子猫の食事 | 2〜12ヶ月 子猫向けキャットフード

2018-04-25

猫ねこさん

子猫の食事 生後1,2ヶ月〜12ヶ月

猫ねこさん
子猫期は動き盛りですからカロリーも必要ですし、栄養をしっかりとることが大切ですよぉ。肉や魚メインでなるべく消化の苦手な穀物を使っていないものがオススメですねぇ。月齢が低いうちは一度に食べられる量が少ないので、食事回数を増やしてあげましょう~。
猫ねこ部編集室 ディレクター 木原優子
【監修】ペットフード販売士
猫ねこ部編集室 ディレクター

木原優子

猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。

生後12ヶ月までの子猫期は体を作るとても大事な時期。

猫のエネルギー源である動物性たんぱく質たっぷりの肉や魚がしっかり入ったフードを与えることがポイント。
体がまだ出来上がっていない時期なので、消化の負担になる炭水化物は少なめのものにしましょう。
できれば人口添加物の入っていないキャットフードが安心です。

今回は子猫の食事はどのように進めれば良いのか、またフードの選び方のポイントをご紹介します。

こちらを読む前にお読みください。

子猫期(成長期)の子猫とは

子猫

成長期の子猫は、生後1,2~12ヶ月の猫のことで、この頃はいろいろなものに興味をもち一番活発に動き回る時期です。また、人間と一緒に暮らす上で、様々なことも学習していきます。
このころの食事は一番重要であり、いろいろな食べ物を食べさせて経験させることも大切です。

また、大人になるにつれ警戒心が強くなるので、社会化期といって、生後3〜7週間あたりの時期に色々なことに慣れさせることが重要です。
動物病院へ行ったり、車に乗ったり、災害訓練やハーネス訓練などいざという時のために必要なことをこの時期に教えることで大人になってもスムーズにこれらの行動ができるようになります。

人間との触れ合いもこの時期にたくさんしておくと良いでしょう。
猫と楽しくスキンシップを取りつつ、色々なことにチャレンジしてみましょう。

子猫の食事について

では、子猫の食事はどのように行っていけば良いか、ポイントに分けてご紹介いたします。

  • 食事の与え方
  • 子猫の食事のポイント
  • 子猫用ドライフードはいつから開始する?

子猫への食事の与え方

乳歯が生えてくる生後20日頃から離乳食も与えつつ、キャットフードと水にシフトしていきましょう。
ドライフードは固いので、ウェットフードと混ぜてみたり、ペット用ミルクでふやかしても良いです。
ドライフードを食べられる猫ちゃんはきちんと新鮮なお水もあげてくださいね。
また、まだまだ胃が小さいので、少量ずつ何回かに分けて与えましょう。

子猫の食事のポイント

このころの子猫は成長期で成猫よりもたんぱく質・脂質・エネルギーを多く必要とします。
AAFCO(※)の基準ではたんぱく質30%以上・脂質18%以上のドライフードを与えることが推奨されています。
与えすぎは禁物であり、栄養バランスが大切です。
ウェットフード、ドライフード共に子猫用もしくはオールステージのものを選び、適した給与量を守ってください。

また、とても活発な子猫であれば、食事以外に柔らかいおやつなども適宜与えるとスキンシップがとれ、とても良いでしょう。
サプリメントなども基本的には特には必要ありません。
特に気をつけたいのはカルシウム量で、こちらは基本的に総合栄養食のフードを与えていると問題なく摂取できます。
カルシウムの過剰摂取は他の栄養素の利用率を下げてしまいますので、気をつけましょう。

※AAFCO・・・ペットフードの栄養基準や表示などのガイドラインを定めるアメリカの機関

子猫用キャットフードはいつから開始する?

生後30日頃までの「哺乳期」は、お母さんからの母乳で育ち、生後20日以降から離乳食を始めます。
離乳食を進めつつ、60日くらいまでに離乳食が完了するよう、ドライフードも生後30日頃から少しづつ混ぜたり、与えてみたりしましょう。
最初はドライフードを嫌がったり、食べ物だと認識できない猫も多いので、離乳食からドライフードに変える時期が近づいてきたら、少しづつ離乳食の水分量を減らしていくようにしましょう。

子猫用フード選び方のポイント

では実際どのようなフードを選べば良いかご紹介していきます。

  • 動物性たんぱくが豊富で消化が良いもの
  • 脂質もある程度含まれているもの
  • 炭水化物の量が少ない
  • 人工添加物が含まれていないか
  • フードの成分・原材料表記チェック項目

動物性たんぱくが豊富で消化が良いもの

生後12ヶ月くらいまでは体を作る大事な時期なので、猫にとって大切なエネルギー源となる動物性たんぱくを多く含むキャットフードを選びましょう。
重要なのは肉や魚などの動物性食材が主原料であり、それが「良質な」たんぱく質であることです。

