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保護猫のなかには個性的で面白い子がたくさんいるんだよ♪〜くまお&こぐま母インタビュー

猫ねこさん

人生観を変えてくれた

くまお

@kumaokamako

この活動をするようになって、鎌田さんは人生観が大きく変わったという。

以前はアパレルの仕事で世界各国を飛び回っていたというが、この活動を始めてから「ものすごく狭い社会で生活してたんだな…。」と気づいたという。

「いろんな世界の地域を見てきたつもりでいたんですけど、自分たちの住んでいる日本の”中”のことを知らずに海外に行っていたんだなと。自分たちの社会ってこういう風になっているんだっていうことを意外と知らなかった。その窓をたくさん開けてくれたのがくまおだと思うんです。」

くまおこぐま

@kumaokamako

猫の活動を通じ、人と人との縁についても強く感じるように。

「共通項のない人でも、猫っていうキーワードだけで話が膨らむので、本当にすごく独特な世界だなと思います。想いが一緒であればなおさら。」

くまおくんとの距離感を変えてくれた”グリーフケア”

みうさんを亡くした喪失感のなか、くまおくんを迎え、どこか自分のなかで開けちゃいけない重いものを持ちながらくまおくんと接していたという鎌田さん。

でも、獣医師・阿部美奈子先生の提唱する”動物医療のグリーフケア”に出会ってから、気持ちがずいぶん楽になり、くまおくんとの距離感も大きく変わったと感じたという。

くまお

@kumaokamako

グリーフとは”悲嘆”を意味する言葉。人間は環境の変化や大事な人(物)をなくした時などにグリーフを感じるというが、動物もそれは同じなのだとか。

例えば住み慣れた環境が変わったり、ご飯やトイレの砂が変わること、そして動物病院への通院も動物にとってのグリーフの一つ。

こうしたグリーフを少しでも減らしてあげることで、私たちは猫を癒すことができるのだという。猫を癒すことができれば、その距離がぐんと縮まって、今度は猫から癒しをもらうことができる。このように、動物が生きているうちに、命としっかり向き合い、今を大切に生きることがとても大事なのだという。

くまお

@kumaokamako

「癒されるのももちろん楽しいし幸せなことなんですけど、その前に癒すということも楽しいということをもっと知ってもらえたら。癒すということはその猫のことを知らないとできないこと。その猫のことを深く知ろうするきっかけになればと思います。」

”保護猫の中には個性的で面白い子がたくさんいるんだよ”

くまおこぐま

▲さまざまな経験をさせてくれたくまおくんは鎌田さんにとって”師匠”。奔放だけど我慢もできるこぐまちゃんには”尊敬”の念を感じているという。@kumaokamako

「保護猫だから救って欲しい、という気持ちは全然ない」と話す鎌田さん。

「飼うなら保護猫をというより、保護猫みんな個性が豊かでそれぞれの魅力があるので、その中で自分にあう猫を探して欲しいなって思いますね。自分にあう個性の子ってたぶんいると思うので。」

くまおとこぐま

@kumaokamako

どの猫もみんな猫。一緒に暮らす猫が幸せになれる方法を考えて迎え、終生大切に育ててもらえたら、というのが鎌田さんの切なる願いだ。

取材協力:鎌田里苗さん

猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。