ちのちゃん登場~そのときむぎくんは?
もともと飼い主さんは実家でも多頭飼いだったことから、一匹よりは二匹で飼いたいという思いがあった。
でも、二匹目を迎えるかどうかはむぎくんの性格を見てから決めたかったこともあって、しばらくは様子を見ていたんだとか。「むぎなら大丈夫!」一緒に暮らし始めて一年が過ぎた頃、そう思った飼い主さんは二匹目探しをスタート。
たまたま、ネットでむぎくんと同じ柄のスコティッシュ女子を見つけ、さっそくペットショップへ会いにいった飼い主さん。最初、ちのちゃんはお兄ちゃんと一緒にいたので、引き離せない…と思いためらってけれど、2週間後に再び見に行くと、お兄ちゃんが決まりかけているとの話が。「もう、これは迎えなきゃ!」そう思って、ちのちゃんを迎えることに決めたのだとか。
こうして、ちのちゃんがいよいよお家へ。その時の貴重なご対面動画がこちら。
ちのちゃんがお家に来た日。
— むぎちの (@mugiiiii1001) April 30, 2019
どら焼きと戦うちのちゃん。天使…
恐らくむぎさんが近寄りすぎないようにってケージの上にハンガー乗せてたんだろうけど、無意味でしたね。次の動画では撤去されてました…。#むぎちの#ちびちの pic.twitter.com/rjXMRNetGR
ちのさま、初日からどら焼きと懸命に戦っております…笑
そして、むぎくんはというと、近寄りすぎないようにと置いていたハンガーもむなしく、ケージ上に鎮座^^むぎくんには目に入らなかった模様(笑)
2回ほどシャーをした程度で、その後は特に怒ったりする様子もなく、ちのちゃんに興味津々。徐々にケージから出す時間を増やしていったら、あっという間に慣れてくれたそう。
こちらベビ時代のむぎちゃん。今よりもさらに色合いが薄い感じで、まさに天使♡
こちらは、避妊手術後、飼い主さんいわく一時レスラー化(!)したときのちのさん^^
ちのちゃんが行くところ行くところ、むぎくんが追いかけてクンクン^^ふたりはあっという間に仲良くなったそう♡
わがまま男子むぎくん&マイペース女子ちのちゃん
そんなふたりの性格はというと、、、
「むぎは基本的に甘えん坊でわがままですね。素直に甘えてこないです。」と飼い主さん。
▲ちのさまが背後から^^
膝の上に乗ってくるなどわかりやすく甘えることはなく、かまって欲しいときはわざと見えないところまで行ってニャーニャー鳴くんだとか^^
人間の様子もよく観察しているようで、飼い主さんがご飯を食べている時や化粧している時はかまってもらえないと分かっているらしく、おとなしく寝て待っているそう。でも、片付けを始めた途端、「よし!俺のばん?」とかまってかまって攻撃を始めるんだとか。むぎくん、よくお分かりでいらっしゃる^^
一方の、ちのちゃんは??
「甘えん坊だけどマイペース。自分が甘えたくなったらどんな時でも素直に甘えてくるタイプですね。」と飼い主さん。
▲手を舐めるのも大好き♡手を出してあげると満足するまでずっとゴロゴロ言いながら舐めるんだそう。
寝ててもご飯食べててもおかまいなし。朝4時に、キャットタワーからちのちゃんがダイブしてくることもあるんだとか^^(寝ている時に3.5kgがお腹に降ってくる恐怖!)
多頭飼いの魅力~猫同士でくっついている時の可愛さ
毎日毎日いろんな表情を見せてくれるむぎくん&ちのちゃん。飼い主さんにとっては、その一瞬一瞬が何より愛おしく、日々ふたりからパワーをもらっているという。
「一緒に寝てくれたり、気づくと体を寄せあっていたり。そういう時、多頭飼いでよかったなって思いますね。」と飼い主さん。
普段は日中飼い主さんがお仕事に行っている時、ふたりでお留守番をしているというむぎくん&ちのちゃん。でも、以前むぎくんだけだった時は、ひとりでいるのが寂しかったのか、飼い主さんが仕事から帰ってくるとひどく鳴いて甘えてきていたそう。
今はちのちゃんがいるからか、寂しさも紛れ鳴き方も落ち着いたという。「それはそれでちょっと寂しかったりはするんですけどね。あれ?今日はあんまり・・・なのかな?みたいな」と飼い主さんは笑う。
「一匹でももちろん可愛いんですけど、人に対して見せる可愛さだけじゃなく、猫同士でいる時の可愛さも見れるのが幸せですね。」
ぎゅうぎゅうにくっついて外の鳥を見ているふたり^^その後ろ姿はずっと見ていたくなるほど愛おしい♡
この子たちがいれば頑張れる!
ふたりがやってきて、飼い主さんの心境にも変化があったという。
「部屋でひとり悩んでいたりどうしようかなって考えてる時に限って、すごくくだらないことして笑わせてくれるので、『ま、いっか』って気持ちになりますね^^物事をすごく前向きに考えられるようになりました。」
どんな悩みも吹き飛ばしてくれるほどの癒しの存在。
「この子たちがいれば、私たぶん頑張れるんだろうな。」ふたりの存在は飼い主さんの生きる活力になっているのだ。
いつも笑顔にしてくれるかけがえのない存在
ときどき、こんなことを周りから言われることがあるという飼い主さん。
「一人暮らしで二匹ってすごい大変じゃない?」
でも、飼い主さんはお世話を苦に思ったことが一度もないという。「むしろ、いてくれてありがとうという思いしかないですね。」
「言葉が通じないからこそ、お互いに気にかけて繋がるものってあるでしょうし、、、よく自分の子供みたいな存在っていいますけど、たぶん子供だけじゃないんだろうなって思います。ありきたりですけど、かけがえのない存在。いないことはもう考えられないですね。」
いつだって一瞬で飼い主さんを笑顔にしてしまうふたり。ふたりがいれば何だってできる。可愛いだけじゃない。猫の存在は本当に愛おしくて尊い。
これからもずっとふたり仲良く。飼い主さんとむぎくん&ちのちゃんの日々が穏やかで温かなものであり続けますように。
取材協力:anicas
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。