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オーガニックキャットフードの選び方とおすすめ5選【認証機関もご紹介】

2020-06-24

猫ねこさん

オーガニックキャットフードの選び方とおすすめ5選【認証機関もご紹介】

猫ねこさん
オーガニックフードって聞くととっても体に良さそうなイメージがありますよねぇ。でもそもそもオーガニックってどんなものなんでしょう~。選び方のコツを学んで我が子にあったフードを選んであげましょう~。
猫ねこ部編集室 ディレクター 木原優子
【監修】ペットフード販売士
猫ねこ部編集室 ディレクター

木原優子

猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。

「大切な家族の猫ちゃんには、少しでも安全性の高いものを食べさせたい!」
そう思って、オーガニックキャットフードを探している飼い主さんも多いのではないでしょうか。

でも、オーガニックフードとひとくちにいっても種類がありすぎて、どうやって選べばいいのか分からないですよね。

そこで、今回はオーガニックキャットフードの選び方のポイントとおすすめフードをご紹介。

毎日元気に過ごせるように、愛する猫ちゃんにぴったりのフードを選んであげてくださいね。

オーガニックキャットフードの選び方4つのポイント

オーガニック

ではさっそくオーガニックキャットフードの選び方を見ていきましょう。ポイントは次の4つです。

  • オーガニックの認定基準を確認する
  • 主原料がオーガニック素材のものを選ぶ
  • 人工酸化防止剤や着色料が使われていないものを選ぶ
  • ライフステージや体質・体調にあったものを選ぶ

オーガニックの認定基準を確認する

オーガニックキャットフードとは、化学農薬や化学肥料・環境ホルモン・遺伝子組み換え技術を使用せず、自然の恵みを生かして作られたキャットフードのことをいいます。

ただし、オーガニックの認証基準は国によって違いますので、認証基準を確認して選ぶと良いでしょう。

オーガニック認証基準の厳しいヨーロッパやアメリカのフードを選ぶと安心

世界にはさまざまな認証機関がありますが、なかでも基準が厳しいのがペットフード先進国のヨーロッパやアメリカです。「少しでも安全性の高いものを!」と考える飼い主さんは、欧米のオーガニック認証機関で認証されたフードを選ぶと安心です。

※スマホでも横にスクロールで確認できます。


オーガニック認証機関 国認証表示特徴認証を受けているキャットフード 
IFOAMiform
  • 国際有機農業運動連盟
  • オーガニックの世界統一規格として有機規格を定め、各国の認証団体がIFORM認定を受けている
FORZA10 
USDAアメリカusda 
  • アメリカ農務省傘下の全米オーガニックプログラムで認証
  • 認証には70%以上・95%以上・100%の3種類あり
  • USDAオーガニックマークを使えるのは95%以上
  • 70%以下の場合はマークは使えないが、成分表内にオーガニック原材料名を使用できる
ギャザー、キャスター&ポラックス
EKOオランダ eko 
  • オランダの独立した国際認証機関Skalにて認証 
ヤラー
KRAVスウェーデン krav
  • IFOAM(ヨーロッパ国際基準)の基本規格に適応
  • KRAVラベルを取得するには5つの認証機関が行う検査に合格する必要がある
 
ヤラー
DEBIOノルウェー debio 
  • ノルウェー政府認定有機漁場
  • 統一した有機規格の元で魚の安全性確保を行う欧州先進オーガニック連合に加盟
ヤラー、FORZA10
CORカナダ cor 
  • カナダの有機認証制度に基づき与えられる
  • 日本の有機JAS制度とは同等であると相互に認めている
ギャザー
CCPBイタリアccpb
  • イタリア政府農水省有機認定
  • IFOAM(ヨーロッパ国際基準)認定
FORZA10
JAS日本JAS 
  • JASスタンダードに認定を受けることでJASロゴを使用できる
  • IFOAM(ヨーロッパ国際基準)の基本規格に適応
  • ペットフードは食品のカテゴリーに入っていないため有機JAS法が適用されない
 
