- 猫をたくさん飼っていると毎月の餌代もかさみますよねぇ。ついつい安くて大容量のフードを選びがちですが、安いものは原材料や栄養バランスに不安があるものが多いんですねぇ。健康のためにも、原材料や成分をしっかり見て選ぶことが大切ですよぉ。
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【監修】ペットフード販売士
猫ねこ部編集室 ディレクター
木原優子
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
猫を2匹以上飼っている場合、毎月の餌代もけっこうかかりますよね。
「なるべく安い方が嬉しいけれど、安全性に問題はない?」そんな悩みを抱えている飼い主さんも多いと思います。
今回は、多頭飼いの人におすすめのキャットフードの選び方、おすすめフードをご紹介します!
また、餌の与え方のポイントについても詳しく説明します。
目次
多頭飼いの特徴
猫同士が仲良く遊んでいたり、体を寄せ合って寝ていたりする姿は、飼い主さんにとってなによりの癒しです。
猫にとっても遊び相手が増えるので、留守番中でも寂しい思いをせずに楽しく過ごすことができます。
また、他の猫とじゃれ合うことで、どれくらい噛むと痛いのかなどの加減や、降参する方法、攻撃をやめる方法なども分かり、社会性も身につきます。

多頭飼いはお金がかかる
前述のように、多頭飼いにはたくさんのメリットがあります。しかしその半面、猫同士の相性問題、飼育環境、健康管理の問題などもあります。
そのひとつとして挙げられるのが、費用の問題です。
猫の数だけ必要となる費用
猫の数が増えれば、そのぶん費用もかかります。猫の数だけ必要となる費用は、以下の通りです。
- 猫用品(専用食器・専用トイレ・専用ケージ)
- 食費
- 医療費
多頭飼いの場合、猫用品は必ず専用のものを用意し、猫の年齢や健康状態にあわせたキャットフードを与える必要があります。
また、猫の数が増えれば、病気や怪我で通院・入院する際の治療費もかさみます。
キャットフード次第で食費は大きく変わる
なかでも、毎月の食費は経済的な負担も大きいものでしょう。しかし、安いフードを選べば、節約が可能な部分でもあります。
餌代が月10,000円以上かかることもある
例えば、猫を4匹飼っていて、1日の給餌量があわせて300gくらい必要だとします。
1kgあたり1,500円のフードを与えた場合、1日の餌代は450円。餌代だけで、月13,500円、年間162,000円ものコストがかかります。
実際、猫ねこ部で行ったアンケートでも、餌代が月10,000円を超える人の約半数が多頭飼いでした。

食費を抑えるために安いフードを選ぶ
しかし、市販のキャットフードのなかには非常に安価なものもあります。
1kgあたり300円の激安フードにすれば、1日の餌代はたったの90円。4匹飼っていても月2,700円、年間32,400円の食費でまかなえます。
このように、与えるキャットフードで食費は大きく変わるため、できるだけ安いフードを選ぶ人も多いのですが、安いフードには注意点もあります。
注意点については次項で詳しく説明します。
多頭飼いをする上でのフード選びの注意点
前述のように、多頭飼いをするうえで、キャットフードの価格との相談は外せないものだと思います。
価格の安いもののなかにも、もちろん良いものがありますので、以下の点に注意して選ぶようにしましょう。
- 原材料が不鮮明
- 危険性のある添加物使用
- 主原料が植物性のたんぱく質や穀物
原材料が不鮮明
安いキャットフードには、以下のような原材料を使用しているものが多く見られます。
- 動物性油脂
- ミートミール
- 家禽ミール
動物性油脂
動物性油脂とは、フードを成形し嗜好性をあげるために使用される、動物から抽出した油のことです。
酸化や劣化が早いため、必ず酸化防止剤を使用しますが、原材料欄には添加する酸化防止剤の表記が義務付けられていません。そのため、発がん性が指摘されるBHA・BHT・没食子酸プロビルなどを使用している可能性もあります。
また、動物性油脂という表記では、どの動物の油脂がどの程度使用されているか分からず、病気で亡くなった家畜の油が使用されているケースも考えられます。
「鶏油」「魚油」「サーモンオイル」等、何の油なのかできるだけ詳しく書いているものを選ぶようにしましょう。
ミートミール
ミートミールは、AAFCO(※1)の定義では種類が限定されていないさまざまな哺乳動物をレンダリング(※2)した乾燥肉です。
ただし血液・毛・蹄・角・皮・糞尿・胃・第一胃の内容物は除きます。
家禽ミール
家禽ミールは、AAFCOの定義では鳥類の清潔な肉と皮をレンダリングした乾燥肉です。
骨は含まれている場合がありますが、羽毛・頭・足・内蔵は含まれていません。
ミールミール・家禽ミールは、AAFCOの定義上で危険性はありませんが、全てのペットフードメーカーがこの定義に沿って製造しているとは限りません。
中には粗悪な肉を使って製造されているフードがある可能性もゼロではありません。
「チキンミール」「サーモンミール」等、何の肉なのかをできるだけ詳しく書いているもののほうが信頼できます。
