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【獣医師監修】哺乳期・離乳期の猫の食事について | 生後すぐ〜60日頃

2019-06-21

猫ねこさん

哺乳期・離乳期の食事について | 生後すぐ〜60日頃

猫ねこさん
産まれて間もない子猫ちゃんたちは当然お母さんのおっぱいを飲みます。猫には猫用のミルクでないとダメなのですよぉ〜。赤ちゃんは大変ですが、愛情たっぷり育ててあげてくださいねぇ〜。

生まれたての猫は目も開いてなく、とっても小さく繊細な生き物です。

もちろん主食はお母さんのおっぱい!人間も同じですが、牛乳は飲めません。
1日に何度も与えなければいけないので、育てるのは大変ですが、ミルクを飲む子猫の可愛さはなにものにも変え難いものがあります。

また生後20日ごろから少しづつ離乳食も始めます。
いくら動物だからといって初めから硬いものを食べられるわけではありません。離乳食は食事の練習の大事な期間なので、猫が育つ過程とともに楽しみながら進めましょう。

こちらの記事では、小さな命を育むお手伝いをさせていただきます。

哺乳期・離乳期の猫とは

哺乳期・離乳期

生後60日までの時期を哺乳期・離乳期と呼びます。生後20日頃までは基本的にはミルクを与えてあげます。
このような日齢の赤ちゃん猫を引き取る場合、保護するケースも多いかと思います。
保護する場合、まずは動物病院へ連れて行き健康状態をチェックしてもらいましょう。そして健康状態に問題がなく、接種可能な日齢であれば予防接種をすることが先決です。

まだまだ体力のない時期なので、低体温にならないように気をつけることが大切。
食べる(飲む)・寝る・排泄が基本です。キッチンスケールなどで体重を定期的に計り、適宜に育っているかチェックすることが大切です。

ちなみに木原の飼い猫ちゅんは生後10~16日目あたりで保護した猫でした。初めから元気な猫ではありましたが、ダンボールの中に固形の餌とともに入れられていたので、不潔な状態で、ダンボールから出られず叫んでいました。

体を清潔に拭き取り、動物病院へ連れて行きました。お腹に虫がいる可能性があるということで薬を飲ませ、暖かく過ごさせてミルクを与えることですくすくと育ちましたよ^^

ミルクの与え方・選び方

ミルクの与え方

では哺乳期の猫のミルクの与え方をご紹介します。

  • 子猫専用の哺乳瓶を使って、飲ませるときは必ず腹ばいに
  • ミルクの適温は37~38℃くらい、冷めてしまったミルクは温め直して
  • 作り置きは厳禁!使用後の熱湯消毒も忘れずに
  • 基本的には飲めるだけ与えて大丈夫、生まれたばかりの子猫の授乳頻度は2~3時間おき
  • 良質で高脂肪・高タンパクなものを、初乳成分がプラスされていると◎

子猫専用の哺乳瓶を使って、飲ませるときは必ず腹ばいに

子猫にミルクを飲ませるときは、市販されている子猫専用の哺乳瓶を使いましょう。哺乳瓶を口元に近づけると自然に吸い付こうとするので、後頭部に手を添えて乳首をくわえさせてあげると飲みやすくなるでしょう。このとき、決して無理やり乳首を子猫の口に押し付けたりしないようにしてくださいね。口のまわりをそっとなでて刺激してあげると、吸い付きやすくなりますよ。

飲ませるときは、子猫を腹ばいにさせましょう。子猫が母猫のおっぱいに吸い付くようなイメージです。人間の赤ちゃんのように仰向けでミルクを飲ませてしまうと、誤ってミルクが気管に入ってしまう恐れがあり危険です。上手く飲んでくれないときは、手やタオルで体を覆ったり、布を掴ませるなど飲みやすい姿勢にしてあげましょう。

まだ自力で上手く吸い付けない場合は、シリンジやスポイトで数滴ずつ舌に垂らすようにしてあげると良いですね。

ミルクの適温は37~38℃くらい、冷めてしまったミルクは温め直して

ミルクの適温は人肌程度(37~38℃くらい)です。熱すぎるとやけどの危険性がありますので、必ず温めたミルクを自分の手の甲に垂らして確認を。逆にミルクが冷めてしまっても子猫は飲もうとしません。授乳途中で温度が低くなった場合は、お湯を張ったボウルに入れて温め直してあげましょう。

作り置きは厳禁!使用後の熱湯消毒も忘れずに

ミルクは作り置きはせず、授乳のたびに新しく作り、使用後は哺乳瓶をよく洗って熱湯消毒しておきます。ミルクを飲み終わったら、口のまわりを丁寧に拭いてあげるのも忘れずに!

