食いしん坊がゆえに?(笑)留守番がちょっぴり苦手なスカタン
以前ペットホテルに預けた際、ホテルスタッフの方もお手上げな状態になってしまったというスカちゃん。
「初めての人に会っても全然平気なんですけど、ペットホテルはどうもダメみたいで…。とにかくずっと鳴いて鳴いて、水もこぼすわ、ご飯も食べないわ、シャーシャーだわで。」
それだけじゃない。実は食いしん坊ゆえに、家での留守番のたび思わぬハプニングも続出するらしく。
「時間になったら自動でトレイが回転して餌が出てくるペットフィーダーを用意して行ったんですけど、2回使って速攻破壊されまして(笑)今度は別のペットフィーダーに変えたんですね。まさかこれは動かさへんやろっていうのをどんどん動かしていって、カメラからフェードアウト。え、どこ行ったんやって。」とオレさま。
こちらが、留守番中の見守りカメラの映像。micaさんの声に反応して嬉しそうに食べるスカちゃん。
留守番1日目にしてさっきあった場所にペットフィーダー見当たらずw
その後、動かないように固定したそうですが、今度は食べ終わった後、手を突っ込んで探り始めたとか。
証拠映像バッチリあり(笑)
そんなわけでお留守番がちょっぴり苦手なスカタンは、いつも家族みんなでいろいろな場所へおでかけしているのだ。
さて、ほかにもスカちゃんの食いしん坊ぶりがよーく分かるおもしろ映像・画像を見つけたのでご紹介。
取ったどー!からの怒りの抗議。冷蔵庫を開けた途端、寝室で寝てても秒でやってくるとか(笑)
カリカリやちゅ~るの入った扉を見つめて念を送りまくり^^
これはスカちゃんでなくてもガン見しちゃう豪華お花見弁当♡
生徒さんにも地域の人にも愛されて
西荻窪にあるアトリエでは、毎月フラワーアレンジメントのレッスンが行われている。スカちゃんはレッスンに通う生徒さんたちにも大人気だとか。
「レッスンの時、必ずみんなの作品の記録写真を撮るんですね。スカと一緒に撮ると、もうみんなの顔が段違いにいいんですよ。」とmicaさん。
予約の時点で「スカちゃんに会えるのを楽しみにしてます~♡」と熱烈なラブコールを送ってくださるスカファンの生徒さんも多いそう。
レッスンの間は定位置のかごの中にいることもあれば、バックヤードで休憩したりと自由に過ごしているスカちゃん。でも、カメラのシャッター音を聞くと途端に「お仕事だ~」と反応して戻ってくるんだとか。
「自宅にいる時もカシャカシャって音聞いたら嘘みたいに飛んでやってきますよ。寝室で寝ててもサササーーっときてピシッとカメラ目線。というのも、「今頑張ればおやつがもらえる~」とスカちゃん自身が学んでいるからなんだとか^^
スカちゃんの看板猫業を支えているのは、まさかの”食欲”だったという…^^
そして、西荻窪のアトリエでは、定期的に生徒さんの飼っている猫ちゃんたちが大集合することも。その名も#オルテシ猫部。
先日行われたリアルsuca! mall&アトリエ市クリスマスマーケットにて。スカツリーの前でパチリ。
「ペットと一緒にレッスンを受けられるのが楽しい」生徒さんたちのそんな言葉がmicaさんはとても嬉しいのだという。
通りに面した大きな窓から見えるスカちゃんに、思わず目をとめて立ち止まる人もあとを立たないとか。
▲この置物感にお子ちゃまも釘付け!見ちゃうよね~ガラスにお鼻くっつけたくなるよね~♡♡
「自分では飼えないけどここを通るのが楽しみ。スカちゃんに触りたいから会いにくる・・・そんなこと言ってもらって看板猫冥利に尽きるよね、スーちゃん。」そう言ってmicaさんはスカちゃんを愛おしそうに見つめた。
@dailysuca▲スカちゃんの大切なおともだち。
地域の人からも生徒さんからも、、、スカちゃんは今たくさんの人から惜しみない愛情を注がれている。
小さい頃から動物が大好きで
小さい頃から動物が大好きだったというmicaさん。でも猫を飼ったのは意外にも大人になってからだったのだとか。
セキセイインコ、マルチーズにポインター(犬)、りす・・・たくさんの動物を飼ってきたけれど、猫だけは家にいなかったそうで…。というのもお父様は猫派だったけれど、お母様が毛が入ることを気にして猫を飼うことに積極的ではなかったのだとか。
とはいえ、猫も大好きだったmicaさんは、しょっちゅう猫を拾ってきてはお母様に戻してくるよう言われ、自ら里親探しをしていたという。
大学進学とともに上京。でも、新生活とともに一緒に暮らし始めたのは猫ではなく文鳥だったとか^^
「母の妹から入学祝いで手乗り文鳥のヒナを買ってもらったんです。いっつも一緒で本当に可愛がっていたんですけど、不慮の事故で亡くなって…。その時は死ぬほど泣きました。でもその後にまた新しい文鳥を買ったんです。その子は13歳まで生きて大往生でした。」