※1 AAFCO・・・米国飼料検査官協会
※2 レンダリング・・・脂肪を溶かして油脂を抽出する
危険性のある添加物使用
安いキャットフードには、以下のような酸化防止剤や着色料を使用しているものもあります。
- エトキシキン
- BHA・BHT
- 没食子酸プロビル
- 着色料(赤色102号、赤色40号、青色2号)
エトキシキンは非常に毒性が強いため、人間の食品への添加も認められておらず、農薬としても認可されていません。BHA・BHTは発がん性、没食子酸プロビルは肝臓の損傷などのリスクも指摘されています。
また、赤色102号、赤色40号、青色2号などの着色料は猫にとって不必要であるだけでなく、発がん性などのリスクの可能性があります。
そのため、なるべく無添加のものを選んだ方が安心です。
主原料に植物性のたんぱく質と穀物を使用
安価なキャットフードは主原料に植物性のたんぱく質と穀物を使用している傾向が高いです。
植物性のたんぱく質
主原料に、肉や魚などに比べ値段の安い植物性のたんぱく質(主にトウモロコシ、コーングルテンミールなど)を使いコストを抑えていますが、猫に一番必要なのは動物性たんぱく質や脂肪です。
猫の必須栄養素は動物性素材にしか含まれておらず、一番多く必要なのは動物性たんぱく質です。また、吸収率も動物性たんぱく質に劣ります。
穀物
穀物の主成分は炭水化物です。
健康な猫なら40%くらいまでは炭水化物を消化できますが、それを超えると、消化機能の低下(下痢、嘔吐、鼓腸(※)等)や高血糖を引き起こすと言われています。
※ 鼓腸(こちょう)・・・腸内にガスが充満して、腹部のふくれる症状
40%以上の炭水化物は、消化機能の低下(下痢、嘔吐、鼓腸等)や高血糖を引き起こすと報告(Meyer&Kienzle1991)されています。
このようなことから植物性たんぱく質や穀物が第一原料ではなく、肉や魚などの動物性食材が主原料のものを選ぶことが大切です。
- 多頭飼いだと餌代もバカになりませんから、「少しでも安いものを」という気持ちもわかるんですが、安いフードは原材料や成分に不安が残るものが多いんですよねぇ。食事で健康も左右されるので、安さだけで選ぶのはオススメできませんねぇ。
- うちも、ぼく以外にあと2匹いるんですけど、みんな子猫でよく食べますし、フードはあっという間になくなりますっ。
安い方がもちろんおかあさんも助かるんですけど、添加物とか多いって聞くとやっぱり心配です。。。
安価なキャットフード比較表
では、安くてもこれらの注意点をクリアした品質のものがあるか見ていきましょう。
以下の表は、安価なキャットフードの1kgあたりの価格、主原料、穀物、人工添加物の有無、リコール回数について比較したものです。
肉類を豊富に含み素材がとてもいいものと、原料に粗悪なものが含まれたり添加物、着色料などが入っていたり、穀物が第一原料もしくは多いものを比較しましたが、実は価格がさほど変わらないことがお分かりいただけるかと思います。
もちろん初回限定価格というものもありますが、とても良心的な価格です。
ブランド | 価格(1kgあたり) | 主原料 | 穀物 | 人工添加物 | リコール回数 |
ファインペッツ | 約667円(初回限定) | アヒル肉 | 不使用 | 不使用 | なし |
モグニャン | 約1,320円(初回限定) | 白身魚 | 不使用 | 不使用 | なし |
テイストオブザワイルド | 約863円 | チキンミール | 不使用 | 不使用 | なし |
メリック | 約1,656円 | 骨抜きチキン | 不使用 | 不使用 | なし |
ホリスティックレセピー | 約1,031円 | 鶏肉 | 米、オーツ麦繊維 | 不使用 | なし |
ヒルズ | 約742円 | 鶏肉(チキン、ターキー) | 小麦、トウモロコシ、コーングルテン、米 | 不使用 | 2回 |
アイムス | 約730円 | 肉類(チキンミール、チキンエキス、家禽ミール) | トウモロコシ、大麦 | 不使用 | 4回 |
ロイヤルカナン | 約1,014円 | サーモン | 米、小麦、トウモロコシ、小麦粉 | BHA、没食子酸プロビル | 1回 |
JPスタイル | 約824円 | 穀類(小麦全粒粉、コーングルテンミール、中白糠、トウモロコシ、ホミニーフィード、小麦粉) | 小麦全粒粉、コーングルテンミール、中白糠、トウモロコシ、ホミニーフィード、小麦粉) | 不使用 | なし |
銀のスプーン | 約771円 | 穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉) | トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉 | 二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、赤色1号 | なし |
猫ねこ部のアンケートで多く見かけたブランドも、こうして比較すると実は価格の割に穀物が多かったり、なかにはたんぱく質が基準値を満たしていないものも…!
