- アニモンダの「ラフィーネクロス」は、人間の食品基準と同じ品質の食材を使ったキャットフード。世界基準をクリアした自社工場だけで製造していて、安全面でとてもレベルの高いフードですよぉ。
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
人間の食品基準を満たした食材だけを使用したドイツのキャットフード、アニモンダ。
アニモンダのキャットフードには5つのシリーズがあります。
・ラフィーネ(グルメな猫用)
・カーニー(肉本来の味わい)
・フォムファインステン(厳選された上質食材)
・ミルキース(スナックタイプの猫用おやつ)
・インテグラプロテクト(症状別療法食)
今回は品質面、製造面ともに安全性の高い「ラフィーネクロス アダルト鶏肉・鴨肉・七面鳥」についてご紹介します。
※こちらの商品は販売終了となりました。
基本情報と特徴
※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。
- 世界的な品質基準を満たした自社工場で製造
- 人間の食用基準と同じ品質の食材だけを使用
価格 | 2,300円/1.5kg(1kgあたり約1,533円) |
原産国 | ドイツ |
第一原料 | シリアル(小麦胚芽入り) |
主な成分 | たんぱく質:32.00% 脂肪:12.00% 粗繊維:1.50% エネルギー:374kcal/100g |
穀物類 | シリアル(小麦胚芽入り) |
酸化防止剤 | ビタミンE |
ミール、副産物など | なし |
人工酸化防止剤 | なし |
香料・着色料 | なし |
セルロース | なし |
賞味期限 | 未開封:18ヶ月 開封後:1ヶ月目安 |
販売元 | ジャーマンペット株式会社 |
原材料と成分
シリアル(小麦胚芽入り)、肉類(鶏肉・鴨肉・七面鳥)、油脂類、野菜蛋白抽出物、乳製品(ヨーグルト)、乾燥全卵、イースト、野菜、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンC、ミネラル(銅、亜鉛、セレン、ヨウ素)
たんぱく質 | 32.0% |
脂肪 | 12.0% |
粗繊維 | 1.5% |
粗灰分 | 6.5% |
水分 | 9.0% |
カルシウム | 1.2% |
リン | 1% |
マグネシウム | 0.08% |
タウリン | 1.2mg/kg |
人間の食用基準と同じ品質の食材だけを使い、自社工場のみで製造
アニモンダは原材料の品質、製造工場の安全基準にこだわったキャットフードです。
生産国のドイツでは、ペットフードの原材料について「人間の消費に適合するものでなければならない」と法律で決められています。
そのため、「狂牛病全頭検査」「中国産原材料は一切不使用」「健康面で異常のない動物の肉のみ使用」など、人間の食用基準を満たしたものだけを厳選しています。
主原料には、ビタミンやミネラルの豊富な小麦胚芽入りのシリアルを使用。
第二原料には、3つの肉類(鶏肉・鴨肉・七面鳥肉)を使っていますが、これらも新鮮な状態で加工されており、素材そのものの味や香りが生かされています。
また、2つの自社工場はIFS(国際食品規格)、BRC(英国小売協会)認証を受けるなど、製造面でも世界基準をクリアしています。
- 原材料や製造工場の質の高さが魅力的なメーカーですねぇ。栄養面もたんぱく質がしっかり含まれていてバランスは良さそうですよぉ。
- ドイツはペットフードの基準が厳しいことでも知られてますもんね。人間のたべものと同じ基準で原材料を選んでいるのは安心ですっ。
穀物アレルギーのある猫は注意、炭水化物がやや多く食物繊維が少ない、公開情報が曖昧、リコールあり
「ラフィーネクロス 鶏肉・鴨肉・七面鳥」と名前には肉類が並んでいるのですが、主原料はシリアルなのでご注意!
シリアルは小麦やとうもろこし、オーツ麦、米、玄米から作られたものなので、穀物アレルギーのある猫は気をつけましょう。
炭水化物がやや多く食物繊維が少ない点も気になりますね。
肉食の猫に必要なのはたんぱく質や脂肪で、炭水化物はそれほど多く必要ではありません。
油脂類、野菜蛋白抽出物、野菜など具体的な種類がはっきり公開されていない点もやや不安が残ります。
また、過去に1度だけリコールがあったのも少し心配な点ですね。
生産者情報
「アニモンダ社」はドイツ最大の肉製品専門メーカー「herist」グループの会社です。
1991年、ペットフードメーカーとして誕生したのがアニモンダ社です。
ペットの幸福を願う飼い主のために、素材を活かしたペットフードづくりを心がけており、人工保存料や着色料は一切使用していません。
また、病気を抱える動物のための食事療法食INTEGRA PROTECT(インテグラプロテクト)も開発。
多くの獣医や飼い主から評価を集めています。
ドイツから日本への輸入はリファーコンテナ(10℃前後で温度管理を行う定温コンテナ)を使った船便で行われており、日本到着後も定温倉庫で保管するなど、品質管理を徹底しています。
リコール情報
2013年「猫用インテグラ プロテクト センシティブ ドライフード」の一部商品でリコールが起きています。
加熱殺菌後の冷却状態が不十分なままパッキングされ、規定の水分量よりやや多いものがあり、カビ発生のリスクが高まったことがリコール理由です。
リコールは、梅雨時期を迎える日本国内だけの対応ではありますが、安全面ではやや不安が残りますね。