- 東京・八丁堀にある雑貨店「庫-kho-」の看板猫「のぶにゃが」くん。地域の人々に愛されるのぶにゃがくんの魅力を存分にお楽しみくださいねぇ。
今回ご紹介するのは、小さな雑貨店の猫店長「のぶにゃが」くん。
地域の人々から可愛がられ、最近ではSNSでも人気急上昇中の3歳の男の子。
その可愛くてフリーダムな看板猫ぶりをたっぷりとご紹介します!
小さい時からスタッフみんなで育ててきた
東京・八丁堀にある雑貨店「庫-kho-」。ここに今SNSでも話題の看板猫がいるという。お名前はのぶにゃが(@nobunyaga2016)くん。
さっそくのぶにゃがくんに会いにお店を訪ねてみると。。。
ウォーリー並に難しすぎるのぶにゃが探し^^
よぉく目を凝らしてみると・・・
い、いました!!完全に雑貨と同化しちゃってるのぶにゃが様発見!!
なんでしょ、この置物感溢れる可愛さは♥
「ちっちゃい時からここでみんなで飼っているんです。」そう話すのは、庫-kho-を運営する株式会社AABインク代表の奥本さん。
そう。のぶにゃがくんはスタッフさんのお家の猫ではなくて、会社で飼っている猫なのだ。
きっかけは、たまたまスタッフの中野さんが、お休みの日に息子さんと一緒に訪れたペットショップで、のぶにゃがくんを見つけたことだったという。
「まだ生まれて2ヶ月くらいだったかな。。。小さいかごに入ってたんですけど、ちっちゃかったのぶにゃがはそのかごにすら上手く入れなくて、ほぼほぼ体がかごから出てた^^そこがまた可愛いくて。」
その場で抱っこさせてもらった中野さんと息子さんはますますメロメロに。
▲2年前ののぶにゃがくん。この頃からすでに置物化^^
こうして3年前の5月29日、晴れてのぶにゃがくんをお迎え。とはいえ、奥本さんも中野さんも猫を飼うのは初めてだったらしく。。。
「当時猫を飼ったことがあるスタッフは1人しかいなくて…。最初は手探りでしたね。時間を決めてごはんをあげたり、目やにが出るから目薬をさしたり、下痢が続いて病院に連れていったり。。。でも最初からトイレもばっちりだったしそんなに手がかからなかった。あんなにちっちゃかったのにあっという間に大きくなりましたね。」
名前の由来は妖怪ウォッチのキャラクターから
”のぶにゃが”というユニークなお名前の由来はというと。。。
「当時流行ってた妖怪ウォッチのキャラクターに”のぶニャが”っていたんですよ。息子に『名前どうする?』って聞いたらソッコー『のぶにゃがー』って(笑)男の子だったし、いいねー採用!と。一応こちらは全部ひらがなに^^」と中野さん。
のぶにゃが、のぶちゃん、のぶさま、(コラー!のぶー!※ときどきw)。。。今では、みんな思い思いに名前を呼んで可愛がっているそう。
▲定位置は窓際のここ。
▲お散歩も大好き♥
抱っこ大好きな甘えん坊♡でも小さい子はちょっと苦手^^
▲まだまだあります同化シリーズ。
そんなのぶにゃがくんはとっても甘えん坊な性格。
「抱っこ大好きで誰にでも抱っこされにいく。お客さんにも『こんなにみんなに抱っこされる猫ちゃん珍しいですね~』なんて言われたり。人がしょっちゅう出入りするから自然と人懐っこくなったのかも。お客さんにもキャーキャー言われ慣れてます^^逆にひとりきりになるのは苦手ですね。」と奥本さん。
でも最近ちょっと苦手なのがちっちゃい子供達。
「最初は全然平気だったんですけどね。。。ちょっと前に大量の幼稚園児にバァーっと囲まれて、、、固まってました^^手を出したりはしないんですけど、不機嫌そうな顔でしたね。」
▲ちびっこパワーには降参にゃが
店長見習い中
▲#のぶにゃが同化シリーズ
▲ここも体がフィットして最高にゃが。
アジアなど海外の雑貨や文房具などを扱っている「庫-kho-」。店内にはカラフルなカゴや食器、デスク周りのアイテム、あたたかみのある雑貨などが所狭しと飾られている。
そんな商品を華麗になぎ倒していくというのぶにゃがくん(笑)
「テーブルの上には乗っちゃうから、割れない物を置いてますね。棚は大丈夫ですけど、ときどき商品を落として割ってしまったり、噛んで壊したりすることも^^」
雑貨店の奥にはオフィスが併設されているが、ときどき天井のエアコンの上からスタッフの働きぶりを見下ろしてることもあるとか。(埃が舞い落ちるので今はかごを並べて封鎖中w)
「お客さんが来たらすすんで接客に行く時もあれば、ずーっと寝てるときも。」
いたってマイペース、気のむくままに(=^・^=)そんなわけで、今のところはまだ店長見習い中ののぶにゃがくんなのでした^^
忙しいスタッフのところを狙って横切る(笑)
