- 飼い猫との幸せエピソードをお届けする”なないろ猫物語”。今回ご紹介するのは2歳の甘えん坊男子「はる」くん。出会いのきっかけやお互いに幸せと感じる瞬間について、飼い主さんにお話しいただきましたよぉ。
これからの猫生が暖かく穏やかなものになるよう・・・
きりっとした端正な顔立ちがとってもイケニャンな黒猫さん。彼の名前は”はる”。
飼い主のERIKA(@erika_dosue)さんとはるくんの出会いは、今から2年ほど前の2017年10月18日。
「その日はひどく冷え込んだ寒い夜でした。かすかに聞こえてきた猫の鳴き声に気づいて、、、かれこれ30分以上鳴き続けてたので気になってあたりを見回すと、近所の草むらで震えている子猫を見つけて。近くに母猫がいるのかなと思ってしばらく待ってみたんですが、現れる気配もなく…。手を差し出すとトコトコと寄ってきて、スリスリしながら手に乗ってきたんです。」
「このまま放っておいたら死んじゃう…」そう思ったERIKAさんは、後先など考えることなく迷わず保護。こうして人生初の猫との生活が始まったという。
「2.3時間起きのミルクと排泄補助で寝不足フラフラになりましたが、それ以上にもう可愛くて愛おしくて苦にはなりませんでした。」
”これからの猫生が暖かく穏やかなものとなるように。春の日のような毎日を過ごして欲しい。”そんな想いを込めて”はる”と名付けたのだとか。
甘えん坊で好奇心旺盛ときどきヘタレくん(笑)
「初対面からビックリするほど人懐っこくて甘えん坊。行くとこ行くとこついてきて、眠くなるとお膝に乗ってきます。」
そんな生粋の甘えん坊はるくんには、高い場所にあがるのが大好き!という好奇心旺盛な一面も。
でも、ERIKAさんいわく「ビビリのヘタレ」だそうで・・・^^。
「怖くて降りられなくなるので、タンスや食器棚に上がるたびに脚立で救出してます(笑)」
そこにいるのが当たり前、でも何よりも大切な存在
「そこにいるのが当たり前で、まるで空気のような存在。でも何よりも大切だと思える関係です。」とERIKAさん。
手を差し伸べのべずにいられなかったERIKAさんの優しさが救ったはるくんの命。
震えるほど冷え切っていた身体は、今こんなにも温かな腕に包まれている。暖かい愛情を注がれている。
これからもずっとふたり寄り添って、いつまでも長く一緒にいられることを心から願って。
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。