- 山梨県の富士北麓地域で猫、犬の保護活動を行っている「ねこねっと山中湖」さんにスポットをあて、毎月お届けしている「保護猫のわ」。今月は譲渡活動について詳しくお話を伺ってきましたよぉ。
7月より毎月連載中の猫ねこ部保護猫プロジェクト「保護猫のわ」。
第3回目となる今回は「譲渡活動」について詳しくお話を伺ってきました!
新入りの可愛い猫たちの動画にも是非癒されてくださいね。
里帰り中キャスパーと新入りの子猫たち~そして幻の猫サイモン
9月初旬。先月の暑さが嘘のようにひんやりと気持ちいい朝の山中湖。すっかり秋の気配を感じる。
今回は以前看板猫の取材をしたキャスパーが里帰り中との情報を聞き、久しぶりに会えるのを楽しみにしていたのだけど・・・
キャスパーさま、珍しく人見知りが発動し洗濯機の後ろに籠城^^残念ながら結局会えず。
あとから保科さんにいただいたお写真がこちら。パッと見大きさが分かりづらいのだけど、ここにいる子のなかでは一番のビッグボーイに成長していたよう。
▲タンゲおじさんよりもナラよりもでっかいらしいです、ぼく^^
そしてこちらは保護して5日目のおちびちゃんたち4匹。突然現れた新参者の私にビクッとしたのか書斎のすみっこへ・・・(驚かせてごめんね・・・><)
まだ体重400~500gほど。とある市場で保護された4兄妹。こんなに小さな体だけどしっかり空気砲を放って警戒心をむき出しに。
「口だけハーなのよ~。でも撫でるとゴロゴロ。抱っこしちゃえばこんななんですよ。」と保科さん。
こちらはかぎしっぽの男の子、ウィリー。柳のwillowから名付けたお名前なんだとか。
預かりボランティアさんの手にちょこんと乗っているのは、黒猫の女の子ダリア。
4匹のなかでも一番気が強く、保護した当初は一番すごい空気砲を放っていたそう…。だけど今ではこんなにスリゴロ~。
「3回洗って3回とも茶色い液体が出るほど汚れがしみついていて…。お鼻のところは模様じゃなくて汚れ。さすがにお顔は泡をつけて洗えないので。まだお母さんと一緒にいたい頃なのに。。。でも4兄妹一緒にいられるので寂しくないよね。」
誰一人トイレの失敗もせず、カリカリもウェットもしっかり食べてくれるという優秀っ子ちゃんたち。
そしてこちらの2匹は預かりボランティアさんのところから保科さんの家へやってきた仲良し兄妹。前回ご紹介したアデルの弟妹ちゃんたちだ。
▲抱っこするとグルグル~元気いっぱいな黒白ニコラくん
▲横顔でさえ超絶美人なヴァレリーちゃん
ふたりとも元気いっぱいなアクティブ派♡
そしてそして。こちらのTHE・黒猫なイケメンボーイはマーティー。
今ではこんな心許したセクシーポーズまで見せてくれるけれど、保護した当初は野良っ気全開、逃げてばかりのやんちゃくんだったとか。
でも保科さんのお家で飼い猫修行を始めて1週間後、突然お腹を見せて触り放題の甘えん坊に変身。ちょっと長めの毛はフカフカで抱き心地も抜群だそう。
こちらは妹のミスティちゃん。
お兄ちゃんのマネしたがりで、シャーって言えばシャー。爪を立てればマネッコして爪ガリガリ~^^
ねこねっと山中湖の重鎮・タンゲおじさまのことも大好きで、気づけばあとをスリンスリンついていくという可愛すぎな妹キャラ♡
あれ??そんなミスティと一緒にいるのはタンゲおじさまかと思いきや、、、どうやら違うハチワレお兄様。
こちらは3回目の訪問にしてお初のサイモンさん。めったにお目にかかれないことから、別名「幻の猫」とも^^
現在4歳。保科さんいわく「自分が心を許すまでにすごく時間がかかっちゃう子」。そんな性格なので、子猫のときに2回ほどトライアルに行ったものの帰ってきてしまったそう。
「私がリビングで座ってるといつの間にか隣にいてスリスリしたりするんですけどね。家に猫さえいればそれでいいよ~って人にはいいんだろうけど、猫を触りたい!一緒に遊びたい!抱っこしたい~って人には全然向かない子なので・・・。」
サイモンは先天的なてんかん持ちでもある。
「2ヶ月に一回くらいてんかん発作を起こすんですよ。そこで適切に冷静に判断できるかっていうところが、初心者さんにはちょっと難しい。」
”あなたはそのままでいいよ”今はそんなふうに受け入れてくれた保科さんのおうちでのんびりと暮らしている。