ACOオーストラリアaco 
  •  IFOAM(ヨーロッパ国際基準)、USDA(アメリカ農務省)、日本有機JAS(農林水産省)の基準をクリア
  • オーストラリア政府検疫検査局により公認・許可された認定機関
アーガイルディッシュ
BIOドイツ bio 
  • ドイツ最大の有機農業協会
  • ペットフードの加工・製造時、農場で働く人の労働条件が適正であることも基準
ハッピーキャット、プレイアーデン
デメター(demeter)ドイツデメター
  • ドイツ最古の民間機関
  • バイオダイナミック有機栽培農法(※)
  • 加工・包装・流通の細かい審査あり
デフ

※農薬・化学肥料や殺虫剤を使用しない、天体のリズムに合わせてすべての農作業を行う農法。土壌や家畜が食べるものにも特別な規定あり。

農薬や化学肥料に頼らず、太陽・水・土地・そこに生物など自然の恵みを生かした農林水産業や加工方法をさします。
オーガニックが広まることにより、人や動植物、微生物などすべての生命にとって、平穏かつ健全な自然環境・社会環境が実現します。
国際的な規模で有機農業推進活動を行っているIFOAM( 国際有機農業運動連盟) は、オーガニックの原則として「生態系」「健康」「公正」「配慮」の4項目を掲げています。

引用:特定非営利活動法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会

主原料が肉や魚かつオーガニック素材のものを選ぶ

主原料が肉や魚かつオーガニック素材のものがベストです。

オーガニックキャットフードとひとくちにいっても、オーガニックの原材料がどれくらい使われているかはフードによって違います。なかには主原料はオーガニックではなく、その他の原材料がオーガニックという場合も。また、オーガニックであっても主原料にトウモロコシなどが使われている場合もあります。

猫の必須栄養素「タウリン」は肉や魚などの動物性食材にしか含まれず、健康を維持していくには動物性たんぱく質を摂ることが何より大切です。

オーガニックキャットフードを選ぶときには、パッケージの原材料欄に肉や魚などが最初に記載されていることを確認しましょう。また、どの原材料がオーガニックなのかも確認しましょう。

人工酸化防止剤や着色料が使われていないものを選ぶ

キャットフードは酸化を防ぐために必ず酸化防止剤が使われますが、人工酸化防止剤のなかには発がん性などの危険性が指摘されるものもあります。酸化防止剤などの添加物は、毎日食べ続けても健康に影響の出ない量で上限が定められてはいますが、少しでも猫の健康を考えるならなるべくリスクの少ない自然由来の酸化防止剤を使っているフードを選ぶと良いでしょう。

自然由来の酸化防止剤で代表的なのは、トコフェロール、ローズマリー抽出物などです。

また、着色料についても危険性が指摘されているものもありますので、なるべく使われていないものを選びましょう。

ライフステージや体質・体調にあったものを選ぶ

ライフステージや体質・体調にあったものを選ぶことも大切です。

オーガニックキャットフードは第三者機関によって認証されることで、一般のフードよりも安全性が高いと言えます。しかし、「安全性が高い=どの猫にもあう」ということではありません。

猫に必要な栄養素の量は子猫、成猫、老猫などのライフステージや体質・体調によって変わってきます。例えば、穀物アレルギーのある子であればグレインフリーのものを選ばなくてはならないですし、下部尿路疾患のある子であれば獣医さん指導のもと療法食を与えなければならないこともあります。

オーガニックキャットフードには、それぞれさまざまな特徴がありますので、そのときの猫の状況にあわせて選ぶようにしてくださね。

猫ねこさん
オーガニックって安全っていうイメージがありますけど、フードによってもその基準は全然違うんですねぇ。
すごく体にいいイメージですっ。でも、オーガニックならなんでもいいってわけじゃないんですね。ちゃんと原材料を見て、その子にあってるかどうか確認しないとですねっ。
クロベエ

