- 「美味しくていいごはんをあげたいけど、高いフードは手が出ない」そんな方も多いですよねぇ。でも、安くても安全性の高いフードもなかにはあるんですよぉ。その選び方とおすすめフードを紹介しますねぇ。
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
───
ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
「猫には美味しいごはんを食べさせてあげたいけど、高いフードは買えない・・・」
「安くても安全性の高いフードってないのかな?」
毎月必ずかかる猫の食費。なるべくコスパのいいものを、と思う飼い主さんも多いのでは。
でも、いくら安くても安全性に問題はないのかは気になりますよね。
そこで今回は、安くても安全性の高いキャットフードの選び方を徹底解説。1kg~2,000円で買える良質なおすすめフードをご紹介します!
値段の安いキャットフードの注意点
市販のキャットフードには1kg200~300円の激安価格のものも。「餌代はなるべく抑えたい!」という飼い主さんのお財布にも優しく人気がありますよね。
しかし、値段の安さだけでキャットフードを選ぶのは正直オススメできません。というのも、安いフードには以下のような特徴があるからです。
- 原材料が不鮮明
- 人工添加物使用
- 主原料が植物性のたんぱく質や穀物
原材料が不鮮明
安いキャットフードには、以下のような不鮮明な原材料を使用しているものが多く見られます。
- 動物性油脂
- ミートミール
- 家禽ミール
動物性油脂
動物性油脂とは、動物から抽出した油のことです。キャットフードを成型するには必ず必要なもので、エゴマや亜麻仁、キャノーラなどに代表される植物性油脂よりも動物性油脂の方が猫に好まれると言われています。
しかし、低品質な動物性油脂の場合、腐敗している動物を原材料に使っていたり、骨や肉、内臓、糞便などを全て煮込んで抽出することも。病気で亡くなった動物を使っている可能性もゼロとは言い切れません。
ミートミール
ミートミールとは、原材料に使われる肉を乾燥させて粉状にしたものです。
ミートミール
哺乳類の組織からレンダリングされた製品であり、追加の血液、髪、蹄、角、皮のトリミング、肥料、胃、および第一胃の内容物を除き、適切な処理方法で不可避的に発生する可能性がある量を除きます。これには、この定義で規定されていない無関係の材料は含まれません。…。“レンダリングプロセスは、病気の原因となる細菌を破壊するように設計されており、タンパク質を多く含む成分を残しますが、人には食欲をそそりませんが、肉食動物の口蓋には魅力的です。「肉」や「肉副産物」とは異なり、この成分は、牛、豚、羊、山羊以外の哺乳類に由来する可能性があります。ただし、製造元は、必要に応じて種を指定することができます(牛のみの場合は「牛肉ミール」など)。
AAFCO(※1)の定義では「ミートミールとは、種類が限定されていないさまざまな哺乳動物をレンダリング(※2)した乾燥肉」とされています。ただし「血液・毛・蹄・角・皮・糞尿・胃・第一胃の内容物は除く」とあります。
ただし、動物の状態については定義されていませんので、なかには病気で亡くなった動物や腐敗動物を原材料としている可能性はゼロではありません。また、この定義はあくまでAAFCOの定義なので、必ずしもこの定義通りに製造していないケースもあるかもしれません。
また、ミートミールに骨を加えたものを「ミートボーンミール」といいます。日本では狂牛病の特定部位として「脳、脊髄、背根神経節を含む脊柱、回腸遠位部、眼球、扁桃」が指定されていますが、ミートボーンミールは骨を含むとされているため、脊柱などが含まれる可能性もあり得ます。つまり、特定危険部位が含まれていれば、ミートミールも狂牛病の原因になり得るわけです。
※1 AAFCO・・・米国飼料検査官協会
※2 レンダリング・・・脂肪を溶かして油脂を抽出する
家禽ミール
家禽ミールの家禽とは飼育される鳥の総称のことで、種類は限定されていません。
家禽ミール
羽毛、頭、足、内臓を除いて、家禽の部分または全体の枝肉またはそれらの組み合わせに由来する、付随する骨を伴うまたは伴わないきれいな肉と皮膚の組み合わせからの乾式レンダリング製品です。動物向け食品での使用に適しています。その種類を説明する名前が付いている場合は、それに対応する必要があります。」
AAFCOの定義では、「家禽ミールとは鳥類の清潔な肉と皮をレンダリングした乾燥肉」とされています。
また、「羽毛・頭・足・内蔵は含まれていませんが、骨は含まれている場合がある」としています。
AAFCOでは「清潔な肉」かつ「羽毛・頭・足・内臓を含まない」と明記されていますが、この定義はあくまでAAFCOの定義なので、必ずしもこの定義通りに製造していないケースもあるかもしれません。
人工添加物使用
添加物には、品質を保ち栄養価を高め、味と香りをよくする大切な役割があります。
しかし、安いキャットフードには、以下のような酸化防止剤や着色料を使用しているものが多く見られます。