キャットフードのパッケージには、内容量の多い順にすべての原材料が記載されています。原材料欄を見て、肉や魚などが最初に記載されているものを選ぶと良いでしょう。

また消化の良い食材として、鶏肉、白味魚などが挙げられます。こういったものがメインで、たんぱく質量も30%以上のものが良いです。このころは積極的にたんぱく質を摂りたいので、たんぱく質がより多いものが良いでしょう。
また、栄養のバックアップとして卵やレバー、少量の野菜類が含まれていることも好ましいです。

肉類といっても「肉副産物、家禽ミール、ミートミール」などが原料になっているものは避けた方が良いでしょう。

脂質も多めに含まれているもの

とにかく子猫は遊ぶことが大好き!体をたくさん動かしますので、個体重量に対するエネルギー量が成猫の約2〜3倍必要です。
脂質の基準値は9.0%となっていますが、これは最低基準値ですので、もっと多くても問題ありません。
とにかく活発な時期ですので、高カロリー・高脂質でパワフルなフードを選びましょう

炭水化物の量が少ない

たんぱく質量・脂質量が多いと必然的に炭水化物量は減るものですので、これらの条件を満たしていると炭水化物が少ないフードになってきます。
炭水化物の計算は 100%-(たんぱく質量+脂質量+食物繊維量+水分量+灰分量)です。

人工添加物が含まれていないか

キャットフードにはさまざまな添加物が含まれており、なかには猫の体によくないものもあります。例えば、猫の健康を害する恐れのあるBHA・BHTなどの酸化防止剤や着色料が含まれているものは、なるべく避けた方が良いでしょう。
天然由来の添加物が使われているキャットフードを選びましょう。

成分・原材料表記チェック項目

以上から、子猫用のフードを選ぶ際、キャットフードのパッケージに記載されている成分・原材料表記を見てチェックすべき項目まとめをご紹介します。
こちらを参考に子猫用のキャットフードを選びましょう。

  • 肉類が第一原料かどうか
  • たんぱく質量30%以上 脂質9%以上(最低基準値)
  • 人工添加物が含まれていないかどうか
猫ねこさん
クロベエくんのような育ちざかりの子猫に必要なのは、なんといってもお肉やお魚なんですよぉ。まだ体がしっかりできていませんから、消化の悪いものや体に良くないものは避けましょうねぇ。
ボクお肉もお魚も大好きなので、こんな材料がいっぱい入ったご飯を食べたいです!
クロベエ

子猫向きキャットフードのご紹介

オリジン(キャット&キトゥン)

オリジン

  • 高たんぱく・高脂質でエネルギー消費量の多い子猫にぴったり
  • 人間でも食べられる食材として認定を受けている安心素材
価格 5,443円/1.8kg(1kgあたり約3,023円)
原産国 アメリカ
第一原料 新鮮骨なし鶏肉
主な成分 たんぱく質:42.00% 脂質:20.00%以上 粗繊維: 3.00%以下 406kcal / 100g

ジャガー

ジャガー

  • 人間でも食べられる安心素材を使用!肉と魚の豊富な栄養が取れる
  • 動物性たんぱく質80%以上!成長期の子猫の身体づくりにぴったり
  • レバー、タウリン、ベリー系など品質の良い多岐にわたる素材
価格 4,622円/1.5kg(1kgあたり約3,082円
原産国 イギリス
第一原料 骨抜きチキン生肉
主な成分 たんぱく質:40.00%以上 脂質:20.00%以上 粗繊維:3.00%以下 炭水化物:18.00% エネルギー:383.5kcal/100g

アカナ

アカナ

  • 高たんぱく高脂質でエネルギー消費量の多い子猫にぴったり
  • 新鮮な地元産の良質な素材は人間でも食べられる安心食材として認定
  • 子猫に必須の栄養素「タウリン」も配合
価格 6,264円/1.8kg(1kgあたり約3,480円)
原産国 カナダ
第一原料 新鮮骨なし鶏肉
主な成分 たんぱく質:37.00%以上 脂質:20.00%以上 粗繊維:3.00%以下 エネルギー:406kcal/100g

ニュートロ ワイルドレシピ キャットフード キトン チキン

ニュートロワイルドレシピ

  • チキンが主原料、高たんぱくな食事は子猫にぴったり
  • チキンに含まれるカルシウムが子猫の健康な骨格と歯の発育をサポート
  • オメガ3とオメガ6の豊富な鶏油や亜麻仁などをバランスよく配合
価格 3,001円/2kg(1kgあたり約1,501円)
原産国 アメリカ
第一原料 チキン(肉)
主な成分 たんぱく質:42.00% 脂質:18.00%以上 粗繊維:3.00%以下 水分10.00%以下 390kcal / 100g

ウェルネス コア(穀物不使用・高たんぱく質) 子猫用

ウェルネスコア

  • 第一原料に生肉を使った高たんぱくフード
  • プロバイオティクス、プレバイオティクスを配合しお腹の健康に配慮
  • オメガ3脂肪酸の豊富な亜麻仁を配合
価格 1,170円/400g(1kgあたり約2,925円)
原産国 アメリカ
第一原料 骨抜き七面鳥
主な成分 たんぱく質:45.00% 脂質:18.00%以上 粗繊維: 3.00%以下 379kcal / 100g

よくある質問

ここでは、子猫の食事に関するよくある質問をまとめています。

成猫用キャットフードとの違いは?

