- ミャウミャウ「カリカリ小粒タイプ ミドル ささみ味」は、猫の心の健康維持をサポートするキャットフード。北里大学の獣医学部教授との共同開発で配合されたa-iペプチドは消化性も高く、猫の食いつきも期待できますよぉ。
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
───
ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
猫のメンタルケアを考えて開発されたキャットフード「ミャウミャウ(Miaw Miaw)」。
今回は、「北里大学獣医学部と共同開発したa-iペプチド配合で心の健康維持に配慮」した「ミャウミャウ カリカリ小粒タイプ ミドル ささみ味」についてご紹介します。
基本情報と特徴
※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。
- 北里大学獣医学部と共同開発したa-iペプチド配合で心の健康維持に配慮
価格 | 346円(税込)/270g (1kgあたり約1,281円) |
原産国 | 日本 |
第一原料 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉) |
主な成分 | たんぱく質:30.00%以上 脂質:10.00%以上 粗繊維:4.00%以下 エネルギー:340kcal/100g |
穀物類 | とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉 |
酸化防止剤 | ミックストコフェロール、ハーブ抽出物 |
ミール、副産物など | コーングルテンミール、ビーフミール、フィッシュミール |
人工酸化防止剤 | なし |
香料・着色料 | なし |
セルロース | あり |
賞味期限 | 未開封:製造日より18ヶ月 開封後:1ヶ月目安 |
販売元 | アイシア株式会社 |
原材料と成分
穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉)、肉類(ビーフミール、チキンレバーパウダー、鶏ささみパウダー)、魚介類(魚粉、フィッシュエキス、かつおペプチド)、動物性油脂、セルロース、オリゴ糖、ミネラル類(Na、Cl、K、Ca、P、Zn、Fe、Mn、Cu、Co、I)、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン、C)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブ抽出物)
たんぱく質 | 30.0%以上 |
脂質 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
灰分 | 10.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
北里大学獣医学部と共同開発したa-iペプチド配合で心の健康維持に配慮
「ミャウミャウ カリカリ小粒タイプ ミドル ささみ味」は猫の心の健康維持に配慮してa-iペプチドを配合したキャットフードです。
ペプチドとは、たんぱく質がアミノ酸に分解される過程でできる物質です。
北里大学獣医学部の有原圭三教授と共同開発されたa-iペプチドは、愛猫の心の健康維持をサポートするペプチドです。
また、a-iペプチドはアミノ酸より消化吸収に優れており、コクや濃厚感も高いため、食いつきも期待でき、猫の健康と食いつき両方を叶えるための工夫がされているフードと言えます。
牛・鶏・魚などさまざまな動物性素材を使用しており、たんぱく質は30%以上と適量ですが、炭水化物も多く、主原料のコーングルテンミールは植物性たんぱく質です。
猫の必須栄養素は動物性素材にしか含まれておらず、一番多く必要なのは動物性たんぱく質です。また、吸収率も動物性たんぱく質に劣ります。
愛猫の健康維持を考えると肉や魚が主原料の方が嬉しいですね。
- 猫って意外とデリケートな動物でストレスを感じやすいんですよねぇ。ミャウミャウは、そんな心の健康を意識して作られているフードなんですねぇ。
- 警戒心が高い子多いですもんね。。。引っ越しとか騒音、環境の変化にも敏感ですよね。
穀物アレルギーの猫は注意・炭水化物が多め・コーングルテンミール・動物性油脂・セルロースの配合量不明・公開情報が少ない・リコールあり
以下「ミャウミャウ カリカリ小粒タイプ ミドル ささみ味」の気になる点です。
- 小麦、トウモロコシを多く含む
- 炭水化物が多め
- コーングルテンミール
- 動物性油脂
- セルロースの配合量不明
- 公開情報が少ない
- リコールあり
小麦、トウモロコシを多く含む
小麦、トウモロコシが多く配合されているので、穀物アレルギーのある猫は注意が必要です。
炭水化物が多め
炭水化物がたんぱく質より多めです。
猫が多く必要とするのは動物性たんぱく質や脂肪ですので、炭水化物は少ないものが良いでしょう。
コーングルテンミール
主原料のコーングルテンミールは植物性たんぱく質です。
植物性たんぱくが多く含まれているためたんぱく質量は増えますが、猫に必要な必須アミノ酸は植物性たんぱくには含まれておらず、吸収率からしても動物性たんぱく質が多いほうが好ましいでしょう。
動物性油脂
どの動物の油脂がどの程度使用されているか明記されていません。
キャットフードによっては病気で亡くなった家畜の油脂が使用されているケースもあるため、原材料がしっかり記載された油脂の方が安心です。
セルロースの配合量不明
セルロースには、水を含むと膨らむ性質から肥満を防ぐ役割や、腸内をきれいにする役割があります。
ただその一方で、体内で分解することができず内臓や消化器官に負担をかけてしまうこともあるため、セルロースの配合量が分からないのはやや不安が残ります。
公開情報が少ない
公開情報が少なく、オメガ3とオメガ6のバランス、カルシウム・リン・マグネシウムのバランスなどが分からないのは少し不安です。
リコールあり
ミャウミャウ製品のリコールはありませんが、製造会社であるアイシア株式会社の他ブランド製品でリコール報告があります。
生産者情報
ミャウミャウを製造しているのは、港区に本社を置く「アイシア株式会社」です。
日本を代表する水産会社「大洋漁業株式会社」の100%出資により、1990年6月に大洋ペットフード株式会社としてスタート。
水産加工技術のノウハウ、世界各国とのネットワークをもとにキャットフード中心の事業展開を進め、看板商品である「黒缶」「金缶」を発売します。
1993年、マルハペットフード株式会社に社名を変更、「純缶」を発売します。
2005年、「ペットと人、人と人の豊かな愛情(アイ)を育み、幸せ(シア)を創造する」という想いをこめ、アイシア株式会社に社名を変更しています。
商品に関する問い合わせや、食事についての相談はお客様相談室を利用できます。
お客様相談室
0120-712-122(月~金9:00~12:00/13:00~17:00/土日祝除く)
リコール情報
ミャウミャウ製品のリコールはありませんが、他ブランド製品で2008、2012年にリコール報告があります。
- 2008年 「健犬しわしわビーフジャーキー」「しわしわビーフジャーキー」一部商品に異臭
- 2012年 「ペット用減塩にぼし 30g」の一部から規格を超えるヒ素検出