちは山々だ。しかし「はい、どうぞ」と簡単には渡せない。全ては猫のため。