文鳥を飼っている間にも猫のことをずっと忘れられなかったというmicaさん。通勤中に出会う猫にいつもちょっかいを出していたという。
ある日の通勤中、その道を通りかかったら、猫たちに餌やりをしているおばちゃんから話しかけられたそう。
「『いつもここ通って遊んでるよね?猫好きなの?猫欲しいの?』って聞かれたので、『欲しいんですー!』って答えたら、『私が保護して慣らしておくから1週間後に取りにいらっしゃい』と言ってくださって。」
生後4ヶ月くらいのシャムmix白猫でブルーアイの美少女。でもいざ猫を迎えたら、予想外の出来事が…。
お外の生活が長かったからか、外にでたがってしかたなかったという白猫ちゃん。そう簡単には慣れてくれず、夜もケージの中に入れておかないとダメな状態だったとか。
そんなある日の夜中。バコーンバコーンとすごい音がして起き上がると、その白猫ちゃんがなんと頭突きでケージの蓋を開けようとしていたという。そしてまさかの蓋を自力で開けてしまった白猫ちゃんは、今度はクローゼットの天井部分を突き破って屋根裏へ。翌朝、なんとかご飯で釣って降りてきたものの、ちょっとした隙に家を出ていってしまったらしく…。
「今じゃ許されない話なんですけど、、、。」とmicaさん。その後、白猫ちゃんはご飯の時には戻ってきていたそうだけど、敷居は決して跨がなかったとか。
そして、その白猫ちゃんはいつの間にやら近くの美容室の飼い猫になっていたらしく。micaさんが見つけた時には、すでにその美容室の先住猫たちと仲良く暮らしていたそう。そんなわけで、micaさんにとって念願の猫との暮らしはたった1週間で終わってしまったという。
その後もなかなか猫の縁に恵まれなかったmicaさん。でも、その数年後再びチャンスが巡ってきた。
当時、西荻窪のアトリエの隣に猫好きの方が経営する美容室があったという。そこの方がある日ベランダでカラスに追われている黒猫を保護し…micaさんが大の猫好きと知っていたことから「里親にならない?」と声がかかったのだそう。
それが2001年から約11年間お店の初代看板猫として一緒に暮らしてきた「ノロ」くんだ。
初めての猫との暮らしが嬉しくてたまらなかったというmicaさん。パーカのポケットにノロくんを入れて出勤、仕事中もパーカの後ろに入れて、、、と、とにかく溺愛していた。
ただ、スカちゃんよりも気が強めだったというノロくんは、触られるのがダメで訪れる人にときどきガブリしてしまうことがmicaさんの悩みの種だったとか…。
11歳で看板猫を引退した後、風のたよりでは現在18歳で元気に暮らしているそう。
猫が嫌いな方や猫アレルギーの方に配慮して、現在は堂々とアトリエに猫がいることを公表しているmicaさん。「猫がいるから嫌。。。みたいな声は悲しいので」とmicaさんは言う。今はむしろ看板猫のスカちゃんに会いたいからと、たくさんの方がアトリエを訪れるのだという。
猫ってこうだからって決めつけたくない
スカちゃんがやってきてすぐ、指定席にと窓際にかごを用意したmicaさん。スカちゃんは小さい時からこのかごの中で道行く人たちの視線を集めていた。
「猫ってどこかの中に入るのも、窓の外を眺めるのも好きじゃないですか。そんな特性を活かして、長い時間お気に入りの場所で過ごせるような暮らしをさせてあげたいなと思って。」
とはいえ、自由気ままな猫のこと。いくら好きそうなベッドを用意してあげても、全然使ってくれず、ダンボールの空き箱が結局は一番お気に入りなんてこともアルアルな話。
でも、スカちゃんはmicaさんが話せばちゃんとかごの中に入る。
「犬はお散歩する、しつけができる、人とフレンドリー。でも猫はお家が好きでお散歩なんてもってのほか、しつけなんてムリムリ、できれば誰にも会いたくない。猫に対してそんな先入観を持ってる方って当然いらっしゃると思うんです。でも、猫だからできないとか、猫だから苦手だろうとか、猫だからこうしてあげた方がいいっていう考え方が私にはあまりなくて。」とmicaさんは言う。
実際、おすわりしたら食べる、食べたらかごに入る、頑張ったらおやつをもらう…そんなふうにスカちゃんの食欲をうまく使いつつ、小さいときからしっかりしつけをしてきたという。
「猫も歩きたければ歩く。最初はこの子も道草ばかりで全然歩けなかったんですけど、今は走れます。1歳になる前くらいに父と一緒に山へ行った時歩かせたら、すっごい楽しそうにしてて。」
まるでワンちゃんのように楽しくお散歩するスカちゃん。どんな接し方でどんなふうに育てるか。それ次第で猫の意外な一面に気づけるのかもしれない。