- 添加物って聞くとなんか良くないイメージがあるかもしれませんが、キャットフードにはなくてはならない大切なももの。でもなかには猫の健康に影響を与えるものもあるんですよねぇ。今回は合成着色料や香料を使っていない安心のフードをご紹介しますよぉ。
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
「無添加キャットフード」というと、なんとなく安全安心なイメージを抱く方も多いかもしれません。
でも実際はドライフードを作るうえで、ビタミンやミネラルなどの栄養添加物は必ず入れる必要があります。ゆえに「完全無添加」のドライフードというのはないのです。
ここでいう「無添加キャットフード」とは、合成着色料や香料など猫に健康を及ぼす恐れのある添加物を使っていないもの。キャットフードに含まれる添加物について詳しく説明し、安心して与えられるフードをご紹介します。
大切なのは、飼い主さんが添加物について正しく理解することです。どの添加物に気をつけるべきなのかしっかり学んで、安全で美味しいごはんを選んであげてくださいね。
添加物とは
まずは、添加物とはどういうものか見ていきましょう。
添加物の役割
添加物には食の安全を守り、日々の食生活を彩るさまざまな役割があります。
- 品質を保つ
- 栄養価を高める
- 味と香りを良くする
- 色で美味しさを演出する
- 食品を形づくる、独特の食感を持たせる
ペットフード安全法による添加物はネガティブリスト制
添加物の規制方法にはポジティブリスト制とネガティブリスト制という2つの考え方があります。
ポジティブリスト制は使用してもよい添加物をリスト化して、リストに記載されていないものは原則禁止とする方法。
一方のネガティブリスト制は、リストに記載されたものだけ使用制限を定める方法です。
言い換えると、リストに記載されていないものに関しては規制がないので、ポジティブリスト制の方がより厳しいと言えます。
人間の食品や飼料に使われる添加物は、ポジティブリスト制が採用されていますが、ペットフードに使われる添加物はネガティブリスト制が採用されています。
人間の食品に比べて、ペットフードの添加物の規制はまだまだ緩いのが現状です。
添加物の上限は食べ続けても安全な量で設定されている
とはいえ、添加物に定められる上限は、科学的な根拠をもとに十分余裕をもった量で設定されていますので、しっかり量を守っていれば、健康上問題はありません。
「どんな食品でもたくさんとれば毒」と言われますが、決められた量を守って摂取することが何より大切です。
指定された食品添加物は、安全性試験や有効性評価の結果に基づいて、必要に応じて使用基準が定められています。
使用基準を定める場合は、まず、実験動物等を用いてある物質を何段階かの異なる投与量で毒性試験を行い、有害な影響が観察されなかった最大の投与量である無毒性量(NOAEL:No Observed Adverse Effect Level)を求めます。NOAELを安全係数(動物における無毒性量に対してさらに安全性を考慮するために用いる係数)で割って、人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、健康への影響がないと推定される1日あたりの摂取量(一日摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake))が求められます。
このADIを基に、日本人の各食品の摂取量などを考慮した上で、使用対象食品や最大使用量などが決められます。
従って、使用基準の上限量を使用したとしても、ADIを十分下回る量しか摂取しないようになっているのです。
実際に使用される添加物の量は基準値より少ない場合が多く、その食品を食べ続けたとしても、安全性には問題はありません。引用:東京都福祉保健局
