- 猫も人も楽しく暮らせる家「ichineko」の第二弾が完成しましたよぉ。まるで注文住宅みたいな中庭付きのお家にはビックリ!ここなら私ものんびり日向ぼっこを楽しめそうですねぇ。
「いつか、愛しの猫さまと広々とした戸建のお家でのんびり暮らしたい!」
猫好きさんならきっとそんな淡~い”夢のwith猫ライフ”を思い描いている人も多いはず。
憧れのキャットウォークにキャットドア、脱走防止ドアもあった方が、、、猫さまのことを考えればあれもこれもとオーダーしたくなるけれど、そこにのしかかるのが費用問題。。。
「建売で猫仕様の物件とかあったらなぁ~」なんて思っている人もいるかもしれません。
が!あるんです!!まさかの猫仕様の分譲建売物件が。
今回は、そんな猫仕様のお家「ichineko」をご紹介。
「ichineko」を手がける二人の”猫スペシャリスト”に詳しくお話を伺ってきました!
(株)ネコアイ代表。一級建築士。愛玩動物飼養管理士。ねこ検定監修者。ペット共生マンションの適正化推進ガイドライン監修者。
北海道出身。4匹の愛猫と暮らす。
建築、インテリアの設計事務所を約25年間経営してきたが、愛猫たちとの出会いから猫と暮らすための住環境を真剣に考えるように。
現在は(株)ネコアイ代表として、猫イベントの企画、雑誌掲載やTV出演など幅広く猫の専門家として活動中。
公式サイト:株式会社ネコアイ
(株)第一住宅代表。キャットシッターwith代表。認定ペットシッター。ペットヘルパー2級。ホリスティックケア・カウンセラー。
神奈川県出身。2匹の愛猫と暮らす。
キャットシッターとして個人開業後、お父様が代表を務める(株)第一住宅の後継者として2019年3月に社長に就任。建売の猫住宅「ichineko」をはじめ、賃貸マンションの猫仕様へのリフォームなども手がける。休日を利用して現在もキャットシッターとして活躍中。住宅購入者には自らキャットシッターとして訪問していく予定。
公式サイト:株式会社第一住宅
今回ご紹介するのは「ichineko」シリーズの第二弾!第一弾の取材記事はこちら。
「猫共生型」分譲住宅が誕生!猫を知り尽くしたプロならではの仕掛けが満載
ねこ検定監修の一級建築士×現役キャットシッターが手がける「ichineko」
猫も人も楽しく暮らせる家「ichineko」を手がけるのがこちらのお二方。
一級建築士であり、ねこ検定監修者でもある株式会社ネコアイ代表の清水満さんと、現役キャットシッターで株式会社第一住宅代表の鈴木智恵さんです。
長年愛猫との暮らしを楽しんでいらっしゃる大の愛猫家なお二人。もちろん、猫の生態、猫と暮らすための住環境の知識に関してはプロ中のプロ。
「猫と人はそもそも生態が違う生き物。お互いに我慢したり不便を感じたりするのでは、せっかくの猫との暮らしの楽しさも半減してしまうことに…猫も人もより快適に楽しく暮らすためにはどうしたらいいか??」
そんなお二人の共通する想いを突き詰め、何度も打ち合わせを重ねて作り上げた家。それが猫も人も生き生きと暮らせる家「ichineko」なのです。
まるで猫の遊園地!「ichineko-芝塚原」
今回取材させていただいた物件は「ichineko」の第二弾。今年5月に完成した第一弾の物件はめでたくご成約になったとか。
こちらが今回の物件概要になります。
◆「ichineko-芝塚原」物件概要
所在地 | 川口市芝塚原1丁目14番12号 |
交通 | JR京浜東北線「蕨」駅徒歩20分 JR京浜東北線・武蔵野線「南浦和」駅徒歩20分 |
販売棟数 | 1棟 |
販売価格 | 4,780万円(税込) |
間取り | 4LDK+駐車スペース並列2台分 |
前回とは違って、今回の物件は清水さん自らが設計を担当。第一弾よりもさらにパワーアップした猫愛ぎっしり住宅に期待が膨らみます^^
というわけで、まずは外観から見ていきましょう!
シルバーの外壁がモダンでスタイリッシュな雰囲気の木造3階建。カースペースは嬉しい2台分!