オーガニックのおすすめキャットフード

ここからは、猫ねこ部で実際に購入して商品調査をしたオーガニックキャットフードを中心にご紹介していきます。

※価格は購入する時期やショップによって変わる可能性があります。

キャスター&ポラックス チキン&スイートポテト

  • 原材料の95%がUSDA認証オーガニック食材
  • 農薬や化学肥料を使わずのびのび育ったオーガニックチキンが主原料
  • 生きたまま腸に届く有胞子乳酸菌配合
価格6,380円/1.3kg(1kgあたり約4,908円)
内容量1.3kg
オーガニック認証あり
原産国アメリカ
対象年齢オールステージ
第一原料有機鶏肉
主な成分粗たんぱく質:32.00% 粗脂肪:14.00%以上 粗繊維:3.50%以下  374kcal / 100g
酸化防止剤ミックストコフェロール

認証基準の厳しさで知られるUSDA(アメリカ農務省)認証のオーガニック食材をなんと95%も使ったキャットフード。主原料には良質な動物性たんぱく質を豊富に含む有機鶏肉を使用。さらに、有機エンドウ、有機さつまいも、有機ひよこ豆など、猫の健康に欠かせない栄養がぎっしり詰まっています。

これだけのオーガニック素材を使っているのでお値段は高めですが、安全性の高さは抜群!もちろん猫の好みもあるとは思いますが、オーガニックにこだわる方には是非おすすめしたい良質フードです。

ギャザー キャットフリーエーカー

  • 動物性たんぱく源をオーガニックチキンに限定
  • USDAオーガニック認証を受けたエンドウ豆やフラックスシード配合
  • 穀物不使用、グルテンフリー
価格6,380円/1.81kg(1kgあたり約3,525円)
内容量454g/1.81kg/2.72kg/3.63kg
オーガニック認証あり
原産国カナダ
対象年齢成猫期
第一原料オーガニックチキン
主な成分粗たんぱく質:30.00% 粗脂肪:16.00%以上 粗繊維:4.50%以下 366.40kcal / 100g
酸化防止剤ミックストコフェロール

動物性たんぱく源をオーガニックチキンに限定したシンプルレシピが特徴。主原料のチキンをはじめ、エンドウ豆、フラックスシードには、認定基準の厳しいUSDA(アメリカ農務省)のオーガニック認証を受けたものを使用。

その他の原材料も、信頼できる生産者から調達したものを可能な限り使うなど、安全性にこだわっています。454gの少量タイプもありますので、まずはお試しで与えてみても良いかもしれませんね。

HAPPY CAT ビオ ゲフルーゲル(チキン)

ハッピーキャットビオリフルーゲル

  • 主原料のみオーガニックチキンを使用
  • 動物性たんぱく質は1種類のみ、トウモロコシと魚は不使用
  • 各種ハーブ配合
価格4,840円/1.4kg(1kgあたり約3,457円)
内容量300g/1.4kg/4kg
オーガニック認証なし
原産国ドイツ
対象年齢成猫期
第一減量オーガニックチキンプロテイン(23%)
主な成分粗たんぱく質:30.00%以上 粗脂肪:18.00%以上 粗繊維:3.00%以下 375.3kcal/100g
酸化防止剤天然由来トコフェロール

動物性たんぱく質をチキンに絞ったドイツ産フードグルテンフリーでトウモロコシや魚なども不使用なので特にデリケートな猫におすすめ。ユッカシジゲラ、ネトル、カモミールなど各種ハーブが猫の健康をサポートしてくれます。