- 添加物は悪く思われがちですけど品質や栄養を高める大事な役割があるんですねぇ。ここまでなら大丈夫という量もかなり余裕を持って定められているので、それほど心配する必要はないんですよぉ。
- なるほどー。添加物が入ってるから絶対危険!なんてことはないんですね。ボク、勘違いしてましたっ。
キャットフードに含まれる添加物の注意点
キャットフードに添加物を使用した際は必ずすべての添加物を表示する義務があります。しかし、ペットフード安全法では、原材料に使われる添加物までは表示しなくて良いことになっています。
そのため、どんな添加物が使われているのかを厳密に知るのは難しいのが現状です。添加物についてはネット上でもさまざまな情報が出ていますが、ネガティブな面だけを捉えるのではなく正しく理解することが大切です。
キャットフードに含まれる添加物とは
では、キャットフードに含まれる添加物について見ていきましょう。
酸化防止剤
キャットフードが空気に触れて酸化が進むと、味や風味、色などが変わるため猫の食いつきが悪くなります。酸化防止剤はこのようなキャットフードの酸化を防ぐために使われます。
こちらがキャットフードに使われる主な酸化防止剤です。
- エトキシキン
- BHA
- BHT
- 没食子酸プロピル
- ビタミンE
- ビタミンC
- ローズマリー抽出物
- クエン酸
エトキシキン、BHA、BHT、没食子酸プロピルなどの人工酸化防止剤は、ビタミンE、C、ローズマリー抽出物などの天然由来の酸化防止剤に比べると酸化防止力は高いですが、発がん性などの危険性も指摘されています。
しかし、前述のように添加物は毎日食べ続けても健康に影響を与えない量で定められているので、それらの酸化防止剤が入っているからといって危険なフードというわけではありません。
発がん性などのリスクは、あくまで摂取量が問題となることを正しく理解しておきましょう。
酸化防止剤について詳しくは以下の記事で説明していますので、参考にしてくださいね。
保存料
保存料とは、キャットフードの腐敗を防ぎ保存性を高める添加物です。
ソルビン酸カリウム
細菌やカビの発生・増殖を抑える目的で使われる保存料。防腐剤として、ハムやソーセージ、ジャム、チーズなどさまざまな食品に使われています。
人間の食品についてはチーズ3.0g/1kg、ジャム1.0g/kgなど使用量が定められていますが、ペットフードについては定められていません。
ソルビン酸カリウムは亜硝酸ナトリウムと組み合わせて摂取することで毒性が増すという報道もありましたが、あくまで特殊な実験環境下であり、通常の環境では健康への危険はないとして内閣府食品安全委員会からの見解も出されています。
参考:ソルビン酸(Sorbic acid )、及びカリウム塩(Potassium Sorbate)について
多くのペットフードに使われる保存料ですが、ペットフードに含まれるソルビン酸カリウムでの健康被害の報告はありません。
pH調整剤
キャットフードの酸性、アルカリ性の度合いを調整して、品質を高める添加物です。
- クエン酸
- リンゴ酸
- グルコン酸
- コハク酸
- 炭酸カリウム
- 炭酸水素ナトリウム
- 二酸化炭素
- 乳酸
保湿剤
猫が食べやすい食感を保つために使われる添加物です。
- プロピレングリコール
- ソルビトール
- グリセリン
特に注意が必要なのはプロピレングリコール。着色料の溶剤、ウェットフードの保湿のために使われる保湿剤です。
プロピレングリコールはドッグフードへの添加は認められていますが、キャットフードに使うことは認められていません。
猫がプロピレングリコールを摂取すると赤血球中のハインツ小体の増加を引き起こすと言われており、体重1kgあたり18~24gの少量でも半数致死量となると言われています。
※ハインツ小体:猫が糖尿病性アシドーシスになった時に認められる物質
乳化剤・増粘安定剤
食べやすさ・食感などを良くするための添加物です。
- グリセリン脂肪酸エステル(乳化剤)
