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【看板猫】彼らが教えてくれたこと「ソラの家」~ルカラク

2019-09-18

猫ねこさん

自分自身がイライラしなくなった

猫との暮らしで感じた園子さん自身の変化とは??

「自分自身がイライラしなくなりましたね。ちょっとのことで怒りづらくなったというか。」

ルカ

「ふとした瞬間にすっごく間抜けな顔とかするじゃないですか、それだけでもう本当に。。。より穏やかさがあるというか、豊かになるという言葉の方がいいのかもしれません。」

母には事後報告だった転職

2015年12月に「ソラの家」をオープンした園子さん。

「この仕事を始めて20年くらい経つんですけど。最初は東京や横浜でやっていて2005年に実家のあるこちらに帰ってきたんですね。

実家の一室でのんびりやろうかな、なんて思っていたんでですけど、ちょうど同じ時期に河口湖のホテルから仕事のお声がけをいただいて。ホテルの若女将が私が昔勤めていた会社の大先輩だったんです。

そこで丸9年やっていたんですが、そろそろ自分のやりたいことをやっていきたいなって思って、そこは引き継いで私はこちらに。両隣には母と弟家族が住んでいます。」

ルカラク

そんな園子さんは元編集者。地元のタウン情報誌の編集をやっていたこともあったのだとか。

「仕事は楽しかったですし、すごくいい環境だったんですけど、そろそろ手に職をつけたいなと思って。」それが20代半ばの頃だったという。

「たまたま本屋さんに行って立ち読みをしたんですね。そこでパッと開いたのがリフレクソロジーのページで。学校があるんだぁ、ちょっと資料取り寄せてみようかなと思って。」
当時はまだ携帯電話もあったかなかったくらいの時だったそうで、全部手書きでメモったそう^^

園子さんは、自然治癒力というものに興味を持っていた。
「私達には平等に与えられているはずなのに、その力を使いこなしてないんじゃないかな。薬とか本来いらないはずだし、自分のなかにある使っていない力を試してみたい。」
誰に言うわけでもないけれど、そんな想いをずっと持っていたのだとか。

そんな園子さんだからこそ、”人間の自然治癒力を高める”が謳い文句のリフレクソロジーにとても心惹かれたという。

ルカラク

「でも、昔気質で厳しい親に言えば反対されるのが分かっていたので、、、」と内緒で週末だけ銀座にある学校まで通うことに。

半年ほど通学し仕事にしようと決めた園子さんは、勤めていた会社に辞表を提出。

「もう淡々と準備を進め、転居先も決め。すべて決め終わってから、母の枕元にスーッと行って、お母さんお話がありますと(笑)事後報告ですね。」

とても穏やかで温和な雰囲気の園子さん。でも、しっかりと芯が通っていてブレがない、、、話を聞いていてこんな強い女性になりたいと心から思った。

存在そのものが愛おしい

見ての通り、ルカもラクもとっても大きい。大猫ファンにはたまらないフォルムをしていらっしゃる(笑)

「よその猫が手乗り猫みたいな感じに思えて。」と園子さん^^

ルカラク

そんな彼らをたまらなく愛おしいと思うのはどんなとき??

「いや、もう存在そのものですね。ずっと相手して~って言ってくるわけでもなく、でも私が遊んでほしいときには全然遊んでくれない。その絶妙な距離感が私にはとてもあっているというか。」

いろんなお客さんが来るけれど、今まで一度も爪を立てたりギャーギャー鳴くということもなく、噛んだり引っ掻いたりといった攻撃性もないという。

「それはたぶん保護してくださったときに、大丈夫!安心だよ!って猫たちに教えてくださったんだと思います。」そう言ってふたりを優しく見つめる園子さん。

猫同士の関係性ってすごく素晴らしい

猫たちを見ていると、人間の鈍感さをすごく思い知らされると園子さんは言う。

ルカラク

「人間ってどうしても見た目とかポジションとかそういうもので判断しがちですけど、彼らは全然そこを重視してない。変な同情心もないんですよね。お互いを大事にする気持ちはあるけれど、そこに優劣のようなものはない。お前目が見えないから僕が譲る~とか絶対にないじゃないですか。変に弱者ぶることもないですし。その関係性はとても素晴らしいなと思いますね。」

2匹がやってきた途端に掘り起こされた母性

「よくペットを飼っている方が『お母さんがね』とか『お父さんがね』って話しかけるじゃないですか。自分はそういうタイプじゃないだろうなって思ってたんですよ。でも2匹が来たとたん、いきなり『お母さんが・・・』って言ってる自分にすごくびっくりしてしまって。私、そんなキャラだったっけみたいな(笑)」

ルカ

「埋もれていた母性がいきなり掘り起こされたというか、本当にお母さんになっちゃった感覚があったんですよね。自分のなかにそういうチャネルがあったんだっていうのがすごく新鮮で面白くて。」

自分のなかの何かが一瞬にして崩されたことにとても驚きがあったという。

「”人間と猫”とかそういう関係じゃなく、なんか生なるものの家族というか。形は違うけれど心の中に持ってるものは同じというか。本当に私産んだんじゃないか(笑)みたいなそんな感覚も感じたりしました。」

生きるということに関しては断然先ゆく存在

「自分のなかの鍵がかかった部分を、彼らは本当に簡単に開けてくれる。何をするわけじゃなく、全然気負ってない。」と園子さん。

内観

「ヒーリングに関しては大先輩、師匠なんですね、彼らは。本当にたくさん教わります。生きるということ、命ということに関しては断然先を行っている存在なので。だから、その御礼に餌はしっかりあげないと^^」

ルカラク

猫との暮らしで変わること。気づくこと。教わること。

一緒に過ごす時間ほどこれからもきっと増えていくだろう。

いつでも飄々とした彼らだけど、そんな彼らの存在はこれからもきっと園子さんの心を支えてくれるはず。

ソラの家
電話:090-2933-2587
住所:山梨県南都留郡鳴沢村3570-4
定休日:毎週水曜日
アクセス:中央自動車道「河口湖IC」、または東富士五湖道路「富士吉田IC」からいずれも車で10分
公式サイト:http://island-works.jp/
公式Instagram:sora.no.ie

猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。