ロイヤルカナン キャットフード 「インドア」の原材料・評判・安全性を徹底調査

2018-10-17

猫ねこさん

ロイヤルカナン  キャットフード 「インドア」の原材料・評判・安全性を徹底調査

猫ねこさん
ロイヤルカナン「インドア」は、室内猫の健康をサポートするキャットフード。消化率を高めることで便臭を抑え、脂質をカットすることで体重管理もしやすくなりますよぉ。
猫ねこ部編集室 ディレクター 木原優子
【監修】ペットフード販売士
猫ねこ部編集室 ディレクター

木原優子

猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。

「少しでも多くの犬と猫に最善の栄養状態を保ってほしい」
そんな思いから開発されたロイヤルカナンのペットフードは、200以上もの豊富な種類が揃っています。
品種や大きさ、ライフステージ、飼育環境、健康状態などにあわせて、最適な栄養バランスのフードを選ぶことができます。

今回は、「消化率を高め脂質を抑えることで室内猫の健康維持をサポート」する、成猫向け「インドア」についてご紹介します。

基本情報と特徴

ロイヤルカナンインドア

ロイヤルカナンインドア-グラフ

  • 消化率を高め脂質を抑えることで室内猫の健康維持をサポート
価格 2,028円/2kg (1kgあたり約1,014円) 
原産国 フランス
第一原料 肉類(鶏、七面鳥)
主な成分 たんぱく質:25.00%以上
脂質:11.00%以上
粗繊維:5.00%以下
エネルギー:375kcal/100g
穀物類 米、小麦、とうもろこし、小麦粉
酸化防止剤 BHA、没食子酸プロビル
ミール、副産物など なし
人工酸化防止剤 あり
香料・着色料 なし
セルロース なし
賞味期限 未開封:パッケージに記載
開封後:1ヶ月目安
販売元 ロイヤルカナン ジャポン合同会社

原材料と成分

肉類(鶏、七面鳥)、米、小麦、とうもろこし、植物性分離タンパク、動物性脂肪、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、小麦粉、植物性繊維、ビートパルプ、酵母および酵母エキス、大豆油、フラクトオリゴ糖、魚油、サイリウム、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ゼオライト、ミネラル類(Ca、Cl、Na、K、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、B2、パントテン酸カルシウム、B1、B6、葉酸、ビオチン、B12)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル

たんぱく質 25.0%以上
脂質 11.0%以上
粗繊維 5.0%以下
灰分 8.0%以下
水分 6.5%以下
食物繊維 11.5%
ビタミンA 16,500IU/kg
ビタミンE 500IU/kg
ビタミンD3 700IU/kg

ロイヤルカナン「インドア」は室内で暮らす猫の消化機能や体重維持に配慮したキャットフードです。
カロリーは375kcalとさほど低くはありませんが、脂質が11%と控えめに抑えられているので、太り気味な猫の体重管理には一時的に利用できるかもしれません。

ただ、動物性たんぱくの豊富な肉類が主原料ではありますが、たんぱく質量が25%とAAFCO(※)の基準値を満たしておらず、炭水化物、食物繊維が多く含まれており、雑食性の食事バランスに近いです。

猫は肉食であり、炭水化物、食物繊維の多い食事は猫の消化器に向いておらず、動物性のたんぱく質を多く必要とします。

※AAFCO・・・米国飼料検査官協会。ペットフードの栄養基準やラベル表示などに関するガイドラインを設定。

猫ねこさん
消化機能や体重維持に配慮とはなっているのですが、たんぱく質の少なさは気になりますねぇ。。。私たちにとって何より必要な栄養素はたんぱく質で成猫には最低でも26%は必要と言われてるんですよぉ。
ロイヤルカナンって獣医さんにオススメされることも多いですし、ペットショップなどでも必ずと言っていいほど見かけるんで、使った事がある人も多いんじゃないかと思いますっ。ただ、成分を見るかぎりではちょっと不安な点が多いですね。。。
クロベエ

