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なないろ猫物語Vol.4|「虎まる」ーあのときの偶然がなかったら今の幸せはなかった

2019-08-08

猫ねこさん

なないろ猫物語Vol.4|「虎まる」ーあのときの偶然がなかったら今の幸せはなかった

猫ねこさん
飼い猫との幸せエピソードをお届けする”なないろ猫物語”。今回ご紹介するのは、仲良しキジトラMIX兄妹「虎」と「まる」。出会ったきっかけや印象的なエピソード、お互いに幸せと感じる瞬間について、飼い主さんにお話しいただきましたよぉ。

目にとまった4兄妹

かごの中で頬を寄せ合い、くっつき合うふたり。その仲良しっぷりには思わず笑みがこぼれてしまう。

キジトラMIX兄妹猫の虎(左)とまる(右)。

「もともと男の子を迎えるつもりで、”虎まる”という名前を考えていたんです。兄妹でお迎えすることになったので、それなら安易ですが、、、虎とまるという名前にしようと。」そう話すのは飼い主のtora*maruさん(@toramaru180601)。

家族に迎えるなら保護猫を、という想いがあった。ペットのおうちという里親募集サイトで保護猫探しをしていたとき、たまたま目にとまったのが虎とまるを含む4兄妹。

彼らは、名古屋の「アニマルサポートわんわんわん」という保護ボランティア団体で保護されていた猫たちだった。

さっそく問い合わせるとすぐに返信が・・・。なんとその4兄妹のミルクママさんは、車でたった5分の同じ市内に住んでいるとのこと。

「これは会いに行くしかない!!」

できれば兄妹でお迎えしてほしいと電話で勧められたtora*maruさん。当初男の子ひとりをお迎えしようと思っていたこともあり少し迷っていたそう。

そして、ご主人と一緒にミルクママさんのもとへ。すると。。。4兄妹で唯一の女の子「まる」がご主人の膝にゴロゴロ言いながら上ってきたんだとか。

「もうこの子は迎えねば・・・」これが虎とまるとの出会いだったという。

似ているようで・・・

「ふたりともインターホンが鳴ると、爆睡してる時以外は必ず玄関に駆けていきます。そしてお客さんにスンスンご挨拶^^特に、虎はお客さんのまわりをついてまわります。でも、お客さんに構われすぎると離れます(笑)」

とっても人好きなふたり。だけどこんな違いも。

「まるはかまってほしい時、コテンッと目の前に転がってアピールするんです。とってもアピール上手。」

これがまるちゃんお得意のかまってかまって♡

一方の虎はというと。。。「ひたすら見つめる。あえて遠くへ行って鳴いて呼ぶ。ティッシュペーパーを出す、いろんなものを落とす、などいたずらをして気を引く。ちょっと不器用なんです^^」とtora*maruさん。

ほかにもふたりのおもしろエピソードは続々と。

「まるは行動がコミカル。何かと運びたがりで、今までに運んできたものはクッション、ぬいぐるみ、バスマット、キビキス、タオル。。。」そのうちタンスでも運んできそうなほどの見事な運びっぷり!笑

「虎は優しくて穏やか。ふたりで遊んでいると、まるはなりふり構わず突っ込んでくるんですが、虎はまるが遊んでいるとちょっと遠慮するんです。優しさなのか、まるのなりふり構わず感が苦手なだけなのか^^」

兄妹で似ているところもあるけれど、その子らしさも。話を聞いているだけでも日々の楽しさが伝わってくる。

くっついて寝てる虎まるを見てるだけで幸せ

「あの時虎まるのことを見ていなければ、問い合わせていなければ。。。この幸せはなかったなと思ってます。一緒に寝たり、遊んだり、走り回ったりしている虎まるを見ていると、家族に迎えて良かったなぁと思います。」

甘えたいときに、「ゴロゴロにゃおん」って言いながら湿った鼻を指先につんつんくっつけて押してくる。それがtora*maruさんにとって幸せを感じる瞬間だそう。

「くっついて寝てる虎まるを見てるだけで幸せ。虎まるもきっと我が家に来て幸せなはずです。(笑)」

とらまる

ふたりが運んできた幸せ。喜び。幸せな気持ちはきっと虎まるにも伝わっているはず。愛おしいふたりとの穏やかな毎日がtora*maruさんを日々勇気づけてくれる。

いつまでも仲良く、いつまでも一緒に。その幸せがもっともっと大きく膨らんでいきますように。

なないろ猫物語 エピソード一覧

猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。