- エトキシキン
- BHA・BHT
- 没食子酸プロビル
- 着色料(赤色102号、赤色40号、赤色3号、赤色106号、青色1号)
酸化防止剤の上限は、猫の健康に影響が出ない量で設定されていますので、これらが入っていたからといって危険というわけではありませんが、なかには人間の食品にも使われていないものや、さまざまな危険性が指摘されているものもあります。
また、上記着色料は猫にとって不必要であるだけでなく、海外ではその危険性から使用自体を禁じている国もあります。
主原料に植物性のたんぱく質と穀物を使用
安いキャットフードは、肉や魚などに比べ値段の安い植物性原材料や穀物を主原料に使用しているケースが多く見られます。「チキン味」「サーモン味」などとパッケージには記載されていても、実際には穀物メインというケースが非常に多いです。
猫にとって必要なのは動物性たんぱく質
完全肉食動物の猫にとって一番大切なのは「たんぱく質」です。たんぱく質には植物性たんぱく質と動物性たんぱく質がありますが、猫に必要なのは動物性たんぱく質です。なぜなら、猫が食事から必ず摂らなければならない必須栄養素は、植物性たんぱく質にはほとんど含まれておらず、動物性たんぱく質に多く含まれているからです。
主原料に植物性たんぱく質を多く含む植物性原材料(主にトウモロコシ、コーングルテンミールなど)を使っている場合、一見高たんぱくに見えても、肝心の動物性たんぱく質がしっかり配合されていないことも考えられます。
穀物(炭水化物)の量には注意
前述のように猫にとって必要なのはあくまで動物性たんぱく質ですが、少量の炭水化物も必要としています。ですから、穀物が入っていること自体は問題ではないのですが、その量には気をつける必要があります。
健康な猫なら40%くらいまでは炭水化物を消化できますが、それを超えると、消化機能の低下(下痢、嘔吐、鼓腸(※)等)や高血糖を引き起こすと言われています。
※ 鼓腸(こちょう)・・・腸内にガスが充満して、腹部のふくれる症状
40%以上の炭水化物は、消化機能の低下(下痢、嘔吐、鼓腸等)や高血糖を引き起こすと報告(Meyer&Kienzle1991)されています。
- 安いキャットフードは経済的にはとっても助かるんですけど、原材料や成分に不安が残るものが多いんですよねぇ。「安かろう悪かろう」ではちょっと、、、。毎日のごはんって健康にも関わってきますからねぇ。
- うちみたいにたくさん家族がいると餌代ってばかになんなくて。。。おかあさんも大変そうですっ(笑)
でも、安いフードにはそれなりの理由があるんですねっ。
キャットフード比較
安いキャットフードの注意点を見て、不安になった方も多いかもしれません。
では、実際安くても安全性の高いフードというのは存在しないのでしょうか?市販の安いフードの原材料や添加物などについてまとめてみました。
安価なキャットフードには着色料や添加物が多く含まれている
以下の表は、スーパーでもよく見かける安いキャットフードの1kgあたりの価格、主原料、穀物、人工添加物の有無、リコール回数について比較したものです。
ブランド | 価格(1kgあたり) | 主原料 | 穀物 | 人工添加物 | リコール回数 |
ヒルズ | 約742円 | 鶏肉(チキン、ターキー) | 小麦、トウモロコシ、コーングルテン、米 | 不使用 | 2回 |
アイムス | 約730円 | 肉類(チキンミール、チキンエキス、家禽ミール) | トウモロコシ、大麦 | 不使用 | 4回 |
ロイヤルカナン | 約1,014円 | サーモン | 米、小麦、トウモロコシ、小麦粉 | BHA、没食子酸プロビル | 1回 |
JPスタイル | 約824円 | 穀類(小麦全粒粉、コーングルテンミール、中白糠、トウモロコシ、ホミニーフィード、小麦粉) | 小麦全粒粉、コーングルテンミール、中白糠、トウモロコシ、ホミニーフィード、小麦粉) | 不使用 | なし |
銀のスプーン | 約771円 | 穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉) | トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉 | 二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、赤色1号 | なし |
これらのフードは知名度も高く、猫ねこ部で行ったアンケートでも利用者の多いなじみのあるブランドです。
しかし、表を見てみると、主原料に穀物を使用しているものが多く見られます。また、人工添加物や着色料を使用しているものも多いです。
より安心感のあるプレミアムフードのなかにも安価で買えるものはある
一方、素材の良さにこだわったプレミアムフードと呼ばれるキャットフードは当然値段も高いです。
しかし、こうした良質なフードのなかにも、比較的安価で買えるものもあります。
ブランド | 価格(1kgあたり) | 主原料 | 穀物 | 人工添加物 |
ピュリナワン | 約1,197円(初回サンプル500円) | ターキー | 不使用 | 不使用 |
