猫カフェ浅草ねこ園~10周年を迎えて

2019-11-19

猫ねこさん

猫カフェ浅草ねこ園~10周年を迎えて

猫ねこさん
人気観光地・浅草にある「浅草ねこ園」は今年10周年を迎えた老舗の猫カフェ。場所柄、外国人のリピーターもたくさん!猫のいるお家に来た感覚でくつろげると人気の猫カフェなんですよぉ。

東京・浅草に、日本人だけでなく外国人観光客がこぞって訪れるという人気の猫カフェがある。
お店の名前は「浅草ねこ園」

口コミでじわじわ噂が広まり、今年で10周年!

今回は、そんな浅草ねこ園の店長・斎藤さんに直撃インタビュー。
オープンのきっかけやお店のこだわり、さらには猫を飼いたい人に伝えたい想いなどたっぷりとお話を伺ってきました!

「ネットカフェ??いや猫カフェです。」半年かかった物件探し

日本だけでなく、今や世界中から多くの外国人観光客が訪れる浅草。

「ここって海外だっけ?」と思うほどいつも外国人で溢れかえる定番スポット・雷門。浅草寺へと続く仲見世商店街には、日本らしさ満載のお土産屋さんや食べ物屋さんが所狭しと軒を連ねる。そしてすぐそばにはど迫力のスカイツリー!一日ではまわりきれないほどの魅力が詰まった街だ。

そんな浅草に、日本中いや世界中からリピーターが訪れる人気の猫カフェがある。その名も「浅草ねこ園」。

言間(こととい)通りと馬道(うまみち)通りの交差点、馬道妙見屋ビルの6階にあるお店へさっそくお邪魔すると、、、そこにはなんとも愛くるしい猫たちがワチャワチャ(=^・^=)

葉奈

▲びっくり顔の葉奈ちゃん。そのくっきりアイライン美しすぎ♡

浅草ねこ園

▲カメラ目線をこれでもかとくれてる涼くん、、、の前をフリーダム通過^^

「猫カフェが最近流行り始めてるってたまたま友達が教えてくれて。。。好きそうだよね?って。その話聞いて『なにそれなにそれ!私それやる!』って。『私それ行きたい!じゃなくてやる!』って言って。それで猫カフェを始めることにしたんです。」そう話すのは浅草ねこ園の店長・齋藤さん。

友達から猫カフェの話を聞いたのは、今から11年前のこと。派遣社員だった齋藤さんは、ちょうど契約期間満了で仕事を辞めていた時期だったという。

元々猫好きだった齋藤さんだが、それにしてもその潔さ、行動力はお見事!

「でも大変でしたよ、特に物件探しが。当時はね、猫カフェなんて全然なくて認知度ゼロ。猫カフェができる物件を探してるんですけどって不動産屋さんに話しても、『何?ネットカフェ?』なんて言われたり。自分で土地買って家建ててそこでやんなさいとかね…。」説明してもなかなか分かってもらえず門前払いになってしまうことも多かったとか。

「口約束で契約するという話になってたのに、後から何回断られたことか。。。大家さんが猫大好きだから是非!なんて言われて、これはもう間違いないと思っていたのに、数日後にごめんなさいって。物件の隣の人が猫大嫌いだからやっぱりそういうのは困ると言われて断られたこともありました。」

たくさん辛い思いをしたという齋藤さん。もうできないかもしれない。。。諦めかけていた矢先やっと今の物件に出会ったという。ここに至るまで約半年ほどかかったそう。

毎日拝み倒して中学生の時にやっと。。。

浅草ねこ園

小さな頃から猫が大大大好きだったという齋藤さん。猫を飼いたくて飼いたくてしかたなかったけれど、親がそれを許してくれなかったという。

「しょっちゅう猫を拾ってきては捨てられての繰り返しでした。外から猫を拾ってきてはお風呂に入れてあげて綺麗にして、こたつに入れて一緒にあったまって。で、親が帰ってきてこたつに入ったら猫いるし!!!みたいな^^;飼うのは絶対ダメと言われ続けて毎日毎日泣いてましたね。」

図書館に行っても読んでいたのは猫の本ばかり。そんな時、齋藤さんは猫の本の巻末に日本動物愛護協会の電話番号を見つけたという。「ここだ!ここに電話して猫をもらえばいいんだって思って。。。それからは毎日のように親に拝み倒しましたね。」

