- 今回は、SNSで大人気!くまおくん・こぐまちゃんをご紹介。飼い主の鎌田さんが立ち上げた「ネコもSDGs」プロジェクトについても伺ってきましたよぉ。
ときに石原裕次郎、ときにブラピ^^変幻自在のビジュアルで大人気のくまおくん。
そして、くまおくん似の弟?かと思いきや、れっきとしたレディのこぐまちゃん。
今回はそんな大人気くまくまーずのご紹介です!
2匹との出会いや暮らし、猫たちへの想い、飼い主・鎌田さんが行っている保護猫のための活動などについて伺った、猫好きの方に是非読んでいただきたいロングインタビューです♪
\新宿区保健所くまくま部屋開催!/
日にち:2/1(土)14:00~16:30
場所:落合第一地域センター4階
詳細はこちら▼
公式ブログ|新宿区保健所くまくま部屋
公式Instagram→@kumaokamako
公式Twitter→@kumaokamako
公式サイト→くまおが山からおりてきた
公式YouTube→くまお部屋
SNSで大人気!くまおくん&こぐまちゃん
「猫というよりくま?^^」な独特の風貌とビビリな性格から、SNSで人気の猫「くまお」くん。
▲あれ?休みの日の旦那か?と思ってしまったあなた。注)おっさんではありません。れっきとした猫さまです^^@kumaokamako
ときには股割りに励む親方にもなり。
ときには軽めのお悩み相談室長に。くまおさま、万能(笑)
そんなくまおくんのお家に、新入り女子「こぐま」ちゃんが加わったのは今から約2年前のこと。
まるで兄妹のような2匹のやり取りは見ているだけでほっこり♡
ガン見女子&動じない兄のひたすらシュールな感じがツボ^^
兄の優しさを感じるゆるゆる稽古。
そして父になる、くまおさま^^
「2匹でいいコンビになったのが何より嬉しい」そう話す飼い主の鎌田さん。
今は、くまおくんを通じて保護猫のことを伝える活動も行うほどの生粋の猫派。そんな鎌田さんと猫との出会いについて、さっそく伺った。
初めての猫との暮らし~ロシアンブルーのみうさん
実は、小さい頃は猫嫌いだったという鎌田さん。実家で飼っていた鳥を近所に住む猫に何度も狙われ食べられてしまったトラウマから(それは衝撃(・・;)、当時の鎌田さんにとって猫は「憎き」存在だったのだとか。
完全に犬派だった鎌田さんだが、周りの友人が飼っていた猫と触れ合ううち、少しずつ猫の可愛さに目覚めていったのだそう。
こうして、結婚後初めてお迎えしたのがロシアンブルーの「みうさん」。
当時は”保護猫”のことを全く知らなかったという鎌田さん。雑誌で見たロシアンブルーに心奪われ、ブリーダーさんから直接迎えたという。
ご夫婦ともに犬を飼ったことはあるけれど、猫を飼うのは初めて。猫の”ね”の字も分からないまま猫との生活が始まった。
そんなみうさんは、どんな猫だったのかというと。。。
「ものすごく気まぐれでしたたかな猫で^^みうさんは主人のことが大好きだったので、私はすごく虐げられる生活でした(笑)主人がいない時は常に私に攻撃体制、でも主人がいる前では絶対攻撃しないんです。ものすごく計算高い猫でしたね^^」
▲私が本妻で、あなたは愛人でしょ^^文春もびっくりの修羅場劇場。@kumaokamako
「猫ってこういう生き物なんだ・・・」みうさんとの暮らしで、猫にそんなイメージを抱いてしまった鎌田さんだが、後にくまおくんを迎え、みんながみんなこうじゃないことに気づいたという。
突然の病気発覚~不安と辛さが渦巻いた介護生活
そんなある日、みうさんの顔が腫れていることに気づいた鎌田さん。
病院に連れて行くと「ちょっとよくない病気かもしれない」とのこと。口の中が痛そうな素ぶりで食欲も次第に落ちていき…検査の結果「扁平上皮癌」との診断が。みうさんが15歳の時だった。
みうさんが病に冒されたのとちょうど同じ頃、ご主人の大阪への転勤が決まったという。でも、その状態でみうさんの環境を変えることはあまりに心配だった。結局、仕事が落ち着くまではしばらく様子を見ることにしようと、ご主人だけ先に大阪に行ってもらうことにしたそう。
こうして始まったみうさんの介護生活。一日一日がどうなるか分からない不安が鎌田さんを襲った。そして何より鎌田さんにとって辛かったのは、どこまで介護するのかを全て自分で決めなければいけないことだった。
「例えばどこまでご飯をあげるのか。あげなければもちろん命は絶えてしまう…。でも、痛みを感じるなかで、無理やりご飯をあげることが果たしてみうさんにとっていいことなのか、と悩みました。」
別れ~そしてくまおくんとの出会い
そんな思いをめぐらせながら献身的に介護を続けた鎌田さんだったが、病気が分かって半年後、みうさんはついに虹の橋を渡ってしまったという。
「今も思い出します。以前は思い出すことが辛くて、思い出すのをやめようと思っていたんですけど、結局思い出してしまって。でも思い出すことは悪いことじゃないんですよね。辛かった思い出だけがみうさんの人生ではなくて、その前の15年はすごく楽しい人生だったわけで。最後の辛さだけを自分でみうさんの思い出に塗り替えてしまうことは、みうさんに対してすごく失礼だなっていうことに気づいたんです。」
みうさんと暮らすようになって、少しずつ保護猫のことを知るようになったという鎌田さん。「次に猫を迎えることがあれば里親という形で迎えたい」まだ、みうさんが元気なとき、夫婦でそんな話をしていたこともあったという。
みうさんを看取ったあと、家にいるとみうさんの辛い介護の記憶だけが巡ってしまい沈みがちだった鎌田さんの様子を見て、ご主人からこんな提案が。「お家がない猫は今もいっぱいいるよね。うちは今猫が飼える環境で、1匹でも助けられる猫がいるなら、そういう子を迎えることを考えてもいいんじゃない?」と。
みうさんを失くした悲しみで「この先一生猫を飼えないんじゃないか。。。」そう思っていた鎌田さん。でも、このご主人の言葉にハッとして、少しずつまた猫を迎えたいという気持ちになっていったという。
こうしてとある里親募集サイトで出会ったのがくまおくん(推定3歳)だった。当初は子猫も視野にいれていたそうだが、くまおくんの強烈なビジュアルに一瞬で釘付けになってしまったのだとか。
「神奈川県の山の中にいるところを保護された猫なんです。もともとは鎌倉やその周辺地域で保護活動をしている『湘南鎌倉猫ほっとさぽーと』さんがTNR(※)を行うために捕獲したんですが、診察でヘルニアが見つかって手術をすることに。当初は戻す予定で耳もカットしていたんですけど、安静期間中ご飯をあげたりしているうちに、この子は里親が見つかるんじゃないかと試しに募集をかけてみることになったそうなんです。それをたまたまうちが見つけて3日後には電話をしたっていう^^」
※TNR・・・外で暮らす猫を捕獲し(Trap)、不妊手術を行い(Neuter)、元の場所に戻す(Return)一連の活動のこと。