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保護猫のわ通信Vol.9|さくらねこから家猫へ〜幸せを掴んだ猫たち〜

猫ねこさん

信頼できるサポートがあったからこそ

家に迎え入れたことで、くまおの病気も劇的によくなったという。「あぁ、お家に入れてあげてよかったな、薬をあげて本当によかったなと思います。」とKさん。

くまお

「もしあのままだったら痛みとともに生きていかなきゃいけない。痛みで早く走れなかったりすると、追いかけられた時に逃げられなくて車に轢かれてしまうなどのリスクもあります。最終的には動けなくなって餓死してしまうことも。
こうしてお家に入れていただけて、投薬管理をきちんとしてあげたことによって、ここまで元気になっているんですね。」と保科さんは言う。

いわお

また、外で暮らす猫の医療に詳しい先生がバックアップしてくれている点も大きいという。飼い猫しか診たことのない先生と、TNR不妊手術を年間数千件行っている先生とでは、やはり経験が違う。

「亀田先生に聞けば、すぐさま正しい治療法についての返答をいただけるんです。」と保科さん。自分で勝手に保護して、ネットで調べて・・・ではこうはいかない。信頼できる人が周りにいたからこそ、分からないことがあればすぐに聞ける環境があったからこそ、今があるのだ。

アフターフォロー次第で猫の運命は変わる

ねこねっと山中湖でTNRを行ったさくらねこのなかには、くまお&いわお以外にも、同じように餌やりさんがお家へ迎え入れてくれたケースがあるという。

こちらの子たちも、こうして幸せを掴んだ猫。

事前調査に行った際、子猫たちはひどい風邪をひいて目鼻はぐちゃぐちゃの状態で、雨除けの傘の下体を寄せ合っていたのだとか。手術前に体調を整えてもらうため、餌やりさんに内服薬を渡し、お世話のアドバイスをしたそう。

猫

猫

猫

こうして手術のために慣らす努力をしているうち、餌やりさんの家猫へしてあげたいという思いが高まり、お家へ迎えてくださることになったのだとか。今では、母子4匹で平和に仲良く暮らしているのだそう。

猫

「不妊手術をすれば不幸な命の連鎖をたちきれるので、最低限価値のあることではあるんですが、その後ご飯をあげていただきながら、どこまで猫たちの様子を観察して、どこまで心を寄せてもらえるかによって、猫の運命が変わっていくのをすごく感じるんですよ。手術後のアフターフォローはとても大事だなと思いますね。」と保科さんは言う。

2匹から4匹になった今、家族全員が「本当に迎えてよかったね」と話すという。「あんなに反対していた主人も、今では可愛くてしかたないようで、この子たちを自分の膝に乗せてます^^飼うまでは本当に悩んだけれど、思い切って飼って本当に良かった。1匹より2匹、2匹より4匹。幸せが舞い込んできました。」とKさん。

さらに、もう一つ驚きのエピソードも教えてくださった。

「ある時古くなったバスタオルを新調しようと実家でバスタオルを探していると、100%犬派だったはずの実家になぜか猫のバスタオルがあったんです。しかも、”幸福”と書いてあるバスタオル。おそらく亡くなった母が以前に買ったものだと思うんですけど、ものすごくビックリして・・・。この子たちに幸せになってほしいという願いを込めて幸・福と名付けたんですけど、バスタオルを見たときの衝撃は忘れられません!」

”出会うべくして出会った”今こうして家族になれたのは、偶然ではなく運命だったのかもしれない。

いわお

数ヶ月前までは外の厳しい環境で暮らしてきたくまおといわお。でも、今はこんなにも温かく見守ってくれる家族がそばにいる。

「外で暮らす猫の暮らしに心を寄せ、手を差し伸べてくれる人が少しでも増えていけば」一匹でも多く猫たちが幸せに過ごせるよう、そう願ってやまない。

ねこねっと山中湖
公式サイト:https://www.nekonetyamanakako.org/
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里親さまのご希望の方:里親さま希望のお問い合わせ

猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。