ファインペッツ | 約773円(初回1,100円) | アヒル肉 | 全粉米 | 不使用 |
テイストオブザワイルド | 約879円 | チキンミール | 不使用 | 不使用 |
ホリスティックレセピー | 約1,112円 | 鶏肉 | 米、オーツ麦繊維 | 不使用 |
メリック | 約1,257円 | 骨抜きチキン | 不使用 | 不使用 |
これらのフードは、安価ながら主原料に動物性食材を使用しています。また、人工添加物や着色料も使用していません。
上のブランドよりは若干値段は高くなりますが、少しでも猫の健康を考えるなら、安全性の高いキャットフードを選んだ方が飼い主さんとしても安心ではないでしょうか。
初回限定の価格となっているものもありますが、こうした良質なフードをお手頃価格でお試しできるのは嬉しいですね。
安くて安全なキャットフードを選ぶ4つのポイント
では、安くても安全性の高いキャットフードはどのように選べば良いのでしょうか。そのポイントは次の4つです。
- 不鮮明な原材料を使用していない
- 肉や魚などの動物性食材が主原料
- 原材料生産地の表記がある、中国産原材料を使用していない
- 自社工場で生産
不鮮明な原材料を使用していない
キャットフードを選ぶ時には、必ずパッケージの原材料欄を確認し、不鮮明な原材料を使用していないか確認しましょう。
特に注意したい原材料は以下の4つです。
- 肉副産物・家禽ミール・ミートミール
- BHT・BHA・エトキシキン・没食子酸プロビル
- 香料・着色料
- 低品質な動物性油脂
肉や魚などの動物性食材が主原料
原材料欄の一番最初に書いてあるものが、一番多く使われている主原料となります。この主原料に肉や魚を使っているかどうかを確認しましょう。
猫にとって一番必要なのは動物性たんぱく質です。動物性たんぱく質の豊富な肉や魚を多く含むフードを選ぶことが大切です。
原材料生産地の表記がある、中国産原材料を使用していない
原材料とあわせて、原材料生産地の表記についても確認しましょう。
キャットフードのパッケージには原産国が表記されています。原産国とは「最終加工工程(パッケージングは含まない)を行った国」のことを指します。ドライフードならばフードの成形を行った国、ウェットフードではレトルト加熱殺菌工程を行った国となります。
しかし、原材料の生産地について表示義務がありません。例えば、中国産の原材料を使用していたとしても、日本で最終加工を行えば原産国は「日本」となるわけです。
ただし、メーカーによってはパッケージで原材料生産地を表記していたり、公式サイトで掲載していることもあります。パッケージや公式サイトを見ても分からない場合は、各メーカーの問い合わせ先などに確認をとってみても良いでしょう。
2007年アメリカで中国産フードを食べた犬や猫が大量死した事件があったことから、危険性の高い中国産原材料が使用されていないかどうかは最低限確認しておきたいですね。
自社工場で生産
フードの安全性をはかる指標として「自社工場で生産しているかどうか」も重要です。
キャットフードメーカーのなかには、自社工場をもたず原材料の管理や製造なども外部に委託しているケースがあります。
以前起きた中国産フードを食べた犬や猫が大量死した「アメリカ・ペットフード大量リコール事件」では、こうした原材料の管理の問題点が浮き彫りになりました。
原材料の管理から製造、販売まで一貫して自社で責任を持って行っているかどうかも、できれば公式サイトなどで確認しておくと安心です。
- 安いフードってとっても魅力的ですけど、原材料や栄養バランスがどうも気になってしまうんですよねぇ・・・。
- ついつい聞いたことあるブランドだから安心と思って手にとりがちですけど、原材料や栄養バランスは必ず確認しなきゃダメですねっ。
安くて安全なおすすめキャットフード
※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。
ファインペッツ
- 初回購入1,100円!1.5kgをお試し価格で購入できる
- 人間が食べることができるレベルの原材料だけを使用
- 消化吸収率87%!少ない量でもしっかり栄養をとれる
価格 | 3,772円(税込)/1.5kg(1kgあたり約2,515円)初回購入1,100円(税込) |
原産国 | オランダ |
第一原料 | アヒル肉 |
主な成分 | たんぱく質:32.00%以上 脂質:21.00%以上 粗繊維:5.00%以下 420kcal/100g |
通常3,704円(1.5kg)のフードを初回1,100円(税込)で購入できるファインペッツ。食べてくれるか分からないし…という方でも気軽にお試しできるのが嬉しいですね。
原材料は「人間が食べることができるレベル」のものだけ。遺伝子組み換え作物、放射性物質汚染作物、重金属類や残留農薬の入った素材、肉類の副産物、化学添加物など、不安材料となるものは一切使っていません。
さらに消化吸収率は87%と他のフードの倍以上!少ない量でしっかり栄養をとることができます。1,100円で購入できるのは初回だけですが、高品質なプレミアムフードがこのお値段で試せるのはとてもお得です。
