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【看板猫】猫の優しさに助けられる日々〜プチミュゼ

猫ねこさん

猫の優しさに助けられる日々

シャンソン

優しい獣医さんのもとで愛情深く育ててもらったこともあって、お家にやってきた時から触られたり撫でられるのが大好きだったというシャンソンくんは、とにかく人が大好き。

「撫でて撫でて~」のアピールににメロメロのお客さんも多く、なかには洋服やおもちゃをくださる優しい方も。

そんなシャンソンくんに比べるとちょっぴりシャイなギタールくんは、お店に出る回数はシャンソンくんほど多くなかったものの、いざお店に立つと静かにお客さんのことを見守り嬉しそうにしていたとか。

ふたりともお客さんのこと、お店のことが大好きだったのだ。

久保木さんはそんなふたりの優しさに救われたという。

「落ち込んでるときはすっと寄り添ってくれたり、ちょっと体調が悪くて横になってると見にきて心配してくれたり。。。動物にこんな優しい感情があるんだな、本当に優しいなって思って。今は本当に猫の優しさに助けられてる感じですね。」

心地よく暮らせるような距離感でいてくれる

シャンソンくんがやってきて今年で9年。久保木さんが感じる日々の幸せとは…。

「撫でると毎回本当に嬉しそうにしてくれるんですけど、それってすごいなと思って。律儀というか、偉いですよね。人間もそうですけど、たまには『いいよ今は~』って思う時ありますよね。いつでもどんな時でも寝てても、、、ついつい可愛くて撫でると、いっつも嬉しそうにしてくれる。この子の優しさに毎日和まされています。」

「思うようにならないとときどき私のものにいたずらしたりはありますけど、でも怒りたくなるようなことは全然。性格なんですかね。私の持っている猫のイメージとあまりにも違っていたので、本当にびっくりでした。」

「まだふたりが子猫の時、落としてしまったキーボードを直そうと分解していた時があったんですね。『危ないから今はやめてね』って言ったら、ちゃんと近づかないでふたり並んで見ていたり。冬の日にお味噌を仕込んでた時も、毛が入らないようにと『今日お味噌やるからね』って言ったら、全然近寄っても来なかったり。

ただ可愛いだけじゃなく、私たちも心地よく暮らせるように距離を保ってくれているのが本当にすごいなって思うんです。」

猫同士じゃないと分かち合えないことがあるとしたら・・・

ギタールくんがお空に行ってしまって3年。今でも、久保木さんが昔の動画を見ていると、ギタールくんの声に反応してやってくるという。

「テレビの猫ちゃんとかには全然反応しないんですけど、声で分かるんでしょうかね。はっきり覚えてるのかどうかは分からないんですけど。」

今シャンソンくんがどんな気持ちでいるのか・・・久保木さんは気になっているそう。

「ギギくんがいた時は私たちから注がれる愛情も2分の1。でも今はそれを一身に受けてるじゃないですか。今までずっと二匹で暮らしてきたから、なんかこう心にぽっかり穴が開いたような、寂しい気持ちがあるんじゃないかなって思うんですよね。猫同士じゃないと分かち合えないこともあるんじゃないかなって。」

シャンソン

「もしこの子が今寂しいのであれば、相性のいい子を迎えてあげてもいいのかなって思いもあるんですけど。。。一生面倒を見ることを考えると、子猫じゃなくて同じくらいの年齢で穏やかな性格の子。でもあんなに相性のいい子はもういないのかなって気持ちもあって。。。夫は特にその思いが強いみたいで、なかなか次の子を迎える気持ちにはなれていないですね。」

そう言って久保木さんはシャンソンくんにこう話しかけた。「あなたはどうですか??ギギくんじゃなきゃダメ?それともお友達が欲しい?同じくらいの男の子?会ってみないとわかんないよね。今決めてって言ってもわかんないよね。」

もちろん、シャンソンくんの気持ちは100%分からない。でも、もしそんなに仲良くなくても、猫同士そこにいるだけで何となく通じ合う何かがあるんじゃないか、と久保木さんは最近思うのだそう。

久保木さんとシャンソンくんとのやり取りは、まるで人間同士のやり取りのように温かい。お互いを想う”気持ち”が伝わってくる。

もし、あの時久保木さんが思い切って引き取ることを決めていなかったら、失われていたかもしれない小さな命。今はこんなにも大切に想ってくれる家族がそばにいる。「にゃーん」と甘えれば、必ずこたえてくれる。

この先シャンソンくんに新たな家族ができたとしても、このまま迎えなかったとしても。シャンソンくんならきっとめいっぱいの表情と鳴き声で、自分の”気持ち”を表現してくれるんじゃないかと思う。

ギタールくんとの思い出を胸に、これからもシャンソンくんの周りが笑顔で溢れますように。

Petit Musee | プチミュゼ
住所:東京都小平市上水新町2-1-5
電話:042-346-5723
営業時間:11:00~18:00
定休日:木・金・土通常オープン/その他の曜日アポイント制(買付やイベント出店による臨時休業あり)

公式facebook:@petitmusee
公式Twitter:@petit_musee
公式Instagram:@PetitMusee

猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。