玄関横には第一弾でも好評だった猫のシルエットライト&猫ポスト♥
猫の足跡も抜かりなく🐾
はい、想像通り入る前から猫愛ダダ漏れです!これ見たさに無駄に玄関前をウロウロしてにやけ、近隣の皆様に怪しまれてしまいそうな私です。どうしてくれるんでしょう^^
ではでは、さっそく内観も見ていきましょう!
イロハモミジの中庭~猫も風や季節を感じられるように
玄関を入ってまず目に止まったのが正面にある中庭。
猫も中庭に出れる仕様になっているので、帰宅したら中庭でまどろむ猫さまとばったり、なんてことも♥玄関を開けて秒で癒されますね^^
中庭の植栽は、今の時期特に美しいイロハモミジ。取材日当日は雨が降っていて少し薄暗かったのですが、それでもこの美しさ!光が当たるとますますその鮮やかさが増します。
「モミジにもいろんな種類があるんですが、イロハモミジは特に赤が鮮やかで綺麗。
樹木の種類には陽樹(光がたくさん当たらないと育たない樹木)と陰樹(光の量が少なくても育つ樹木)があるんですが、モミジは本来陽樹なんですね。でもイロハモミジに関しては陰樹。だからこういった中庭に適した植栽と言えます。
それと人間だけじゃなく猫も中庭に出るので、猫ちゃんが口にしてしまうことも考えて実や花がない木にしています。」と清水さん。
”猫も人も快適に楽しく暮らせる”がコンセプトの「ichineko」。中庭の植栽ひとつにしても並並ならぬこだわりが感じられます。
建物の中心にあることで、各階に光を取り入れる光井戸の役割も。暗くなりがちな北側のお部屋も明るくなり、家全体の風通しの良さにも繋がっているのだとか。
猫用出入り口は奥の部屋へと続く廊下の先に。
中庭で愛猫と一緒に風に当たりながら、季節を感じられる。。。なんて贅沢な猫愛で時間なんでしょ~^^室内で過ごす猫にとってもいい刺激になりますね。
もちろん、出入りさせたくない時は蓋を使って塞いでおくこともできるそう。外壁面にはフェンスもあるので脱走&外猫さんがフラっと出没なんて心配もありません。
猫飼いさんに嬉しい!自動ロック機能付き脱走防止ドア&WIC
素敵な中庭に見とれすぎてうっかり肝心のものを見落としそうになってしまいましたが、、、第一弾の物件と同じく、玄関には猫飼いさんに嬉しい脱走防止ドアが。
しかも安心の自動ロック機能付きなので、引き戸を自分で開けてしまう猫でも安心!「いつもドアを開けっぱなし、なんなら玄関も開けっぱなし・・・」なんてやんちゃ盛りのお子さんがいるご家庭にも嬉しい機能ですね^^
優しく閉まるオートクローズ機能も、大きな音に弱い猫さん思いです。
脱走防止ドアを開けてすぐの場所にはウォークインクローゼットが。重い猫砂やキャットフードをすぐに収納できるのはとてもありがたいですね。万が一の災害に備えた防災グッズの収納場所としても◎。
たっぷりの床下収納もあるので、日用品のストックにも便利です。
キッチンには自動ロック付きの引き戸とリビングを見渡せるガラス窓
さてさて、続いては階段を上がって2階のキッチン・リビングへ。
オレンジ色の壁紙で仕切られているのがL字型のキッチン。
玄関と同じく、キッチンの入り口は自動ロック機能付きの引き戸に。
なるべく猫の好きな場所で自由にのびのび過ごしてほしい。そう願いつつも、家の中には猫にとって危険な場所も。それがキッチンなんだとか。
料理中に甘えん坊の猫さまが飛び乗ってきたり、食材やコンロの周りをうろうろしてみたり。はたまた棚をあさってキャットフードの袋を食いちぎってしまったり・・・><
「猫の安全と人の安心のために、”猫はキッチンに入れないようにする”工夫が必要。」と鈴木さんは言います。
しっかりと工夫を凝らした上で、リビングとの仕切りにはガラス戸をつけてリビング全体を見渡せるように。コンロの火でキッチンが暑くなりすぎないよう、仕切りは一部を格子状にしてリビングからの冷気を通しやすく。
