- チンチラペルシャはペルシャのなかの特定の色の猫のこと。ペルシャよりも明るい毛色で、グリーンやブルーのくりっとした大きい目が愛らしいですよねぇ。とっても温和で物静かですが、しつこくされるのは苦手なので注意しましょう~
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
ペルシャのなかでも、ひときわ美しい毛色で人気の高い「チンチラペルシャ」。
毛先の黒や青の部分がペルシャに比べて少ないので、全体的に明るめな毛色。
活発に走り回るよりも、ゆったりくつろいで過ごしたいおっとりさんです。
温和ですが、しつこく構われるのは苦手。なので、しつけるときは優しく諭してあげてくださいね。
今回はそんなチンチラペルシャのルーツ、特徴、大きさ、性格、かかりやすい病気、飼い方、寿命について詳しくご紹介します!
ルーツ
チンチラペルシャは、ペルシャの毛色のバリエーションの1つ。
長くゴージャスな被毛から、古くから多くの人に愛されてきたペルシャ。新たな毛色のペルシャを作り出そうと、ペルシャ同士の交配も積極的に行われていたそう。
1882年、イギリスにて、ブルーのペルシャと雑種を交配させて生まれた猫と、シルバータビー(銀色の縞模様)のペルシャをかけ合わせてオス猫が誕生。それがチンチラペルシャのルーツと言われています。
こうして誕生したオス猫は、「シルバースモーク」と呼ばれる美しい銀色の被毛を持つ猫に。シルバーベースながら、毛先に黒や青のシェードが入る独特の毛色から「銀の子羊」とも呼ばれ、ペルシャのなかでもひときわ目立っていたのだとか。
その後、アメリカに輸出されたチンチラペルシャは、その被毛の美しさから熱狂的なファンを多く獲得。熱心な愛好家たちは、チンチラペルシャを品種として独立させようと、アメリカ最大の猫血統登録団体CFAに申請しましたが、毛色以外の特性がないことから、残念ながら申請は見送られることに・・・。
そのかわり、現在行われるキャットショーでは「ペルシャ種・チンチラペルシャ部門」が設けられているのだそう。
チンチラペルシャという猫種はなく、ペルシャという猫種のなかで特定の毛色をもつ猫をチンチラと呼んでいます。
特徴
チンチラペルシャの主な特徴はこちら。
- 毛先の1/5以下に黒や青のシェードが入る、ペルシャよりも明るい色合い
- グリーンやブルーのくりっとした大きい目(ドールフェイス)
- 筋肉質な体つき
毛先の1/5以下に黒や青のシェードが入る、ペルシャよりも明るい色合い
ふわふわでゴージャスな被毛をもつ長毛種で、毛色は4種類です。
- シルバー・・・トップコート・アンダーコートともに白、背中・脇腹・尻尾・頭にわずかな黒のシェード
- ゴールド・・・トップコートはゴールド、アンダーコートはアプリコット、シェードは黒
- ブルー・・・青みがかったシェード
- ブルーゴールデン・・・アンダーコートが青白く明るい色、青っぽいシェード
毛先に入るシェード(影)の分量が毛先の1/5以下とペルシャに比べて少ないのが特徴。ペルシャよりも全体的に明るい色合いです。
グリーンやブルーのくりっとした大きい目(ドールフェイス)
ペルシャと同じく目や耳が離れ気味ですが、チンチラペルシャの方がくりっと大きな目をしており、ドールフェイスと呼ばれる愛嬌たっぷりの顔立ちをしています。
目の色はグリーンやブルー。目の周りにアイラインのような縁取りがあるぶん、インパクト大!鼻は低めですが、ペルシャほど潰れてはいません。
筋肉質な体つき
ペルシャに比べるとやや筋肉質な体つきをしており、短めで骨太な脚が特徴的です。
- チンチラペルシャはペルシャの毛色のバリエーションのひとつで、チンチラペルシャという猫種はないんですねぇ。毛先に入るシェードの量がペルシャよりは少ないので、全体的に明るい色をしていますよぉ。
- チンチラっていう種類があるのかと思ってました!ふわっふわの毛がとってもゴージャスですよねっ。ぼくとは無縁の「品」がありますっ!