オーガニック原料は主原料のみなので、オーガニックキャットフードのなかでも比較的安価。質にも価格にもこだりたい!という人には嬉しいフードですね。

ヤラー キャットフード グレインフリー

ヤラーグレインフリー

  • 4つのオーガニック認証を取得
  • 96%オーガニック認定原材料を使用
  • 穀物不使用
価格2,288円/800g(1kgあたり約2,860円)
内容量800g/2.4kg
オーガニック認証あり
原産国オランダ
対象年齢成猫期
第一原料鶏肉
主な成分たんぱく質:32.00%以上 脂質:13.50%以上 粗繊維:5.00%以下  344kcal / 100g
酸化防止剤ローズマリー抽出物、ビタミンE

オーガニックペットフードの本場、ヨーロッパでNO.1のシェアを誇るヤラーのキャットフード。特徴は3か国の認証機関でオーガニック認証を受けていること。原材料・製品ともに認証を受けているのは安心感が違いますね。

主原料のオーガニックチキンをはじめ、なんと原材料の96%がオーガニック。製造工場は内部まで公開し、輸送にはクールコンテナを使うなど、品質管理面も徹底。その割にはお手頃価格なのが嬉しいポイントですね。

アーガイルディッシュ ワトルキャット

アーガイルディッシュ

  • オーガニック素材中心
  • 抗生剤・添加物を使っていない高タンパク・低コレステロールのカンガルー肉をが主原料
  • 栄養価の高い雑穀アマランサス&キヌア配合
価格2,442円/800g(1kgあたり約3,053円)
内容量180g/800g/2kg/4kg
オーガニック認証なし
原産国オーストラリア
対象年齢成猫期
第一原料カンガルー肉
主な成分粗たんぱく質:36.00%以上 粗脂肪:11.00%以上 粗繊維:5.00%以下 348kcal/100g
酸化防止剤天然由来

オーストラリアの大自然のなかで育ったカンガルー肉を主原料に使ったキャットフード。オーガニック認証は取得していませんが、オーガニック素材中心に栄養バランスを考えて作られたレシピです。

デリケートな猫に配慮し、アレルギーになりにくい穀類や野菜、従来にないたんぱく源を使用。栄養価の高いアマランサスやキヌア、オーガニックチアシード配合で、猫の健康もしっかりサポートしてくれます。

よくある質問

オーガニックキャットフードは無添加?

オーガニック=無添加ではありません。オーガニックであっても、USDAでは「認可された合成化合物はFDAの認可を受ければ使うことができる」としています。

とはいえ、オーガニックキャットフードは第三者の機関で認証されていることから、一般のフードに比べれば安全性は高いと言えるでしょう。

国産のキャットフードでオーガニック認証されたものはありますか?

残念ながら日本ではペットフードは食品として扱われていないので、日本のオーガニック認証「有機JAS」表示のキャットフードというものは存在しません。

しかし、国産のなかでも良質な素材を使用したキャットフードはありますので、お探しの方は以下の記事を参考にしてみてください。

【本当に安全?】安心して与えられる国産おすすめキャットフード5選

まとめ

お伝えしてきたように、オーガニックキャットフードにはさまざまな種類があります。味の好みはもちろんですが、猫のライフステージや体質・体調によっても選ぶフードは変わってくるので、その子にあったものをじっくり探してあげられると良いですね。

高価で流通量が少ないなどのデメリットもありますが、「少しでも安全性の高いフードを食べさせたい」という飼い主さんや、化学物質にアレルギーのある猫ちゃんには、是非オーガニックキャットフードを試してみてはいかがでしょうか。

  • オーガニックの認定基準は国によって違う
  • 基準の厳しい欧米の認定機関認証のものを選ぶと安心
  • 素材の食感が残るフレークタイプは主食向き
  • ペースト状でなめらかな食感のパテタイプは子猫の離乳食や歯の弱った老猫に
  • スープ・シチュータイプはおやつ向き、ドライフードをふやかすときに使っても◎
  • なるべく化学添加物の少ないものを選ぶ
  • 年齢にあったものを選ぶ

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猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。