- スマック「ミネット プチ贅沢キャトリート 」は、独自製法で中まで旨みを染み込ませた粒に国産かつお節をトッピングしたキャットフード。チャック付きのアルミパックでご褒美やトッピングにも便利ですよぉ。
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
───
ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
「ペットの笑顔のそばに」というコンセプトのもと開発された、国産キャットフード「スマック」。
スマックには、愛猫に応じて選べる7つのシリーズがあります。
今回は、「粒の中までエキスを染み込ませた特殊製法粒と国産かつお節トッピング」の「スマック ミネット プチ贅沢キャトリート 国産かつお節添え」についてご紹介します。
基本情報と特徴
※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。
- 粒の中までエキスを染み込ませた特殊製法粒と国産かつお節トッピング
価格 | 203円(税込)/252g (1kgあたり約806円) |
原産国 | 日本 |
第一原料 | 穀類(とうもろこし、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール等) |
主な成分 | たんぱく質:30.00%以上 脂質:12.00%以上 粗繊維:3.00%以下 エネルギー:350kcal/100g |
穀物類 | とうもろこし、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール等 |
酸化防止剤 | 自然由来 |
ミール、副産物など | コーングルテンミール、フィッシュミール、ミートミール、チキンミール、ポークミール |
人工酸化防止剤 | なし |
香料・着色料 | 赤色102号、黄色4号、青色1号 |
セルロース | あり |
賞味期限 | 未開封:パッケージに記載 開封後:1ヶ月目安 |
販売元 | 株式会社スマック |
原材料と成分
穀類(とうもろこし、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール等)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、かつお節、フィッシュパウダー)、肉類(ミートミール、チキンミール、ポークミール)、動物性油脂、豆類(脱脂大豆等)、ビール酵母、粉末セルロース、たんぱく加水分解物、酵母細胞壁、植物発酵抽出エキス、 ミネラル類(カルシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、葉酸、コリン)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、pH調整剤、着色料(赤色102号、黄色4号、青色1号)
たんぱく質 | 30.0%以上 |
脂質 | 12.0%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 |
粗灰分 | 9.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
粒の中までエキスを染み込ませた特殊製法粒と国産かつお節トッピング
「スマック ミネット プチ贅沢キャトリート 」は、独自製法で中まで旨みを染み込ませた粒に、厳選した国産かつお節を添えたキャットフードです。
210gの小容量サイズは、お試しにも便利なサイズ。食欲がない時のトッピングとして使うのもオススメです。
魚・鶏・豚などさまざまな動物性素材を配合していますが、炭水化物も多く、主原料のコーングルテンミールは植物性たんぱく質です。
猫の必須栄養素は動物性素材にしか含まれておらず、一番多く必要なのは動物性たんぱく質です。また、吸収率も動物性たんぱく質に劣ります。
愛猫の健康維持を考えると肉や魚が主原料の方が嬉しいですね。
- スマックは40年以上愛されているロングセラー「キャットスマック」をはじめ、種類も多く知名度もありますよねぇ。
「プチ贅沢キャトリート」という名前通り、かつお節のトッピングで豪華なんですが、主原料が植物性たんぱく質なのは残念ですねぇ。
- ちょっとしたご褒美なんかに出してもらいたいごはんですね!
かつお節はとっても嬉しいんですけど、主原料がお肉やお魚だったらもっと良かったです。。。
ミートミール・穀物アレルギーの猫は注意・炭水化物が多め・コーングルテンミール・動物性油脂・セルロースの配合量不明・たんぱく加水分解物・人工着色料・公開情報が少ない
以下「スマック ミネット プチ贅沢キャトリート 国産かつお節添え」の気になる点です。
- ミートミール
- 小麦、トウモロコシを多く含む
- 炭水化物が多め
- コーングルテンミール
- 動物性油脂
- セルロースの配合量不明
- たんぱく加水分解物
- 人工着色料
- 公開情報が少ない
ミートミール使用
ミートミールは、AAFCO(※1)の定義では種類が限定されていないさまざまな哺乳動物をレンダリング(※2)した乾燥肉です。
ただし血液・毛・蹄・角・皮・糞尿・胃・第一胃の内容物は除きます。
定義上で危険性はありませんが、全てのペットフードメーカーがこの定義に沿って製造しているとは限りません。
中には粗悪な肉を使って製造されているフードがある可能性もゼロではありません。
※1 AAFCO・・・米国飼料検査官協会
※2 レンダリング・・・脂肪を溶かして油脂を抽出する
小麦、トウモロコシを多く含む
小麦、トウモロコシが多く配合されているので、穀物アレルギーのある猫は注意が必要です。
炭水化物が多め
炭水化物がたんぱく質より多めです。
猫が多く必要とするのは動物性たんぱく質や脂肪ですので、炭水化物は少ないものが良いでしょう。
コーングルテンミール
主原料のコーングルテンミールは植物性たんぱく質です。
植物性たんぱくが多く含まれているためたんぱく質量は増えますが、猫に必要な必須アミノ酸は植物性たんぱくには含まれておらず、吸収率からしても動物性たんぱく質が多いほうが好ましいでしょう。
動物性油脂
どの動物の油脂がどの程度使用されているか明記されていません。
キャットフードによっては病気で亡くなった家畜の油脂が使用されているケースもあるため、原材料がしっかり記載された油脂の方が安心です。
セルロースの配合量不明
セルロースには、水を含むと膨らむ性質から肥満を防ぐ役割や、腸内をきれいにする役割があります。
ただその一方で、体内で分解することができず内臓や消化器官に負担をかけてしまうこともあるため、セルロースの配合量が分からないのはやや不安が残ります。
たんぱく加水分解物
たんぱく加水分解物とは、たんぱく質を分子レベルまで小さく分解したものです。
いくつかの生成方法のうち酸分解をした場合のみ微量な発がん性物質が発生する可能性があると言われています。
スマックの生成方法は不明のため、安全性にはやや不安が残ります。
人工着色料
着色料として、赤色102号、黄色4号、青色1号を使用しています。
これらは発がん性の可能性も指摘されています。
使われているのは微量ですので危険度は低いですが、視覚より嗅覚の鋭い猫にとって着色料はあえて使う必要のないものでしょう。
公開情報が少ない
公開情報が少なく、オメガ3とオメガ6のバランス、カルシウム・リン・マグネシウムのバランスなどが分からないのは少し心配です。
生産者情報
「スマック ミネット プチ贅沢キャトリート 」を製造しているのは、愛知県に本社を置く「株式会社スマック」です。
「ペットとオーナー様の視点に立ち、安心・安全な製品をお届けする」という想いをこめ、美味しさと安全性にこだわったフードを作り続けています。
スマックの掲げる品質三原則は「安全・安心」「健康」「おいしさ」です。
「安全・安心」へのこだわりとして、品質マネジメントシステムISO9001:2015認証を取得。
また、ライフステージや種別フード、機能性フードの開発などペットの「健康」にもこだわっています。
さらに、フード形状の工夫、嗜好性検査など「おいしさ」も常に追い求めています。
商品に関する問い合わせや、食事についての相談はお客様相談窓口にて対応しています。
お客様相談窓口:052-603-7887(月~金10:00~17:00/土日祝除く)
リコール情報
販売開始以降、リコール情報は確認されていません。