- アルギン酸ナトリウム・カゼインナトリウム(増粘安定剤)
発色剤
キャットフードの変色を防ぐ目的で使われる添加物です。
亜硝酸ナトリウム
色の黒ずみを防いできれいな赤色に変化させキャットフードを美味しくみせる発色剤。
亜硝酸ナトリウムを多く含むフードを食べるとメロヘモグロビン血症を引き起こすことから、基準値として100mg/kg(10%水分換算)が定められています。
こうしたことから、日本ではペットフードに含まれる亜硝酸ナトリウムによる健康被害の報告はありません。
着色料
キャットフードの見た目をよくするために使われる添加物です。
人に対して使用を制限している国もある着色料を、ペットの着色料として使っている点には注意したほうが良いでしょう。
赤色40号(アルラレッドAC)
日本では工業用品のほか清涼飲料水や駄菓子などに広く使われています。
イギリスでは下記のように、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と関連するとして自主規制が呼びかけられましたが、いったんは根拠がないとして欧州食品安全当局から見解が出されました。しかし、その後再び排除すべきという動きが高まり摂取量の見直しや警告表示がされることになりました。
2007年、英国食品基準庁は、食品添加物の広域スクリーニングでアルラレッドを含む数種類の合成着色料と合成保存料の安息香酸ナトリウムを同時に摂取した場合に関連が見られた為、注意欠陥・多動性障害の子供はこの合成着色料を含む合成着色料は避けたほうがいいと勧告し[2]2008年4月、英国食品基準庁(FSA)は注意欠陥・多動性障害 (ADHD) と関連の疑われるタール色素6種類について2009年末までにメーカーが自主規制するよう勧告した[3]。
2008年3月には欧州食品安全当局 (EFSA) は同じ研究報告を評価し、観察された影響の臨床上の意義が不明なことや、研究結果の一貫性の無さ、小さなエフェクトサイズの意義が不明なこと、用量反応性の情報がないこと、食品添加物の行動への影響を誘発させる生物学的メカニズムが考えられないことを挙げ、ADIを変更する根拠にはならないとしている[5]。しかし、4月イギリスは再び排除すべきだと勧告を行い[3]、8月には欧州は摂取量の見直しをはじめ「注意欠陥多動性障害に影響するかもしれない」という警告表示がされることになると報道された[4]。
赤色102号(ニューコクシン)
日本では工業用品をはじめ、洋菓子やソーセージ、漬物への添加物として使われていますが、カナダ・ベルギー・アメリカなどでは食品への使用が認められていません。
赤色40号と同様、イギリスでは注意欠陥多動性障害に影響するかもしれないことから、警告表示となっています。
2007年、英国食品基準庁は、食品添加物の広域スクリーニングでニューコクシンを含む数種類の合成着色料と合成保存料の安息香酸ナトリウムを同時に摂取した場合に関係を示唆する結果が得られた為、注意欠陥・多動性障害の兆候がみられる子供はこの合成着色料を避けたほうがいいと勧告し[2]、2008年4月、英国食品基準庁(FSA)は注意欠陥・多動性障害(ADHD)と関連の疑われるタール色素6種類について2009年末までにメーカーが自主規制するよう勧告した[3]。
2008年3月に欧州食品安全当局(EFSA)は同じ研究報告を評価し、観察された影響の臨床上の意義が不明なことや、研究結果の一貫性の無さ、小さなエフェクトサイズの意義が不明なこと、用量反応性の情報がないこと、食品添加物の行動への影響を誘発させる生物学的メカニズムが考えられないことを挙げ、ADI(一日摂取許容量)を変更する根拠にはならないと報告している[5]。しかし、4月イギリスは再び排除すべきだと勧告を行い[3]、8月には欧州は摂取量の見直しをはじめ「注意欠陥多動性障害に影響するかもしれない」という警告表示がされることになると報道された[4]。