リコールも気になりますよね。
一方、価格が安くてもグレインフリーで肉類が豊富で無添加、素材にこだわったものもあるのです。

多頭飼いにおすすめのキャットフードを選ぶポイント
いくら安い餌を選んでも、猫が体調を崩し病気になってしまったら、高額な治療費がかかってしまい元も子もありません。
毎日食べるごはんは猫の将来の健康も左右しますので、値段の安さだけではなく、安全性が高いかどうかを重視して選ぶことが大切です。
多頭飼いにおすすめのキャットフードを選ぶポイントは以下の4つです。
- 不鮮明な原材料・危険性のある添加物を使用していない
- 原材料生産地の表記がある、中国産原材料を使用していない
- 肉や魚などの動物性食材が主原料
- 自社工場で生産
以下、それぞれのポイントについて詳しく説明します。
不鮮明な原材料・危険性のある添加物を使用していない
必ずパッケージの原材料欄を確認し、危険性のある低品質な原材料・添加物を使用していないか確認しましょう。
特に注意したい原材料は以下の5つです。
- 肉副産物・家禽ミール・ミートミール
- BHT・BHA・エトキシキン・没食子酸プロビル
- 香料・着色料
- セルロース
- 低品質な動物性油脂

原材料生産地の表記がある、中国産原材料を使用していない
キャットフードのパッケージには原産国が表記されています。原産国とは「最終加工工程(パッケージングは含まない)を行った国」です。ドライフードならばフードの成形を行った国、ウェットフードではレトルト加熱殺菌工程を行った国となります。
しかし、原材料の生産地について表示義務がありません。例えば、中国産の原材料を使用していたとしても、日本で最終加工を行えば原産国は「日本」となるわけです。
2007年アメリカで中国産フードを食べた犬や猫が大量死した事件があったことから、危険性の高い中国産原材料が使用されていないかどうかは最低限確認しておきたいですね。
メーカーによっては原材料生産地を表記している場合もあるため、パッケージや公式サイトで確認してみましょう。パッケージや公式サイトを見ても分からない場合は、各メーカーの問い合わせ先などに確認をとってみても良いでしょう。
肉や魚などの動物性食材が主原料
肉食動物である猫の主なエネルギー源は、肉や魚などの動物性たんぱくです。
猫は穀物の消化が苦手なため、米・麦・トウモロコシなどの穀物の量が多すぎると消化器官に負担をかけてしまいます。
また、穀物と同じく植物性のたんぱく質も主原料であることが多いのですが、猫の必須アミノ酸であるタウリンは動物性食材にしか含まれておらず、欠乏すると猫は健康を保てません。
猫の健康を考えるなら、動物性たんぱくの豊富な肉や魚などの動物性素材が主原料のキャットフードを選ぶことが大切です。
原材料の表記ですが、キャットフードのパッケージには原材料の配合量の多いものから順に表記されているので注意深く見てみましょう。
自社工場で生産
キャットフードメーカーのなかには、自社工場をもたず原材料の管理や製造なども外部に委託しているケースもあります。
中国産フードを食べた犬や猫が大量死した「アメリカ・ペットフード大量リコール事件」では、こうした原材料の管理の問題点が浮き彫りになりました。
原材料の管理から製造、販売まで一貫して自社で責任を持って行うメーカーかどうかは、安全性をはかる基準と言えるでしょう。
- ついつい安くて大容量のものを選びがちかもしれませんが、安いフードには原材料や栄養バランスが安全とは言えないものが多いんですよぉ。
- ついつい聞いたことあるブランドなら安心!と思って手にとりがちですけど、良くないフードを食べて猫が体調を崩したら結局医療費もかかっちゃいますもんね。
多頭飼いの食事の与え方
多頭飼いでは「餌の横取り」が起きやすいため、食事の与え方に工夫が必要です。
餌の横取りを防ぐ食事の与え方は以下の通りです。
- 名前を呼んで食事を与える
- 別の部屋・ケージで与える
- 食事の時間をずらす
- 余った食事は早めに片付ける
以下、それぞれの方法について説明します。
名前を呼んで食事を与える
食事のときには、必ず「○○ちゃん、ごはんだよ」などと名前を呼んで与えるようにしましょう。
こうすることで、猫は誰の食事なのかを認識することができます。
それでも横取りしてしまう場合は、「食べてはいけない」「横取りはダメだ」ということを伝えてください。この時、決して感情的に怒るのではなく、諭すように何度も言い聞かせることが大切です。
