なないろ猫物語Vol.10|「テテ・うずら・小鉄」ー命の危険が迫っていた3匹の猫たちに救いの手を

2019-09-19

猫ねこさん

なないろ猫物語Vol.10|「テテ・うずら・小鉄」ー命の危険が迫っていた3匹の猫たちに救いの手を

猫ねこさん
飼い猫との幸せエピソードをお届けする”なないろ猫物語”。今回ご紹介するのはこちらのトリオ。黒猫1歳の「テテ」、キジ猫11ヶ月の「うずら」、そしてキジ白約3ヶ月の「小鉄」。出会いのきっかけやお互いに幸せと感じる瞬間について、飼い主さんにお話しいただきましたよぉ。

台風の夜、自転車と壁の間に挟まれて・・・

漆黒の毛並みにゴールドの目。思わず見惚れてしまうほど美しい彼の名前は「テテ」。

「初めての飼い猫だったので覚えやすい名前をと思って…。いくつかの候補の名前で呼んで振り向いたのが”テテ”でした。」そう話すのは飼い主の母ちゃん(@takakomon)さん。

テテ

母ちゃんさんとテテの出会いは2年前の台風の夜。一晩中泣き続けていたテテは、翌朝自転車と壁の間に挟まれているところを発見された。

あとから家にやってきたうずらや小鉄たちのことを優しく見守り、ときには積極的に育児にも参加する頼もしいお兄ちゃん。なんと排泄のお世話までしてくれるんだとか。
3匹のなかで一番小さな小鉄がいくら威嚇してもそっと側に寄り添うおっとりマイペースくんなんだそう。

1匹だけ置いてけぼりに・・・

テテが家にきて約1年後。母ちゃんさんが知人から譲り受けた猫がこちらの「うずら」。この小さな手。この上目遣い。どこをとってもパーフェクトな可愛さ❤

うずら

現在11ヶ月のうずら。今ではこんなに元気な姿だが、実は生後1週間ほどのまだ目も開いていない頃、母猫に1匹だけ置いてけぼりにされたという辛い過去が…。

さらには、生後2週間の頃、排泄機能に障害があるかもと診断を受け通院を与儀なくされた。病院に行くたびに泣き叫び、体重もどんどん減っていき・・・。母ちゃんさんは何度も諦めかけたという。でも、見事克服。

「うずらはめったに鳴きません。鳴くと何事かとドッキリします。」と母ちゃんさん。人が大好き、誰にでもスリスリ。でも抱っこは嫌いなツンデレお嬢。自分が1番でないとスネるタイプだそう^^

多頭飼い崩壊現場から瀕死の状態を保護

そして、最後にやってきたのが7月に保護したばかりの「小鉄」。多頭飼い崩壊現場で瀕死の状態だったところをボランティアさんと一緒に保護したという。

小鉄

一時預かりとしてお世話をしていたけれど、その間に猫風邪にかかり、長期治療が必要となったため迎え入れることに。注射や投薬、点眼などでも一度も声をあげることなく我慢した小鉄。体は小さいけど鋼のようなたくましさがある。

子猫の特権か、自分が一番だと勘違いしてやりたい放題!食いしん坊の暴れん坊将軍だとか^^
まだ生後2ヶ月にもなっていない頃、自力でキャットタワーの一番上まで登った小鉄。そこでテテやうずらが降りるのをじーっと見ていたと思ったら、思い切りジャンプ!なんと床に真っ逆さま、、、><。頭と背中を強打したにもかかわらず、平気な顔でテテの後を追いかけていたのには驚いたそう。

どんな姿にも幸せを感じて

「猫にとっての幸せって何なのか、正直分かりません。飼い猫になることが必ずしも幸せだとは思わないし、外猫だからといって不幸だとも言えません。ただ思うのは、命の危険がある時は手を差し伸べなければ救われないということです。」

「我が家の猫達は命の危険があり、縁あって家族になりました。果たして、彼らは幸せなのか。。。と思うこともあります。でも少なくとも、私たち家族は、ご飯を食べてる姿、頭撫でてぇ~とすり寄ってくる姿、帰宅すると出迎えてくれる姿、安らかに眠っている姿、遊んで~♪とオモチャを持ってくる姿、そのすべてに幸せを感じています。たぶん、私たちの思いは伝わっていると信じているからこそ家族として暮らしていけるのでしょう。」

母ちゃんさんが語るどんなエピソードも、そしてどんなことばにも3匹それぞれへの強い想いが感じられる。

テテ、うずら、小鉄。3匹の強い絆。誰か1匹でもいないとダメ。みんながみんなを必要としているのだ。

保護される前はみんな辛く過酷な環境だったけれど、今ではこんなにもあたたかな家族がそばに。

母ちゃんさんが手を差し伸べてくれなければ繋がることのなかった命。3匹の猫たちは、そんな母ちゃんさんをこれからもずっと愛し癒やし続けてくれるだろう。

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猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。