「猫って動いているものを見るのが好きなんですよ。キッチンで動いてるお母さんとか特に。猫と同じ目線になるように、コーナーにキャットタワーも立てているんです。」と清水さん。
キッチン側から見るとこう。こ、これはたまりません^^
猫さまがずらっとタワーに勢揃いしてくれた日には、あまりにテンション上がりすぎてただのキッチンドランカーと化してしまいそうな私です^^
ガラス戸を自分で開けてしまう猫がいることや、換気扇を使ったときに空気圧で戸がカタカタ鳴ってしまうのを防ぐため、ガラス戸は鍵付きになっています。
猫がリビングを一周できるキャットウォーク~吹き抜けから3階へ
そして、こちらが自慢のリビングを一周できるキャットウォーク。
キッチン上は暑い夏に嬉しいひんやり強化ガラスウォーク。モッフモフのお腹&肉球眺め放題の猫好きさん悶絶barで晩酌も進みそう^^
ときどき休めるスペースを作っているのも、猫が興奮して走り回り落下してしまうのを防ぐ工夫。
昇り降りできる場所は3箇所に。持ち家具を置けるよう、また小さいお子さんが誤って昇ってしまわないよう1段目はあえて高めに設計しているそう。
休憩スペースのカーブ状ベッド。これなら寝返りで落ちてしまう心配もなし!
テリトリーを徘徊する猫の生態に合わせて、行き止まりを作らないようにするのがキャットウォークの基本だとか。
いろんなルートでリビングを一周できるので、多頭飼いのお家で起こりがちな猫大渋滞ストレスも防げます^^
朝の陽射しがサンサンと降り注ぐであろう東側の小窓は、まさに猫さまのための休憩スペース。朝方は窓際大混雑の予感大!
解放感ある吹き抜け。キャットウォークから3階の廊下に行ける仕様に。
チラシにあったようにまさに猫の遊園地!これが本当に建売?と何度も確認したくなってしまうほどの至れり尽くせり物件ですが、清水さんはこう言います。
「吹き抜けは人気ですしかっこいいいんですけど、冷暖房の効率は悪くなるんですね。猫も上に上がってしまうと、いざ病院に連れて行きたい時に捕まえづらかったり。ちょっと高さがあるので落下するリスクも。掃除もしづらいですしね。お客さんには必ずマイナスの面も伝えます。」
確かに実際に暮らしてみて分かることも多いもの。でも、暮らす前にあらゆる場面を想定してこんな風に説明をしてもらえるのは、猫飼いさんにとってもすごく安心なのでは!?
各階に猫トイレスペース、収納棚や換気扇も
各階にトイレスペースを設けているのも特徴のひとつ。
こちらがメインの2階リビングトイレスペース。
「猫のおしっこやうんちは健康状態を知る大切な手がかり。大切な家族の健康管理のためにも、猫のトイレはリビングに置くのが理想的。」と清水さんは言います。
猫トイレスペースの上には臭いを防ぐための猫トイレ用換気扇も。猫砂のストックや猫グッズなどもたっぷりしまえる大容量の収納庫がすぐそばにあるのも嬉しいですね。
こちらは1階のトイレスペース。
そして3階にもトイレスペースが。基本はリビングですが、家のどこにいてもトイレに行きやすいように工夫されています。
こちらは2階洗面所のトイレスペース。
リビングと同じくトイレスペースには換気扇完備。
洗濯機の設置場所から少し離れているので、洗濯機のガタガタ音にビクッとしてトイレ嫌いになってしまう心配もなし。
そしてこちらは人間のトイレスペース。
え?なんで人間のトイレ?と思ったかもしれませんが、実はここにも細かな工夫が。
「照明を真ん中より奥側につけてるんです。真ん中に付いていると、自分のうんちやおしっこの状態が影になってよく見えないんです。。。照明の位置をずらすことでよく見えるんですね。」と清水さん。
なるほど!と思って自宅のトイレを早速確認してみたら、思い切り真ん中(笑)ただ影になるほど広くないっていう話も。。。^^でもとてもとてもタメになるお話でした!!
猫だけじゃなく人間の健康管理までしっかり考えて、、、随所に清水さんの豊富な経験を生かしたこだわりが感じられます。
猫と人のためが心地よく過ごすための工夫はさらにさらに続きます。。。