まずはここで猫たちに幸せになってほしい
▲おとなしいけど人懐っこいガッツくん。撫でるとおでこを押し付けてスリスリしてくれるそう^^@nekohama_
NEKOHAMAのHPをみると「ほぼ猫カフェ」”猫カフェと保護猫活動の真ん中”とある。これはいったいどういう意味なのだろうか?
「保護活動という風には自分ではあまり思っていなくて。より多くの猫を助けるということももちろんすごく大切なんですけど、それよりもひとりひとりにたくさん愛情を注いであげたいという思いがあります。自分の家族として育てている子たちなので、まずはここで猫たちに幸せになってもらいたくて。」
里親さんが決まり卒業する時、それは真崎さんにとって「自分の家族を託す」という思いなのだという。
お互いの相性が分かってから飼えるのが保護猫カフェ最大のメリット
今月20日、里親募集中だったサスケくんがトライアルに出発した。SNSを見ていると、サスケくんの卒業を真崎さんだけでなく、お客さんたちも皆まるで家族の旅立ちのように温かく見守ってくれていることがよく分かる。
✨✨嬉しい報告✨✨
— 🏖NEKOHAMA🏖保護猫カフェ@関内・伊勢佐木町 (@catun_satun) January 12, 2020
2020年1月20日(月)
NEKOHAMA1番のイケメンくん
サスケのトライアルが決まりました。
オープンからずっと一緒に頑張ってきた相棒のような存在でした。凄く寂しい!!!
サスケを可愛がってくださった方も
ありがとうございます😻
どうか卒業までサスケを宜しくお願い致します🎶 pic.twitter.com/OCx8Zj4mB6
「猫の独り占めで1時間たっぷり触れ合えば、『この子はこんな子なんだ』『あぁ、抱っこはできないんだね』とかその子の性格がよく分かる。お互いの相性をしっかり分かった上で飼えるっていうのが本当にすごくいいところですよね。」
サスケくんの第二の猫生はこれから。幸せになってね!サスケくん。
どんな理由でもいい~猫と一緒に過ごす幸せな時間を
「猫がすごく人を好きなのがすぐに分かる」ある時お客さんからいただいたこの言葉が、真崎さんにとってはとても嬉しかったという。
真崎さんが注ぐひとりひとりへの深い愛情こそが、猫たちを穏やかで人懐っこい性格にしているのかもしれない。取材中の猫たちへの優しい声かけを見ていると、そう思えてならなかった。
最後にお店の今後の目標について伺った。
「まだまだこれからなので、まずはたくさんの人にこの場所を知ってもらいたいなと思っています。ここに来る理由は猫が好きだから、ボードゲームが好きだから、里親になりたいから、、、何でもいいと思うんです。猫と一緒に幸せな時間を過ごしてもらいたいなというのが私の願いです。」
▲お帰りの際に推し猫にシールを。人が苦手なムロちゃんだけれど、そんなムロちゃんを応援するファンはとても多い。
「足を運んでくださって、猫を飼いたいなって言ってくださる方もたくさんいますし、飼いたいんですけどどうしたらいいですか?と踏み込んでくださる方もいます。でも、来てくださった方に保護猫っていいなと思ってもらえるのが一番嬉しいです。」
助けてあげられるものなら全員幸せになって欲しい。そう真崎さんは言うけれど、それでも「飼育しきれなくなった時に不幸になるのは猫ちゃんなので…」とこれ以上猫の受け入れ頭数を増やすつもりはないという。
猫がただただ大好きで。NEKOHAMAは、そんな真崎さんの猫への「やさしいきもち」が伝わってくるとても温かい空間だった。
猫との時間を誰にも邪魔されず楽しみたい人は、きっと大満足の猫愛で時間を過ごせるはず。
保護猫スペースNEKOHAMA
住所 | 神奈川県横浜市中区長者町5-75-3 大営長者町ビル901 |
営業時間 | 14:00~20:00(受付は19:00まで) ※2020年2月より営業時間以下に変更 平日:14:00~20:00(受付は19:00まで) 土日祝:12:00~20:00(受付は19:00まで) |
定休日 | 月曜日 |
アクセス | 地下鉄 伊勢佐木長者町駅(出口3a)より徒歩2分 JR 関内駅より徒歩5分 京浜急行 日ノ出町駅より徒歩8分 バス 長者町5丁目バス停より徒歩2分 お車 首都高速横羽線横浜公園ランプから4分。店舗向かい側に大型駐車場あり。 |
入室料 | 10分:200円 60分:1,100円 180分:1,900円 猫独り占め:3,000円(要予約)※5名様まで入室、6名以上はご相談ください。 ※大人1人につき、子供2人(小学生以下)まで無料 |
公式サイト | https://peraichi.com/landing_pages/view/nekohama310 |
公式SNS・ブログ | Twitter→@catun_satun Instagram→@nekohama_ |
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。