こうして、齋藤さんが中学生のとき、ようやく我が子の強い気持ちに心を動かされたお母様が猫を飼うことを許してくれたのだそう。

今とは違って当時は簡単に猫を手に入れることができたらしく…。「うちの母親が三毛猫で尻尾が短いのがほしいですって電話したんですね。そしたら●●区の●●さんのところで生まれてるから、そこに電話して聞いてみてください、とかそんな感じで。。。」

こうしてやっと念願の猫との暮らしがスタート。齋藤さんにとって初めての猫はなんと21歳半まで生きたのだそう。

もう飼うつもりはなかったけれど

金太▲ちょっとおネムな金太くん。

初めての猫を亡くしてからの1年間。齋藤さんは毎日のように泣き続けていたという。「もう精神状態がおかしくなるくらい。。。ずっと泣いてた。だからまた猫を飼おうとは思っていませんでした。」と齋藤さんは言う。

でも、ある猫との出会いが齋藤さんを変えた。

「OL時代、路地にいた3兄弟の猫を眺めて帰るのが日課だったんです。でもある時黒猫2匹の姿がパタッと消えて…。その路地は一歩出ると大通りで交通量も多い場所。あぁ車に轢かれちゃったんだ、、、って思いました。残ったこの子だけは助けなきゃ!絶対捕まえなきゃ!って思って。」もちろん、捕まえても自分で飼うつもりはなく、里子に出すつもりだった。

こうして齋藤さんは一匹のキジ白を捕まえて病院に連れていったという。
「その時に隣にいたおばちゃんが、400gくらいのちっちゃい子猫を連れてきてたんですけど、聞けばワクチンを打ちにきたと言っていて。」

子猫に最初のワクチンを打てるのは生後2~3ヶ月頃からだが、どう見てもその猫は小さかった。結局ワクチンを打つことができず、また1ヶ月後に来るように言われたという。「娘が公園で拾ってきた子なんだけど誰か飼えないかな…」おばちゃんの一言に、思わず齋藤さんはこう答えたそう。

「私飼います!」

飼うつもりはなかったはずなのに、、、小さな小さな猫の命を目の前にして見捨てるなんて、齋藤さんにはとてもできなかった。

こうしてやってきたのが「紅(べに)」ちゃん。

紅

じゃあ元々里子に出す予定だった子は。。。?「猫風邪がひどくて毎日目薬。1ヶ月ずっと下痢も治らなくて何の病気なんだろうってすごく心配して。手がかかる子だったから、、、可愛くて可愛くて手放せなくなって結局飼うことにしました。」

それがこちらの「ムギ」くんだ。

ムギ

あれから13年。今もこの二匹は浅草ねこ園の”レギュラー園児”として、齋藤さんのもとで元気に暮らしている。

口コミでじわじわ広まり。。。今年で10周年

ムギと紅を含め、齋藤さんのお友達の家の裏庭で生まれた子、お友達の娘さんが拾ってきた子。。。などなど全部で9匹の猫たちからスタートした浅草ねこ園。

「オープン当初は物珍しさからか3日間くらいババババッと流行りましたよ。そこからダダダダーッとだーれも来なくなって。台風で丸二日お客さんゼロの日も…もうあの時は本当にダメだと思いました。」

蘭

▲蘭ちゃん。尻尾の付け根を叩くシャチホコのモノマネをしてくれるとか。それ見たい!^^

でも、そんな浅草ねこ園も今年でなんと10周年!今では日本だけでなく海外からもたくさんのお客さんが訪れる人気店となった。

「びっくりです、こんなに長く続けられるなんて。口コミでじわじわじわじわ広がっていって。お店のSNSやブログ、猫カフェサイトなどを見て来てくださったり。。。本当にありがたいです。」

お店感はゼロ!友達の家に遊びに来た感覚にしたい

齋藤さんが10年間お店づくりでずっとこだわり続けていること。それは”落ち着ける空間づくり”。

「ゴージャスじゃなくたっていい。シャンデリアなんていらない。本当に私の住んでるリビングルームという感じで。猫のいるお友達の家に遊びに来た感覚になれたらいいなと思っています。ここでコロンって寝っ転がってる人もいるけど、そういう感じでいいと思ってる。お店感はひとつもないですね。」

茶太

▲取材の時にもずっと私の膝に乗ってくれてた茶太(ちゃた)くん。(こちらの綺麗なお膝は私ではなくお客様です^^)私の服についたどっさり茶太毛を丁寧にとってくれた齋藤さん。お優しいっ♡

猫を膝に乗せて読書を楽しむも良し。寝っ転がって猫と戯れながらテレビをのんびり見るも良し。猫との時間を思い思いに楽しんでもらいたい、気楽にくつろいでもらいたい。それが齋藤さんの願いだ。