大きさ
子猫の平均体長と体重(生後3ヶ月)
- 体長 約20cm
- 体重 1~1.5kg
成長とともに下半身がしっかりと安定し筋肉質な体つきになります。
個体差はありますが、体長、体重ともに子猫時代の約3倍大きくなります。
成猫の平均体長と体重
- 体長 オス約60~80cm メス約60~75cm
- 体重 オス3~5.5kg メス3~5kg
中型コビータイプで、体長は短く丸い体型。ペルシャに比べるとやや筋肉質です。
しっかりとした筋肉がついているぶん、運動量の減る高齢期になってくると肥満になりやすく注意が必要です。
体長は性別によって大差はありませんが、体重はややオスの方が重いです。
性格
個体差はありますが、以下のような性格のチンチラペルシャが多いと言われています。
- おっとりとしていてマイペース
- 人間が好きだが、程よい距離感が大切
- 活発に運動するよりくつろぐのが好き
マイペースでおっとりとした性格で、とても物静かです。発情期のオスでさえ、あまり騒ぐことがなく、マンションなどの集合住宅でも比較的飼いやすい猫と言えるでしょう。
人間は好きですが、ベタベタされるのは苦手…。特に小さいお子さんがいる場合は、しつこく抱っこされるのを嫌うこともあるため注意しましょう。
子猫のときは比較的活発に遊びますが、成猫になるとゆったりリラックスして過ごすように。遊びも嫌いなわけではないですが、長い時間は続かず、疲れるとすぐお気に入りのスポットでのんびりくつろぎます。「猫の王様」という言葉がぴったりの、上品で優雅な雰囲気の猫です。
オスはメスに比べて喜怒哀楽がはっきりしていて甘えん坊
オスはメスに比べ甘えん坊で喜怒哀楽がはっきりしています。メスはどちらかというとツンデレで気まぐれ、自立心も高くオスよりも手がかかりにくいと言われています。
- とにかくマイペースでゆったりくつろぐのが大好きな猫ですよぉ。クロベエくんみたいに部屋のなかで大運動会しちゃうタイプではないですね。。。ンフフ。
- たしかに、走ったりするのあんまり見たことないですっ。部屋のお気にいりの場所で、みんなを見守ってる感じですよね!
かかりやすい病気
続いては、チンチラペルシャがかかりやすい主な病気についてです。
- 多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)
- 肥大型心筋症
- 白内障
- 流涙症(りゅうるいしょう)
- 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)
- 皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)(猫カビ)
- 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
- 毛球症(もうきゅうしょう)
- 熱中症
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)
腎臓に嚢胞(のうほう)(嚢胞液が詰まっている袋)がたくさんできる遺伝病です。嚢胞が増えることで腎臓に大きな負担がかかり、腎不全を引き起こします。
7歳以上の高齢期に発症しやすいと言われています。
主な症状は以下の通りです。
- 食欲不振
- 多飲多尿
- 嘔吐
初期症状がほとんどなく、症状に気づいた頃にはすでに病気が進行している場合が多いです。
主な治療は療法食による食事管理です。完治は見込めない病気ですが、早めに食事療法を行うことが効果的と言われています。
遺伝病なので予防することはできませんが、定期的な検査を受け早期発見・早期治療を行うことが大切です。
肥大型心筋症
心臓の筋肉がどんどん厚く硬くなり血管の中に血栓ができてしまう心臓病で、遺伝的にかかりやすいと言われています。
特に中年期から高齢期のオス猫がかかりやすいと言われています。
主な症状は以下の通りです。
- じっとして動かない
- 体重減少
- 起き上がることができない
- 呼吸困難
- 突然後ろ足を痛がる
発症してもすぐにはこのような症状は見られず、「後ろ足を痛がる」「起き上がれなくなる」などの症状が見られる頃には病気がすでに進行していることが多いようです。