別の部屋・ケージで与える
上の方法で上手くいかない場合は、別の部屋もしくはケージを使って与えましょう。
特に療法食などを与えている場合は、他の猫が食べてしまうことで健康を害する恐れがありますので、フードの種類によって食事する場所を変えた方が良いでしょう。
食事の時間をずらす
食事の時間は猫にとって寝る時間と同じくらい大切です。先住猫に一番最初に与えることで、飼い主さんの愛情を感じ先住猫としてのプライドを守ることができます。
余った食事は早めに片付ける
食事を残したら置きっぱなしにせず、その都度早めに片付けるようにしましょう。
猫はムラ食いをする動物ですが、置き餌は肥満にもつながります。20分以上たっても食べないときはさげるようにしましょう。
多頭飼いにおすすめのキャットフード
モグニャン
- 高たんぱく・低脂肪・低アレルゲンの白身魚を63%使用
- 食べてくれることを第一に考えたレシピ
- FEDIAF認定の製造工場、厳格な品質管理体制
価格 | 3,960円/1.5kg(1kgあたり約2,640円) 定期コース初回半額1,980円 |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 白身魚 |
主な成分 | たんぱく質:30.00% 脂質:16.00%以上 粗繊維: 3.00%以下 374kcal / 100g |
ファインペッツ
- 初回1.5kg1,080円でお試しできる
- アレルギー性の低いアヒルとニシンが主原料
- 中国産の原材料不使用
- 食品安全先進国オランダの工場で厳しい品質管理のもと生産
価格 | 3,704円/1.5kg(1kgあたり約2,469円)初回購入1,000円 |
原産国 | オランダ |
第一原料 | アヒル肉 |
主な成分 | たんぱく質:32.50% 脂質:21.00%以上 粗繊維:5.00%以下 420kcal / 100g |
テイストオブザワイルド
- 安価なグレインフリー、大容量で多頭飼いの家向け
- 主原料にはチキンミール(乾燥鶏肉)を使用
- 原材料は信頼できる生産者から仕入れたものを使用
価格 | 5,870円/6.8kg(1kgあたり約863円) |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | チキンミール |
主な成分 | 粗たんぱく質:42.00%以上 粗脂肪:18.00%以上 粗繊維:3.00%以下 374.5kcal / 100g |
メリック
- オーガニック認定を受けたアメリカ国内の自社キッチンで生産
- 肉類たっぷり74%使用
- 安価なグレインフリー
価格 | 2,980円/1.8kg(1kgあたり約1,656円) |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | 骨抜きチキン |
主な成分 | 粗たんぱく質:40.00%以上 粗脂肪:14.00%以上 粗繊維:7.5%以下 358.0kcal / 100g |
ホリスティックレセピー
- 安価なわりに素材・栄養バランス◎
- 中国産原材料不使用
- 良質なアメリカ産鶏肉が主原料、菌類を多く使用
価格 | 1,650円/1.6kg(1kgあたり約1,031円) |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | 鶏肉 |
主な成分 | 粗たんぱく質:32.00%以上 粗脂肪:19.00%以上 粗繊維:5.0%以下 365.0kcal / 100g |
まとめ
- 猫の数が増えるとそのぶんお金がかかる
- 専用の猫用品やキャットフードが必要、医療費もかさむ
- 食費を抑えるために値段の安さだけでフード選びをするのはおすすめできない
- 安いキャットフードは原材料が不鮮明、危険性のある添加物、主原料が植物性たんぱく質や穀物のものが多い
- 価格のわりに良質なキャットフードもあるため見極めが大切
- 不鮮明な原材料・危険性のある添加物を使用していないか確認
- 原材料生産地の表記がある、中国産原材料を使用していないフードを選ぶ
- 肉や魚などの動物性食材が主原料のフードを選ぶ
- 自社工場で生産しているフードを選ぶ
- 多頭飼いでは餌の横取りを防ぐために食事の与え方を工夫する
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 エディター