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ゴールデンネックス キャットフードの原材料・評判・安全性を徹底調査

2019-01-07

猫ねこさん

ゴールデンネックス キャットフードの原材料・評判・安全性を徹底調査

猫ねこさん
愛知県のペットフードメーカーが製造しているキャットフード、ゴールデンネックス。お手頃価格で4kgの大容量サイズは多頭飼いの家にも嬉しいですねぇ。
猫ねこ部編集室 ディレクター 木原優子
【監修】ペットフード販売士
猫ねこ部編集室 ディレクター

木原優子

猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。

愛知県のペットフードメーカーが製造するキャットフード「ゴールデンネックス」。
ゴールデンネックスのキャットフードは以下の3種類です。

  • お魚味とお肉味ミックス
  • お魚味ミックス
  • カツオ・マグロ味ミックス

今回は、安くて大容量のコスパ◎フードゴールデンネックス「お魚味とお肉味ミックス」についてご紹介します。

基本情報と特徴

※価格は購入するショップや時期によって変動する可能性があります。

ゴールデンネックス

ゴールデンネックス-グラフ

  • 安くて大容量のコスパ◎フード
価格733円(税込)/2kg (1kgあたり約367円) 
原産国タイ
第一原料豆類(大豆ミール等)
主な成分粗たんぱく質:27.00%以上
粗脂肪:9.00%以上
粗繊維:7.00%以下
エネルギー:342.0kcal/100g
穀物類小麦ふすま、とうもろこし、コーングルテンミール
酸化防止剤ビタミンE
ミール、副産物など大豆ミール、チキンミール、ミートボーンミール、コーングルテンミール、フィッシュミール
人工酸化防止剤なし
香料・着色料なし
セルロースなし
賞味期限未開封:製造より2年
開封後:1ヶ月目安
販売元株式会社イトウアンドカンパニーリミテッド

原材料と成分

豆類(大豆ミール等)、小麦ふすま、タピオカ、とうもろこし、チキンミール、油脂類(チキンオイル、パームオイル、サーモンオイル)、ミートボーンミール、コーングルテンミール、動物性たんぱく加水分解物、フィッシュミール、かつお・まぐろエキス、塩化ナトリウム、ビタミン類(A、D、E、K、C、B1、B2、B6、B12、パントテン酸、葉酸、ナイアシン、ビオチン、コリン)、ミネラル類(硫酸第一鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、酸化亜鉛、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ化カリウム)、アミノ酸類(タウリン)、保存料(プロピオン酸)

粗たんぱく質27.0%以上
粗脂肪9.0%以上
粗繊維7.0%以下
粗灰分9.0%以下
水分10.0%以下

安くて大容量のコスパ◎フード

ゴールデンネックスは超安価で買いやすいキャットフードです。
4kgのたっぷりサイズは多頭飼いの方に嬉しいですね。

愛猫の好むカツオ、マグロ、チキンの3つの味をミックスしているので、お肉好き・お魚好きどちらの猫の食いつきも期待できます。

鶏や魚などの肉類も配合していますが、主原料の大豆ミールは植物性たんぱく質です。
猫の必須栄養素は動物性素材にしか含まれておらず、一番多く必要なのは動物性たんぱく質です。また、吸収率も動物性たんぱく質に劣ります。
愛猫の健康維持を考えると肉や魚が主原料の方が嬉しいですね。

また、肉原料のひとつ、ミートボーンミールは危険部位が含まれる可能性が高い食材と言われています。
愛猫の健康を考えると、新鮮で高品質な肉類を使用している方が安心です。

猫ねこさん
大容量サイズでとにかく安いので、多頭飼いの家にも嬉しいフードですねぇ。ただ、主原料が植物性たんぱく質なのは残念なところ。。。
お値段はとっても嬉しいですけど、主原料にはやっぱり肉や魚を使ってほしいですよね。ミートボーンミールが入っているのも心配です。。。
クロベエ

ミートボーンミール使用・穀物アレルギーの猫は注意・炭水化物が多め・大豆ミール・たんぱく加水分解物・公開情報が少ない

以下、ゴールデンネックス「お魚味とお肉味ミックス」の気になる点です。

  • ミートボーンミール使用
  • 小麦、トウモロコシを多く含む
  • 炭水化物が多め
  • 大豆ミール
  • たんぱく加水分解物
  • 公開情報が少ない
ミートボーンミール使用

ミートボーンミールは、ミートミールに骨を加えたもので、肉骨粉とも言われています。
ミートミールはAAFCO(※1)の定義では、種類が限定されていないさまざまな哺乳動物をレンダリング(※2)した乾燥肉です。
ただし血液・毛・蹄・角・皮・糞尿・胃・第一胃の内容物は除きます。

日本では、脳、脊髄、背根神経節を含む脊柱、回腸遠位部、眼球、扁桃が狂牛病の特定危険部位とされています。
ミートボーンミールはそれらの危険部位が含まれる可能性が高いため、牛由来のミートボーンミールの使用が制限されています。

※1 AAFCO・・・米国飼料検査官協会
※2 レンダリング・・・脂肪を溶かして油脂を抽出する

小麦、トウモロコシを多く含む

小麦ふすま、とうもろこし、コーングルテンミールなどの穀物が多く配合されているので、穀物アレルギーのある猫は注意が必要です。

炭水化物が多め

炭水化物がたんぱく質より多めです。
猫が多く必要とするのは動物性たんぱく質や脂肪ですので、炭水化物は少ないものが良いでしょう。

大豆ミール

主原料の大豆ミールは植物性たんぱく質です。
これら植物性たんぱくが多く含まれているためたんぱく質量は増えますが、猫に必要な必須アミノ酸は植物性たんぱくには含まれておらず、吸収率からしても動物性たんぱく質が多いほうが好ましいでしょう。

たんぱく加水分解物

たんぱく加水分解物とは、たんぱく質を分子レベルまで小さく分解したものです。
いくつかの生成方法のうち、酸分解をした場合のみ微量な発がん性物質が発生する可能性があると言われています。
生成方法が不明のため、安全性にはやや不安が残ります。

公開情報が少ない

公開情報が少なく、オメガ3とオメガ6のバランス、カルシウム・リン・マグネシウムのバランスなどが分からないのは少し心配です。

生産者情報

ゴールデンネックスを製造しているのは、愛知県一宮市に本社のあるペットフードメーカー「株式会社イトウアンドカンパニー」です。
1975年にペットフードの輸出入業として創業、2002年には中国に関連会社を設立しています。

ドッグフード、キャットフードのほか、スナック類のラインナップも充実。
ペットシーツ、ペット用紙おむつなどのトイレタリー製品も製造、販売しています。

リコール情報

販売開始以降、リコール情報は確認されていません。