また、生後間もない子猫はミルクを飲むのにとても時間がかかります。飲んでいるあいだに体が冷えてしまわないように、湯たんぽなどで体を暖めながら飲ませてあげましょう。

基本的には飲めるだけ与えて大丈夫、生まれたばかりの子猫の授乳頻度は2~3時間おき

子猫へは基本的に「飲めるだけ」ミルクを与えても大丈夫です。市販のミルクのパッケージには、日齢や体重にあわせた適切なミルク量の目安が載っていますので、その表示に従って与えるようにしましょう。

生後日数1回のミルク量1日のミルク量授乳回数
生後1~10日5~8ml40~80ml6~8回
11~20日8~12ml60~80ml4~8回
21~30日10~20ml80~100ml4~6回

生まれたばかりの子猫の授乳頻度は2~3時間おきが基本ですが、寝ているときは無理に起こして飲ませなくても大丈夫です。ただし、生後14日頃までは、8時間以上ミルクを飲ませずにいると低血糖になる恐れがあるので注意が必要。ずっと寝続けている場合や、1回の授乳量が少なかった場合には、タイミングを見ながら飲ませるようにしましょう。

1回に飲める量が増えてきたら、徐々に授乳回数を減らしていってくださいね。

良質で高脂肪・高タンパクなものを、初乳成分がプラスされていると◎

子猫にとって、ミルクは大切な栄養源です。なるべく良質で高脂肪・高タンパクなものを選びましょう。特に生まれたばかりの子猫や衰弱している場合には、初乳の成分がプラスされたものを選ぶのがおすすめです。

猫用ミルクのタイプは粉ミルクと液状ミルクの2つ。それぞれに特徴がありますので、実際に授乳をする人が使いやすいものを選ぶと良いですね。

  • 粉ミルク・・・安価。1回ごとに濃度の調整が必要。
  • 液状ミルク・・・粉ミルクよりも高価。濃度調整いらずで、そのまま与えられる。

ただし、保護したばかりで消化機能が弱っている子猫の場合は、最初薄めに作って徐々に濃さを調整していける粉ミルクがおすすめです。
また、液体のミルクはお手軽なのですが、開封すると日持ちしません。冷蔵庫で保管できますが、開封後は1日で飲みきるようにしてください。保存性からも粉ミルクの方が安心です。

子猫用ミルクのご紹介

※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。

森乳サンワールド ワンラック キャットミルク 270g

ワンラックキャットミルク

  • 猫の母乳に近い成分
  • 乳糖の調整がしてあり子猫のお腹を優しくサポート
  • DHAやアラキドン酸など必須脂肪酸のバランス◎
価格1,685円(税込)/270g
サイズ270g
原産国日本
原材料乳たん白質、動物性脂肪、脱脂粉乳、植物性油脂、卵黄粉末、ミルクオリゴ糖、乾燥酵母、pH調整剤、乳化剤、タウリン、L-アルギニン、L-シスチン、DHA、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、カロテン、ビオチン、B12、C、コリン)、ミネラル類(Ca、P、K、Na、Cl、Mg、Fe、Cu、Mn、Zn、I、Se)、ヌクレオチド、香料(ミルククリーム)
主な成分粗たんぱく質:38.00%以上 粗脂肪:25.00%以上 粗繊維:0.30%以下 粗灰分:7.0%以下 水分5.00%以下 

森乳サンワールドのキャットミルクです。母猫の母乳に近づけた高たんぱく・高脂肪ミルクは、哺乳期・離乳期から成猫まで幅広く使えるのが特徴。

子猫の健やかな成長に欠かせない必須脂肪酸のバランスも◎。特にDHAやヌクレオチド、アミノ酸タウリンを強化しています。乳糖を調整してあるので、子猫のお腹にも優しいのが嬉しいポイントです。

