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モンプチ 「成猫用 5種のフィッシュブレンド」の原材料・評判・安全性を徹底調査

2018-11-05

猫ねこさん

モンプチ 「成猫用 5種のフィッシュブレンド」の原材料・評判・安全性を徹底調査

猫ねこさん
モンプチ「成猫用 5種のフィッシュブレンド」は、まぐろ・かつお・鯛・サーモン・小魚など厳選した5種の食材をブレンドしたキャットフードです。5種類もの魚を使用しているので魚味好きの子にオススメですよぉ。
猫ねこ部編集室 ディレクター 木原優子
【監修】ペットフード販売士
猫ねこ部編集室 ディレクター

木原優子

猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。

コーヒーや飲料水などで知られる「ネスレ」が販売するキャットフード「モンプチ」。
「食べる楽しさ」を味わえるよう、スープやスイーツなど、8つのタイプで100種類以上のメニューを取り揃えてるブランドです。

今回は、「厳選した5種の食材をブレンド」した「モンプチ バッグ 成猫用 5種のフィッシュブレンド まぐろ・かつお・鯛・サーモン・小魚味」についてご紹介します。

基本情報と特徴

※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。

モンプチ

モンプチ-グラフ

  • 厳選した5種の食材をブレンド
価格436円(税込)/600g (1kgあたり約727円) 
原産国オーストラリア
第一原料穀類(米、コーングルテンミール、とうもろこし、小麦、シリアルブラン等)
主な成分粗たんぱく質:30.00%以上
粗脂肪:15.00%以上
粗繊維:4.50%以下
エネルギー:380kcal/100g
穀物類米、コーングルテンミール、とうもろこし、小麦、シリアルブラン等
酸化防止剤自然由来
ミール、副産物などコーングルテンミール、家禽ミール、ミートミール、ラムミール、まぐろミール、かつおミール、白身魚ミール、サーディンミール、フィッシュミール、野菜ミール
人工酸化防止剤なし
香料・着色料食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号
セルロースなし
賞味期限未開封:パッケージに記載
開封後:1ヶ月目安
販売元ネスレ日本株式会社

原材料と成分

穀類(米、コーングルテンミール、とうもろこし、小麦、シリアルブラン等)、肉類(家禽ミール、ミートミール、ラムミール等)、豆類(大豆ミール)、動物性油脂、魚介類(かつお節パウダー、ツナ、サーモン、まぐろミール、かつおミール、白身魚ミール、サーディンミール、フィッシュミール)、たんぱく加水分解物卵類(卵)、いも類(ポテト)、乳類(チーズパウダー、ミルクパウダー)、野菜類(野菜ミール)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、コバルト)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、アミノ酸類(タウリン)、着色料(食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号)

粗たんぱく質30.0%以上
粗脂肪15.0%以上
粗繊維4.5%以下
粗灰分9.0%以下
水分12.0%以下
マグネシウム0.12%(標準分析値)

厳選した5種の食材をブレンド

「モンプチ 成猫用 5種のフィッシュブレンド 」は5種の厳選食材をブレンドした魚味のキャットフードです。

風味豊かなまぐろ・かつお、淡白な味わいの鯛、DHA・EPAの豊富なサーモン、カルシウムたっぷりの小魚などに加え、栄養価の高い卵もプラス。なんと5種類もの魚を使用しているので、魚味好きの猫には特に好まれるでしょう。

魚に加え肉類も使用しておりたんぱく質は30%以上と適量ですが、主原料のコーングルテンミールは植物性たんぱく質です。
猫の必須栄養素は動物性素材にしか含まれておらず、一番多く必要なのは動物性たんぱく質です。また、吸収率も動物性たんぱく質に劣ります。
愛猫の健康維持を考えると肉や魚が主原料の方が嬉しいですね。

猫ねこさん
お魚たっぷりのフードですが、主原料は植物性たんぱく質のコーングルテンミールなんですねぇ。一見、たんぱく質もしっかり入っているように見えますが、私たちに必要な動物性たんぱくが少ないのは残念ですねぇ。。。
お魚好きの子は好きそうなレシピですっ。でも主原料はお魚じゃなくて、トウモロコシや小麦なんですね。。。
クロベエ

穀物アレルギーの猫は注意・家禽ミール、ミートミール使用・コーングルテンミール、大豆ミール・動物性油脂・たんぱく加水分解物・人工着色料・公開情報が少ない・リコールあり

