猫を迎えよう!その4 お部屋づくり編

猫ねこさん

猫を迎えよう!その4 お部屋づくり編

猫ねこさん
われわれ猫はずっとお部屋で過ごすので、お部屋の環境ってとっても大切なんですよねぇ。やっぱりごきげんでいられるお部屋だと嬉しいですよねぇ。

猫ライフをはじめようとお考えのみなさん、猫との新たな生活を迎えるにあたり、どんなお部屋を用意したらよいかご存じですか?

大切なことは、猫の習性や性格を理解し、落ち着けて安心できるお部屋をつくってあげること。なおかつ危険を取り除き、猫の安全を守ってあげることです。

今回は、そのために整えたいポイントをまとめましたよ。24時間毎日過ごすお部屋は猫にとっては”大切なお城”です。とっておきのお城をつくってあげましょう!

窓から外の景色を眺められるように

猫と窓

猫はお外を眺めるのが大好きです。外を行き交う人々や乗り物、歩いている動物、飛んでいる鳥、揺れる木々、流れる雲、窓にやってくる昆虫など。それらをじっと観察することで好奇心も満たされます
できることなら外を眺められる場所を何カ所か用意してあげるとよいですね。また外を眺めながらくつろげるように、ベッドやキャットタワーを置いてあげてもよいでしょう。

猫は日の当たる場所も大好き

猫は日光浴が大好き。人間にも当てはまることですが、猫にとってもぽかぽかの日向ぼっこは至福の時間です。朝、昼、夜と日の当たる場所を追うように移動する子もいるほど。
ただし真夏などは熱中症になりやすいので注意してあげてください。強い日差しにより日光皮膚炎になってしまう子も。日差しが強すぎる季節はレースのカーテンやすだれなどで、程よく優しい日の光に当たれるようにしてあげましょう。

部屋全体を見渡せる高い場所を

猫とキャットタワー

猫は高いところも大好きです。キャットタワーや家具を配置し、部屋全体を見渡せるような場所をつくってあげましょう。
猫はもともと優れたジャンプ力とバランス能力をもっており、立体空間を上下左右斜めと自在に使い生活しています。よって猫にとって高い場所は全然怖くない場所であり、むしろ安心できる場所。運動不足解消にも繋がりますよ。

家具でも代用可

キャットタワーやキャットウォ―クの設置が難しい場合は、高さの違う家具を並べて置くだけでも十分です。本棚に乗って冷蔵庫上へGO!なんて猫も多いもの。年齢や運動量を考慮し、高さを調節してあげるとよいですよ。

できるだけ部屋を自由に行き来できるように

猫とドア

猫は自由気まま。自由に行きたいところへ行かせてあげられる環境づくりをしましょう。

束縛や我慢を強いられることでストレスを感じてしまう子も多いので、自由に自分自身が行動を選べることが大切。それにより好奇心も満たされていきますよ。

扉や引き戸が閉まってしまわないようにするには、ドアストッパーなどを利用すればお手軽です。少し気合いを入れて、ペット用のくぐり戸を取り付けてもよいですね。また逆に飼い主さんの入って欲しくない場所にはしっかり戸締まりする、触ってほしくないものはしっかりしまい込む、といった工夫も必要です。

室内の何カ所かに落ち着けるパーソナルスペースを

猫とダンボール

猫はその昔、外敵から身を守るために狭い場所や、暗い場所にそっと隠れ休んでいたと言われています。家の中にもそんな場所をつくってあげましょう。隠れられて、落ち着けて、ひとりになれる、そんな場所がよいですね。

手軽に段ボールで作ってあげてもよいですし、ベッドの下、ソファーの下、家具の隙き間でもOK。いくつか用意してあげるとよいでしょう。

猫ねこさん
隠れ場所がある猫とない猫では、ストレスの度合いも変わってくると言われるほど、猫にとってパーソナルスペースは大切なんですよぉ。
そうなんですねっ。ボクも狭い場所がだいすきっ!落ち着きますよねっ。
クロベエ

猫が過ごしやすい温度と湿度を保つ

夏の猫

猫が過ごしやすい温度は25度前後、湿度は50〜60%くらいです。

日本には四季があり一年を通して温度や湿度の変化が大きいので、春夏・秋冬に分けて説明しますね。以下のことに気をつけながら、猫の過ごしやすい環境をつくってあげてください。