森乳サンワールド ワンラック ゴールデンキャットミルク 130g

ゴールデンキャットミルク

  • 母乳に多く含まれるイノシトール配合
  • 生体防御に重要なタンパク質ラクトフェリン配合
  • ミルクオリゴ糖がビフィズス菌の増殖を促進
価格1,245円(税込)/130g
サイズ130g
原産国日本
原材料乳たん白質、動物性脂肪、脱脂粉乳、植物性油脂、卵黄粉末、ミルクオリゴ糖、乾燥酵母、PH調整剤、乳化剤、タウリン、ラクトフェリン、イノシトール、L-アルギニン、L-シスチン、DHA、ビタミン類(A,D,E、K、B1,B2,パントテン酸、ナイアシン、B6,葉酸、カロテン、B12,C,コリン)、ミネラル類(Ca,P,K,Na,Cl,Mg,Fe,Cu,Mn,Zn,I,Se)、ヌクレオチド、ビフィズス菌、香料(ミルククリーム)
主な成分粗たんぱく質:38.00%以上 粗脂肪:25.00%以上 粗繊維: 0.30%以下 粗灰分:7.00%以下 水分:7.00%以下

同じく森乳サンワールドのキャットミルク。子猫の健康維持をサポートする重要なたんぱく質ラクトフェリンとヌクレオチド(核酸)を配合。健やかな成長に役立つDHAもしっかり含まれています。

また、ビフィズス生菌や、ビフィズス菌の増殖を促すミルクオリゴ糖配合、さらに乳糖も調整してあるなど、消化が苦手な子猫のお腹に優しいつくりなのも◎。粉状なのでさっと溶けやすいのも便利です。

ニチドウ Dr.PRO. ドクタープロ ベビーミルク 猫用 300g

ドクタープロ

  • 母乳に含まれるラクトフェリン配合
  • タウリンとビタミンCを強化配合
  • お湯にさっと溶けやすい
価格1,326円(税込)/300g
サイズ300g
原産国日本
原材料乳カゼイン、動物性脂肪、乳清蛋白、脱脂粉乳、卵黄粉、ミネラル類、L-アルギニン、レシチン、DL-メチオニン、タウリン、ビタミン類、α-リノレン酸、ラクチュロース、DHA、ラクトフェリン、耐熱性ビタミンC、β-カロチン、オリゴ糖
主な成分粗たんぱく質:37.00%以上 粗脂肪:25.00%以上 粗繊維: 0.10%以下 粗灰分:5.00%以下 水分:5.00%以下 485kcal/100g

母乳に含まれるラクトフェリンを研究・配合した総合栄養食。子猫の健康のために、タウリンと耐熱性ビタミンCを強化配合。ビタミンCやミネラルなどもバランスよく含まれているので、健やかな成長に役立ちます。

オリゴ糖なども入っており、消化の苦手な子猫の胃腸にも優しいレシピ。お湯にさっと溶けるので、飼い主さんとしても使いやすいミルクでしょう。

猫ねこさん
ミルクの時期は、ほんとに寝る暇もないくらいおかあさんは大変なんですよぉ。人間の赤ちゃんと同じように一日中こまめに授乳しなきゃいけないんですねぇ。
おかあさんのおかげで、今こんなに元気いっぱいに過ごせてるんですね~。おかあさんにはほんとに感謝ですっ!
クロベエ

離乳食の与え方・選び方

離乳食

続いて、離乳食の与え方をご紹介します。

  • 離乳食を与え始めるのは生後30日頃から、徐々に水分量を減らしていって
  • 1日あたりの給与量を4~5回に分けて与えて、その子のペースに合わせる
  • 離乳食は「総合栄養食」表記のものを選ぶ、子猫用フードをふやかして与えても◎

