いよいよご対面!その時もち丸くんは・・・?
いよいよもち丸くんとうにちゃんのご対面の日がやってきた。
最初は初めての猫の登場にびっくりしていたもち丸くんだったけれど、シャーすることもなく、まさかの無言^^そしてまさかのうにちゃんのご飯が気になったご様子^^
一方のうにちゃんはというと、「お兄ちゃんと遊びたいの~ケージから出して~」とずっとニャーニャー鳴いて訴えていたそう^^あまりのアピールに、しばらくして日中だけケージから出してあげるように。その途端、うにちゃんの「もち丸くんひたすら追っかけ生活」がスタート(笑)もち丸くんはそんな突然の追っかけ女子の登場に戸惑いつつも、徐々に慣れ、あっという間に仲良くなったという。
うにちゃんの触り逃げ(笑)一瞬びっくりしつつも優しく見守る、寛大なもち丸さま♡^^
繊細系男子もち丸くん&ぐいぐい系女子うにちゃん
そんなふたりの性格はというと、今までご紹介した動画やエピソードからも分かるように、まるで正反対。
うにちゃんは一言で言うと「ぐいぐい系」^^誰でもウェルカムな人懐っこさ抜群の女子。
「初対面の男性に対しても、全然警戒心がないんです。初めていらっしゃった不動産屋さん(男性)と話していた時も、うにはテーブルの上に置かれた書類の真ん中にドーンと身構えて(笑)あぁ、この子はそういう性格の猫なんだなってそこで初めて気づきました^^」
一方のもち丸くんはというと、警戒心バリバリの繊細な猫さま。
「今の家に引っ越してくる時ケージに入れていたんですけど、引っ越し業者さんが帰った後ケージを開けてご飯を食べさせようとしても、全然食べられないほどだったんですね。馴染むまで少し見守ろうと思ったんですが、しばらくしてもち丸が見当たらないことに気づいたんです。もう神隠しかのように、どこを探してもいなくて。そしたら、バスルームの方からかすかに鳴き声が聞こえてきて…。もち丸は洗濯機の裏側に隠れてしまっていたんです。」
娘さんが手を伸ばすと、かすかに毛の感触があったという。もち丸くんにとって引っ越しという環境の変化は、それほど負担が大きくストレスになってしまっていたのだ。
でも、そんなもち丸くんを支えてくれたのが、うにちゃんだったという。
「うにはこの家にもすぐに馴染んで全然平気だったんです。そんなうにを見て『お前が大丈夫なら僕も大丈夫かな』みたいな感じになっていって^^うにの存在はとても大きかったですし、すごくありがたかったですね。」
▲もっと遊ぼ~なうにちゃんとじゃっかん育児疲れのご様子のもち丸お兄たま。@m.ju_n_page
性格は正反対なふたり。でも、だからこそお互いに持っていないものを補い合って、絶妙のバランスでいい関係が築けているのかも!?
どの子も愛おしく思えるように
もち丸くんとうにちゃんを迎えてから、「動物との距離感がつかめるようになった」という飼い主さん。
「それまでは、嫌がってるのかとか触ってほしいのかとか、そういうことが分からなかったんですよね。一緒に暮らすようになって、そういう”空気感”が読めるようになりました。」
▲茹でたささみが大好物というもち丸くん。小さい頃から食欲だけは誰にも負けニャイ^^
そして、同時に「どの子もすごく可愛く」感じるようになったそう。
「どんな猫ちゃんもワンちゃんも、それだけでなく人間の赤ちゃんでさえも、もうすべてが愛おしく感じられるようになってきたんです。」
▲ブラッシング大好きなうにちゃん。仕上げのコロコロが大好きすぎて、お出かけの時にコロコロしてると飛んできてお尻高く待ってるとか^^
一緒に暮らすようになって初めて気づいた猫たちの”気持ち”。そんな心の声に耳を傾けてくれる愛情深い飼い主さんだからこそ、もち丸くんとうにちゃんも安心して心を開いてくれるのだろう。
乗り越えられたのは猫たちのおかげ
ご主人との悲しい別れを経験した飼い主さん。でも、そんな辛い日々を乗り越えられたのも、猫たちがそばにいてくれたからだという。
「この子たちがいてくれたから救われた部分も大きいですね。猫の寿命は長くても20年くらい。。。一緒に過ごす一瞬一瞬を大切にしたいです。」
飼い主さんにとって、もち丸くん・うにちゃんと過ごす毎日はかけがえのない大切な時間。もちろん家族の一員であって、自分の一部のような感覚でもあるという。
「ときどき、主人が乗り移って語りかけてるんじゃないかなって思うときもあります。」そう言って飼い主さんはもち丸くんを優しく見つめるのだった。
飼い主さんのどの言葉からも伝わってくる、もち丸くん・うにちゃんへの深い愛情。
一緒にいてくれるだけで、そばに寄り添ってくれるだけで、幸せになれる。生きる力をくれる。そんな猫の存在は本当に愛おしくて尊い。
もち丸くん、うにちゃん♬これからもずっと一緒に、いつまでも長生きしてね!
取材協力:anicas
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。