猫は具合が悪くても飼い主にその姿を見られないよう隠す傾向があるため、早期発見には定期的な検査を受けることが大切です。1~7歳のときに心臓超音波検査を受けることで病気を発見できます。また、肥大型心筋症を引き起こす遺伝子異常は検査によって見つけることもできます。
症状が悪化してしまうと検査自体難しくなり、外科手術を行っても再発する可能性が高くなります。
白内障
眼球の中にある水晶体が白く濁る病気です。
先天性遺伝の場合が多いですが、後天性の場合は猫同士の喧嘩や子猫期の栄養不足などが原因となることがあります。
主な症状は以下の通りです。
- 目の中が白く濁り物や壁にぶつかることが増える
- 光を嫌がり、暗い部屋の隅でうずくまっていることが増える
初期の場合は点眼薬・飲み薬などで症状を和らげますが、網膜はく離などの疑いがある場合は外科手術が必要になります。
片目だけ発症した場合、もう片方の目でカバーできることから、目立った症状が見られず病気の発見が遅れることがあります。日頃から猫の目の色や行動などをしっかり観察し、なるべく早期発見することが大切です。
流涙症(りゅうるいしょう)
鼻涙管(びるいかん)が詰まり、目の周りに涙がたまってあふれてしまう病気です。エキゾチックショートヘアやチンチラペルシャなどの潰れた鼻の猫は、顔の骨格上鼻涙管が詰まりやすいため発症しやすいと言われています。
また他にも、以下のような原因が考えられます。
- 角膜炎や結膜炎などの目の病気
- 煙などの刺激物
- 目の中のゴミ
- 加齢による瞬きの減少
主な症状は以下の通りです。
- 涙目
- 茶褐色の涙
- 涙やけ(目頭から鼻筋にかけて茶色く変色)
- 目やにが増える
- 涙で毛がぬれている
- 鼻のまわりに湿疹ができる
鼻涙管に細い管を通し洗浄、拡張するなどの治療を行いますが、再発する場合もありますのでこまめに涙をふきとって予防に努めましょう。目のまわりが常に湿っていると雑菌が繁殖しやすく、炎症や皮膚病を引き起こすことがあります。
常に涙目などの症状が見られたら、なるべく早く病院を受診することが大切です。
眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)
まぶたが内側に反り返ってしまう病気です。先天性、喧嘩などの外傷、慢性的な結膜炎や角膜炎などが原因で発症すると言われています。
主な症状は以下の通りです。
- まばたきが増える
- まぶたの痙攣
- 目ヤニや涙が増える
- 目をこする
- 目が充血する
このような症状が見られたらなるべく早く病院を受診しましょう。
まぶたの形を整える、目の下の毛を除去するなどの外科手術を行います。眼瞼内反症が原因で角膜炎や結膜炎を引き起こしている場合は、その治療も行います。
皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)(猫カビ)
皮膚糸状菌というカビに感染し、皮膚にいろいろな症状が現れる病気です。
主な原因は、感染している犬や猫、人などとの接触です。免疫力が低い生後1年以内の子猫や10歳以上の老猫は、特にかかりやすいと言われています。
主な症状は以下の通りです。
- 円形脱毛症
- 脱毛部分周辺のフケ
- 脱毛部分のかさぶた
- 皮膚に赤い発疹
- かゆみ
なかには感染していても症状が出ない猫もいますが、症状が悪化する前に早めに病院を受診することが大切です。
抗真菌薬の内服、抗真菌薬の入った軟膏やローションを患部に塗るなどの治療を行いますが、薬剤を塗りやすくし感染を拡大させないために、症状の出ている部分周辺の毛を狩ってから行います。
感染を防ぐためには、完全室内飼いを徹底し、部屋を清潔に保つことが大切です。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
酵母菌の一部、マラセチアが突然変異して病原菌として増え、耳、顔、指などにダメージを与える病気です。
主な原因は以下の通りですが、チンチラペルシャは特に肥満が原因による発症が多いと言われています。
- アレルギー
- 寄生虫の感染
- 食生活の乱れ
- ホルモン異常
- 内臓疾患
- 肥満による皮膚免疫力の低下
脂漏性皮膚炎には「油性脂漏症」と「乾性脂漏症」の2種類があります。