春と夏

猫の祖先は砂漠地帯で生活をしていたリビアヤマネコ。そのため暑さには比較的強いと言われますが、ジメジメは苦日本は梅雨時期から夏にかけて湿度が非常に高くなるので、エアコンのドライ機能を活用するとよいでしょう。また暑さに比較的強いと言っても近年の夏は暑さが増し、人間でもダウンするほど。熱中症、脱水症状にならないように心がけてください。

エアコンの設定温度の目安は28℃くらいがよいでしょう。またエアコンに頼らなくてもよいくらいの外気温なら、窓を開けて風通しをよくしてあげてください。日中などのお留守番時に窓を開けることは難しいと思うので、エアコンを弱めにつけておくとよいでしょう。

秋と冬

「猫はコタツで丸くなる~」と童謡で歌われるほど、猫は寒がりとして有名。特に子猫や老猫は寒さに弱いので、それぞれ猫にあった寒さ対策をすることが大切です。

ただ体を丸めて体温を逃がさないようにしたり、暖かい場所を求めて部屋を移動したり、猫は寒さから身を守る力も持っています。部屋の温度が高すぎると熱中症、脱水症状を引き起こす危険性もでてくるので、暖めすぎには注意しましょう。

エアコンの設定温度としては20℃~22℃の間がおすすめ。また湿度を上げることも有効です。湿度を上げることで体感温度も上がるので、鍋ややかんでお湯を沸かしたり加湿器を使用するなどして湿度コントロールをしましょう。

そしてこれは一年を通して言えることですが、暖かい空気は上に登り、冷たい空気は下に降りるもの。サーキュレーターなどを使って空気を循環させることも大切です。

玄関や窓に脱走対策を!網戸も要注意

猫脱走

猫は好奇心旺盛。外に興味津々な子もたくさんいます。特に縄張り意識の強い雄猫や、若い猫などは脱走しやすいと言われています。しかし外を知らない猫は、外での過ごし方を知りません。危険だらけの状況とも言えます。

パニックになって迷子に…また何かに興味を惹かれ歩いているうちに迷子に…そんな状況になることも十分あり得るので、脱走対策は必ずしましょう。

玄関の対策

玄関は人が出入りする場所。猫が脱走する確率がどうしても高くなってしまうので要注意です

扉を開ける際には、猫がそばにいないか必ずチェックすることを普段から習慣づけましょう。それは帰宅時も同じ。玄関に猫がいるかもしれないということを念頭に置き、扉を開けてください。そして扉を完全に閉めるということも徹底してください。半開き厳禁です。

対策としては玄関内側にパーテーションなどで扉を作ってしまうのがおすすめ。脱走防止用のグッズとしても市販されていますし、ホームセンターで仕入れてDIYしてもよいでしょう。賃貸で釘などを打てない家は、突っ張り棒やメッシュパネルなどを利用して扉を作る手も。

以下の記事の上級編に、なんとも見事な扉制作が紹介されていますよ。

窓の対策

換気のためや洗濯物を干したりなど、開け閉めすることも多い窓。窓にも、市販品やDIYでフェンスを設置すると安心ですよ。

また当たり前のことですが開けっ放しにしないことが大切です。少しでも空いていると、器用に開けてしまう猫もいるので、防犯用の窓ロックを使用しましょう。窓ロックを設置することで、窓の開閉域を制限することができます。

網戸も要注意

網戸をしているから安心と思う人もいるかもしれません。しかし実際はそうでもなく、網戸を破ってしまう猫も多いもの。賢い猫だと網戸を開けてしまう猫もいます。猫が爪を立てても破れない耐久性の強い網戸に替えることも一つの手です。しかし網戸自体が軽くて開けやすいという特徴があるので注意が必要です。下記のような網戸ロックを使用すると安心ですよ。

伊藤製作所 ワンタッチ・シマリ 白 小

ワンタッチシマリ押すだけで簡単に施錠・解除ができるサッシ引戸用補助錠。サッシ引き戸用ですが網戸につけてもOK。

価格 678円
サイズ 幅18.5mm 長さ80mm 厚み3.5mm
材質 ステンレス、焼付け塗装

爪とぎを設置、壁や家具への爪とぎ対策も

猫の爪とぎ

猫にとって爪とぎは、大切なお手入れ。その昔爪は狩りの武器であったため、爪をとぐことは猫の本能なのです。

またマーキングの意味も。あの可愛い肉球には猫それぞれのニオイを発する腺があり、爪をとぎながら自分のニオイを家具や壁にこすりつけてマーキングしているのです。さらにはストレス解消や気分転換、「かまって~あそぼ~」という主張であることも。