キャットフードは「子猫用」「成猫用」など年齢別に分かれていますが、「子猫用」と「成猫用」の違いはカロリーとたんぱく質の量です。

子猫の成長は1歳くらいまで続く(大型種の場合は2歳くらいまで)ため、この時期にからだをつくる栄養素である「たんぱく質」をたくさん摂取しなければなりません。そのため、子猫用のキャットフードは成猫用キャットフードに比べたんぱく質が豊富に含まれ、カロリーも高めに作られています。

肉・魚を減らし穀物の量を増やした「カロリーが高く安い」子猫用キャットフードもありますが、消化器官の未熟な子猫にとっては負担が大きいためおすすめはできません。

大切な子猫のからだのことを考えるなら、1歳までの成長期に動物性たんぱくが豊富に含まれ、消化しやすいキャットフードを選んであげましょう。

1日の給餌量と回数の目安は?

子猫は成猫に比べエネルギーをたくさん消費するため、猫の体重に応じてキャットフードの量も増やしてあげなければなりません。

とはいえ、月齢が低いうちはまだ胃も小さく、1回に食べられる量は少ないため、1日の食事回数を増やしてあげましょう。

以下の表は、体重や月齢に応じた1日の給餌量と食事回数の目安です。あくまで平均的な目安ですので、活動量、食欲なども見ながら調整しましょう。

体重 月齢 1日の給餌量
400g~1kg 生後4ヶ月未満 28~56g
800g~2kg 47~95g
1.5~2.5kg 生後4~6ヶ月 64~93g
2~3.5kg 79~120g
3~5kg 生後7~12ヶ月 86~125g

※100gあたり374kcalのキャットフードの場合
※1日あたりのエネルギー要求量(DER)÷フード1gあたりのカロリーで1日の給与量を計算
DER=安静時エネルギー要求量(RER)×活動係数(生後4ヶ月未満3.0/生後4~6ヶ月2.5/生後7~12ヶ月2.0)

【年齢・ライフステージ別】1日のキャットフードの量と回数の目安
1日のキャットフード量は猫によって違いますよぉ。年齢や体重などによって1日に必要なカロリーが違うからですねぇ。大切なのは1日...
成猫用キャットフードに切り替える時期は?

子猫は1歳くらいで成長が止まるため、1歳くらいを目安に成猫用キャットフードに切り替えると良いでしょう。成猫になると、子猫に比べて必要なカロリー量も少なくなるので、キャットフードの量も減らしてあげなければいけません。切り替える場合は、いきなり成猫用にするのではなく、少しづつ成猫用の割合を増やしていくと良いでしょう。

ただし、猫の種類によっては成長の速さも違い、メインクーンやラグドールなどの大型種の場合は、2歳~3歳くらいまで成長を続けます。成長速度の遅い大型種の猫の場合は、「体重の増えがゆるやかになってきた」「運動量が減ってきた」などを目安にして、成猫用に切り替えるようにしましょう。

猫ねこさん
クロベエくんも、今はまだ大丈夫ですけど、もう少ししたら成猫用フードに切り替えなきゃいけませんねぇ。じゃないと、わたしのようにタプタプに、、、ンフフ。
子猫用はカロリーが高いんですねっ。少しずつ準備をしていかないと!その前に、ぼく、、、おとなになれますかねっ?
クロベエ

まとめ

子猫用のキャットフードは以下のポイントに注意して選ぶようにしましょう。猫の食事は好みが偏りがちですが、成長期に栄養バランスのとれた食事を与えておくと、成猫になっても偏食しにくくなると言われています。猫が健やかに成長するよう、小さいうちからキャットフード選びにはしっかりこだわってあげましょう。

  • 生後30日頃までは子猫用のミルクを与える
  • 歯の生え始め~生後2ヶ月くらいは猫用の離乳食を与える
  • 生後2ヶ月くらいから子猫用キャットフードに切り替える
  • からだづくりの大切な時期なのでたんぱく質が豊富に含まれたものが良い
  • 消化器官が未熟なので穀物の量が少ないものを選ぶ
  • 無添加のものが安心
  • 1歳くらいが成猫用への切替時期
  • 大型種の場合は体重や運動量を見て成猫用に切り替える
猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 エディター