主な症状は以下の通りです。
- 油性脂漏症・・・ベタつき、悪臭
- 乾性脂漏症・・・フケ、かさぶた、皮膚の乾燥
耳に発症した場合、外耳炎(がいじえん)になる可能性もあるため、気になる症状が見られたら早めに病院を受診しましょう。
原因に応じた治療を進めていきますが、主に痒みを抑える抗炎症剤や抗生物質などの投薬治療を行います。また、脂漏シャンプーによるシャンプー療法、脂分を抑えた食事療法なども行います。
日頃から皮膚を清潔に保ち、ストレスをためないように注意することが大切です。
毛球症(もうきゅうしょう)
毛づくろいの時に飲み込んだ毛を吐き出すことも排泄することもできず、腸の中にためこんでしまう病気です。長毛種のため特にかかりやすいと言われています。
主な症状は以下の通りです。
- 食欲不振
- 元気がない
- 毛玉を吐こうとするが吐き出せない
- 便秘
- 下痢
- 嘔吐
- お腹を触られるのを嫌がる
軽度であれば毛球除去剤を使って毛の排出を促しますが、それでも改善されない場合や腸閉塞の危険があると言われた場合は、開腹手術を行って直接毛玉を取り出します。
熱中症
フサフサとゴージャスな被毛ゆえ、寒さには強いですが暑さには弱く、体内にこもった熱をうまく外に逃がすことができなくなる場合があります。
熱中症の主な症状は以下の通りです。
- 口を開けて苦しそうにする
- ヨダレが出る
- 嘔吐や下痢
- ふらつきや震え
- 元気がない
最悪の場合は命に関わることもあるため、このような症状が見られたらまず涼しい場所に移動させ水をかけるなどして体温を下げ、すぐに病院を受診しましょう。
熱中症を防ぐため、暑くなる夏場は特に部屋の温度に注意しましょう。エアコンは28℃くらいの除湿運転がベストです。また、脱水にならないよう水飲み場を複数用意しましょう。夏場だけサマーカット(毛を短く切ること)にしてあげるのもひとつの方法です。
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- 目の病気、鼻の病気にかかりやすい猫なので注意が必要ですよぉ。遺伝が原因の場合もありますが、日頃から目や鼻のお手入れをこまめにしてあげることが大切ですよぉ。長毛種なので「毛球症」「熱中症」などにも要注意ですねぇ。
- チンチラペルシャってエキゾチックショートヘアみたいに鼻が潰れ気味なので、目や鼻の病気にかかりやすいんですね。。。
飼い方
続いて、チンチラペルシャを飼うときの注意点です。
- しつけできつく叱らない
- こまめな被毛・目・鼻のお手入れ
- 適度な運動・食事量の調整
- 適切な温度管理・快適な寝床
しつけできつく叱らない
温和で穏やかな性格のため、しつけを厳しくしすぎると飼い主さんを怖がり心を開かなくなってしまいます。
トイレの場所や入ってはいけない場所をなかなか覚えなくても、決して怒鳴ったりせず繰り返し優しく諭してあげましょう。
こまめな被毛・目・鼻のお手入れ
ペルシャよりは毛質が軽いですが、同じ長毛種ですので、毛球症を予防するためにも普段からこまめなブラッシングは欠かせません。1日2回はブラッシングをして抜け毛を取り除き、被毛にこもった熱を逃がしてあげるようにしましょう。
また、被毛は皮脂でコーティングされているため、汚れがたまってしまうと雑菌が繁殖し皮膚炎になりやすくなります。そのため、月1回程度シャンプーをして清潔を保つようにしましょう。特にオーバーコートと呼ばれる外側の被毛は水を通しにくいため、毛をよくかき分けて行うのがポイントです。
また、潰れ気味の鼻の構造上、目や鼻の病気にかかりやすいため、普段から目・鼻のお手入れを行うことも大切です。
濡れたガーゼやコットンなどで目のまわり、鼻のまわりを定期的に拭き取ってあげましょう。
関連記事:猫のブラッシングのやり方、猫のシャンプーのコツ
適度な運動・食事量の調整
のんびり屋で運動が好きな方ではありませんが、運動不足は肥満の原因になりますので、食事量に気をつけ適度に運動させることが大切です。とは言え、あまりしつこく構われるとストレスに感じてしまうタイプなので適度な距離感で接しましょう。
キャットタワーを設置したとしてものんびりくつろいでいることが多いため、それほど高さのあるものは必要ないでしょう。