よって爪とぎ自体をやめさせることは難しく、無理やり制限してしまうとストレスになってしまうので、いっそ思いきり爪とぎできる環境を作ってあげましょう。爪とぎに強い材質の建材を採り入れたり、市販の爪とぎグッズを活用して、いつでも好きなだけ爪とぎをできる場所を用意してあげるとよいですよ

壁や家具への対策としては、コーナー壁に貼る爪とぎや、壁の保護シートなどを設置することで壁や家具を守ることができます。最近では市販グッズも多く販売されているので活用しましょう。

危険なものを置かない

猫とコード

猫は小さいのでいろんな所へ入り込めますし、飼い主さんが24時間安全を見張っているわけにもいかないので、危険なものは部屋の中からできるだけ排除してしまいましょう。

たとえば電気コード。噛みついて遊んでしまうと感電する可能性もあります。コードカバーで隠したり、家具の後ろに入れ込むなどしておきましょう。輪っかの状態の紐なども、遊んでいるうちに首に引っかかってしまう危険性が。

またストーブやヒーターを置く場合は、やけどをしないようにガードで囲うことをおすすめします。ぽかぽかが気持ちよくて近づきすぎてしまったり眠ってしまう子もいるので、やはりガードがあると安心。

その他では、飲み薬、倒れやすい花瓶、ユリ科の植物やアロマの精油も猫の肝臓に害があるとも言われています。人間にとってはなんてことないものでも、猫にとって危険と思われるものは、できるだけしまい込むなどしておきましょう。お部屋も片付いて、猫にも安心、一石二鳥ですね♡

猫ねこさん
観葉植物として人気のパキラも葉に毒があり、口が腫れたり痛みがでることがあるんですよぉ。
そうなんですかっ。それは噛み噛みしてしまったら大変ですねっ。
クロベエ

家具の耐震対策、地震のときに逃げ込める場所を

突っ張り棒

地震はいつ起きるかわかりません。飼い主さんが家に居ないときに起きる可能性も十分にあり得ます。

猫の居場所に背の高い家具は置かない

背の高い家具は地震時に倒れる危険性が。猫の居場所に置く家具はできるだけ背の低いものにしましょう。どうしても置かなくてはならない場合は地震対策の突っ張りなどを使用し、引き出しなどの飛び出しにも気を付けましょう。

家具の上に大きなものや重いものは乗せない

高い棚の上にテレビなど重いものを置くと、揺れによって落ちて直撃する可能性があり非常に危険です。また例えば雑誌のようなあまり重くない印象のものも、落下すれば猫にとっては凶器となります。棚に物を置く場合は、できるだけ重い物を下の方へ置くなど工夫をしましょう。

ガラスに対策を

ガラスの飛散も大変危険です。窓ガラスはもちろん、食器棚のガラスなどにもガラス飛散防止フィルムを貼りましょう。そもそも猫の居場所をできるだけ窓ガラスや食器棚などから離してあげられるとよいですね。また思い切ってガラスを使用した家具を置かないというのも一つの策です。

まとめ

さあ、猫との幸せな生活もすぐそこ。やるべきことはたくさんありますが、すべては猫との楽しい生活のため。ひとつひとつクリアし、猫が安全に、そして心地よく過ごせるお部屋づくりをしてくださいね。

  • 窓から外の景色を眺められるように
  • 部屋全体を見渡せる高い場所を
  • できるだけ部屋を自由に行き来できるように
  • 室内の何カ所かに落ち着けるパーソナルスペースを
  • 猫が過ごしやすい温度と湿度を
  • 玄関や窓に脱走対策を!網戸も要注意
  • 爪とぎを設置、壁や家具への爪とぎ対策も
  • 危険なものを置かない
  • 家具の上に大きなものや重いものは乗せない
  • 家具の耐震対策、地震のときに逃げ込める場所を
猫ねこ部編集室 ライター ほりえかよこ
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ほりえかよこ
猫ねこ部編集室 ライター