- ファーストチョイス「成猫 1歳以上 サーモン&チキン」は、安価ながら動物性食材を多く使用したキャットフード。チキンに加え、サーモンや卵などを配合することで、必須脂肪酸やビタミン・ミネラルなど豊富な栄養をとることができますよぉ。
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
カナダ産プレミアム健康管理キャットフード、ファーストチョイス。
ファーストチョイスには、年齢やライフステージに応じた9種類のドライフードが販売されています。
今回は「安価ながら動物性タンパク原料を多く使用」した「ファーストチョイス 成猫 1歳以上 サーモン&チキン」についてご紹介します。
基本情報と特徴
※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。
- 安価ながら動物性タンパク原料を多く使用
価格 | 950円/1.6kg (1kgあたり約594円) |
原産国 | カナダ |
第一原料 | 鶏肉 |
主な成分 | 粗たんぱく質:29.00%以上 粗脂肪:13.00%以上 粗繊維:7.00%以下 エネルギー:353kcal/100g |
穀物類 | 玄米、コーン、コーングルテンミール |
酸化防止剤 | ビタミンE |
ミール、副産物など | コーングルテンミール |
人工酸化防止剤 | なし |
香料・着色料 | なし |
セルロース | あり |
賞味期限 | 未開封:製造から18ヶ月 開封後:1ヶ月目安 |
販売元 | アース・ペット株式会社 |
原材料と成分
鶏肉、玄米、コーン、コーングルテンミール、鶏脂、サーモン、ビートパルプ、たん白加水分解物、セルロース、乾燥全卵、全粒亜麻仁(オメガ3脂肪酸源)、サーモン油(DHA源)、酵母、乾燥トマト、マンナンオリゴ糖、乾燥チコリ(イヌリン源)、ユッカ抽出エキス、大豆レシチン、硫酸水素ナトリウム、DL-メチオニン、タウリン、ビタミン類(A、D3、E、C、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(ナトリウム、クロライド、カリウム、鉄、亜鉛、マンガン、カル
粗たんぱく質 | 29.0%以上 |
粗脂肪 | 13.0%以上 |
粗繊維 | 7.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
粗灰分 | 9.0%以下 |
タウリン | 0.19% |
カルシウム | 1.1% |
マグネシウム | 0.11% |
リン | 0.9% |
ビタミンC | 160mg/kg |
ビタミンE | 110IU/kg |
DHA | 0.13% |
オメガ3脂肪酸 | 0.76% |
オメガ6脂肪酸 | 3.52% |
安価ながら動物性タンパク原料を多く使用
ファーストチョイスは1kg約600円ととてもリーズナブルですが、安価なわりに動物性食材を豊富に使用し、良質なたんぱく質を含んだフードです。
猫の必須栄養素は動物性食材にしか含まれていないので、動物性食材を多く使っているのは嬉しいポイント!
主原料の鶏肉に加え、サーモンや乾燥全卵も使用していることで、DHA・EPAなどの必須脂肪酸やビタミン・ミネラルなど豊富な栄養をとることができます。
また、マンナンオリゴ糖が配合されており、お腹の弱い猫にも配慮されています。
獣医師・動物栄養学者が健康状態や飼育環境、嗜好性などを考えて共同開発したフードである点も信頼がおけますね。
製造工場での徹底した品質管理、厳しい基準や法令の遵守など、安心・安全への取り組みも評価できるポイントだと言えます。
- とてもお手頃な値段のわりに、お肉がメインなのは嬉しいですねぇ。お魚や卵なども配合することで、栄養面でも期待できそうですよぉ。
- この価格帯のフードは穀物メインのものが多いのに、主原料がお肉っていうのは優秀ですねっ。ぼくたち猫に必要な栄養は動物性食材に詰まってますもんね。
穀物アレルギーの猫は注意・セルロースの配合量不明・たんぱく加水分解物・リコールあり
以下「ファーストチョイス 成猫 1歳以上 サーモン&チキン」の気になる点です。
- トウモロコシを多く含む
- セルロースの配合量不明
- たんぱく加水分解物
- リコールあり
トウモロコシを多く含む
トウモロコシが多く配合されているので、穀物アレルギーのある猫は注意が必要です。
セルロースの配合量不明
セルロースには、水を含むと膨らむ性質から肥満を防ぐ役割や、腸内をきれいにする役割があります。
ただその一方で、体内で分解することができず内臓や消化器官に負担をかけてしまうこともあるため、セルロースの配合量が分からないのはやや不安が残ります。
たんぱく加水分解物
たんぱく加水分解物とは、たんぱく質を分子レベルまで小さく分解したものです。
いくつかの生成方法のうち酸分解をした場合のみ微量な発がん性物質が発生する可能性があると言われています。
ファーストチョイスの生成方法は不明のため、安全性にはやや不安が残ります。
リコールあり
2018年5月、ドッグフードでリコールの報告があります。
生産者情報
1990年、動物栄養学博士の基礎設計により、ファーストチョイスがカナダで開発されました。
1998年、日本で暮らす猫向けに栄養バランスが調整されたファーストチョイスが日本に上陸。
「ペットフードを通して愛猫の暮らしにおける幸せを提供」するフードは、多くの愛猫家から支持を集めています。
安心・安全への取り組みのひとつが法令・基準の遵守。
ペットフード安全法を遵守しているほか、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準に基づいた栄養をバランスよく配合しています。
また、ファーストチョイスを生産しているPLB社は、EV規則EU1774/2002をクリア、USDA(米国農務省)およびCFIA(カナダ食品検査庁)の監査を受けるなど、世界的な基準にも準拠しています。
また、獣医師や動物栄養学者の共同開発、外部機関での給与試験など、開発・設計の段階でも安全管理を徹底しています。
さらに、原材料は信頼できるメーカーから調達、受け入れ前に検査・分析、最終製品の品質チェック、最終製品になるまでの履歴の一括管理など、製造工程においても安全管理体制が整備されています。
商品に関する問い合わせが気軽にできるのも安心感がありますね。
- 電話での問い合わせ先・・・0120-911330(9:00~17:00土日祝除く)
- 手紙での問い合わせ先・・・〒105-0004 東京都港区新橋4-11-1 A-PLACE新橋 アース・ペット株式会社 お客様窓口あて
リコール情報
ドッグフードの一部に品質検査合格判定前に誤出荷があったとして、2018年5月にリコールが発表されています。
キャットフードのリコール情報はありませんが、比較的最近のリコールだけにやや不安が残りますね。