離乳食を与え始めるのは生後30日頃から、徐々に水分量を減らしていって

離乳食を与え始めるのは、生後30日頃から。歯が生え始めていること、自力で排泄できるようになっていればそろそろ始めても良いでしょう。

最初は、離乳期用のフードに今まで飲んでいたミルクを混ぜたスープ状のものからスタート。小さめのお皿に入れてあげて飲めるようになったら、徐々に水分量を減らしてペースト状にしていきます。ペースト状のフードの食べ方が分からず戸惑っている様子が見られたら、少量を指にとって上顎に擦り付けてみると良いでしょう。鼻先につけてみたり、手のひらにのせて顔に近づけ舐めさせてみるのもおすすめです。

こうしてミルクの量を少しずつ減らしていき、かわりに子猫用フードと水の量を増やしていきます。子猫により個体差はありますが、生後6~8週の頃には自然にドライフードが食べられるようになる子が多いようです。

1日あたりの給与量を4~5回に分けて与えて、その子のペースに合わせる

市販の離乳食のパッケージに書いてある給与量の目安を参考に、食べたいだけ食べさせてあげましょう。1度に食べられる量が少ないので、1日あたりの給与量を4~5回に分けて与えるのがポイントです。ただし、無理やり与えるとお腹を壊したり、食べなくなってしまう場合もあるので、その子のペースに合わせてくださいね。

毎日体重を測って子猫の成長を確認することも大切です。少しでも気になる様子が見られたら、すぐに動物病院に相談しましょう。

離乳食は「総合栄養食」表記のものを選ぶ、子猫用フードをふやかして与えても◎

離乳食には市販の「子猫用フード」や「離乳食」を活用すると良いでしょう。「子猫用」「離乳食」と書かれたものであれば、子猫の成長に必要な栄養素がしっかり含まれていますので安心です。

ここで重要なのは、離乳食は「総合栄養食」でなければならないので、単純に柔らかいからと言ってよく確認しないでウェットフードを与えるのは危険です。ウェットフードは「一般食」などおやつの場合もあるので、ウェットフードでも「総合栄養食」と表記のあるものを選びましょう。

また、高タンパク・高脂肪のドライフードをふやかして与えてみても良いです。ただし、熱湯でふやかすと栄養素が壊れる可能性があるので、ぬるま湯でふやかしてください。食べ残した離乳食は放っておくと雑菌が繁殖する恐れがあるので、必ず破棄しましょう。

離乳食のご紹介

※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。

ロイヤルカナン 子猫用ドライ&ウェットフードセット

ロイヤルカナン子猫用ドライ&ウェット

  • 成長に応じて使える離乳食、子猫用ウェット、ドライのセット
  • 食べやすいムース状のウェットフードで離乳をスムースに
  • フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖配合で子猫のお腹をサポート
価格3,180円(税込)
内容ドライフード400g×1袋 ウェットフード12個
原産国フランス

成長に応じて使える離乳食、子猫用ウェット、ドライのセット。ムース状のウェットフードなので、離乳期への移行もスムーズに進めやすいですよ。

フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖など子猫のお腹に優しい原材料が含まれているのも◎。動物病院でも取り扱われることの多い「ロイヤルカナン」。安心して与えられるという口コミも多い商品です。

JPスタイル 幼児用離乳食 420g

JPスタイル離乳食

  • 成長にあわせて柔らかさを調整できる粉末タイプ
  • 子猫に嬉しい高カロリー設計
  • お湯に溶かしてすぐに使える
価格992円(税込)/420g
サイズ420g
原産国日本
原材料ミルクカゼイン、パン粉、植物性油脂、脱脂粉乳、きな粉、小麦胚芽、乾燥全卵、バチルスサブチルス(活性菌)、ビフィズス菌、β‐グルカン、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、塩素、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、ビオチン、コリン)、タウリン
主な成分粗たん白質:33%以上 粗脂肪:16%以上 粗繊維:5%以下 粗灰分:9%以下 水分:10%以下 390Kcal/100g

日清ペットフードから販売されているミルク風味の粉末フード。粉末タイプなのでお湯で柔らかさを調整できるのが嬉しいですね。成長や猫のお腹の調子にあわせて柔らかさを変えてあげましょう。