テイストオブザワイルド
- 安価なグレインフリー、大容量で多頭飼いの家向け
- 主原料にはチキンミール(乾燥鶏肉)を使用
- 原材料は信頼できる生産者から仕入れたものを使用
価格 | 5,979円(税込)/6.8kg(1kgあたり約879円) |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | チキンミール |
主な成分 | 粗たんぱく質:42.00%以上 粗脂肪:18.00%以上 粗繊維:3.00%以下 374.5kcal / 100g |
グレインフリーながら1kg1,000円をきる安さが魅力のアメリカ産フード。アメリカの製品らしくパッケージもビッグサイズの6.8kg!多頭飼いのお家向きの商品と言えるでしょう。
主原料には乾燥鶏肉を使用。そのほか鹿肉、スモークサーモンなど動物性食材がしっかり含まれている高タンパクレシピ。プロバイオティクス配合で腸内環境の健康に配慮するなど、低価格ながら随所に工夫が見られるフードです。
ホリスティックレセピー
- 安価なわりに素材・栄養バランス◎
- 中国産原材料不使用
- 良質なアメリカ産鶏肉が主原料、菌類を多く使用
価格 | 1,780円(税込)/1.6kg(1kgあたり約1,112円) |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | 鶏肉 |
主な成分 | 粗たんぱく質:32.00%以上 粗脂肪:19.00%以上 粗繊維:5.0%以下 365.0kcal / 100g |
1kg約1,100円と安価なわりに素材・栄養バランスの良さが光るアメリカ産フード。主原料には良質なアメリカ産鶏肉を使用。中国産原材料は使用していないと謳うなど安全面も◎。
そのほか多くの菌類を配合し、腸内環境の健康に配慮しているのも嬉しいポイント。400gずつの小分けになっているので、開封後のフードの酸化も防げます。安全性が高くかつコスパの良いフードを探している方にぴったりの商品です。
メリック パーフェクトビストロ グレインフリーチキン
- オーガニック認定を受けたアメリカ国内の自社キッチンで生産
- 肉類たっぷり74%使用
- 安価なグレインフリー
価格 | 6,790円(税込)/5.4kg(1kgあたり約1,257円) |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | 骨抜きチキン |
主な成分 | 粗たんぱく質:40.00%以上 粗脂肪:14.00%以上 粗繊維:7.5%以下 358.0kcal / 100g |
1kg約1,200円と安価ながら主原料には動物性たんぱく豊富な骨抜きチキンを使用。そのほかチキンミールやターキーミールなどの肉類たっぷり74%配合と、猫の食性にあったレシピとなっています。
また、原材料は信頼のおける生産者から仕入れたアメリカ産原材料のみ。オーガニック認定を受けた自社工場で全て手作りするなど、品質の高さにも定評があります。
ピュリナワン グレインフリー
- 主原料に新鮮なチキンを使用
- 500円で1.6kgフードのサンプルが試せる
- 安価なグレインフリー
価格 | 1,915円(税込)/1.6kg(1kgあたり約1,197円)初回サンプル500円 |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | チキン |
主な成分 | 粗たんぱく質:35.00%以上 粗脂肪:14.00%以上 粗繊維:2.00%以下 約413kcal / 100g |
1.6kgのフードがなんと500円でお試しできるキャンペーンを行っているピュリナワンのグレインフリーフードです。安価ながら主原料には鶏肉を使用。乾燥肉と生肉どちらも配合しているので栄養バランスも◎。
やわらかほぐし粒と美味しいカリカリ粒、異なる食感の2つの粒で食いつきも期待できるフードです。初回限定ではありますが、食いつきを確かめてから買えるのはとても嬉しいですよね。
まとめ
安いフードにはそれなりの理由がありますが、なかには安くても猫の健康のことをしっかり考えて作られた安全性の高いフードもあります。もちろん値段も重要ですが、「コスパがいいから」だけで選ぶのではなく、原材料や成分などもしっかり確認して選ぶようにしてくださいね。
- 安いキャットフードは原材料が不鮮明・危険性のある添加物使用・主原料が植物性たんぱくや穀物のものが多い
- 猫の将来の健康を左右するため、安さだけではなく安全性も重視して選ぶことが大切
- ペットフード安全法で法整備は行われているが基準が緩い
- 不鮮明な原材料・危険性のある添加物を使用していないか確認
- 原材料生産地の表記がある、中国産原材料を使用していないものを選ぶ
- 肉や魚などの動物性食材が主原料のものを選ぶ
- 自社工場生産のメーカーは安全性が高い
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。