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キャットフードに含まれるべきたんぱく質の種類と必要量

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キャットフードの基礎知識

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猫ねこさん

キャットフードに含まれるべきたんぱく質の種類と必要量

猫ねこさん
私たち猫にとってたんぱく質はとっても大事な栄養素。たんぱく質がしっかり入ったキャットフードを選ぶことが大切なんですよぉ。ただし、その種類がポイント!必須アミノ酸が入っている動物性たんぱく質であることが大事なんですねぇ。

キャットフードには、猫に必要なさまざまな栄養素が含まれています。
たんぱく質もそのひとつ。

愛猫の健康のためにも、キャットフードに含まれるたんぱく質の役割や必要量を知っておきたいですよね。

今回はキャットフードに含まれるたんぱく質の役割や種類、必要量について詳しく説明します。

たんぱく質の性質

たんぱく質は、猫にとって大切な栄養素のひとつです。まずは、たんぱく質とはどのようなものか説明します。

約20種類のアミノ酸から成る

たんぱく質は、数百~数千個のアミノ酸が鎖状につながったものを言います。

たんぱく質となるアミノ酸は約20種類。
それぞれのアミノ酸の配列の違いによって、種類や働きの異なるたんぱく質が作り出されます。

猫の必須アミノ酸は11種類

20種類のアミノ酸のうち、猫が体内で合成できるのは9種類。

残りの11種類は猫の体内で合成できない、もしくは十分な量を確保できないため、食事から摂取する必要があります。これを必須アミノ酸と呼びます。
特に、タウリンは動物性食材にしか含まれていないため、肉や魚などをしっかり食べる必要があります。

猫の必須アミノ酸は以下の通りです。

アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプロファン、バリン、タウリン

たんぱく質の役割

たんぱく質には、以下のような役割があります。

  • 筋肉や臓器、皮膚、被毛、血管などの健康維持
  • エネルギー源になる

筋肉や臓器、皮膚、被毛、血管などの健康維持

たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚、被毛、血管などの基本構成成分で、健康維持に利用されます。

同じたんぱく質からできているのに、筋肉や皮膚、被毛など形が全くのは、アミノ酸の配列が異なるためです。

エネルギー源になる

人間の場合、主に穀物(炭水化物)からエネルギー源となるグルコースを作りますが、猫はたんぱく質を分解する酵素の活性が非常に高いため、主に肉類(たんぱく質)からグルコースを作り、エネルギー源とすることができます。

猫ねこさん
たんぱく質は体をつくるもとにもなり、エネルギー源にもなる大事な栄養素なんですねぇ。たんぱく質のもとになるアミノ酸すべてが体内で作り出せるわけじゃないので、足りないぶんは食事からとる必要があるんですよぉ。
ぼくたちの体って、いろんな種類のたんぱく質でできてるんですね!この筋肉も、毛も、皮膚も全部たんぱく質、、、体をつくる大事な成分なんですね。
クロベエ

猫に必要なたんぱく質の量

以下の表は、猫・犬・人間が1日に必要なたんぱく質の量です。

たんぱく質必要量(g/日)※体重1kgあたり
7.0
4.8
人間 1.2

完全肉食動物である猫は、たんぱく質を分解する能力が非常に高いため、体内で常にたんぱく質が分解され、エネルギーとして使用されます。そのため、犬や人間に比べ、多くのたんぱく質を必要とします。

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不足による体への影響

たんぱく質が不足すると、以下のような体への影響が考えられます。

  • 成長不良
  • 貧血
  • 被毛のパサつき
  • 筋肉の衰え

※タウリン不足・・・網膜萎縮・拡張型心筋症・生殖機能への影響

キャットフードの成分表示を確認することが大切

以下は、AAFCOが定めるたんぱく質の基準です。AAFCOとは「米国飼料検査官協会」のことで、必須栄養素(たんぱく質、脂肪、ミネラル、ビタミンなど)の最低基準を定めている機関です。

  • 成猫・・・26%以上
  • 子猫・・・30%以上

※AAFCOが定める成分の基準値は最低限のものです。

キャットフードのパッケージには、必ず成分表示がありますので、たんぱく質がこの基準を満たしているか必ずチェックしましょう。

猫ねこさん
私たち猫は、肉食なのでたんぱく質を分解する能力が高くてエネルギーに変えられるので、体内ですぐにたんぱく質が不足しちゃうんですねぇ。だから、雑食の人間や犬に比べて、たんぱく質が多く必要なんですよぉ。
たんぱく質が足りなくなると健康でいられなくなっちゃうんですね。キャットフードのたんぱく質量は必ずチェックですね!
クロベエ

猫に必要なたんぱく質の種類

猫にとって、キャットフードに含まれるたんぱく質の「量」は非常に大切ですが、その「種類」も重要です。ここでは、猫に必要なたんぱく質の種類について説明します。

たんぱく質の種類による違い

たんぱく質には、肉や魚などの動物由来の「動物性たんぱく質」と、米や小麦、トウモロコシなどの植物由来の「植物性たんぱく質」があります。

この2つのたんぱく質には、以下のような違いがあります。

  • 植物性たんぱく質には必須アミノ酸タウリンが含まれていない
  • 植物性たんぱく質は動物性たんぱく質よりも消化吸収率が悪い

植物性たんぱく質には必須アミノ酸タウリンが含まれていない

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質では、含まれている必須アミノ酸の種類や量が異なります。

