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【看板猫】猫の優しさに助けられる日々〜プチミュゼ

猫ねこさん

【看板猫】猫の優しさに助けられる日々〜プチミュゼ

猫ねこさん
今回は、東京・小平にあるアンティークのお店「プチミュゼ」の看板猫「シャンソン」くんをご紹介しますよぉ。

骨董店の看板猫「シャンソン」くん、9歳。

とっても甘えん坊で人大好き!なシャンソンくんは、たくさんのお客さんに愛される人気者。

お店にやってきて9年。実は3年前までギタールくんという兄弟も一緒に暮らしていたそうで…。

店主で飼い主の久保木さんに、その出会いや9年間の猫との暮らし、ギタールくんのこと、猫への想いなどたくさんのお話を伺ってきました!

看板猫シャンソンくん~アンティークのお店プチミュゼ

東京都小平市。住宅街の一角に静かに佇む「プチミュゼ」。フランス語で”小さな美術館”という意味だそう。

外観

フランスの古い紙やレースを中心に、店主こだわりの雑貨で埋め尽くされた店内。”古き良き時代の品々が、現代のスタイルに馴染む楽しさを感じてもらいたい”というのが店主・久保木さんの想いだ。

内観

1996年に小さな小さな雑貨屋としてスタートし、2013年にアンティークとヴィンテージを中心としたお店へとリニューアル。現在は、焙煎人のご主人も加わりご夫婦でお店を切り盛りしているそう。

内観

実店舗の営業は木・金・土のみ。日曜日は都心のイベントに数多く出店しているという。

内観

そんなプチミュゼで看板猫として、たくさんのお客さんをお出迎えしてくれるのは、茶白男子「シャンソン」くん。か、かわいい♥

シャンソン▲とってもあったかそうなニットのケープはなんとお客さんの手作りなんだとか。

とってもおしゃべり上手なシャンソンくんは、久保木さんが話しかけるとミャーミャー鳴いてお返事^^

「シャンソンくんの取材があるんだよ」と数日前から伝えていたという久保木さん。シャンソンくんはそんな久保木さんの言葉をしっかり理解しているのか、取材日当日も朝からそわそわしていたそう^^

シャンソン▲まだかにゃー。いつでもスタンバイOKにゃ。

「ぼくに用事だよね?みたいな感じで待ってて^^猫を飼っていない人からすると『そんなこと偶然だよ~』って思うかもしれないんですけど、やっぱり偶然とは思えなくて、、、ちゃんと伝わってる感じがありますね。」

久保木さんのことが大好きなシャンソンくんは、とにかく甘えん坊さん。

すりすりからの~。

シャンソン

お鼻クンクンからの~。

目が線男子降臨!^^

シャンソン

かと思いきや、ときどき醸し出すキリッと男前キャラ。

シャンソン

まんまるフォルムからのひょっこり🐾

シャンソン▲尻尾を触られるのだけは勘弁してにゃ。マステとかガムテープ・・・くっつくものも苦手にゃ。

ときどき完全置物化(笑)

こちらはシャンソンくんが大好きというラッピング用のリボン。あまりにも好きすぎるので、触らないようにと久保木さんが額縁を使ってケースを手作りしたそう^^

リボン

「シャンくん、大好きよ~。」取材中、何度もシャンソンくんを撫でながら優しく話しかける久保木さん。ふたりのまわりには、とても穏やかで幸せな時間が流れていた。

友人の家の勝手口に置かれていた二匹

そんなシャンソンくんが久保木さんのお家にやってきたのは、今から9年前のこと。

実はシャンソンくんには兄弟がいた。3年前にお空に行ってしまったギタールくん。キジトラの男の子だ。

ギタール

one day

「ある日、友達の家の勝手口に二匹で置かれていたんですよ。」と久保木さんは話す。

朝、久保木さんのご友人がゴミを捨てようと勝手口を開けると、そこには生後2週間ほどの小さな小さな子猫が二匹、無造作に置かれていたそうで。。。

勝手口と言っても誰もが簡単に入れるような場所ではなく、お家の門を開けて敷地内に入り建物の裏側までまわらないと行けないような場所。

でも、決して母猫が産み落としていったという感じではなく、明らかに人に捨てられた感があったという。というのも、子猫たちはとても綺麗で、「今まできっとどこかのお家の中にいたんだろうな~」と思うような状態だったから。

シャンソンとギタール

one day

「飼い主の方が飼いきれなくなって置いていったのか、それは全然分からないんですけど…。その友達の家にも犬や猫がいるんですが、これ以上は飼えなくて。」

ご友人の家にいる猫は、犬や人間は平気だけど猫だけはどうしてもダメという猫嫌いの子。以前いたお家では、どうしても一匹だけ馴染めず、最後の頃はケージに入れておくしかないような状態になるほど凶暴化してしまったそうで…。そういった事情もあって、新たに猫を受け入れることはできなかったという。

もともとは猫が苦手、、、でも行き場のない猫たちのことを見捨てられず

ご友人からそんな二匹の子猫の話を聞いた久保木さん。

でも実は当時の久保木さんは猫が苦手だったそうで…。

「飼うどころか触るのも怖かったんです。ムリムリムリ!みたいな。猫って化け猫とか泥棒猫とかちょっとネガティブな言葉で使われることも多いじゃないですか。猫が苦手な母に『猫は恐ろしいんだよ~』って小さい頃から刷り込まれてきて。だから猫がとにかく怖くて触ったこともなく・・・」

今の姿からはとても想像できないけれど、当時はお店にふらっと入りこんできた野良猫を追い出すことすら怖くてできなかったとか。2階にその野良ちゃんが上がってしまいしばらく居座られた時も、「ほんとに早く出ていってほしいんですけど~!」と本気で困り果てたそう^^

でも、ご友人に声をかけられ、子猫たちが預けられている動物病院に行きその姿を見たら、あまりにも小さくて可愛らしい姿に心を動かされたという。

「このままじゃ本当に行き場もなくて・・・保健所に連れていくなんてかわいそうすぎてできないし。でも猫がとにかく怖いので、獣医さんに相談したんです。今思うと本当におかしな話なんですけど、、、『小鳥のようにずっとケージに入れっぱなしでも大丈夫ですか?』とか聞いたりして。」

シャンソン

one day

色々と話をしていくなかで、ついに勇気を振り絞り、猫を迎える決心をした久保木さん。

「こんなちっちゃな命を助けてあげられないなんて、なんか情けないなって気持ちもあって。当時、いろいろなことが重なってちょっと弱っていたんですけど、”猫たちを助けてあげられたら自分も元気になれるんじゃないか・・・”そんな期待もあったと思います。」