- いなば「カリーナ まぐろミックス」は、殺菌乳酸菌を多く配合、腸内環境の健康をサポートするキャットフード。1袋に1兆個もの乳酸菌が含まれていてお腹の弱い猫にもオススメですよぉ。
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
チャオちゅ~るでおなじみ、いなばのキャットフード。
缶詰やレトルトパウチ、おやつの種類が多いことで知られていますが、ドライフードも販売されています。
今回は「殺菌乳酸菌配合でお腹の健康をサポート」する「いなば カリーナ まぐろミックス」についてご紹介します。
※こちらの商品は販売終了となりました。
基本情報と特徴
※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。
- 殺菌乳酸菌配合でお腹の健康をサポート
価格 | 298円/650g(325g×2) (1kgあたり約458円) |
原産国 | 日本 |
第一原料 | 穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ふすま等) |
主な成分 | たんぱく質:28.00%以上 脂質:14.00%以上 粗繊維:4.00%以下 エネルギー:400kcal/100g |
穀物類 | とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ふすま等 |
酸化防止剤 | ハーブ抽出物、ミックストコフェロール |
ミール、副産物など | コーングルテンミール、チキンミール、ポークミール |
人工酸化防止剤 | なし |
香料・着色料 | なし |
セルロース | あり |
賞味期限 | 未開封:製造日より18ヶ月 開封後:1ヶ月目安 |
販売元 | いなばペットフード株式会社 |
原材料と成分
穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ふすま等)、肉類(チキンミール、チキンレバーパウダー、ポークミール等)、動物性油脂、豆類(脱脂大豆)、酵母エキス、セルロース、魚介類(まぐろパウダー等)、殺菌乳酸菌、野菜類(にんじんパウダー、かぼちゃパウダー、ほうれん草パウダー等)、ミネラル類(Na、Cl、Ca、P、K、Fe、Zn、Cu、Mn、Co、I)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、K3、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、緑茶エキス、酸化防止剤(ハーブ抽出物、ミックストコフェロール)
たんぱく質 | 28.0%以上 |
脂質 | 14.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
灰分 | 9.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
殺菌乳酸菌配合でお腹の健康をサポート
「いなば カリーナ まぐろミックス」は殺菌乳酸菌を配合し、お腹の健康維持に配慮したキャットフードです。
使用している乳酸菌は、少量で多くの菌体が摂取できる「殺菌乳酸菌」です。
その数はなんと1袋に1兆個!多くの菌がお腹の奥まで届くので、胃腸のデリケートな猫にも嬉しいレシピですね。
鶏・豚・魚などさまざまな動物性素材を配合していますが、炭水化物も多く、主原料のコーングルテンミールは植物性たんぱく質です。
猫の必須栄養素は動物性素材にしか含まれておらず、一番多く必要なのは動物性たんぱく質です。また、吸収率も動物性たんぱく質に劣ります。
愛猫の健康維持を考えると肉や魚が主原料の方が嬉しいですね。
- 乳酸菌は生きていないとダメと思っている方も多いかもしれませんが、近年の研究で必ずしも生きた乳酸菌にこだわる必要はないことが分かってきてるんですねぇ。
こうしたお腹に優しいレシピはとっても嬉しいんですが、たんぱく質が少ないのが気になりますねぇ。。。
- 乳酸菌1兆個ってすごいです!ただ、たしかに炭水化物が多くて肉や魚が少ないのは残念ですね。。。
穀物アレルギーの猫は注意・コーングルテンミール・動物性油脂・セルロースの配合量不明・公開情報が少ない
以下「いなば カリーナ まぐろミックス」の気になる点です。
- 小麦、トウモロコシを多く含む
- コーングルテンミール
- 動物性油脂
- セルロースの配合量不明
- 公開情報が少ない
小麦、トウモロコシを多く含む
小麦、トウモロコシが多く配合されているので、穀物アレルギーのある猫は注意が必要です。
コーングルテンミール
主原料のコーングルテンミールは植物性たんぱく質です。
植物性たんぱくが多く含まれているためたんぱく質量は増えますが、猫に必要な必須アミノ酸は植物性たんぱくには含まれておらず、吸収率からしても動物性たんぱく質が多いほうが好ましいでしょう。
動物性油脂
どの動物の油脂がどの程度使用されているか明記されていません。
キャットフードによっては病気で亡くなった家畜の油脂が使用されているケースもあるため、原材料がしっかり記載された油脂の方が安心です。
セルロースの配合量不明
セルロースには、水を含むと膨らむ性質から肥満を防ぐ役割や、腸内をきれいにする役割があります。
ただその一方で、体内で分解することができず内臓や消化器官に負担をかけてしまうこともあるため、セルロースの配合量が分からないのはやや不安が残ります。
公開情報が少ない
公開情報が少なく、オメガ3とオメガ6のバランス、カルシウム・リン・マグネシウムのバランスなどが分からないのは少し心配です。
生産者情報
いなばを製造しているのは、「いなばペットフード株式会社」です。
その歴史は古く1834年にまで遡ります。
静岡県の焼津港に水揚げされた魚を原料に「鰹節」製造をスタートさせたのが始まりでした。
その後1936年「稲葉缶詰所」として水産物の缶詰生産を始め、1948年に「稲葉食品株式会社」として再出発。
1971年、当時加工用としてはほとんど使われることがなかったキハダまぐろに着目し、「いなばライトツナ」を発売します。
「いなばライトツナ」の発売がきっかけとなり、日本のまぐろ缶詰の大量生産化が進みました。
1958年よりペットフード生産をスタート、1989年国産キャットフード「チャオ」を誕生させます。
現在の社名になったのは1997年で、現在では約300もの製品を取り揃えています。
商品に関する質問や、食事・栄養に関する相談はお客様相談室で受け付けています。
お客様相談室
0120-178390(平日9:00~17:00/土日祝を除く)
リコール情報
販売開始以降、リコール情報は確認されていません。