以下「モンプチ バッグ 成猫用 5種のフィッシュブレンド まぐろ・かつお・鯛・サーモン・小魚味」の気になる点です。

  • 小麦、トウモロコシを多く含む
  • 家禽ミール、ミートミール使用
  • コーングルテンミール、大豆ミール
  • 動物性油脂
  • たんぱく加水分解物
  • 人工着色料
  • 公開情報が少ない
  • リコールあり
小麦、トウモロコシを多く含む

小麦、トウモロコシが多く配合されているので、穀物アレルギーのある猫は注意が必要です。

家禽ミール、ミートミール使用

家禽(かきん)ミールは、AAFCO(※1)の定義では鳥類の清潔な肉と皮をレンダリング(※2)した乾燥肉です。
骨は含まれている場合がありますが、羽毛・頭・足・内蔵は含まれていません。

また、ミートミールは、AAFCOの定義では種類が限定されていないさまざまな哺乳動物をレンダリングした乾燥肉です。
ただし血液・毛・蹄・角・皮・糞尿・胃・第一胃の内容物は除きます。

これらは定義上で危険性はありませんが、全てのペットフードメーカーがこの定義に沿って製造しているとは限りません。
中には粗悪な肉を使って製造されているフードがある可能性もゼロではありません。

※1 AAFCO・・・米国飼料検査官協会
※2 レンダリング・・・脂肪を溶かして油脂を抽出する

コーングルテンミール、大豆ミール

コーングルテンミール、大豆ミールは植物性たんぱく質です。
これら植物性たんぱくが多く含まれているためたんぱく質量は増えますが、猫に必要な必須アミノ酸は植物性たんぱくには含まれておらず、吸収率からしても動物性たんぱく質が多いほうが好ましいでしょう。

動物性油脂

動物性油脂は、どの動物の油脂がどの程度混ざっているか不明であり、病気で亡くなった家畜の油脂である可能性もあります。
原材料がしっかり記載された油脂の方が安心です。

たんぱく加水分解物

たんぱく加水分解物とは、たんぱく質を分子レベルまで小さく分解したものです。
いくつかの生成方法のうち酸分解をした場合のみ微量な発がん性物質が発生する可能性があると言われています。
モンプチの生成方法は不明のため、安全性にはやや不安が残ります。

人工着色料

着色料として、食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号を使用しています。
これらは発がん性の可能性も指摘されています。
使われているのは微量ですので危険度は低いですが、視覚より嗅覚の鋭い猫にとって着色料はあえて使う必要のないものでしょう。

公開情報が少ない

公開情報が少なく、オメガ3とオメガ6のバランス、カルシウム・リン・マグネシウムのバランスなどが分からないのは少し不安です。

リコールあり

モンプチ製品のリコールはありませんが、製造会社であるピュリナ社の他ブランド製品で4回ほどリコール報告があります。

生産者情報

「モンプチ」を製造しているのは、アメリカのペットフードメーカー「ラルストン・ピュリナ社」です。
1894年、ロビンソン・ダンフォース・コミッションという飼料メーカーとしてスタートし、1902年に現在の社名に変わっています。

1956年、世界初の粒タイプのドッグフード「DOG SHOW」、また同年にはアメリカ初のドライキャットフード「Friskies」も発売。
現在主流のカリカリタイプのフード製造を可能にしたのは、ラルストン・ピュリナ社が開発した「粒を製造するための押し出し成形技術」です。
まさに、世界をリードするペットケアカンパニーと言えますね。

2001年、ネスレ社とラルストン・ピュリナ社は合併し「ネスレ ピュリナ ペットケア」が誕生。
その後2010年にネスレ日本株式会社と統合されています。

ピュリナが目指すのは「健康寿命を延ばせる毎日のペットケア」です。
ペットフードの専門家である栄養士が栄養設計、さらに行動学者による運動アドバイスをフードづくりに活かしています。

現在、研究施設と生産拠点は世界30ヶ所以上。
500人以上のペット専門科学者が開発に携わり、2500以上のペット関連特許を得るなど、活躍の場は世界に及んでいます。

ライフスタイル、サイズ、味、栄養面に応じた品揃えの充実が魅力のひとつ。
また、グローバル企業ならではの強みを生かし、国や地域のニーズに応えた商品展開を行っているのも世界中のペットーオーナーに愛されている理由です。

リコール情報

モンプチ製品のリコールはありませんが、製造会社であるピュリナ社の他ブランド製品で4回ほどリコール報告があります。

  • 2011.7 サルモネラ菌汚染
  • 2012.5 ビタミンB1(チアミン)不足
  • 2013.9 サルモネラ菌汚染
  • 2016.3 ビタミン・ミネラル不足

いずれも海外でのリコールではありますが、これほどリコール回数が多いのは不安ですね。