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【看板猫】猫の優しさに助けられる日々〜プチミュゼ

猫ねこさん

ドキドキの初日~ギタールくんが抱きついてきて

こうしていよいよ二匹が久保木さんのお家へ。

こちらはその記念すべき日のお写真。ちっちゃ~い♥

ケージを注文していたものの当日には間に合わず、ネットで蓋をしたコンテナの中に二匹を入れたそう。飛び出さないようにガムテープで補強するなど万全の体制を整えて^^

「何しろ怖くて仕方なかったので、主人が仕事から帰ってくるまでは、とにかくこのままでいてもらおうと思って。」

でも、そんな久保木さんの気持ちを知ってか知らずか、「出して~」とミャーミャー鳴き始めた二匹。あまりの鳴き声に、久保木さんが蓋を少しずらしたところ。。。

「私に抱きついてきたんですよ!ギタールくんが。シャンくんはその様子を箱の中から見ている感じで全然箱からは出ず。で、ぎゅーって抱きついて私の顔を見たら、また箱の中に戻ってふたりで並んで見てきて。」

予想外の二匹の行動に、すっかり心を撃ち抜かれてしまったという久保木さん。

「こんなに君たちのことを怖がってる私のことを頼ってくれるの?って。もう本当に可愛くて可愛くて。初日からメロメロになって今に至るって感じですね。」

以前は、会社で同僚が猫話で盛り上がっていても、全く話題に乗っていかなかったという久保木さん。今その頃の同僚に会うと「あの時全く興味ないって顔してたのに、こんなに夢中になって~」と驚かれるんだとか^^

どんな時も一緒だったふたり~優しいギタールくんと自由奔放なシャンソンくん

しばらくして届いたケージは、もう久保木さんには必要なく。。。掃除や窓を開けるとき逃げてしまわないよう使うことにしたとか。

「掃除機を出してくると、自らケージの中に入っていくんですよ。ここですよね?みたいな感じで見てるのが本当におかしくて^^なんか二人で相談してるみたいな。いつも一緒にいて仲良しでしたね。」

シャンソンくんはどちらかというと自由奔放タイプ。ひとまわり体の大きなギタールくんは優しいお兄ちゃんのような感じで、そんな弟の姿を優しく見守っていたそう。

「シャンくんがちょっと体勢を崩して着地したときも、ギギくんは音に反応してすぐに飛んでやってきて。どこかで寝てても必ず心配して来てくれるんです。」

「シャンくんがベランダから隣の家の屋根に渡って戻れなくなった時も、すぐに駆けつけて『こうやって飛ぶの、シャンくん。』ってお手本を見せてあげたり。でも、シャンくんはムリムリってね~(笑)ハシゴを借りて迎えに行ったことも。」

シャンソン

ギギ

one day

生後8ヶ月頃からずっと病院通いのシャンソンくん。久保木さんがキャリーを出して病院に連れて行こうとするときも、弟思いのギタールくんはすぐにシャンソンくんに知らせ、守ってあげるような様子も^^

いつも周りを気遣う優しさがあったというギタールくん。そしてそんな兄の背中を見て、シャンソンくんも心の優しい男の子に成長していった。

突然訪れた別れ

いつまでもこの幸せで穏やかな瞬間が続くと思っていた。。。そんな矢先。突然、ギタールくんを病魔が襲った。

「シャンくんは腎臓が悪くてずっと療法食を続けてるんですけど、ギギくんは大きな病気にかかることもなく、風邪をひくこともなく。。。何の問題もないと思っていたんです。でも5歳の時の健康診断で、心臓が少し大きいかもと言われて。6歳になると”肥大型心筋症”になる猫ちゃんが増えるから、少しでも気になる様子が見られたらすぐ来てくださいね。と。」

6歳を迎え、呼吸の速さが気になり病院に連れていったところ、恐れていた”肥大型心筋症”の診断が。

そして病気だと分かってわずか17日後。ギタールくんは6歳と3ヶ月という若さで虹の橋を渡ってしまったのだ。

「徐々に食べれなくはなっていたんですけど、亡くなる3日前まで冷蔵庫の上に飛び乗ったり、ふたりでじゃれて遊んでたので、、、まさか死んじゃうなんて思わなかった。。。」

あまりにも突然の別れに、ただただ悲しみや後悔の気持ちが襲ってきて、しばらくは気持ちの整理ができなかったという。

病院で最期を看取り、ギタールくんを連れて家に帰った久保木さん。シャンソンくんはギタールくんを見るやいなや、後ずさりして2階に逃げていってしまったそう。

そして何度も降りて見に来ては、そのたびに一目散に2階へと駆け上がっていったという。

「今までと何か違うっていうのは分かったんでしょうけど、本当にびっくりして悲しんでいて…。その後もしばらくは、カタンって音がするとギギくんが帰ってきたかと思って見に行ったりしてましたね。」

シャンソンくんが今のように甘えん坊になったのは、ギタールくんが亡くなってからなのだそう。

「生まれた時からずっと一緒でしたからね。置いていかれた時も二匹で本当に心細かったでしょうし…。預かってもらっていた動物病院の獣医さんが、ふたりのためにダンボールで”にゃんにゃんハウス”というのを二棟作ってくれたんですけど、いつも一棟の方にふたり抱き合って入ってて。いつも側にいて可愛がってくれていたギギくんがいなくなって、やっぱり寂しそうでした…。」