BHA・没食子酸プロビル使用・穀物アレルギーの猫は注意・炭水化物が多め・動物性脂肪・加水分解たんぱく・リコールあり

以下「インドア」の気になる点です。

  • 酸化防止剤にBHA・没食子酸プロビル使用
  • 小麦、トウモロコシを多く含む
  • 炭水化物が多め
  • 動物性脂肪
  • 加水分解たんぱく
  • リコールあり
酸化防止剤にBHA・没食子酸プロビル使用

酸化防止剤に使われているBHA・没食子酸プロビルは発がん性などの可能性があると言われています。
体に影響が出ないとされる基準値を下回る量しか使われていませんが、猫の健康を考えると少量であっても気になりますね。

小麦、トウモロコシを多く含む

小麦、トウモロコシが多く配合されているので、穀物アレルギーのある猫は注意が必要です。

炭水化物が多め

炭水化物がたんぱく質より多めです。
猫が多く必要とするのは動物性たんぱく質や脂肪ですので、炭水化物は少ないものが良いでしょう。

動物性油脂

どの動物の油脂がどの程度使用されているか明記されていません。
キャットフードによっては病気で亡くなった家畜の油脂が使用されているケースもあるため、原材料がしっかり記載された油脂の方が安心です。

加水分解たんぱく

加水分解たんぱくの目的は主に「うまみ」成分の添加です。
加水分解たんぱく生成において、たんぱく質を塩酸分解をした場合に不純物ができ、発ガン性の可能性があると言われています。
加水分解たんぱくの生成方法、不純物の残留量が不明なためやや不安が残ります。

リコールあり

小麦グルテンのメラミン汚染によるリコールが報告されています。
このリコールは、ロイヤルカナンを含むアメリカ200ブランドのペットフードが対象となり、北アメリカの犬や猫約4,000匹が亡くなるという悲しい事件となりました。

生産者情報

ロイヤルカナンの創設者は南フランスの獣医師、ジョン・カタリー博士です。

博士は、診察していた犬が消化不良でいろいろな病気やトラブル、アレルギーを起こしていることに気づき、「皮膚病を患う犬たちを、薬を使わずに食事で健康にしてあげたい」と考えるようになりました。
1968年、こうした想いをもとに、健康維持を最優先に考えた「ロイヤルカナン」が開発されました。

ロイヤルカナンが大切にしているのは「知識と敬意」、「すべては犬と猫のために」という考え方です。
世界中の獣医師、動物栄養学者、ブリーダーとともに日々研究を重ねながら、犬と猫に関する知識を高めており、こうした深い知識がフードづくりのベースとなっています。
また、個々の犬や猫によって必要な栄養は異なることから、200種類以上ものフードを取り揃えることで個々の犬や猫にあったものを選ぶことができます。
例えば、シャム猫は吐き戻しが多い猫ですが、その理由を調べるために4,800回もの試験を行い、吐き出しを抑えることのできる粒の形状を完成させるなど猫を想う気持ちがフードづくりに反映されています。

国際標準規格(ISO9001、ISO14001)を取り入れた製造工場では、信頼のおける納入業者からのみ原材料を調達し、工場出荷時にも厳しい検査を行うなど、品質管理を徹底しています。

少しでも多くの犬や猫に健康な食事を選んでもらいたいという想いから、公式通販サイト「マイロイヤルカナン」も開発。
豊富なフードが幅広く揃っているだけでなく、認定コンサルティングペットショップに相談することで、専門家から直接フードのアドバイスも受けることができます。

リコール情報

2006.12~2007.03に、ロイヤルカナンを含むアメリカ200ブランドを対象にリコールが起きています。
原因は、ペットフードに使用されていた中国産の小麦グルテンがメラミン汚染されていたことでした。
このリコールでは、北アメリカの約4,000匹の犬や猫が犠牲となりました。
リコールから10年以上経っていますが、命に関わる重大なリコールでしたので、安全面には不安を感じる人も多いでしょう。