必須アミノ酸「タウリン」は、植物性たんぱく質には含まれておらず、動物性たんぱく質のみに含まれています。

植物性たんぱく質は動物性たんぱく質よりも消化吸収率が悪い

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質では、体内の消化吸収率も異なります。

植物性たんぱく質は、動物性たんぱく質よりも消化吸収率が劣ります。


こうしたことから、猫にとって必要なのは「動物性たんぱく質」であると言えます。

キャットフードの原材料を確認することが大切

キャットフードのパッケージには、成分同様、必ず原材料の表記があります。

原材料は、配合量の多いものから順に記載されていますので、肉や魚などの動物性食材が主原料に使われているか確認しましょう。

たんぱく質の量が基準を満たしていても、小麦やトウモロコシ、コーングルテンミールなどが主原料の場合は注意が必要です。
必須アミノ酸の量が少なく、タウリンが含まれていない植物性たんぱく質では、猫は健康を維持していくことができません。

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猫ねこさん
たんぱく質は量も大事ですけど質も重要なんですよぉ。私たち猫に必要なのは動物性たんぱくなんですねぇ。ですから、キャットフードの主原料は必ずチェックするようにしてくださいねぇ。
たんぱく質がしっかり基準通り入ってて一見問題なさそうでも、植物性たんぱくだと意味がないんですね。肉や魚が主原料のものを選ぶことが大切なんですね!
クロベエ

【ライフステージ・体調別】たんぱく質摂取の注意点

ここでは、ライフステージや体調に応じたたんぱく質摂取に関する注意点について説明します。

【子猫期】成猫よりも多くのたんぱく質をとる必要がある

離乳してから1歳までの期間は、子猫の成長にとってとても大切な時期です。丈夫で健康な体をつくるためには、成猫よりも多くのたんぱく質を与えましょう。

子猫にキャットフードを与える場合は、たんぱく質含有量の高い子猫用フードを選びましょう。

※全年齢対応のフードであれば、給餌量を多くすることで、子猫にも与えられます。また、脂質、カロリーともに多く必要ですので、給餌量を増やすことでこれらも補えます。

【高齢期】健康な猫は十分なたんぱく質をとる必要がある(質の高さを重視)

高齢になると腎臓病にかかりやすくなることから、腎臓への負担を考え低たんぱくの食事が良いと言われることもあります。

しかし、高齢でも健康な猫であれば、骨格筋が減少するのを抑え、病気にかかりにくくするために、十分なたんぱく質をとる必要があります。

少量でもたんぱく質を効率よく利用できる(動物性たんぱく質が多い)キャットフードに切り替えることで、過剰摂取することなくたんぱく質をとることができます。

【妊娠期】たんぱく質不足は胎児の健康な成長に影響を及ぼす

妊娠中のたんぱく質不足は、以下のように胎児の健康に影響を及ぼす可能性があるため、良質なたんぱく質をしっかりとることが大切です。

  • 出生低体重
  • 出生後の子猫の死亡率上昇
  • 子猫の免疫機能障害

【腎臓病】適度なたんぱく質が必要

たんぱく質の多いフードは老廃物を増やしてしまい、腎臓の負担を大きくしてしまいます。負担を少なくするには、高たんぱくフードを避けることが大切です。

しかし、たんぱく質を制限しすぎるのも猫にとっては良いことではありません。元々肉食動物である猫にとって、たんぱく質は重要なエネルギー源だからです。猫の健康を維持するためには、適度にたんぱく質が含まれている(30%以下)フードを選びましょう。

ただし、症状により必要なたんぱく質量も変わってくるため、まずは獣医の指示に従うことが大切です。

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まとめ

キャットフードのたんぱく質は「量」と「質」が重要です。

たんぱく質を構成する猫の必須アミノ酸「タウリン」は植物性たんぱく質には含まれておらず、また植物性たんぱく質は動物性たんぱく質に比べ、消化吸収率も劣ります。キャットフードを選ぶ際は、たんぱく質が十分な量含まれているかだけでなく、主原料に肉や魚を使用しているかも確認しましょう。

  • たんぱく質は猫の体をつくる基本成分で、エネルギー源にもなる
  • たんぱく質は約20種類のアミノ酸からできている
  • 体内で合成できない11種類の必須アミノ酸は食事からとる必要がある
  • 猫はたんぱく質の分解能力が高いため、犬や人間よりも多くのたんぱく質が必要
  • キャットフードのたんぱく質含有量最低基準は成猫26%以上、子猫30%以上
  • 猫に必要なのは動物性たんぱく質
  • 植物性たんぱく質には必須アミノ酸タウリンが含まれておらず、消化吸収率も悪い
猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
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