いつも忙しいスタッフのところへ行っては必ず邪魔するというのぶにゃが店長(見習い)。
「時間がなくてちょっと焦ってるようなときに限って、目の前をビャーンと横切ったり。出張前に荷造りしてるスタッフのスーツケースの中にがさごそ入ってみたり。。。もうしょっちゅうですね~。」
「ダンボールも大好きで、イベント用の荷物を梱包してると必ずやってきてズボズボズボーって入っていきますね。」
まさに箱入り息子!こんなかわいい姿が見れるならむしろ邪魔されたいかも(笑)
▲ダンボールはダンボールでも新しいダンボール箱が大好きというのぶにゃがくん。こだわりの男!!^^
猫の表情に気付かされた
のぶにゃがくんと暮らすようになってから、猫の表情に気付かされたという奥本さんと中野さん。
「今まで猫の顔をそんなにじっくり見ることってなかったんですけど、毎日一緒にいるようになって、猫にもいろんな表情があることに気づきました。猫によっても顔って全然違うねってよく話します。そこまでじっくり見ることのなかった動物のテレビ番組も、最近はすごく見るようになりましたし。ついつい感情移入して涙することも。。。」
ずっと猫と暮らしてきたわけではなく、初めての猫との暮らしだからこそ毎日新たな発見があって面白いのだという。
▲のぶにゃがは見た。
地域の人に愛される「入船のプリンス」
のぶにゃがくんの噂は徐々に広まり、今では”猫店長のいる店”として地域の人にも知られるようになったそう。近くの喫茶店の方からは”入船のプリンス”との異名もつけられたとか^^
雑誌やニュースサイトなどの掲載記事を見て、わざわざ遠方からのぶにゃがくんに会いにいらっしゃるお客様もいるそう。
「猫自体珍しい動物ってわけじゃないですよね。だから、まさか猫を飼うことでこんなに人が来るとは思ってなかったんです。最初はただ窓辺で寝てるだけだったし、、、でも、のぶにゃがをきっかけにいろんなお客さんが来てくださるように。しばらくしてのぶにゃがのインスタを始めたらフォロワーもだんだん増えてきて。」
今ではなんとのぶにゃがくんのオリジナルグッズまであるとか。
「毎年カレンダーも作ってるんですけど、今年はまだですか?なんて言われたり。早く写真選ばないと、と思ってます^^」
「自分んちの猫も可愛いけど、のぶも可愛いって来てくれる方が意外と多いですね。うちの子に似てる~と言ってくださったり。あとは、ペットを飼ってたけれど亡くされた方がのぶを見てると癒されるから、、、と言って来てくださったり。」
幼稚園児からお年寄りまで、老若男女に愛されるのぶにゃがくん。平日の夕方には時折ファンミーティングのような光景も見られるとか。
「夕方OLさん達が2~3組来て、のぶを囲んでみんなでわーって写真撮って盛り上がったり。デスクトップの写真をのぶにしてますなんて方も。この入船界隈では浸透してきていますね。」
お客さんは女性の方が多いのかと思いきや、意外と男性の方も多いそうで。。。
「難しい顔したサラリーマンの方が普通に歩いてきて、ガラス越しにのぶ見た瞬間ニコ~ってされるんです。なんだかほっこりしますね。目があうとちょっとお互い恥ずかしいんですけど(笑)」と奥本さん。
のぶにゃがくんに会うためにと、家族を連れてくる人も多いそう。
「いつも来てくれるクロネコヤマトの方が娘さんと一緒にいらっしゃったり、ヤクルトの方も家族連れでお休みの日に会いに来てくださったり。スタッフも猫がいるからと家族を連れて来たり。本当に恐るべし猫パワーだなって思います。」
「猫と遊ぶ時間が増えたぶん、仕事の効率という意味では下がってるんでしょうけど、、、それだけ癒されているので。こんなに地域の人と交流できるようになったのも、のぶのおかげ。本当にのぶさまさまです!」
そばにいるだけで癒され、ときに笑わせてくれ、ときにパワーをくれる。人と人を繋いでくれる。猫のもつ力、のぶにゃがくんの力はとっても偉大だ。
「今日はどうしてるかな?」ガラス越しに様子を伺えば、きっといつものように窓辺で寝そべる”入船のプリンス”に会えるはず。
庫-kho-
住所:東京都中央区入船1-6-3 1F
電話:03-6280-3873
営業時間:平日11:00~19:00(土日祝休)
のぶにゃが店長Instagram:sekai no NOBUNYAGA(@nobunyaga2016)
公式Facebook:庫-kho-
WEBショップ:http://www.kho-mono.jp
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。