チンチラペルシャの食事についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、是非参考にしてくださいね。
適切な温度管理・快適な寝床
ふさふさの被毛ゆえ寒さには強いものの暑さには弱く、熱が体内にこもり熱中症になる恐れがあります。また、潰れ気味の鼻の構造上、呼吸もしづらくなります。
暑くなる夏場は特に部屋の温度に注意しましょう。エアコンは28℃くらいの除湿運転がベストです。
また、寝るのが大好きな猫で、1日16時間以上寝るとも言われているため、快適に眠れる環境を整えてあげることも大切です。
寿命
チンチラペルシャの平均寿命は15~20年と言われています。
猫全体の平均寿命は15.33歳と言われており、猫全体の平均寿命より長いようです。
長生きな猫種ではありますが、さらに寿命を延ばすためには良質なフードとストレスのない生活環境を整えることが大切です。予防接種や定期健診などを積極的に受け、いざというときのためのかかりつけの病院を決まめておくことも長寿の秘訣です。
また、室内で飼育された猫の方が外に出る猫より寿命が長いことから、室内で飼育することをおすすめします。
犬全体の平均寿命は14.19歳、猫全体の平均寿命は15.33歳でした。犬は、超小型犬、 小型犬の寿命が長く、また、猫の場合、「家の外に出ない」猫の平均寿命は16.25歳、「家 の外に出る」猫の平均寿命は13.83歳と寿命に大きな差がありました。
よくある質問
ここでは、チンチラペルシャに関するよくある質問をまとめています。
販売価格の相場はペットショップで30万円程度、ブリーダーで40万円程度と言われています。人気の猫なので、ペットショップやブリーダーなど入手できる場所は比較的多いようです。
チンチラとヒマラヤンはペルシャ猫のなかで特定の毛色の猫のことを指します。同じペルシャ猫の種類ですが、顔立ちにも違いがあると言われています。
以下、チンチラとヒマラヤンの主な特徴です。
■チンチラ
- 毛先の5分の1以下に黒や青の毛色がある
- ゴールドやシルバーの毛色が一般的
- アンダーコートの毛色が明るい
- ドールフェイス(ペルシャに比べると鼻筋が通っている・目の周りにアイラインのような縁取り)
■ヒマラヤン
- 顔、手足、しっぽなどに濃いポイントカラーがある
- 顔立ちは「ドールフェイス」と「エクストリームフェイス」の二種類
- 「エクストリームフェイス」はペルシャの「エクストリームタイプ」と比べるとさらに鼻が潰れている
- サファイヤブルーの目
- 飼うときのポイントとしては「きつく叱らない」「被毛・目・鼻のこまめなお手入れ」「適度な運動と食事管理」「適切な温度管理・快適な寝床」ですよぉ。とても温和な性格なので、しつけるときは優しく諭してあげてくださいねぇ。
- 温和で穏やかな性格、、、せっかちで動いてないと気がすまないぼくと正反対(笑)
まとめ
チンチラペルシャのルーツ、特徴、大きさ、性格、病気、飼い方、寿命については以下のまとめを参考にしてください。
- チンチラペルシャはペルシャの毛色のバリエーションのひとつ
- ペルシャと雑種を両親に持つ猫とシルバータビーのペルシャを交配させて生まれた猫がルーツ
- 毛先の1/5以下に黒や青のシェードが入る、ペルシャよりも明るい色合い
- グリーンやブルーのくりっとした大きい目(ドールフェイス)
- 筋肉質な体つきだが、運動量が少ないため太りやすい
- おっとりとしていてマイペース
- 人間が好きだが、程よい距離感が大切
- 活発に運動するよりくつろぐのが好き
- 多発性嚢胞腎、肥大型心筋症、白内障などの遺伝性疾患に注意
- 顔の骨格構造上、流涙症などの目の病気にも注意
- 皮膚糸状菌症、脂漏性皮膚炎など皮膚の病気にもかかりやすい
- 長毛種のため、毛球症や熱中症に注意
- 温和な性格のためしつけできつく叱らないことが大切
- こまめな被毛・目・鼻のお手入れが重要
- 太りやすいため食事量に気をつけ適度な運動をさせることが大切
- 暑さに弱いため適切な温度管理を、快適な寝床を準備することも大切
- 寿命は15~20年
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。