新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、「もし自分が感染してしまったら…」と不安に感じている飼い主さんも多いかと思います。
この記事では、4月27日に東京都獣医師会より更新された「新型コロナウイルス感染症にかかってしまう前に、飼い主さんが済ませておくべきペットを預ける準備5つのポイント」の内容をまとめています。詳細や最新情報を知りたい場合は、東京都獣医師会公式ホームページをご確認ください。
※最終更新:2020年4月29日
すべてのペットに共通する2つの備え
ペットの情報をノート等にまとめておく
万が一、愛猫を預けなければならなくなった時に備え、下記を参考に愛猫の情報をノート等にまとめておくと良いでしょう。
- 名前
- 年齢
- 性別
- 不妊去勢手術の有無
- 運動習慣
- 性質
- 嫌がること・怖がること
- 好きなこと・喜ぶこと
- マイクロチップの有無(有の場合は番号)
- お世話をする際の注意点(脱走癖、食べ物へのこだわり、攻撃性等)・生活習慣
- 預かりペットのことで相談できる人2名の緊急連絡先
- かかりつけの動物病院名・連絡先
逸走対策をしておく
もしもの脱走に備え、首輪や迷子札、マイクロチップ等の装着など日頃から対策をしておきましょう。
病気治療中の場合は服用中の薬を多めに処方してもらう
病気治療中の場合は、万が一に備え、服用中の薬を多めに処方してもらいましょう。最低2週間分を手元においておくと安心です。
また、かかりつけ医に依頼して必要な処方食、検査結果や治療経過、注意点等の申し送りも準備しておきましょう。
健康な場合でも食欲不振になる可能性を考慮して嗜好性の高いおやつを用意して
普段は健康でも、環境が大きく変わることでストレスを感じ、一時的に食欲が落ち込むケースも考えられます。そんな時に備え、嗜好性の高いおやつがあると安心です。
また、消毒が可能であればですが、猫ちゃんのお気に入りの小さなおもちゃなどもあると良いでしょう。
高齢の場合は消化の良いフード・食べやすいフードを用意して
高齢の場合は特に環境の変化によるストレスを感じやすいため、体調を崩さないよう消化の良いフードを用意しておきましょう。
また、いつも与えているフード以外に、液状やペースト状の食べやすいフードも備えておくと安心です。
大切なペットを守るために、できるかぎりの準備を済ませておくことが大切です。また、万が一どこかに預けることになっても、「頑張って治って迎えに行くからいい子で元気に待っていてね!」としっかり呼びかけてあげてください。
そして、東京都獣医師から何度も繰り返し呼びかけていますが、何より大切なのは飼い主さん自身が感染しないこと!政府機関からの正しい最新情報をチェックし、感染対策を十分に行ってくださいね。
参考:東京都獣医師会
新型コロナウイルス関連情報
厚生労働省
新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療について
経済産業省
農林水産省
文部科学省
新型コロナ感染症による学校休業対策「#学びを止めない未来の教室」
首相官邸
各都道府県の新型コロナウイルスに関するお知らせ・電話相談窓口
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。