- 今回ご紹介するのは、仙台の茶道具店の看板猫のんこ店長。お店には見習い中のシマシマ大佐もいるそうですよぉ。
仙台で茶道具を取り扱って40数年という「青峰堂」。
なかでも猫柄の茶道具の品揃えが豊富で、全国各地にたくさんのファンがいるそう。
今回ご紹介する看板猫は、このお店の人気者・のんこネコ店長10歳(自称・永遠の5歳^^)
出会いのきっかけや見習い猫シマシマ大佐のこと、のんこネコ店長への想いなどを店主の奥様・佐藤さんに伺いました!
茶道具店の看板猫、のんこ店長
とろんとした表情で抱っこされているのは、仙台にある茶道具店の看板猫、のんこ店長。
「気分や気候によって出勤日が変わります。(会えたらラッキー♪)」そう話すのは店主の奥様の佐藤さん。
のんこという名前は、楽家三代目の道入(どうにゅう)作黒茶碗「のんこう」から。なんでもあの千利休さんが大事にしていた抹茶碗なのだとか。
「毛の色と姿形が似ていたことから(名付けました)。茶道をやっている方はピンときて笑ってくださいます(笑)」
また、仙台の賣茶翁(ばいさおう)という和菓子屋さんにも「のんこう」というお菓子があるそう。”のんこう”では少し呼びづらいことから、ネコ店長”のんこ”の愛称で親しまれているのだとか。
「ごはんちょうだい」と媚を売ってくる(笑)のんこ店長の可愛さにノックアウト
そんなのんこ店長との出会いは今から約10年前のこと。敷地内をウロウロしていたところを保護したという。
「店主(主人)は幼い頃から猫と暮らしていて慣れていたんですが、私は動物と触れ合ったことがなかったんです。隣に住む義両親の家で猫を飼っていたので、当初は地域猫にする予定でしたが、お店の居心地がよく、そのまま暮らすことに。」
佐藤さんは「ごはんちょうだい」と媚びを売ってくるのんこ店長の可愛さにすっかりノックアウトされ(笑)、今では洋服も着物も猫柄まみれ、すっかり猫の魅力にハマってしまったそう。
狙ったお客様の前でゴロンと可愛さアピール♡
そんなのんこ店長はお迎えした時から人馴れしていてスリゴロさんだったとか。お客様がいらっしゃると「お手」「相手の手をペロペロ舐める」接客で話題になり、たちまちお店の人気者に。飾っている茶道具には絶対イタズラをしないお利口さんな一面も。
「可愛い~♡」「癒される~!」「お利口~♡」「昔自分が飼っていた猫を思い出す」などたくさんのお客様から声をかけてもらい、今では青峰堂に欠かせない大事なネコ店長となったのんこさん。
そんなのんこ店長との思い出深いエピソードについて伺ってみると…。
「狙ったお客様の前でゴロンとなって可愛さアピール。保護猫時代は脱走癖アリ。何度も連れ戻しました…。また、当時は皮膚が弱っていたので薬を塗って、それを舐めないように服を着せていました。なので、今でも嫌がらずに服を着てくれます。」
@kuronekononko▲脱走なんてしたかしら。全然記憶にないわ^^
新入りのシマシマ大佐にはときどき店長指導を^^
そんなのんこ店長にお仲間がやってきたのは去年のこと。そう、このキジトラの猫さまが新入りの「シマシマ大佐」。のんこ店長と同じく野良猫だったシマシマ大佐。右目が結膜炎で弱っていたことから保護したのだとか。
そんな新入りさんの登場にのんこ店長はどんな様子だったかと伺ってみると。。。
「シマシマ大佐は、キャリウーマンののんこ店長と違ってのんびり屋?臆病?なので、よく店長指導が入っています…。基本的にのんこ店長は仲良くなりたいようです。今後に期待ですね!」
隣に住む義両親の家の猫とは窓越しに会話するだけで、ずっと一人娘状態だったのんこ店長。良き相棒ができて、これからは敏腕指導者としても活躍しそう!?^^
猫柄の茶道具が人気!毎月22日には「猫のねりきり」を販売
青峰堂は40余年もの歴史をもつ茶道具店。熟練の方から初心者の方まで楽しんでいただけるようにと、常時100点以上の茶道具を取り揃えているのだとか。
そして、お客様から特に評判なのが圧巻の猫柄茶道具の数々!!猫柄の茶道具は珍しいようで、全国各地からお客様が足を運んでくださるそう。遠方の方でも気軽に購入できる通販サイトも好評だという。
猫好きの人ならもうあちこち目移りしてしまいそうな、可愛い猫グッズがあちらこちらに。
こんなプチギフトもらったら嬉しいっ♡
のんこ店長のファンなら涙ものの福袋まで発見!
こちらは青峰堂オリジナルの人気商品「猫の抹茶碗」。完全手作りでひとつひとつ猫の形が違うのも、また味があって◎。
すぐにお抹茶が楽しめる「猫のいっぷくセット」も人気。14種類の抹茶碗から選べるそう。猫好きさんにはたまらない肉球が点々と♡
また、毎月22日(日・祝の場合は前後します)には、青峰堂オリジナル「猫のねりきり」を販売(店頭販売・通販あり)。
こちらは1月のテーマ「春の訪れ」。なんて華やかで可愛いんでしょう(=^・^=)
三毛猫&肉球はこしあん、水仙&ふきのとうは抹茶あんで作られているそう。可愛すぎて食べるのがもったいなさすぎますね^^
ずっと長生きして一緒にお店を盛り上げてほしい♪
佐藤さんにとって大切な大切な家族の一員、のんこ店長とシマシマ大佐。
「ずっと長生きして一緒にお店を盛り上げてほしい♪」と佐藤さんは話します。
▲シマシマ大佐は見習い中@kuronekononko
お客様のおもてなしプロ・のんこ店長を見習って、シマシマ大佐も次期店長の座を狙うか否か^^
出勤は猫さまたちの気分次第なので必ず会えるかは分からないけれど、そんな人気看板猫に会いに、癒やしの猫グッズを眺めに、是非足を運んでみては?
取材協力:青峰堂
茶道具 青峰堂
住所:宮城県仙台市太白区鈎取本町1-17-20
電話:022-245-5387
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜・祝日
■青峰堂ブログ:https://seihoudou.blog.fc2.com/
■通販サイト:https://seihoudou.cart.fc2.com/
■Twitter:@seihoudou
■Instagram:@seihoudou
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◎茶の湯 猫仙家【仙台 茶道具 青峰堂】:@seihoudou
◎看板猫のネコ店長・黒猫のんこ【仙台 茶道具 青峰堂】:@kuronekononko
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。