それぞれの役割
リンちゃんが来てからというもの、すっかり家長的役割を担うようになったというベルちゃん。
「温和で社交的なベルちゃんがリンちゃんのお世話をするのかなぁと思っていたんですけど、リンちゃんがちょろちょろするとときどき『戻りなさい!』って激しめに振る舞うように。」
そして逆にツンデレな性格のすずちゃんが、リンちゃんと一緒にケージに入っておもちゃで遊んであげるようになったとか。
優しいすずちゃんにまさかの悲劇が訪れた(笑)すずリン動画。
「これはこれでいいのかなって。リンちゃんがやってきてから、ベルちゃんとすずちゃんは赤ちゃん返り?って思うくらい甘えるようになって。でもお膝の上にいるリンちゃんに対して”どけ”とかではなくて、リンちゃんがいない時にすごく甘えてくるんです。」
”あうん”の呼吸で上手くバランスがとれているというワンニャントリオ。
「ストレスになってしまわないかなって不安もありましたけど、それぞれ甘えてきた時にいっぱい触って甘えさせてあげればいいのかなと思っています。」
犬猫を通して広がった世界
ベルちゃんを飼い始めてから記録用にとInstagramを始めた飼い主さん。美しいベルちゃんはたちまちインスタ界隈で有名に。
この可愛さは虜にならないわけがない(笑)だって、はっきり「ごはーん」って言ってますもん。そしてそのクルリンしっぽふりふりの舞は反則級♡
Instagramで垣間見えるその素敵な暮らしぶりも人気の秘密。
こんなホームパーティーお呼ばれしたい♡
クローゼットに入り切らないほどの猫さま専用のお洋服は、リビングに専用スペースがあるほど。
猫友さんに作っていただいたという楽器の小物。すずちゃん、とってもキュートでお似合い♡
すずちゃん・リンちゃんも加わり、ますます世界中の犬猫好きさんから熱い視線を注がれているミルクティーファミリー。「今日はどんなやり取りを見せてくれるんだろう」「どんな可愛いお洋服着てるんだろう」とついついのぞきに行きたくなるその気持ち、とてもよく分かります!
ベルちゃん・すずちゃん、そしてリンちゃん。3匹がやってきてから自分の世界が広がったと話す飼い主さん。小さい頃からバギーでのお散歩が大好きだったというベル・すずちゃんを連れて猫友さんとランチをすることも多いという。
「最初は不安だと思うので、そのお友達の近所のペット同伴のお店に行って。もし駄目だったらすぐに帰ろうって試してみたら『あ、意外に平気だね!』って。ワンちゃんの場合はお散歩があるので、それこそ公園デビューのような感じで話す機会も多いと思うんですけど、猫ちゃんってどうしても閉鎖的になってしまうと思うんです。猫ちゃんでも一緒にランチできたり、お出かけできる喜びを共有できたら嬉しいなと思います。」
もちろん、お外に出るのがストレスになってしまう猫ちゃんもいるので、どんな猫でもベル・すずちゃんのようにというわけにはいかないだろうけれど。。。ベル・すずちゃんを見ていると「猫との生活ってこんなに楽しめるんだ!」とワクワクする人も多いのでは?♡
家族以上の存在~
▲フランス語で「綺麗」を意味する”belle”から名付けたベルちゃん。
▲ベルと言えば鈴だよね!ですずちゃん^^可愛らしい顔立ちにぴったりのお名前。
ベル・すず・リンちゃん。3匹とも家族以上の存在だと話す飼い主さん。
「ワンちゃんと猫ちゃんっていてくれるだけでいい。かといってずっとベタベタできるわけではないんですけど、接してあげられる時にいっぱい愛情を注いであげたいなって思うんです。喋ることもできないので自分が分かってあげるしかないじゃないですか。ちょっとトイレの回数が多いなとか普段と様子が違うなとか、”自分が”見てあげないといけないからこそ愛おしく感じます。子供を育てるのとはまた違った喜びですね。」
習性も行動も違うのに、こんなに仲良く暮らせるなんて正直とっても驚いた。もちろん相性もあるのかもしれないけれど、、、でも、なにより飼い主さんがそれぞれの性格をよく理解していて、「ここはきみたちの安心して住める場所なんだよ~」と”ひとりひとり”を大事にしてあげているからこそ、楽しく暮らせるのだと思う。
これからもたくさんの愛を受け取って、いつまでも元気に仲良くね♡ベルちゃん・すずちゃん・リンちゃん。
取材協力:anicas
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。