ロイヤルカナン キャットフード 「キトン」の原材料・評判・安全性を徹底調査

2019-01-03

猫ねこさん

ロイヤルカナン  キャットフード 「キトン」の原材料・評判・安全性を徹底調査

猫ねこさん
ロイヤルカナン「キトン」は、安価なわりに主原料に肉類を使用した1歳未満の子猫用フード。鶏・七面鳥と2つの食材を使うことでビタミンやミネラルなどの栄養もとれるのは嬉しいですねぇ。
猫ねこ部編集室 ディレクター 木原優子
【監修】ペットフード販売士
猫ねこ部編集室 ディレクター

木原優子

猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。

「少しでも多くの犬と猫に最善の栄養状態を保ってほしい」
そんな思いから開発されたロイヤルカナンのペットフードは、200以上もの豊富な種類が揃っています。
品種や大きさ、ライフステージ、飼育環境、健康状態などにあわせて、最適な栄養バランスのフードを選ぶことができます。

今回は、「安価なわりに主原料に肉類を使用」した子猫向け「キトン」についてご紹介します。

基本情報と特徴

ロイヤルカナンキトン

ロイヤルカナンキトン-グラフ

  • 安価なわりに主原料に肉類を使用
価格 2,232円/2kg (1kgあたり約1,116円) 
原産国 フランス
第一原料 肉類(鶏、七面鳥)
主な成分 たんぱく質:34.00%以上
脂質:16.00%以上
粗繊維:3.30%以下
エネルギー:409kcal/100g
穀物類 米、とうもろこし粉、小麦粉、コーングルテン
酸化防止剤 BHA、没食子酸プロビル
ミール、副産物など なし
人工酸化防止剤 あり
香料・着色料 なし
セルロース なし
賞味期限 未開封:パッケージに記載
開封後:1ヶ月目安
販売元 ロイヤルカナン ジャポン合同会社

原材料と成分

肉類(鶏、七面鳥)、米、植物性分離タンパク*、動物性脂肪、とうもろこし粉、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、小麦粉、コーングルテン、酵母および酵母エキス(マンナンオリゴ糖及びβ-グルカン源)、ビートパルプ、植物性繊維、魚油(EPA/DHA源)、大豆油、フラクトオリゴ糖、サイリウム、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)、アミノ酸類(L-リジン、タウリン、DL-メチオニン、L-カルニチン)、ゼオライト、β-カロテン、ミネラル類(K、Cl、P、Mg、Ca、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、ビオチン、B12)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

*超高消化性タンパク(消化率90%以上)

たんぱく質 34.0%以上
脂質 16.0%以上
粗繊維 3.3%以下
灰分 8.5%以下
水分 6.5%以下
ビタミンA 24,500IU/kg
ビタミンD3 800IU/kg
ビタミンE 600mg/kg

安価なわりに主原料に肉類を使用

ロイヤルカナン「キトン」は、安価なわりに主原料に肉類を使用したキャットフードです。

低価格帯フードは主原料に植物性たんぱく質を使用したものが多いですが、「キトン」は主原料に肉類を配合することで、猫に必要な動物性たんぱく質をしっかり摂取できます。
鶏肉からは「ビタミンA、ナイアシン、亜鉛」を。
七面鳥肉からは「ビタミンB群、鉄分」を。
2種類の肉類を配合しているため、たんぱく質以外の栄養もバランスよくとることができます。
また、魚油を加えることで、猫が体内で合成できないDHA・EPAもしっかりとれるのは嬉しいですね。

さらに、消化性の高いたんぱく質と食物繊維(サイリウム、フラクトオリゴ糖)を組み合わせ、健康的な消化をサポート。
消化器官の未熟な子猫に配慮したお腹に優しいフードと言えます。