子猫用フードに少しづつ混ぜていくと、子猫用フードへの切り替えもスムーズにいきます。

デビフ 子猫の離乳食 ささみペースト 24缶

デビフ離乳食

  • 鶏ささみと鶏レバーが主原料のペースト状総合栄養食
  • 新潟の自社工場で製造
  • 離乳期の子猫に必要な栄養をバランスよく含んだ離乳食
価格4,152円(税込)/24缶
内容量85g×24缶
原産国日本
原材料鶏ささみ、鶏胸肉、鶏レバー、人参、乳等を主要原料とする食品、砂糖、鶏卵、オリゴ糖、食塩、DHA含有精製魚油、増粘多糖類、タウリン、ミネラル類、ビタミン類

生後20日頃から与えられる柔らかいペースト状の総合栄養食。鶏ささみと鶏レバーが主原料で、離乳期の子猫に必要な栄養をバランスよく含んでいるのがポイント。

新潟の自社工場で製造するなど安心の国産品。健康維持をサポートするDHA、お腹に優しいオリゴ糖などを配合した商品は、妊娠・授乳期の主食にも使えます。

猫ねこさん
離乳食の時期はあっという間ですけど、この時期にしっかり栄養をとることで、健康な子に育つんですよぉ。その子のペースにあわせてゆっくりと進めてあげましょう~。
ぼくにもこんな頃がっっ。おかあさんの話だと、ぼくこの頃からすでに離乳食もバクバク食べてたみたいです~^^
クロベエ

よくある質問

牛乳をあげて良いの?

牛乳には母乳よりも多くの乳糖(ラクトース)が含まれています。猫はラクトースをうまく分解できないため、牛乳を飲むと下痢を起こしてしまうこともあります。ミルクを飲ませるときは、必ず猫用ミルクをあげるようにしてくださいね。

哺乳瓶の乳首をよく噛み切ります…対処法は?

子猫は生後20日頃から歯が生え始めます。歯が生えてくると自然に哺乳瓶の乳首を噛んでしまいます。

このような様子が見られ始めたら、ルクから離乳食に切り替えるサインです。そのままにしておくと、噛み切った乳首を誤飲してしまう危険性もあるため、十分気をつけましょう。

体重が増えません。大丈夫??

しっかりとミルクを飲み、栄養を吸収できていれば、1日5~20gずつ体重は増えていきます。

毎日体重を測っていてほとんど増えていないときには、動物病院に相談しましょう。その際、1日の授乳量やうんちの状態などもしっかり伝えてくださいね。

まとめ

哺乳期・離乳期の小さな子猫を育てていくことは想像以上に大変です。しかし、この時期に毎日試行錯誤しながら懸命に子育てをした経験は、一生の宝物となるはずです。
一日一日成長していく子猫の姿は飼い主さんにとって何よりも嬉しいこと。健やかな成長のためにも、手をかけ時間をかけて、愛情たっぷり育てていきましょう。

  • 哺乳期・離乳期は生後すぐ~生後60日頃まで
  • 生後20日頃までは子猫用ミルクを与える
  • 子猫を保護したときはまず動物病院へ
  • 低体温にならないよう細心の注意を
  • ミルクを飲ませるときは子猫用哺乳瓶を使って
  • 牛乳は下痢を起こす恐れがあるので猫用ミルクを飲ませる
  • ミルクを飲ませるときは子猫を腹ばいにさせて
  • ミルクの量はパッケージの目安量を参考に飲めるだけ与える
  • 生まれたばかりは2~3時間おきの授乳、徐々に間隔をあけていって
  • 良質で高タンパク・高脂肪のミルクを与える
  • 生後20日頃を過ぎたら徐々に離乳食をスタート
  • ミルクを活用したスープ状のものから与え、徐々に水分を減らしていく
  • 離乳食の量はパッケージの目安量を参考に1日4~5回に分けて与える
  • 「子猫用」「離乳食」と記載された市販品を使うと便利
  • 離乳食には必ず総合栄養食を選ぶ

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猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。

獣医師 平松育子
【監修】獣医師・YICビジネスアート専門学校ペット科講師
平松育子

京都市生まれ
山口大学農学部獣医学科(現 山口大学共同獣医学部)卒業/2006年3月-2023年3月ふくふく動物病院院長を務める/現在は勤務獣医師として自分の可能性にチャレンジ中