赤色3号(エリスロシン)
工業用品をはじめ洋菓子やかまぼこ、漬物への食品添加物として使われています。ドイツやポーランド、アメリカでは食品の使用が禁止されています。
青色1号(ブリリアントブルーFCF)
食品添加物や工業用品に使われています。EUでは食品添加物として認められていますが、ベルギー、フランス、ドイツ、スウェーデン、オーストリアでは国として禁止しています。
赤色106号(アシッドレッド)
食品添加物や工業用品、試薬として使われています。食品添加物としては日本でのみ認可されています。
- 発がん性などと聞くとどうしても気になってしまいますけど、大事なのは正しく用法・用量を守って摂ることですよぉ。飼い主さんがどの添加物を重視して選ぶか、ですねぇ。
- なるほど~。添加物については正しく学ばないとですねっ。まだまだ勉強不足ですっ。
キャットフードの選び方3つのポイント
添加物は用法・用量をしっかり守って使えば安全性に問題はないものですが、少しでも安心できるものをというのが飼い主さんの本音ですよね。ここでご紹介する「無添加キャットフード」とは、合成着色料や香料を使用していないフードのこと。
こういった無添加キャットフードを選ぶうえでチェックしたいポイントは次の3つです。
- 何の動物の油脂なのか表記があるものを選ぶ
- 良質なたんぱく質が含まれるものを選ぶ
- ビタミンE、ビタミンC、ローズマリー抽出物など天然由来の酸化防止剤使用のものを選ぶ
何の動物の油脂なのか表記があるものを選ぶ
動物性油脂はキャットフードをまとめやすくし、食欲をそそる香りづけをするために使われる油脂です。
非常に酸化しやすいので製造する際に添加物を使っていますが、ペットフードでは原材料に使われた添加物は表示しなくても良いことになっているという問題が。つまり、キャットフードの原材料表記を見ても油脂に使われた添加物を知ることはできないのです。
安全性を考えるなら、鶏油、豚脂、牛脂など、何の動物の油を使っているのかはっきり表記してあるものを選んだ方が良いでしょう。
良質なたんぱく質が含まれるものを選ぶ
猫のエネルギー源となるのは動物性たんぱく質です。猫の健康を考えたら、肉や魚などの原材料がメインのキャットフードであることが大前提ですが、重要なのは「良質な」たんぱく質であることです。
肉副産物・家禽ミール・ミートミールには本来食べることのできない材料が入っている可能性もゼロではないため注意が必要です。
ビタミンE、ビタミンC、ローズマリー抽出物など天然由来の酸化防止剤使用のものを選ぶ
酸化防止剤には天然由来のものと化学合成のものがあります。
前述のようにエトキシキン、BHA、BHT、没食子酸プロピルなどは摂取量によって発がん性が指摘されています。もちろん用量を守っていれば安全性に問題はないのですが、少しでもリスクを避けたいと考える場合は、ビタミンE、ビタミンC、ローズマリー抽出物など天然由来の酸化防止剤を使ったものを選んだ方が良いでしょう。
無添加※で安全なおすすめキャットフード
※合成着色料・香料において
カナガンキャットフードチキン
- 肉類が主原料の60%以上
- 豆類も一切不使用のグレインフリーで猫の体に優しい
- 酸化防止剤は天然由来のビタミンE使用
価格 | 4,708円/1.5kg(1kgあたり約3,129円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 乾燥チキン |
主な成分 | たんぱく質:34%以上 脂質:16.7%以上 粗繊維:3.25%以下 405kcal / 100g |
肉類の動物性食材だけで60%以上の高タンパク・高脂質フード。豆類も一切使っていない低炭水化物レシピなので、消化吸収も◎。
酸化防止剤は天然由来のビタミンEを使用。
素材はすべて人間でも食べられるほど高品質なものを使っているので安心して与えられるフードです。食レポでは、喉を鳴らしながら食べる様子も!