猫ねこさん
ロイヤルカナンはとにかく種類が多くて成分もさまざま。子猫用のフードは主原料に肉類を使用していて動物性たんぱく質がしっかりとれるフードですよぉ。
ロイヤルカナンって獣医さんにオススメされることも多いですし、ペットショップなどでも必ずと言っていいほど見かけるんで、使った事がある人も多いんじゃないかと思います!お肉メインなのはやっぱり嬉しいっ。
クロベエ

BHA・没食子酸プロビル使用、穀物アレルギーの猫は注意、動物性脂肪、加水分解たんぱく、リコールあり

以下、ロイヤルカナン「キトン」の気になる点です。

  • 酸化防止剤にBHA・没食子酸プロビル使用
  • 小麦、トウモロコシを多く含む
  • 動物性脂肪
  • 加水分解たんぱく
  • リコールあり
酸化防止剤にBHA・没食子酸プロビル使用

酸化防止剤に使われているBHA・没食子酸プロビルは発がん性などの可能性があると言われています。
体に影響が出ないとされる基準値を下回る量しか使われていませんが、猫の健康を考えると少量であっても気になりますね。

小麦、トウモロコシを多く含む

小麦、トウモロコシが多く配合されているので、穀物アレルギーのある猫は注意が必要です。

動物性脂肪

どの動物の油脂がどの程度使用されているか明記されていません。
キャットフードによっては病気で亡くなった家畜の油脂が使用されているケースもあるため、原材料がしっかり記載された油脂の方が安心です。

加水分解たんぱく

加水分解たんぱくの目的は主に「うまみ」成分の添加です。
加水分解たんぱく生成において、たんぱく質を塩酸分解をした場合に不純物ができ、発ガン性の可能性があると言われています。
加水分解たんぱくの生成方法、不純物の残留量が不明なためやや不安が残ります。

リコールあり

小麦グルテンのメラミン汚染によるリコールが報告されています。
このリコールは、ロイヤルカナンを含むアメリカ200ブランドのペットフードが対象となり、北アメリカの犬や猫約4,000匹が亡くなるという悲しい事件となりました。

生産者情報

ロイヤルカナンの創設者は南フランスの獣医師、ジョン・カタリー博士です。

博士は、診察していた犬が消化不良でいろいろな病気やトラブル、アレルギーを起こしていることに気づき、「皮膚病を患う犬たちを、薬を使わずに食事で健康にしてあげたい」と考えるようになりました。
1968年、こうした想いをもとに健康維持を最優先に考えた「ロイヤルカナン」が開発されました。

ロイヤルカナンが大切にしているのは「知識と敬意」「すべては犬と猫のために」という考え方です。
世界中の獣医師、動物栄養学者、ブリーダーとともに日々研究を重ねながら犬と猫に関する知識を高めており、こうした深い知識がフードづくりのベースとなっています。
また、個々の犬や猫によって必要な栄養は異なることから、200種類以上ものフードを取り揃えることで個々の犬や猫にあったものを選ぶことができます。
例えば、シャム猫は吐き戻しが多い猫ですが、その理由を調べるために4,800回もの試験を行い、吐き出しを抑えることのできる粒の形状を完成させるなど猫を想う気持ちがフードづくりに反映されています。

国際標準規格(ISO9001、ISO14001)を取り入れた製造工場では、信頼のおける納入業者からのみ原材料を調達し工場出荷時にも厳しい検査を行うなど、品質管理を徹底しています。

少しでも多くの犬や猫に健康な食事を選んでもらいたいという想いから、公式通販サイト「マイロイヤルカナン」も開発。
豊富なフードが幅広く揃っているだけでなく、認定コンサルティングペットショップに相談することで、専門家から直接フードのアドバイスも受けることができます。

リコール情報

2006.12~2007.03に、ロイヤルカナンを含むアメリカ200ブランドを対象にリコールが起きています。
原因は、ペットフードに使用されていた中国産の小麦グルテンがメラミン汚染されていたことでした。
このリコールでは、北アメリカの約4,000匹の犬や猫が犠牲となりました。
リコールから10年以上経っていますが、命に関わる重大なリコールでしたので、安全面には不安を感じる人も多いでしょう。