ジャガー
- 肉と魚だけで原材料の約80%の高たんぱくフード
- 高たんぱく37%以上
- 原材料の品質検査、製造過程は専任品質管理官が徹底管理
価格 | 4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉) |
主な成分 | たんぱく質:37%以上 脂質:14.88%以上 粗繊維:5.25%以下 387.5kcal/100g |
新鮮なチキン生肉をはじめ鴨肉、乾燥チキン、生サーモン、生マスなど原材料約80%に動物性食材を使ったイギリス産プレミアムフード。
炭水化物を抑えて猫の食性に近づけているからか、食レポでは食いつきの良さを実感できるフードでしたよ!カナガンキャットフードサーモン
- 原材料の60%以上が魚類
- 豆類も一切不使用のグレインフリーで猫の体に優しい
- 英国小売協会規格でAランクを取得しているイギリスの工場で製造
価格 | 4,708円/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 生サーモン |
主な成分 | たんぱく質:34%以上 脂質:16.7%以上 粗繊維:3.25%以下 405kcal / 100g |
低アレルゲンで消化吸収の良い生サーモンを主原料に使ったフード。豆類も含め穀物は一切使っていない低炭水化物レシピは、猫の食性にもあっていて◎。
英国小売協会規格でAランクを取得しているイギリスの工場で製造するなど、安全性も◎。お魚好きの子には特に喜ばれるフードです。
ファインペッツ
- 食品安全先進国オランダの工場で厳しい品質管理のもと生産
- 人間が食べることができるレベルの原材料だけを使用
- 初回購入1,100円!1.5kgをお試し価格で購入できる
価格 | 3,704円/1.5kg(1kgあたり約2,469円)初回購入1,000円 |
原産国 | オランダ |
第一原料 | アヒル肉 |
主な成分 | たんぱく質:32.00%以上 脂質:21.00%以上 粗繊維:5.00%以下 420kcal/100g |
原材料は「人間が食べることができるレベル」のものだけ、という品質の高さで知られるプレミアムキャットフード。遺伝子組み換え作物、放射性物質汚染作物、重金属類や残留農薬の入った素材、肉類の副産物、化学添加物など、不安材料となるものは一切使っていません。
製造は食品先進国オランダの工場。製造段階から衛生管理を徹底しているので、品質にこだわる飼い主さんからも信頼されています。
さらに、1.5kgのフードを初回1,100円(税込)で購入できるので、「食べてくれるか不安…」という場合でも気軽にお試しできますよ。
ピュリナワン インドア1歳以上 ターキー&チキン
- 1kg約870円のお手頃価格なお肉メインフード
- 酸化防止剤にはミックストコフェロール(ビタミンE)を使用
- 主原料に動物性たんぱく質豊富なターキーを使用
価格 | 1,915円/2.2kg(1kgあたり約870円) |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | ターキー |
主な成分 | たんぱく質:40.00% 脂質:13.00%以上 粗繊維:6.00%以下 360kcal / 100g |
ご紹介するフードのなかでは一番の低価格!1kgあたり約870円と安価ながら新鮮なターキーやチキンミール、フィッシュミールなど動物性食材をたっぷり配合。牛脂、大豆油など使っている油脂類も明確に表記されています。
安価ながら酸化防止剤にはミックストコフェロールを使用するなど、猫に体に優しいレシピ。新しいフードは食べてくれるか心配…そんな方は500円サンプルで食いつきを確かめてから買うことができますよ!
よくある質問
賞味期限が短めに設定されていることも多いので注意しましょう。フードの酸化を防ぐためには、開封後はしっかり密封し、なるべく空気に触れないように気をつけてください。
また、酸化を防ぐために、以下のような場所に保管するようにしましょう。
- 温度変化が少ない
- 風通しがよく湿度が高くない
- 直射日光が当たらない
添加物にはキャットフードの味や香り、食感などを高める目的もあるため、最初は食べてくれない場合もあるかもしれません。
その場合でも焦らずゆっくりと進めることがポイント。まずは今のフードに混ぜて様子を見て、少しずつ新しいキャットフードを増やしていきましょう。
まとめ
キャットフードに含まれる添加物はとかく悪く言われがちですが、飼い主さんが正しく理解することが大切です。今回ご紹介したフードは合成着色料や香料を使っていない「無添加キャットフード」ですが、どんな添加物を良しとするかを判断するのは飼い主さんです。添加物について学び、少しでも安全性の高いフードを選んであげられると良いですね。
- 添加物には品質を保つ、栄養価を高める、美味しさを高める役割がある
- 添加物の基準量は科学的な根拠をもとに十分余裕をもった量で設定されている
- キャットフードの原材料に使われる添加物は表示義務がない
- 天然由来の酸化防止剤であればより安全
- 酸化防止剤には人間の食品には認められていないものもある
- 動物性油脂は何の動物かはっきり表記してあるものが安心
- 開封後の保管場所に注意
- 切り替えは10日間ほどかけて少しずつ行う
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。